家族が嫌いな人の心理5つ。イライラ&関わりたくない時に試したいストレス発散法とは
家族や親が嫌いな人っていますよね。
彼氏や彼女、友人が家族が嫌いな人の場合、どのように接していいのか戸惑う人も多いのでは?家族が嫌いな人には、どのような理由や心理が働いているのでしょうか。
そこで今回は、家族が嫌いな人の心理や家族嫌いを克服する方法、家族が嫌いな人との接し方をまとめてご紹介します。どのような気持ちが潜んでいるのか、ぜひチェックしてみてくださいね。
家族や親が嫌いな人の心理5つとは
まずは、家族が嫌いな人の5つの心理をご紹介します。家族が嫌いになってしまう理由には、様々な原因や体験があります。中には、トラウマやストレスを抱えているケースも。
どのようなことが家族嫌いに繋がってしまうのか、チェックしてみましょう。
心理1. どう接していいか分からない
家族が嫌いな人は、家族との距離感が分からずどのように接したらいいのか戸惑っていることがあります。「どんなことを話したらいいのか」「どんな話し方をしたらいいのか」が分からないので、円滑にコミュニケーションが取れません。
その結果、自分の思うように立ち振る舞えないので、嫌いだという気持ちに逃げてしまいます。
心理2. 過去のトラウマから拒否反応を示している
家族が嫌いな人の中には、過去にトラウマになるような出来事を体験していることがあります。例えば、幼少期に虐待や育児放棄を受けた場合や、兄弟から優しくされなかった場合などには、家族に対していいイメージが持てません。
特に、幼いころのトラウマはなかなか払拭することができないので、拒否反応を起こしている可能性があります。
心理3. 周囲の家族と比較して、家族にコンプレックスを感じている
人は成長すると、自分の育った環境と周囲の環境を比較できるようになります。そうした時に、自分の家族よりも豊かな環境の家族や仲のいい家族に、嫉妬心を抱いてしまう場合が。
「あんな風になれなかった」「あんな風になりたかった」という気持ちが強く、勝手に劣っていると思い込んでしまいます。そのため、劣等感がコンプレッスとなり、家族が嫌いだと思うようになります。
心理4. 縛られることが多く、うんざりしている
家族が嫌いな人の中には、親が過保護だというケースがあります。帰宅時間や生活スタイルなど縛られることが多く自由に行動できないため、いつもストレスを感じイライラすることも。
親が心配性のあまり、外出時でも連絡が来ることも少なくありません。
そのため、家にいることが窮屈だなと感じており、家族との関わりを避けることが多いです。
心理5. 早く自立したい気持ちが強い
親の手を借りないで一人前の大人として自立したい気持ちが、家族が嫌いという気持ちに繋がることも。まだ力不足で実家から出れないのが現状となっている場合、そんな自分に不甲斐なさや自己嫌悪を抱いていることが多いです。
その結果、上手くいかない感情を自分で処理できず「一人立ちできないのは家族のせい」と誤った責任転嫁をしているケースもあります。
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家族が嫌いになる理由やきっかけ10個
ここからは、家族が嫌いになってしまう理由やきっかけを10個まとめてご紹介します。
誰でも初めから、家族が嫌いだったわけではありません。そのようなことが引き金となっていることが多いのか、確認してみましょう。
- 父親や母親が厳しすぎた
- 過保護、過干渉すぎて煩わしい
- 認めてもらえることが少なかった
- 両親の仲が悪く喧嘩が多い
- 自己中心的で性格が合わない
- 過去に育児放棄にあった
- お金を理不尽に持っていかれたり損が多い
- 兄弟姉妹で待遇に差があった
- 親が忙しくて関わることが少なく、居場所を実感できなくて孤独だった
- 親が人として尊敬できない
理由1. 父親や母親が厳しすぎた
誰でも幼いころのほうが、家族と過ごす時間が長いです。そのため、幼いころの母親や父親の態度が家族が嫌いすぎると感じるきっかけとなっていることが。
いつも厳しく怒っている姿やちょっとしたことで怒られる姿を思い出すと、家族にいい印象が持てません。
マイナスの感情を抱くことが多かったというのも、家族が嫌いになってしまうきっかけです。
理由2. 過保護、過干渉すぎて煩わしい
家族が嫌いになるきっかけは、嫌なことをされたというケースばかりではありません。子どもを愛おしく思うあまり過保護になってしまうと、子どもにとっては煩わしいばかり。
行動が制限されたり余計なことにまで口出しされたりと、気を抜くことができません。「もっと自由になりたい」と感じるようになると、家族が嫌という感情を持つようになります。
