怒鳴る人の特徴や心理。正しい接し方や対処法も解説します!
怒鳴る人の特徴|性格や行動の共通点をご紹介!
「なぜあの人は怒っているように話すんだろう?」
「怒鳴る人に共通する特徴を知りたい!」
普通に話してくれればいいのに、やたらと大きな声で怒鳴りつけてくる人っていますよね。
すぐ怒鳴る人たちには何か共通点があるのでしょうか。
ここでは、怒鳴る人に目立つ性格や行動の特徴をご紹介します。
まずは、どんな人が怒鳴りがちなのか把握しておきましょう。
特徴1. とにかくプライドが高い
自分を低く見られたくないので、相手から否定されそうだと感じたら威嚇してプライドを守ろうとします。
例えば友人と会話していて「そんなことも知らないの?」と言われてしまうと、「自分が無知だと思われた」とプライドが傷つくのです。
怒っているような感じで「知ってたに決まってるだろ!」と言い、相手が言い返せないように仕向けるのです。
特徴2. 人一倍の小心者
実は気弱な性格なので、普通に会話しては相手に言い負かされそうだと思っています。
言い負かされないためには圧を感じさせることが一番だと考え、いつでも怒鳴り声で話すように意識しているのです。
会社での会議中に「◯◯さんのデータ間違ってるのでは?」と指摘されたときも、「本質には関係ないでしょう!」と喧嘩腰に答えるのです。
特徴3. 弱い者いじめをしがち
自分を強く見せたい性格なので、目の前にいる相手が気弱そうな感じだと、マウントを取ろうとします。
怒鳴り声で話せば相手は萎縮するので、「こうすればコントロールできるな」と思うのです。
職場でも後輩たちにはパワハラ気味に接することが多いので、用がある時以外は誰も側に近寄ろうとしないでしょう。
特徴4. わがままばかり言う
自分勝手な性格なので、何でも自分の思い通りにならないと気が済みません。
自分の意見が通らない時は、怒鳴りちらせば周りの人たちが従ってくれると思っているのです。
恋人をデートに誘って「仕事が忙しくてごめん」と断られてしまうと、「なんとかしてくれよ!」とすぐキレてしまいます。
いつも無理難題を言ってくるので彼氏や彼女は嫌になって遠ざかってしまうでしょう。
特徴5. 忙しくて余裕がない
器用に立ち回ることができないので、やらなくてはならないことが多くなってくると頭がパニック状態になってしまいがち。
落ち着いて考えることができなくなり、ちょっとでも気に入らないことがあると人に当たってしまうのです。
家事でいっぱいやることがあるのに、子供が産まれて育児もするようになると、心の余裕は無くなってしまいます。
夫が手伝ってくれないイライラに気持ちが爆発してしまうのです。
特徴6. お金がなくて追い詰められている
金銭的余裕がない人は、欲しい物があっても自由にお金を使えなくてストレスが溜まりがち。
ストレスのせいで些細なことでもイライラしてしまい、怒鳴ることで気分をスッキリさせようとしているのです。
例えば給料日前になると、夕飯を買いに行ってもお金の節約を考えて大して食べたくもない値引き品しか買えません。
「なんで好きなものを食べられないんだろう」とモヤモヤしている状態でレジが混んでいると、「モタモタするな!」と怒鳴ってしまうでしょう。
特徴7. 目立ちたがり屋で自慢が多い
見栄っ張りで自分のことをすごいと思わせたい性格なので、周りの人たちが自分を注目していない状況は許せません。
怒鳴るような話し方でみんなの注目を集め、盛り気味に自分語りを始めるのが癖になっています。
このタイプの上司は、部下を注意する時も自信の自慢をしたがります。
「そんな仕事のやり方じゃダメだ!」と怒鳴って部下たちを注目させ、そこから自分が平社員だった頃の手柄話を始めるのが定番の流れです。
特徴8. 人懐っこくて愛情深い
思いやりがある人の場合は、嫌いとか悪いとかの感情ではなく、相手のことが心配なので怒るような言い方をしてしまうのが特徴です。
相手が間違った行為をしてしまった時も、「強く言わないと直ってくれないのでは?」という愛情で怒鳴ってしまうのです。
自分の子供が思春期になって生活の乱れが目立ち始めてくると、悪い道に踏み込まないように変わってほしくて、つい怒鳴ってばかりになってしまうでしょう。
特徴9. 計画性がない
行き当たりばったりで行動してしまう性格なので、何をしてもミスが多くなりがち。
不甲斐ない自分にガッカリするのですが、その不満の矛先が他人に向いてしまうのです。
家族旅行した時も適当に行動するのでグダグダになってしまいます。
「もっとちゃんと計画するんだったな」と思いつつも、計画性のなさを棚に上げて「黙ってついてこい!」と恋人に対して大声を出してしまうでしょう。
怒鳴る人の心理|怒る理由や原因とは?
