「意志が強い」とは?「意思」との違いと特徴、めげない気持ちを持つ方法を紹介!
そもそも『意志が強い』とは?どんな意味?
「意志が強い」とは、どんなに大変なことがあっても、諦めずに最後までやり遂げようとする強い気持ちのことを意味します。
「また失敗かぁ。でも、前回とは違う失敗だし、次こそは成功できるはずだから、頑張ろう!」
「この説明、なんだか難しすぎてよく分かんないなぁ。もう1度最初から読み直すか。」
などと、何かしら理由をつけて物事を諦める人が多いなか、意志が強い人は粘り強く試行錯誤しながら、最後まで頑張るのです。
そして、この「意志が強い」という言葉、褒め言葉として使われる場合と、頑固者を揶揄して悪口のように使われる場合があります。
『意志』と『意思』の違いはある?
似ているようで、実は全く違う意味になるのが「意志」と「意思」。
「意志」とは、「積極的に何かを成し遂げようとする気持ち」を意味します。
- あの資格を絶対に取得しようと、強い意志を固める。
- 毎年、元旦になるとダイエットを決意するけど、結局、意志が弱くてすぐに断念する。
のように使います。
一方、「意思」とは、「思いや考え、なんとなく心に浮かんでいる気持ち」という意味。
- いつも、はっきりと自分の意思表示をしないため、周囲から「ぼんやりした人」と言われている。
- 職場に配属された新しい部下と意思の疎通が取れなくて、仕事がかなり滞ってしまった。
などが例です。
こうして並べてみると「意志」と「意思」、全く意味が違うことがわかります。
意志が弱い人の特徴|あなたは当てはまってない?
自分では意志が強いつもりでも、実際には意志が弱い人って、実はたくさんいるのです。
- 勉強や仕事、恋愛など、何をやってもなぜか長続きしない。
- 自分の意見があっても、他の人の意見に流されることの方が多い。
- やらなくてはならないことを、つい後回しにしてしまう。
- 何かあると、すぐに人のせいにしてしまう。
- 何かを決める時に、いつも迷いに迷ってなかなか決められない。
これらは、全て意志が弱い人に多くみられる特徴です。
当てはまる個数が多ければ多いほど、あなたは意志が弱い可能性大ですよ。
意志が強い人の特徴|信念がある人に共通することは?
「意志が強い人って、なんだかかっこいいよね。ああいう人たちって、どんな共通点があるんだろう?」
「意志が弱い私とは、全く真逆そうなイメージがあるけど、意志が強い人たちって、本当のところは、どんな感じなんだろう?」
意志が弱い人からみると、意志が強い人って、とってもキラキラ眩しく感じますよね。
まずは、意志が強い人の特徴や、信念がある人たちに共通する点について、チェックしていきましょう。
- 自分に自信を持っている
- 今何をすべきか分かっている
- リーダーシップがある
- 周りの意見を気にしすぎない
- 常に何か努力し続けている
- ポジティブ思考の持ち主
- 常に未来を見据えている
- 自分に厳しく行動できる
- 取捨選択をすることができる
- 計画的に物事を進められる
- プライドを保ち続けている
- こだわりを持ち続けている
- 常に心にゆとりがある
- 簡単に意見を曲げない
- 失敗を恐れずに挑戦できる
- 自分を大切にしている
- 自分で喜びを作れる
- 自分に正直で噓を付かない
- 人生に責任を持っている
- 一瞬一瞬を楽しんでいる
特徴1. 自分に自信を持っている
意志が強い人は、自分自身の中に、ブレることのない強い信念を持っている場合がほとんど。
もちろん、そこにたどり着くまでに、様々な努力を積み重ねてきているので確固とした自信があるのです。
- 下積み時代からコツコツと真面目に練習を重ねてきたので、どんな試合でも力を出し切る自信のあるスポーツ選手。
「これだけ努力してきたんだから、自分ならできる!」と、自分自身を信じられるのです。
特徴2. 今何をすべきか分かっている
何事にも強い信念のもと取り組むことができる人は、現状の把握がしっかりできる人。
そのため、闇雲に手をつけて、返って現場を混乱させることがないのです。