理由3. 褒めたり認めてもらえることが少なかった
一番近くにいる家族から褒めてもらえると、それだけでも自己肯定感を得られるもの。しかし、幼いころから褒められる機会が少ないと「家族から認めてもらえていない」という気持ちが根付いてしまいます。
「自分は家族の中で認められていない」と思っているので、家族といる時間が苦痛になり、最終的には家族が嫌いという気持ちに繋がります。
理由4. 両親の仲が悪く喧嘩が多い
家に帰った時に居心地が良い場所だと感じられないことが多いと、家族が嫌いだと思うきっかけになります。例えば、幼いころから両親の喧嘩が絶えない場合や兄弟の仲が悪い場合は、家に帰ることが億劫に。
「帰るとまた喧嘩しているのかな」と思うと、それだけでも憂鬱になりますよね。このような経験が積み重なり、家族にいいイメージが持てなくなっている可能性があります。
理由5. 自己中心的で性格が合わない
子どものうちはあまり感じませんが両親と対等に話せる年齢となると、性格が合わないということが起こることが。両親を一人の人間として見たときに「自己中心的だな」「考え方が違うな」と感じる部分が多いと、円滑なコミュニケーションが取れなくなってしまいます。
また、人として尊敬できる部分がないと「家族といても仕方ない」と感じることも、家族が嫌いすぎるきっかけです。
理由6. 過去に育児放棄にあった
幼いころに両親からの愛情を充分に受け取れていないと、家族と良好な関係を築けないことが多いです。特に、育児放棄をされた場合は「酷いことをされた」「大切にしてもらえなかった」という記憶が深く残ります。
その結果、両親との距離感が縮まることなく、心が開けなくなってしまうことも。過去の記憶を思い出しては、それがストレスになっているケースも少なくありません。
理由7. 社会人になってから、お金を理不尽に持っていかれたり損が多い
社会人として働くようになると「今まで育ててあげた」「教育にもお金がかかった」などと言って、子どもからお金を取ろうとする両親はゼロではありません。今まで育てたことに恩をきせてくるので、話を聞いているとうんざりしてしまいます。
また、お金など物質的なものを欲しがるため、損をした気分となり、家族が嫌いすぎると感じてしまうようになります。
理由8. 兄弟姉妹で待遇に差があった
兄弟や姉妹がいる場合、兄弟の中で同じように扱って貰えなかったというトラウマを抱えているケースがあります。勉強やスポーツができる兄弟や姉妹に時間をかけるなど接し方に差があった場合、「大切にしてもらえなかった」という記憶が残ります。
それを思い出すだけでもイライラして、大人になってからも家族が嫌いな人のままでいる人もいるでしょう。
理由9. 親が忙しくて関わることが少なく、居場所を実感できなくて孤独だった
親から特に何かをしてもらった記憶がない子供は、家族が嫌いになりやすいです。
また他人の家族と比較した時、家族の認識が違いすぎて、怒りや憎しみなどがこみ上げて嫌いになってしまいます。
例えば両親が共働きで家にいなくて、食事はいつも自分一人で食べていたようなケースです。
いつも寂しかった自分の気持ちを分かってほしかったのに、叶わないことが原因になっています。
理由10. 親が人として尊敬できない
親は一難身近にいる大人です。そんな大人がとてもわがままだったり、考え方が幼稚すぎたりすると、人としても尊敬できなくなります。
最終的にはそんな親を持ってしまって残念という気持ちになり、親に対して嫌悪感をもつようになるのです。
具体的には食事を食べにレストランに行った時、親の食事が遅くて店員に文句を言うことなどが該当します。
こんな親をもって恥ずかしいと、一緒にいるのも嫌になってしまうでしょう。
家族にイライラする!ストレスを発散する7つの方法
ここからは、家族が嫌いでイライラしてしまう時に試してほしい、ストレス発散方法を5つご紹介します。
イライラする気持ちを抱えたままでは、辛くなるだけ。簡単に実践できる方法ばかりなので、参考にしてみてくださいね。
発散方法1. 没頭できる趣味に打ち込む
自分の過去や家庭環境は、今すぐどうにかできるものではありません。ただ、思い出してしまう時間があると、ついついストレスを感じてしまいます。
そこで、余計なことを考えないで済む趣味などを見つけてみるのも、一つの対処法です。家にいる時に没頭できることを作ることで、少しは周囲のことが気にならなくなります。
発散方法2. 運動をして気分をリフレッシュする
ストレスを感じている状態で家にいても、イライラした気持ちは収まりません。気分をリフレッシュさせるためにも、思い切り体を動かしてみましょう。ウォーキングや筋トレなど体を動かしていれば、自然と考え込むことがなくなります。
