【女性向け筋トレ】ダイエット初心者に効果的な体を引き締める&痩せる運動メニューとは

【女性向け筋トレ】ダイエット初心者に効果的な体を引き締める&痩せる運動メニューとは

稲葉孝弘 2022.08.02
「体が太ってきたから引き締めたい」などの悩みを解決する『筋トレ』。今回は自宅やジムで簡単にできる女性のための筋トレメニューを徹底解説します。筋トレの効果から食事の大切さまでお届け。二の腕やお腹、太ももやお尻の筋肉などを鍛えてスリムな体型を目指そう!

【自宅編】簡単にできる女性のための筋トレメニュー8選

女性のための家で簡単に行える筋トレメニュー

筋トレでどのような効果が得られるかを確認した後は、実践編!

ここからは、自宅で簡単に行える女性のための筋トレメニューを解説していきます。「綺麗なヒップラインを作りたい」「太ももを細くしたい」など体型をスマートにしたい女性は、ぜひ一つずつ行ってみてください!


自宅で行える女性のための筋トレメニュー① スタンディングカーフレイズ(ふくらはぎ)

スタンディングカーフレイズのやり方

料理やスマホをしながら行える筋トレメニュー『スタンディングカーフレイズ』。ふくらはぎを細くする効果が得られる立ったまま行うトレーニングです。

筋トレを自宅で簡単に行いたい方だけでなく、立ったまま仕事を行う方や主婦、筋トレをする時間が無い方にもおすすめの筋トレメニューになります。


筋トレの正しい方法

  1. 真っ直ぐ立つ
  2. 足を肩幅くらいの広さに開く
  3. 背筋をピンと伸ばして、つま先で立ってかかとを上げていく
  4. 限界まで上げきったら、そのままの状態を1秒間キープ
  5. ゆっくりとかかとを下ろす
  6. 50回繰り返す
  7. 30秒間のインターバル
  8. 30秒経ったら残り2セットを行う
  9. 終了

スタンディングカーフレイズは、50回×3セットを目安に取り組みましょう。立ったまま足以外動かさないので、スマホや料理をしながら行ってみてくださいね。


筋トレのコツ

  • 壁に寄りかからない
  • なるべく限界までかかとを上げる
  • かかとを下げる時、反動を使って下げない
  • ふくらはぎの筋肉が刺激されていることを意識する

スタンディングカーフレイズは、下げる時にゆっくりと下げるとふくらはぎ痩せなどに効果的です。筋トレ初心者は反動を使って戻りがちですが、反動は筋トレの効果を軽減させてしまいます。簡単にできるからこそ軽視せず、正しいフォームとやり方、コツをしっかり押さえて取り組みましょう。

【参考記事】簡単に行えるからこそスタンディングカーフレイズの全てをチェックしてみて▽


自宅で行える女性のための筋トレメニュー② ヒップアブダクション(お尻・太もも)

ヒップアブダクション動画のスクリーンショット

お尻や太ももの筋肉を中心に引き締める効果がある『ヒップアブダクション』。寝ながらできるため、自宅のベッドの上で行なえます

美しいヒップラインと美脚を作りたい女性の方は、ぜひ行ってみてくださいね。


筋トレの正しい方法

  1. 横向きに寝る
  2. 床側の脚を軽く曲げて、体を安定する
  3. 反対側の脚をゆっくり真上に上げていく
  4. (3)の時、足を前後させないようにする
  5. 真上に限界まで上げきったら、停止する
  6. 上げた脚をゆっくり戻す
  7. 15回繰り返す
  8. 30秒間のインターバル
  9. (1)~(8)を残り2セット行う
  10. 反対側も同様に行う
  11. 終了

ヒップアブダクションは、左右15回×3セットを行います。体がブレないように、軸を安定させましょう。

筋トレのコツ

  • 脚を真っ直ぐ上げる
  • 頭からお尻まで一直線をキープする
  • 呼吸を安定させる
  • 慣れてきたら、停止している時間を延ばす

脚を真っ直ぐに上げることがヒップアブダクションを最大限活かすコツです。これを心掛けるだけで、何倍にも効果が膨れ上がります。とても簡単な筋トレメニューなので、慣れてきたら停止時間を3秒にするなど増やしていきましょう。

【参考記事】ヒップアブダクションの効果を解説▽


自宅で行える女性のための筋トレメニュー③ プランク(お腹・お尻・体幹)

フロントブリッジの動画スクリーンショット

布団やベッドの上でうつ伏せになって行える『プランク』。主にお腹周りのシェイプアップやお尻の引き締め、体幹トレーニングの効果がある筋トレメニューです。

正しい方法をマスターすれば1ヶ月と短期間で効果が出てくることがあります。やり方はとても単純なので、ぜひ家で取り組んでみましょう。


筋トレの正しい方法

  1. 体をうつ伏せにする
  2. 腕を肩幅くらい広げ、少し上半身を起こす
  3. (2)の時に、腕の角度が90度になるようにする
  4. つま先で体を支える
  5. 前を向き、首筋から足まで一直線にする
  6. 30秒間キープ
  7. 30秒間のインターバル
  8. 再度一直線に戻し、次は45度をキープする
  9. 30秒間のインターバル
  10. 最後に同じ姿勢を1分間キープする
  11. 終了