思い当たるフシがないのに怒鳴られてしまうと、相手は何が不満だったのか気になってしまいますよね。
すぐ怒鳴る人たちは何が気に入らないのでしょうか。
ここではどんな理由で怒っているか、怒鳴る時の心理について詳しく見ていきましょう。
心理1. 自分の能力を認めてほしい
自己顕示欲の塊で、自分が優れているということを周囲に知らしめたいのです。
普通にアピールしても弱い気がしてしまうので、「すごいだろ!」と強い調子で自分を印象づけます。
とにかく褒められれたいと思っています。
心理2. 相手より優位に立ちたい
プライドが強いせいで他人より下に見られるのが嫌。
怒鳴っていれば上の立場になれると思っています。
年功序列で出世したような上司に多く、会社では部下に対して、パワハラに近い接し方をしがちです。
心理3. 考えをわかってほしい
自分の主張を押し通したくて、大きな声を出せば受け入れてもらえるばずだと信じています。
うるさいからといって無視してしまうと、「聞いてる?」としつこく迫ってくることも。
とにかく話を聞いてもらいたい心理が強いのです。
心理4. ストレスを発散したい
恫喝気味に話せば相手は萎縮するので、イライラしている時には良い解消法だと考えています。
相手が気弱そうだと大声で怖い雰囲気を出し、ビクビクした姿を見ながら「俺にビビってやがる」と満足しているのです。
自分が気分良くなりたいだけで怒鳴っています。
心理5. ミスを隠したい
プライドが高く、これ以上相手から突っ込まれて恥をかくのは嫌なので、大声で怒鳴ることによって自分の身を守ります。
本当は自分でも悪かったと思っているのですが、プライドが邪魔をして素直になれないのです。
怒鳴る人への対処法|黙らせる方法はある?
「怒鳴る人がいて鬱陶しいのでなんとかしたい!」
「怒りっぽい人を黙らせる対処法ってないのかな?」
身近に怒鳴る人がいると怖いしうるさいし、穏やかに過ごしたい人にとっては迷惑ですよね。
だからといって放っておくと、いつまで経っても状況は改善しません。
そこでここからは、怒鳴る人を黙らせるための対処法をご紹介します。
対処法1. 怒鳴り返さず、落ち着いて返事をする
相手から怒鳴られてしまうと、自分も言い返すためについ声が大きくなりがちですが、それでは相手をさらに熱くさせてしまうので逆効果。
相手のペースには乗らず、一呼吸置くようにして頭を落ち着かせながら会話するようにしてみてください。
怒鳴っている相手とは逆の話し方をするのが効果的で、声のトーンを落とし気味にして、淡々と話すように心がけるといいですよ。
落ち着いて話すあなたを見て、怒鳴っている相手もだんだん冷静になっていくでしょう。
対処法2. 無視をせず、ひとまず謝っておく
怒鳴る人は自分の話を聞いてもらいたい心理が強いので、無視してしまうとかえって火に油を注ぐことになりかねません。
もし相手が不満を訴えて怒鳴っているのなら、一旦謝罪の言葉を返しておくといいでしょう。
相手の言うことに納得できなくても、とりあえず「すみませんでした」と簡単に言っておくだけでも十分効果はあります。
反省している人に怒鳴っても意味がないと思ってもらえれば、相手も冷静に話そうとしてくれるでしょう。
対処法3. 相手の怒るポイントを覚えておく
怒るきっかけや怒りの度合いは人によって違うので、何も考えずに接していたらいつまで経っても同じことを繰り返してしまいます。
- 相手の話の細かい部分にいちいち突っ込んでいた
- 適当な相槌を打ちながらあしらい気味に話を聞いていた
など、どんな状況で怒り出したのか、相手が怒るたびに覚えておくようにしましょう。
相手の怒りパターンが分かってくると逆鱗に触れることもなくなっていくので、穏やかに会話できるようになりますよ。
対処法4. できるだけ近寄らない
怒鳴る人はストレス解消を目的としていることもあるので、あなたのほうに非がなくても怒鳴ってくることがあります。
そのため、相手との物理的な距離は取れるだけ取っておくようにするといいでしょう。
- 相手に用事のある時以外は別の場所で過ごすようにする
- 相手の姿を見かけたら見つからないようにその場を離れる
のように行動することが効果的な対処法となります。
側にさえいなければ火の粉は降りかからないので、嫌な思いをすることがなくなりますよ。
対処法5. 怒られると思ったら自分から話をする
相手を怒らせるようなことをしてしまった時に、怒られるまで待ってしまうと相手はさらにイライラしてしまうことがあります。
それを防ぐには、相手が怒り出す前に先手を打ってしまうこと。
- 自分が悪かったと反省の色を見せて謝ってしまう
- 「ミスをしてしまった」と報告する
など、自分に非があることを伝えてみてください。
先回りされて謝られてしまうと、相手は「仕方ないな」という気分になって怒鳴る気もなくなってしまうでしょう。
対処法6. 悪いと思っている表情をしておく
怒られている相手の表情が気に入らないと、怒鳴っている人はさらに怒りが増していってしまいます。
反省している気持ちがちゃんと伝わることが大切で、
- 伏し目がちにしてうつむく
- 泣きそうな表情をしてみる
といったリアクションをしてみましょう。
相手の目をじっと見たり無表情でいたりすると反抗的にとられることがあるので注意してくださいね。
怒鳴っている人が「こんなに凹んでいるなら許してやるか」と思ってくれれば、最低限の怒りで止めることができます。
怒鳴る人に振り回されないように気を付けてみて。
怒鳴る人は不満を抱えていたり自分を大きく見せたかったり、何かしらの理由で怒りっぽい心理になっています。
ただ「怖い」「うるさい」と嫌がってばかりいないで、適切な接し方を心がければきっと普通に話してくれるようになるでしょう。
職場や家族、友人に怒りっぽい人がいたら、ぜひ今回の記事を参考にして対処してみてくださいね。
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