居場所がない人の心理&理由とは?居場所を作る5つの対処法を解説

HaRuKa 2021.03.01
「自分の居場所がない」と感じることってありますよね。本記事では、居場所がないと感じる瞬間、居場所がないと思う心理や理由、知っておいて欲しい3つの考え方を解説!さらには、居場所がない人の具体的な対処法も併せてお教えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

居場所がないと悩んでいる方へ。

居場所がない人の心理&理由

職場や家庭などで自分の居場所がない、そう感じてしまうと辛いものです。

孤独感が強くなり、人生に対して前向きになれないだけに、できるだけ早く自分の居場所を見つけたいと思いますよね。

そこで今回は、自分の居場所がないと感じる心理や理由を解説した上で、居場所がないと感じた時に知っておきたい3つの考え方と具体的な対処法についてご紹介します。


居場所がないと感じる4つの瞬間

家族や職場の仲間など、信頼できる人たちと一緒にいるにもかかわらず、ふと「自分の居場所がない」と感じたことがある人は少なくありません。

現在の環境が何となくしっくりきていないために、居場所がないと感じている可能性があります。

居場所がないと感じるのはなぜか、その理由を4つご紹介します。


瞬間1. 仕事で思い通りの成果が出せない時

頑張っていたことの結果が思うようにならなかった時は、居場所がないと感じやすいものです。

担当していた仕事が失敗したり、完了したものの自分が思った成果が得られなかったりすると、落胆が大きいため自分を責めてしまいます。

そして成果が出なかったのは自分の能力が足りてないためだと考えて、自分の居場所はここではないと感じ、仕事を辞めることを考えたりするのです。

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瞬間2. 家族と喧嘩してしまった時

男性でも女性でも、家庭での人間関係がうまくいかないと居場所がないと感じがちです。

妻や夫と喧嘩している、両親が厳しく叱られてばかりいる、兄弟姉妹と性格が合わないなど、家庭内で落ち着いて過ごすことができない状況は辛いもの。

自分の居場所はここではないと思うようになり、主婦を辞めることを考えたり家を出たくなったりするのです。


瞬間3. 友人と上手くコミュニケーションが取れない時

自分の居場所がないと感じる瞬間として、外での人間関係がうまくいかないというのはよくあります。

例えば、結婚して専業主婦になり、一日のほとんどを家の中で過ごす生活に慣れると、久しぶりに学生時代やかつての職場の友人と会った時に話が合わないというケースが多いです。

仲が良かったはずなのに、OLの友人と主婦の自分とでは興味の対象や価値観がずれていることに気づかされ、意見が食い違ってコミュニケーションが円滑に進まないことで居場所がないと痛感します。

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瞬間4. 年末年始やお盆など、親戚で集まっている時

日常生活では特に悩みはないものの、特別なシーンで居場所がないと感じるケースもあります。

例えば年末年始やお盆といった時期は、普段会うことがない親戚が集まりますが、互いの近況を知らないため会話がなかなか広がらないことも多いです。

興味の対象が異なっていることも珍しくないため、居心地の悪さから居場所がないと感じます。


居場所が無いと感じるのはなぜ?4つの心理や理由を解説!

自分の居場所がないと、自覚した瞬間は苦しいものです。

ここに自分はいなくてもいい、いるべきではない、そう思うことが居場所のなさを感じるきっかけになります。

居場所がないと感じるのはなぜなのか、居場所がないと感じた時の4つの心理についてご紹介します。


心理や理由1. 自己肯定感が低く、物事をネガティブに捉えている

居場所がない人は、現状に対して消極的になっている心理が働いています。

例えば数人で会話をしていて発言する機会が少ないと、それがたまたまであっても「話を聞いてもらえない自分は重要視されていないんだ」と考えるのです。

自分を肯定する気持ちが低く、思い込みによってネガティブなとらえ方をするため、居場所がないと感じてしまいます。

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心理や理由2. 自分はこのコミュニティーに必要ないと思い込んでいる

職場や家庭など、人は何らかのコミュニティに属しています。

そのコミュニティの中に一緒にいる人たちとの関係に何らかの問題を抱えていると、居場所がないと感じやすいです。

妻や夫と喧嘩している、両親と折り合いが悪いなど、関係が悪化していてその状態が続いていると、「自分は必要とされていない」という心理が働いて、居場所がないという気持ちに発展します。


心理や理由3. 自己主張ができない環境にいるため

男性でも女性でも、自分の居場所がない人は、自分の考えを伝えられない状況にあることが多いです。

職場で周囲の人たちとほとんど会話がない、家族と過ごしていても会話がないなど、自己主張する環境がないと「なぜ自分はここにいるのだろう」という心理が働きやすいでしょう。

