融通が利かない人の特徴と心理|対処法や改善方法も解説!

Smartlog編集部 2022.05.02
融通が利かない人の特徴を知りたい方へ。本記事では、融通が利かない人の特徴や共通点から、対処法や接し方のコツまで解説します。

「融通が効かない」の意味とは?

融通がきかないとは

「融通が効かない」とは、物事に対する考え方や捉え方、態度が一辺倒で、その一辺倒が改まる気配がない様子を意味します。

この場合、

  • 真面目すぎる
  • 柔軟性がない
  • 頭が固い

などの類語や言い換えがあります。

また、細かいところまで注意が及ばない人や状態を意味する場合も。

この意味の場合、

  • 気が利かない
  • 配慮が足りない
  • 柔軟性に欠ける

といった言い方をする事もあります。


融通が利かない人の特徴|性格や行動から診断してみよう!

「融通が利かない人かどうかの診断テストとかないかな?」

「融通が利かない人って、何か特徴的な性格とかあったりするのかな?私の恋人、多分、融通が利かない人だと思うんだよね。」

融通が利かない人には、性格や行動にいくつかの共通点があると言われています。

ここからは、融通が利かない人かどうか、性格や行動から診断してみましょう。

この診断で当てはまる数が多ければ多いほど、その人は融通が利かない人の可能性大ですよ。


特徴1. 正義感が強く、自分が全て正しいと思っている

融通が利かない人は、とっても真面目な性格をしています。

そのため、自分が正しいと思っている事と違う事は、全て良くない事、悪い事だと思ってしまうのです。

  • 「営業は、顧客を訪問するのが正しい。」と思っているため、メールや電話での営業は悪い事だと思っている上司。
  • 「自分の育児法こそ、正しい育児法。」と思い込んでいるため、何かにつけて友人に子育ての仕方や方法を指南したがる女性。

などは、「自分が知っている方法こそが正義」だと思い込んでいるため、それ以外の方法を受け付けません。


特徴2. 新しい環境が苦手

自分が知らないものや慣れないものに触れるのが怖いため、自分が把握しているフィールドでしか戦いたくありません

そんなちょっぴり怖がりなのが、融通が利かない人なのです。

  • 作業効率アップのため、職場に導入された新しいソフトウェアを、何かと理由をつけて使おうとしない上司。
  • 毎日の家事がもっと楽ちんになる最新家電をすすめられても、「慣れたものがいいから。」と、調子の悪い家電を使い続ける友人。

このような人たちは、言い訳はどうあれ、自分の居場所からは決して動こうとしないのです。


特徴3. プライドが高い

他の人に反対意見を言われたり、自分の意見を否定されたりするのが、何よりも嫌なのも、融通が利かない人。

自分の考え、主義主張が一番良いと思い込んでいるので、他の人の意見に従いたくないのです。

そのため、意見が対立すると、自分の意見が正しいと相手が認めるまで、自分の意見を主張し続ける場合もあります。

そう、プライドがとても高いため、なんとしてでも死守したいのです。


特徴4. 職人気質でこだわりが強い

自分が今までやってきたことが全てだと思い込んでいるのも、融通が利かない人の特徴。

一つのことを極める、いわゆる職人気質が強く、自分なりのやり方へのこだわりもとても強いのです。

  • 「掃除は全て素手で行ってこそ綺麗になる!」という考えが抜けず、最新の掃除用家電には見向きもせず、素手で掃除し続ける人。
  • リモートワークができる職場なのに、「会社員は会社に出社して仕事するべき。」という考え方が抜けない会社。

など、今更、その慣れ親しんだやり方や考え方を変えたくないため、どうしても融通が利かなくなってしまいます。


特徴5. 流行っているものを毛嫌いする

昔ながらの考え方に固執しがちなため、毎年、毎月のように移り変わる流行に強い嫌悪感を持っています。

  • 最新のコスメや流行のメイクは、「どうせすぐ廃れるから。」と、昔から愛用しているコスメや、若い頃に覚えたメイクテクニックを何年経っても続けている。
  • カラオケに行っても、学生の頃から同じ歌ばかり歌い、流行りの歌は完全スルーする。

など、「昔ながらのが一番。流行りなんてどうせすぐ消える。」と思っているため、流行り物はチェックすらしません。


特徴6. 好き嫌いが激しい

融通が利かない人は、仕事においてもプライベートでも、自分の中で考え方や好みがとてもはっきりしています。

  • 外回りは好きだけど書類仕事は嫌いなため、営業成績はいいけど領収書の提出がいつも遅くて、経理担当から怒られがちな社員。
  • 自分が好きなファッションテイストが決まっているため、いつも似たようなカラーやデザインのファッションをしている。

そのため、良い意味でも悪い意味でも、軸がブレないのです。


特徴7. 「絶対」「必ず」などの言葉を使いがち

周りの人が堅苦しくなるぐらい頑固な性格なので、自分が信じていることなら100%確実だと思い込んでいます。

そのため、誰かと話すときにも、「絶対」「必ず」といった断言する言葉を使いがちです。

  • 気難しい営業先との契約が取れないと悩む部下に、「俺のやり方なら、絶対、契約取れるぞ。」と、自信満々に言う上司。
  • 「卵焼きがうまく作れない。」と言う人に、「このレシピなら、必ず美味しく綺麗に仕上がるわよ。」と、自信満々に勧めてくる友人。

など、自分自身の中で確証があるため、しつこいぐらい断言してくるのです。


特徴8. 思い込みが激しい

ただ頭が固いだけで絶対意見を曲げないと思われがちですが、実はとっても信じ込みやすい性格でもあります。

そのため、今自分が良いと信じているものよりも、もっと良いものが現れれば、あっという間に意見を翻すこともあるのです。

コロコロ意見を変えない代わりに、1度意見を変えたら、今度はその新しい意見を盲信的に信じ込みます。

そう、融通が利かない人は、思い込みがとっても激しいのです。


特徴9. 勉強ができて学歴がいい

融通が利かない人は、ただ頑固になっているわけではなく、自分自身の中に、頑固になるだけの裏付けがあります。

その裏付けとは、今まで頑張ってきた自分の実力に他なりません。

学生時代から真面目にコツコツ勉強して良い学歴を持ち、仕事でも自分なりのやり方で今の地位を得ているのです。

そのため、他人にアレコレ言われた程度では、自分の中でしっかりと裏付けされている意見を変えません。


特徴10. 完璧主義で責任感が強い

自分が手をつけたものに関しては、最後まで完璧にやらないと気が済まないのが融通が利かない人。

どんなことでも、中途半端に終わらせるのが嫌いな性格なので、途中で投げ出したり、方向転換することができません。

  • どんな仕事でも自分が納得できるまでやり込みたいので、納期を破ってでも完璧に仕上げようとしたがる。

など、どんなに時間がかかっても自分が納得いくまで何度でもやり直し、自分が完璧だと思うまで突き詰めがちです。


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