自宅警備員とは?ニートと呼ばれる方の業務内容や働き方の事態を徹底解説
「自宅警備員の特徴とは?」
「自宅警備員とニートの違いは?」
インターネットではよく聞くものの、リアルではあまり聞かない単語ですよね。
今回は、自宅警備員と言われる通称「ニート」の業務内容や、労働環境、働き方の実態まで詳しく解説します!
自宅警備員とは?フリーターとの違いは?
自宅警備員とは、元々インターネット上のコミュニティで使われ始めたスラングで、ニートなど自宅に引きこもって生活している人たちのこと。
フリーターと混同している人を見かけますが、フリーターには働く意思があるのに対して、自宅警備員は基本的に働く意志はありません。
無職で外出もせず好きなことをして生活しているのが、自宅警備員だと覚えておきましょう。
自宅警備員の過ごし方|どんな生活をしているの?
「引きこもりしていてすることってあるのかな?」
「自宅警備員が部屋で何をしているか気になる!」
社会に出て毎日揉まれている人にとって、家にいるニートの人たちは暇じゃないのか不思議ですよね。
ここからは、自宅警備員の過ごし方についてご紹介します。
ニートたちの日常を知って、彼らの理解に役立ててみてくださいね。
業務1. メインは自宅の警備
自宅警備員の多くは、ゲームやネットサーフィンなど自分の興味のあることをしながら、一日中家の中で生活しています。
なので、家族が家にいない時はプロのお留守番として、宅急便の荷物受け取りから訪問販売の撃退まで、幅広い業務を行っているのです。
自宅警備員が活躍してくれるおかげで、家族たちは安心して外出することができるのかもしれません。
業務2. ネット掲示板の巡回
基本的にいつでもネットサーフィンをしており、SNSや掲示板サイトで交わされている会話を見たり、時には積極的に会話へ参加することも。
現実で思い通りの人生を送れていない苛立ちに加え、ネットでは遠慮なく振る舞えるので、正しくないことを書き込んでいる人たちが許せません。
「自分の考えはいつだって正しいんだ!」とつい熱くなって口撃してしまい、ブロックされることもあるあるですね。
業務3. 近所のパトロール
自宅警備員の活動場所は自宅内がメインになりますが、時々はお散歩という名目で自宅近辺の警備も怠りません。
警備犬を飼っている人はこの時に一緒にパトロールしますが、飼っていない人は単独でパトロールしています。
仕事熱心なので近所の人と出会ってもほとんど口をきかず、いつもの警備ルートを早足で巡って、コンビニで買い出しをするのです。
業務4. ゲーム業界への貢献
ゲーム文化に深い理解を示しているのが特徴で、ゲーム業界発展のためには力を惜しみません。
ゲームの新作が発表されればAmazonなどですぐ予約購入し、ネットゲームの課金要素にも積極的にお金を支払うのです。
真剣に遊ばないとゲーム開発者に失礼なのでガチ勢としてプレイを行い、SNSやネット掲示板で評論します。
自宅警備員あるある|労働環境や働き方の実態とは?