プランクの目安は、30秒×30秒×1分間です。一回一回の質を重視しながら取り組むとより効果的です。

筋トレのコツ

  • お尻を突き上げない
  • 呼吸を安定させる
  • 手は前に伸ばしておく
  • 前を向く
  • 手で地面を押さない

プランクは手で地面を押さないこと。疲れてくるとどうしても手で楽をしてしまいがちになりますが、これではお尻・腹筋・体幹の効果が得られにくくなってしまいます。プランクは辛い時ほど効果を発揮するトレーニングなので、我慢して行いましょう。

【参考記事】プランク(フロントブリッジ)の方法を徹底解説!


自宅で行える女性のための筋トレメニュー④ ヒンズープッシュアップ(腕・胸・背中・お腹・体幹)

ヒンズープッシュアップ動画のスクリーンショット

腕立て伏せと類似の動作を行う『ヒンズープッシュアップ』。ぷよぷよな二の腕やお腹の引き締めや、綺麗な胸筋、美しい背中など多くの上半身を一気に筋トレできる体幹トレーニングです。

正しい方法をマスターして、自宅でのトレーニングタイムに取り入れてくださいね。


筋トレの正しい方法

  1. 肩幅からこぶし2つ程度開き、両手を地面につく
  2. 足を肩と同じくらいの幅に調節する
  3. お尻を突き上げて、お尻から腕を一直線にキープする
  4. 上半身を地面ギリギリまで下ろしていく
  5. 体を回すように戻す
  6. (4)~(5)を10回繰り返す
  7. 30秒間のインターバル
  8. 30秒間休憩したら残り2セット行う
  9. 終了

ヒンズープッシュアップは、10回×3セット行うのが効率的です。上半身を地面に限界まで下ろすことで、筋肉が強く刺激されてよりダイエット効果が得られます。


筋トレのコツ

  • 胸を両手の間を通すイメージで上半身を下げる
  • 大袈裟くらいの大回りを心掛ける
  • 正しい呼吸法を意識する
  • 前を向く
  • トレーニングに慣れてきたら足を大きく開く

ヒンズープッシュアップは上半身をしっかり下げることで全身痩せ効果を見込めます。腕を曲げるだけと上半身をしっかり下げるのでは、効果に大きな違いが出てきます。全身の多くの部位を鍛えられる体幹トレーニングなので、ぜひ正しいやり方を守りましょう。

【参考記事】ヒンズープッシュアップを最大限活かすコツを徹底解説!


自宅で行える女性のための筋トレメニュー⑤ パイクプレス(肩・腕)

夜におすすめのトレーニングメニュー:パイクプレス

三角筋(肩の筋肉)を重点的に鍛えられる自重トレーニング『パイクプレス』。無理なく行えるので、女性からとても人気の筋トレメニューになります。肩をスッキリさせて、好きな服を着こなしましょう!


筋トレの正しい方法

  1. 床に四つん這いになる
  2. 膝を床につけないで、両足と両手で全体のバランスをとる
  3. 足と手の幅を狭くして、お尻を高く突き上げる
  4. 上体を斜め前に倒していく
  5. ギリギリまで下げたら、ゆっくりと元の姿勢に戻す
  6. 10回繰り返す
  7. 1分間のインターバル
  8. (1)~(7)を残り2セット行う
  9. 終了

パイクプレスは、10回×3セットを目安に取り組みます。状態が崩れないようにしっかりバランスを取ることを意識しましょう。


筋トレのコツ

  • 背中を丸めずに伸ばす
  • 呼吸を安定させて、動作をゆっくり行う
  • 肘を外側に曲げない
  • 顔からお尻を一直線にキープする

パイクプレスは勢いを付けずに行うのが効果的!疲れてくると倒す時と戻す時に勢いを付けたくなりますが、そうすると肩周りの刺激が下がってしまい、パイクプレスの効果が発揮されません。とてもシンプルに行えるからこそしっかりと基礎をマスターして、肩周りの綺麗な体型を目指していきましょう。

【参考記事】「パイクプレス」のやり方をより詳しく解説


自宅で行える女性のための筋トレメニュー⑥ ドローイング(お腹)