また、運動をする癖を作ることで「家族が嫌いすぎる」と感じたときに、自分でその気持ちを抑えられるところもメリットです。
発散方法3. 友人や知人に話を聞いてもらう
今までのトラウマやストレスを一人で抱え込んでしまうと、どんどん積もっていくばかり。彼氏や彼女、友人などに打ち明けることで、意外とスッキリするかもしれません。
また、他人に話すことで自分の気持ちを整理するという効果も期待できます。今まで一人でストレスを溜めていた場合は、思い切って誰かに話してみるのも対処法です。
発散方法4. ゆっくりお風呂に浸かってリラックスする
家族にストレスを感じている時は、自分を大切にすることもおすすめです。家族に八つ当たりをしても、何も解決しないでしょう。例えば、ゆっくりとお風呂に浸かったりリラクゼーションに通ったり「よく頑張ったね」と自分を肯定してあげましょう。
時には、自分で自分を甘やかすことでイライラとした気持ちを抑えることができますよ。
発散方法5. カラオケなどで大声を出す
家族に言えない気持ちを抱えていると、どんどん心の中に溜まってしまうもの。今すぐこのストレスをどうにかしたい!と思った場合は、大きな声を出してスッキリするのも一つの対処法です。
カラオケで大声を出すのもよし、彼氏や彼女と大声で話すのもよし、声を出すことで今まで溜まっていた気持ちを消化させましょう。
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発散方法6. 自分へのご褒美を買う
普段から頑張っている自分を褒めることはとても大事です。
自分の幸福度があがるようなことにお金を使うと、また頑張ろうという気持ちになります。
自分へのご褒美としては美味しいものを食べたり、好きな洋服を買ったりすることが良いでしょう。
ただし、いくらストレスが溜まるからといって、頻繁に自分にご褒美をあげてしまうとありがたみがなくなってしまいます。
月に1度までなどと決めておき、ほどほどにしておきましょう。
発散方法7. 旅行に出かけて羽を伸ばす
普段の生活圏内にとどまっていると、リフレッシュもしにくいです。
思い切って旅行に行けば非日常を味わえるので、身も心もリフレッシュし元気になれるでしょう。
近場の温泉に入るのでも良いですし、自分の知らない土地に行っても良いです。
もし泊りがけの旅行に行けなければ、日帰り旅行でも構いません。
自分がリフレッシュできそうな場所に行ければ良いので、スケジュールや予算と相談して決めることをおすすめします。
家族嫌いを克服したい!両親や兄弟姉妹が嫌いな場合7つの対処法
ここからは、家族が嫌いな気持ちを克服したい人のための対処法をご紹介します。
本当は家族と楽しく過ごしたいという気持ちを抱えている人もいるはず。どのようなことから始めたらいいのか、参考にしてみてください。
対処法1. 家族の良い部分を見つけるようにする
人は誰でも嫌なことをされると、その時の印象が深く刻みこまれてしまいます。すると長所があっても目に留まらず、嫌な部分だけをかき集めてしまうようになることも。
家族が嫌いすぎるという気持ちを克服するには、いいところを見つけるところから始めましょう。夫や妻、兄弟や姉妹にはそれぞれ自分にはないところがあるはず。それを見つけることで、少しずつ尊敬できるようになるかもしれません。
対処法2. なぜ嫌い?何が嫌なのか?正直に伝える
どれだけ長い時間をともにしても、お互いのことを完璧に理解し合うことは難しいもの。夫と妻でさえ、お互いの考えていることを全て知ることはできません。
そのため、なぜ家族が嫌いなのかという理由を一番伝えてみるのも一つの対処法です。
今まで勘違いをしていただけで、話せば分かり合えることもあるでしょう。勇気を持って、自分の気持ちを言葉にしてみましょう。
対処法3. 実家暮らしなら、一人暮らしを検討する
家族が嫌いすぎるという感情が拭えない場合は、一人暮らしができるように計画を立てるのも一つの手段です。家にいれば今の関係は変わらず、ストレスを抱えるだけです。
「一人暮らしをするにはどうすればいいのか」計画を立てて、実行できるように動いてみましょう。家族と距離を取ることで、見えるものがあるかもしれません。
対処法4. 積極的にコミュニケーションを取り、理解を深める
家族が嫌いだと決めつけておりコミュニケーションが取れなかった場合、その姿勢を変えてみるのもおすすめです。自分からコミュニケーションを取るようにすることで、今までとは異なる家族関係が構築できるかもしれません。
過去は過ぎたことと割り切って接することで、家族が嫌いという気持ちを克服し「家族でこんな楽しいひと時が過ごせるんだな」と思えるでしょう。