「自宅警備員の生活って普通の人とかなり違うのかな?」
「自宅警備員が家で何をしているか実態を知りたい!」
リア充の人にとっては、家で引きこもりする生活がいまいちイメージできないかもしれませんね。
自宅警備員はどんな生活を送っているのでしょうか。
ここでは、自宅警備員のあるあるをご紹介します。
自分とは間逆な生活をしている非リアの日常を知ってくださいね。
あるある1. 現実世界での現金収入がない
自宅警備員は基本的に家から出ませんし仕事をする気もないので、当然ながらお金を稼いでいません。
お金がないので欲しい物を手に入れる時は
「必要なものがあるんだけど」
と両親におねだりし、お小遣いをもらったり買ってもらったりして生活しているのです。
そんな彼らも、プレイしているゲームの仲では大活躍していることが多く、ゲーム世界ではしっかりと稼いでいますよ。
あるある2. 基本的には24時間365日勤務
自宅にこもってゲームなど自分の好きなことをしているので、本当の職業だとしたら休みなく働き続けていることになります。
スケジュールは気分次第なので、
- 就業時間が決まっていないから1日の稼働時間が多い
- 仕事とプライベートの区別がなく、休日という概念がない
など、下手したら普通の会社員より働いているのです。
休みはないけれど、自分のペースで自宅警備をするから仕事に対してストレスを感じることはないでしょう。
あるある3. どちらかというと夜勤が多め
SNSやネット掲示板、ネットゲームにアクセスすることが多いので、多くのユーザーが集まってくる夜に活動することが目立ちます。
なので、日中はやることが少ないから睡眠時間に当て、夜になると起きて明け方まで活動する生活パターンになりがち。
出歩かないことに加えて一般の人達のように昼間行動しないので、ますます自宅警備に没頭してしまうのです。
あるある4. 仲間であるはずの家族からクレームが来る
働かないばかりか家事の手伝いもしないので、家族にとって困った存在になっていることも自宅警備員のあるある。
自宅警備を始めたばかりの頃は、「早く仕事を見つけて働きなさい」と両親から毎日のように言われているのです。
そして自宅警備が長くなってくると、「毎日楽そうでいいね」などと嫌味を言われるようになるでしょう。
あるある5. いつ解雇されるかわからない不安に駆られている
いつ家族から家を出ていくように言われるか心配している人もいて、びくびくしながら生活をしていることが少なくありません。
傍から見れば好き勝手していてお気楽な人に映りますが、内心では、
「今の生活をやめて働かないとマズいかな」
「家を追い出されたら生活していけないから困る」
のように悩んでいる人もいるのです。
自宅警備員になる人の特徴|性格や行動の共通点を解説!
「なんで自宅警備員になっちゃうのかな?」
「自宅警備員に共通する特徴を知りたい!」
自分の身内が引きこもりがちだと、自宅警備員になってしまいそうで心配になりますよね。
どんな人が自宅警備するようになるのでしょうか。
ここでは、自宅警備員になる人の特徴について詳しく見ていきます。
性格や行動を把握して、身近な人が自宅警備員になりそうか判断に役立ててみてくださいね。
特徴1. インドア派で外に出るのが嫌い
外出することをめんどくさいと感じる傾向があり、家にいる方が楽だと思っています。
家にいても必要なものがあればネット通販ですぐ手に入るし、「外に出る必要なんてないな」と考えてしまうのです。
生活に必要なほとんどのことをネットで済ませていくうちに、一切外に出なくなって引きこもり状態になってしまうでしょう。
特徴2. 人付き合いが苦手で初対面だとドモりがち
コミュニケーション能力が低いと、他人との会話を嫌ったり、顔を合わせることに恐怖を感じたりすることがあります。
そのため、他人と無理に話そうとするとドモってしまうことが多くなってしまうのです。
「辛い思いをするくらいなら誰とも会いたくない」という気持ちが強くなり、ますます家に引きこもってしまうでしょう。
特徴3. 実家が驚くほどお金持ち
実家が裕福なので、自分は働かなくても不自由なく生活できてしまう人たちもいます。
子供の頃から欲しい物があればすぐ買ってもらえたし、それは現在になっても変わらないので楽な生活が当たり前になっているのです。
現状に満足しているので「働かないとヤバいな」と考えることはなく、自宅警備員をいつまでも続けてしまうでしょう。
特徴4. SNS上の友達がたくさんいる
SNSやネットゲームなど、インターネット上なら直接顔を合わせなくても他人と交流できます。
なので、面と向かって他人とコミュニケーションするのが苦手な人は、現実世界よりもネットのほうが友達の数が多いのです。
ネット上だけで友達付き合いが完結してしまうので、家の外へ出かける必要性を感じなくなってしまうでしょう。
特徴5. 三度の飯よりゲームが大好き
辛いことや嫌なことから逃げてしまう傾向があり、自分の好きなことだけをしていたい性格。
ゲームの世界なら思い通りに振る舞え、現実世界の嫌なことを考えなくていいから、彼らにとって居心地のいい場所になるのです。
ゲームやネットは他人と直接接することがないので楽しいことが多く、家に引きこもっているほうが幸せだと感じてしまうでしょう。
特徴6. 人生を諦めていて特に夢がない
夢ややりたいことがないので、目標に向かって積極的に行動しようという気が起きません。
そんな彼らも、子供の頃は他の人と同じようにいろいろ夢を持っていたのです。
しかし、大人になって現実を知ったり挫折したりすることがあると、もう何もしたくないという考えになってしまうことも。
外に出て頑張っても意味がないと思うので、家に引きこもってしまいます。
特徴7. 働いている人を馬鹿にしている
卑屈で歪んだ傾向のある性格をしている人は、頑張っている他人を見てバカにすることも少なくありません。
一所懸命働いている人達を見て、
「働くなんて何の意味があるんだ」
「つまらないことをして楽しいのか」
のように感じてしまい、自分より格下に思えてしまうのです。
自分はそんな人間になりたくないと考えてしまうので、自宅警備を続けてしまうでしょう。
自宅警備員におすすめの転職先|適正のある仕事とは?