ドローイングのやり方

正しい呼吸方法を身に付けてお腹を凹ませるだけで腹筋を鍛えられる『ドローイング』。腹式呼吸を組み込むだけで空き時間にダイエットできるお得なトレーニングです。

元々の筋肉が少ない方も簡単にできるので、スマホいじりやテレビを見ながら取り組んでみて。


筋トレの正しい方法

  1. お腹に空気を溜め込む感覚で大きく息を吸う
  2. (1)の時、背筋を真っ直ぐに伸ばし、肩を上げないようにする
  3. 限界まで吸ったら、その状態で息を止める
  4. 吸った空気で膨らんだお腹を凹ませるイメージで、強く息を吐く
  5. (4)の時、おへそを背中にくっつける勢いで強く凹ませる
  6. 空気を全て吐いたら、お腹を凹ませた状態で30秒間キープする
  7. (6)の時は、呼吸しても問題なし
  8. 再度息を吸う
  9. この動作を5回繰り返す
  10. (1)~(9)を1日5セット行う

ドローイングは、5回×5セットです。時間をおいて行わずに、一気に5セットやるとダイエット効果が高まりますよ。


筋トレのコツ

  • 慣れてきたら回数を少しずつ増やしていく
  • 有酸素運動も行う
  • 食後に行う場合は、時間を空ける
  • 背筋をきちんと伸ばす

疲れている時にドローイングを行わないこと。効果が薄れてしまうため、必ず体が休まっている状態で取り組むのが重要です。コツをきちんとマスターすると、短期間で腹筋を割ることも可能なので、手軽にできるからこそしっかり行っていきましょう。

【参考記事】自宅でも電車内でもどこでも行えるドローイングのコツを徹底解説!▽


自宅で行える女性のための筋トレメニュー⑦ ノーマルスクワット(太もも・お尻・背中・腰)

正しいノーマルスクワットのやり方を教える動画

消費カロリーがNo.1の下半身トレーニング『ノーマルスクワット』。部活やスポーツで取り組むことが多いため、やったことがある方も多いトレーニングです。

正しい方法を理解して行わないと期間だけが過ぎてしまうので、ぜひフォームや方法をマスターして行いましょう。


筋トレの正しい方法

  1. 肩幅くらいに脚を広げる
  2. 足先を少し外に向ける
  3. 背筋を真っ直ぐ伸ばして姿勢を正す
  4. 息を吸いながら体を下げる
  5. 太もも部分と床が平行になるまで下げたら、その状態を少しの間保つ
  6. ゆっくりと体を戻していく
  7. 30回同じ動作を繰り返す
  8. 30秒間のインターバル
  9. (1)~(8)をあと2セット行う
  10. 終了

ノーマルスクワットは、30回×3セットを目安にトレーニングしましょう。体の状態を保っている時間がキツい場合は、少し時間を短めにして、徐々に慣れていくのが良いですよ。

筋トレのコツ

  • つま先よりも膝を前に出さない
  • 膝とつま先の向きを揃える
  • ゆっくりと動作を行う
  • 呼吸を安定させる
  • 背中を真っ直ぐ伸ばす

疲れてくると背筋を丸めたくなりますが、背筋は真っ直ぐに伸ばす必要があります。丸めてしまうと結果的に思った以上の効果が出ないなんてことになりかねないため、正しい姿勢で取り組みましょう。

【参考記事】正しいノーマルスクワットのやり方を詳しく解説

【参考動画】スクワットサーキット3分で、必ず効果を出そう

必ずダイエットできるスクワットサーキット3分メニュー


自宅で行える女性のための筋トレメニュー⑧ ツイストクランチ(お腹・腰)

ツイストクランチ動画のスクリーンショット

上半身をひねって"美しいくびれ"を作ることができる『ツイストクランチ』。寝っ転がりながらできるため、ベッドや布団の上でリラックスして行る筋トレメニューです。

正しいやり方を覚えれば、短期間で効果を実現することがれきる筋トレメニューです。とても簡単ですが、しっかりと方法をマスターしましょう。


筋トレの正しい方法

  1. マットなどの上に、仰向けで寝っ転がる
  2. 右足の膝を90度にして立てる
  3. 左手を頭の後ろについて安定させる
  4. 右足を浮かせ、太ももが地面と垂直になるようにする
  5. (4)の時、膝は90度に固定する
  6. 体を内側方向にひねりながら起こしていき、左手と右足の膝がくっつくようにする
  7. くっついたらその状態で少し停止する
  8. ゆっくり元の状態に戻していく
  9. 10回繰り返す
  10. 30秒間のインターバル
  11. (1)~(10)をあと2セット行う
  12. 逆の脚も行う
  13. 終了

ツイストクランチは、左右10回×3セットが目安です。上体をしっかりひねることを意識して行っていきましょう。


筋トレのコツ

  • 勢いはつけない
  • ゆっくり戻す
  • 一回ごとに姿勢を意識する
  • 肘を動かさない

ツイストクランチは右足の膝と左手をくっつけることがポイント。ここが守れていないと運動効果をかなり下げてしまいます。反対にこのポイントを守っておくと効果が格段に上がるので、ぜひ正しい方法を身に付けて行いましょう。

【参考記事】ツイストクランチの全てを確認して▽


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