仕事上で言いたいことがあっても言えない雰囲気なので自然と自己主張する意欲もなくなり、「ここは自分の居場所ではない」と感じて仕事を辞めることを考えたりします。


心理や理由4. 過去のトラウマを思い出してしまっている

幼い頃や学生時代など、過去に自分の意見を否定された経験があると、それがトラウマとなって、どこにいても自分の居場所がないと感じやすいです。

軽い気持ちで言ったことを批判されたり、提案したことを拒否されたりすると、深く傷つくもの。

「自分は周囲から受け入れてもらえない存在なのだ」ととらえて、居場所がないと悲観的に感じるようになります。


居場所がないと感じた時に知ってほしい3つの考え方

職場や家庭、友人の集まりなど、本来なら信頼できる人間関係が築ける場のはずなのに居場所がないと感じる時はあります。

相手との相性や考え方の違いなど、コミュニケーションがうまくいかない原因は様々ですから、捉え方を変えると気持ちが楽になるでしょう。

居場所がないと感じた時に知っておきたい3つの考え方についてご紹介します。


考え方1. 誰にでもダメな部分はあると割り切る

男性でも女性でも、居場所がないと感じる時は、大抵自分自身を責めている心理が働いているものです。

「受け入れてもらえないのはここがダメだから」などと、無意識に自分を否定しています。

しかし、何でもできる完璧な人は存在しません。自分がダメだと悲観的に考えるよりも、「誰にでもダメな部分はあるのだ」と割り切ることが大切です。


考え方2. 居場所がないと思い込んでいるのは自分自身

どこにいても落ち着かない、自分の居場所はどこにもない、そう感じるのは苦しいものです。違和感を感じ続けながら過ごすため、毎日が楽しくありません。

しかし、実は職場や家庭の中心にいないだけで周囲にはしっかり受け入れられていることも多いもの。

居場所がないと感じているのは自分の思い込みかもしれないと気づくことが大切です。


考え方3. 他人は自分の事をそこまで気にしていない

居場所がないと感じている時は、自分自身が周囲のことを気にしすぎている傾向が強いです。

周囲からどう思われているのかということばかり考えているため、必要以上に周囲の反応に敏感になっています。

しかし、人は一般的に周囲のことをそう気にしていません。良くも悪くも気にされていないということに気づくと、気持ちが楽になって前向きになれるでしょう。

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居場所がない人が居場所を作る具体的な対処法5つ

居場所がないと感じていると、毎日の生活に張りが感じられないものです。その一方で、どこかに自分の居場所が欲しいと願うのも本音でしょう。

居場所がないと感じる人は、どう自分の居場所を作ったらいいのか、おすすめの対処法を5つご紹介します。


対処法1. スキルアップをし、セルフイメージを上げる

職場で居場所を作ろうと思うなら、自分自身の能力を高めていく方法がおすすめです。

周囲に変わってもらうことを期待すると、その通りにならなかった時にがっかりしてしまいますから、自分自身が変わることを目指したいところ。

スキルアップをしていけば自分に自信がついて職場での存在感が強くなり、居場所があると感じられるようになるでしょう。

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対処法2. 大きな成果を出して、周囲からの評価を上げる

優秀な成績を上げたり確実に業務をこなす信頼の厚い人は、職場で評価を受けやすいものです。

今以上に仕事を頑張って成果を上げることで、「最近頑張っているね」と周囲から認められるようになり自然と存在感が増してきます。

多くの人が声をかけてくれたり、仕事について相談してきたりするようになるため、職場で自分の居場所を作ることができるようになるでしょう。


対処法3. 目標設定を細かくして、こまめに達成していく

自分の居場所を作っていくには、今よりもステップアップしていくことを目指すのも一つの方法です。資格を取得する、英会話ができるようになるなど、何か目標を立てて努力してみましょう。

たとえ大きな目標でも、その間に小さな目標を細かく設定することで、少しずつステップアップしていくことができます。

成功体験を重ねていけば、努力し続けることができて目標がクリアできるため、自信がついて自分の存在を実感できる場を手にできるでしょう。


対処法4. 一人の時間を充実させ、気分転換をする

家庭の中で自分の居場所がないと感じている場合は、今とは違う環境に身を置くのがおすすめです。

妻や夫、両親などとの関係がうまくいっていないのであれば、あえて距離をとることで見えてくる課題があるかもしれません。

また、自分自身も煮詰まっていて「自分の居場所がない」と思い込みすぎていることもあります。趣味を持ったり仕事帰りに飲みに行くなど一人になる時間を定期的に取り、上手に気分転換することで前向きになれるでしょう。


対処法5. 誰に対しても挨拶をする習慣をつける

人間関係の問題で自分の居場所がないと感じているなら、手軽にできることから少しずつ実践していくという方法がおすすめです。

例えば人間関係の基本である挨拶をしっかりするように心がけるだけでも、状況が変わる可能性があります。

「おはようございます」「お疲れさまです」などと挨拶されると、相手も悪い気はしません。

気が合う相手でもそうでない相手でも、分け隔てなく自分から挨拶をして、相手との距離が少しずつ縮まれば、自分の居場所を見いだせるきっかけになるでしょう。

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自分の居場所は自分で作っていきましょう。

職場や家庭などで居場所がない人は、毎日が楽しくなくないため苦しい思いを抱きがちです。

しかし、自分の居場所は誰かが与えてくれるものではなく、自分で見つけるもの

居場所がないと感じた時には、この記事を参考に居場所がないと感じる心理や原因を把握して、自分でできる努力をしながら居場所を見つけていきましょう!


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