「いい歳なんだから働いてもらわないと困る」
「うちの子に向いている仕事ってあるのかな?」
自分の息子や娘がとっくに成人しているのに、いつまでも自宅警備員をされていては困りますよね。
そのような子供には、どんな仕事を勧めたらいいのでしょうか。
ここでは、自宅警備員におすすめの転職先をご紹介します。
元自宅警備員でもとっつきやすい仕事を紹介して、早めに自立してもらいましょう。
おすすめ1. ライター
自分の書く文章に自信があるという自宅警備員は、ネットのオウンドメディアなどの記事を執筆してみてはいかがでしょうか。
オウンドメディアとは、話題のアイテムや気になるスポットなどをまとめて紹介しているサイトのこと。
普段からPCの画面に向かっていることが多いし、ライターのように長時間画面に向かう仕事もそれほど苦にならないはず。
実績がつくまではなかなか受注できず、高単価も期待できませんが、基本的にPCさえあればいいので初めての仕事としてぴったりですよ。
おすすめ2. WEBデザイナー
デザインが得意という自宅警備員は、WEBサイトの見た目を美しくしたり機能的にしたりするデザイナーが向いているかもしれません。
特に自分のブログや趣味のサイトを作って運営している人は、PCの扱いやサイトデザインに慣れていることが多いのでおすすめです。
ECサイトのランディングページや個人商店のサイトは個人に制作発注していることも多く、初めてでも比較的仕事を得やすいでしょう。
おすすめ3. プログラマー
プログラムが得意という自宅警備員は、アプリ開発やサイト構築などをするプログラマーを仕事にしてみてはいかがでしょうか。
自宅警備員はネット利用に慣れていますし、何かを極めることが得意な人も多いので、プログラマーなら能力を活かしやすいでしょう。
比較的小規模の開発案件ならフリーランスが在宅でも受注できることが多く、家に籠もったままのような過ごし方をしている人にぴったりですよ。
おすすめ4. データ入力
データ入力は、企業の顧客情報やECサイトの商品登録など、様々なデータをネットサーバ上のデータベースへ登録していく仕事です。
データ入力の場合は既に用意されている単語の入力作業がメインになるので、文章を書くのが苦手でライターにはなれないという人におすすめ。
また、文章執筆のようにキリが悪くて途中で休めないということもほとんどないので、好きな時に好きなだけ働きたいという人にも向いています。
自宅警備員の生態は理解できましたか?
自宅警備員はニートとも呼ばれ、対人関係が苦手だったり、自分の趣味に没頭しすぎたりして家に引きこもってしまう人たち。
フリーターのように仕事をしているならいいのですが、基本的に無職の人たちなので彼らの両親にとっては悩みのタネと言えるでしょう。
自宅警備員でもできる仕事を与え、生活力をつけてあげることが彼らのためでもあります。
身近に自宅警備員がいる人は、今回の記事で彼らへの理解を深め、社会生活できるように力を貸してあげてください。
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