対処法5. 両親に認めてもらえるように自立した生活を送る
両親や兄弟だと周りが変わらない場合は、自分から変わるしかありません。自分自身で規律のある生活が送れるよう、自分の生活スタイルを見直してみましょう。
どんな些細なことでも周囲が認めざる得ないほど頑張れば、今の環境が変わる可能性もあります。まずは、自分から「今の状況を変えよう」と動いてみることで、両親があなたを見る目が変わるかもしれません。
対処法6. 他の家族と比較することをやめる
自分が想像している家族像と乖離しているため、嫌いになっている可能性があります。
また友達の仲の良い家族と比較することで、「なんでうちはこんな家族なんだろう」と家族に対して嫌悪感を感じてしまうことも。
そんな時は「自分の家族はこの家族だ。他の家族と比較しても仕方がない」としっかり受け入れてみましょう。
現実としっかり向き合うことで、家族に対しての嫌な気持ちもおさまってくるはずです。
対処法7. 最低限の関わりだけに留めておく
家族と向き合わずに背を向けることも一つの選択肢です。合わない人とはどう頑張っても合わないものです。
生活をしていく中で、または生きていく中で最低限の関わりだけにとどめておくこともありでしょう。
例えば実家暮らしをしているのであれば、基本的には自室にこもり、必要な時だけ家族と会話をしてください。
こうすれば余計なストレスが軽減され、家族に対しての嫌悪感も紛れるでしょう。
彼氏/彼女や、結婚した夫/妻が家族嫌いの場合の対処法
最後に、彼氏や彼女、夫や妻が家族嫌いである場合の対処法をご紹介します。家族が嫌いになってしまう理由には様々な原因があるので、一概に否定はできません。
どのように接したら安心してもらえるのか、参考にしてみてください。
対処法1. 家族の話をしないようにする
家族が嫌いになった理由は、人それぞれです。中には、幼いころに心に深い傷を負うような経験をしている場合もあるでしょう。そのため、家族が嫌いになった理由を自分から話すまでは、できるだけ家族の話を避けるようにしましょう。
家族が嫌いな人の中には、家族の話をするだけでストレスを感じる場合もあります。ちょっとした配慮をするだけでも、安心してもらえますよ。
対処法2. 相手の家族と離れて生活するようにする
彼氏や彼女、妻や夫が家族嫌いになったのには、相手の家族にも何らかの原因があると考えられます。特に、相手の家族に深刻な問題がある場合、あまり深入りしてしまうと問題に巻き込まれる可能性も。
そのため、相手の家族とは離れて生活をすることが大切です。必要最低限の関わりだけにして、深入りしないようにしましょう。
対処法3. 相手の話を否定せず、共感しながら聞く
相手が家族が嫌いになった理由を話してくれた場合や家族の不満を話す場合は、とりあえず最後まで聞くように心がけましょう。
家族にいいイメージを持っていない状態で話を否定すると「やっぱり理解してもらえない」「自分だけしか分からない」などと心を閉ざしてしまうことがあります。
できるだけ気持ちに寄り添い共感するところから始めることで、信頼関係が築けます。
対処法4. 家族に対する感謝の気持ちなどを、共有する
「家族は嫌い」というイメージを払拭するために、家族に感謝するエピソードや家族がいて良かったと感じるエピソードを共有してみるのも一つの対処法です。今までとは違う視点を共有すれば、違う視点で自分の家族を見ることができるようになるかもしれません。
少しでも家族にいいイメージを持ってもらえるように、働きかけるのもおすすめです。
対処法5. 幸せな家族像を話し合う
もしかしたら今の段階では、お互いの幸せな家族像が違うのかもしれません。
今後家族になるかもしれない相手だからこそ諦めるのではなく、理想の家族像を話すことで絆が深まる場合もあります。
幸せな家族像とは子供はいるのか、休日の過ごし方はどうするのか、などを話してみると良いでしょう。
あくまでも話し合うのが目的なので、自分の意見の押しつけはしないでください。
価値観はそれぞれが異なるものです。お互いの理想を近づけることが、家族嫌いを直せる近道と言えるでしょう。
家族が嫌いな人は、少しずつ克服していきましょう。
今回は、家族が嫌いな人の心理や家族嫌いになったきっかけ、そして家族嫌いを克服する対処法をまとめてご紹介しました。家族嫌いになってしまう理由は、人ぞれぞれです。しかし、本当は良好な関係を築きたいと思っているかもしれません。
少しずつ家族と良好な関係に近づいていけるよう、できることから始めてみましょう。
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