- 当初の目的を果たすためには、「今」何をすべきなのか、物事の優先順位をしっかりとつけられる。
- いま何かを決定しなくてはならない時は、あれこれと迷うのではなく、自分自身の考えをもとにしっかりと決断できる。
これらのことを無理なくできるため、「あー、あれもしなきゃいけないのに、こっちがまだ終わってない!」と、迷うことがありません。
特徴3. リーダーシップがある
自分自身の中に確固とした意志があるため、他の人の意見に振り回されることがありません。
その芯の強さとブレない軸の確かさから、周りの人を牽引するリーダー的ポジションにつく人が多いのも特徴です。
- 学生の頃から、学校をどう変えていきたいというビジョンがはっきりしていたので、生徒会長など人の上に立つ仕事を任されてきた。
- 友達と遊ぶときも、一人一人の意見に振り回されすぎず上手にみんなの意見をまとめられるので、リーダー的立場になりやすい。
など、自分が望まなくても、いつの間にかリーダーシップを発揮しているケースが多いと言えます。
特徴4. 周りの意見を気にしすぎない
他の人の意見を取り入れて、自分自身の意志を曲げるより、最初に決めた目標に向かって突き進みたいのが、意志の強い人。
そのため、周りの人にアレコレ言われても、あまり気にせず右から左に流せるのです。
- 周囲の人から「お前には無理だからやめとけ。」と散々言われたけど、頑張って起業した。
- 「そんな勉強の仕方じゃ受からない。」と、他の勉強方法を教えてもらったけど、自分なりの方法で勉強を続けて希望校に合格した。
など、自分自身が良いと思った方法があるなら、他の人の意見は気にしすぎません。
特徴5. 常に何か努力し続けている
とっても頑張り屋さんなのが、意志の強い人。
そのため、日々向上心を持って前向きに行動している人がとても多いのです。
- 職場でのキャリアアップのために、積極的にいろんなセミナーに参加している。
- 英語だけでなく、フランス語やドイツ語など、様々な言語を習得しようと、毎日語学の勉強を欠かさない。
など、地道な努力も厭いません。
特徴6. ポジティブ思考の持ち主
自分自身の中にブレない太くて硬い芯があるため、基本的に情緒も安定しているのが意志の強い人。
何かトラブルが起こっても、「大丈夫!私ならできる!」と、前向きに取り組むことができるのです。
それもこれも全て、自分が今までいろんな努力をしてきたという自信があるからに他なりません。
「納期が2日短くなった?ちょっと大変だけど、まぁ、なんとかなるよ。」
など、仕事やプライベートで想定外のことが起こっても無闇に悲観しない、いわばポジティブ思考の持ち主が多いのです。
特徴7. 常に未来を見据えている
意志が強い人はとっても前向き。
そのため、将来やりたいことやなりたい姿などを、明確に思い描いている人が多いのです。
- 「こうなりたい!」を口に出している
- 希望通りの職場で働くために必要な資格取得に向けて、毎日どれぐらい勉強すればいいのか計画できる。
未来の理想の自分になるために、どのくらいの期間どんなことを頑張ればいいのか逆算できるので、あとはひたすら頑張るだけなのです。
特徴8. 自分に厳しく行動できる
自分自身の中にある弱さを受け入れてしまうと、自分が叶えたい未来が遠のいたり、消えてしまったりすることをよく分かっているのが、意志の強い人。
そのため、「面倒だから、今日はサボろう。」などといった事がほとんどありません。
- どんなに疲れて帰ってきても、資格試験の勉強だけは必ずやる。
- 仕事が忙し過ぎて、勉強する時間がどうしても取れない時は、睡眠時間を削ったり、移動時間を利用して勉強を継続する。
そのため、周りの人からは、「〇〇さん、自分に厳しいよねぇ。」と言われる事が多くあります。
特徴9. 取捨選択をすることができる
意志が強い人は、将来の目標がしっかりと定まっているため、欲望に負けてしまうことがありません。
- 大好きなドーナツが半額セールになってても、ダイエットのために我慢できる。
- 片思い中の人からようやくデートに誘われた日が、運悪く大切な試験の前日だったため、デートを断り試験勉強に集中した。
など、自分のなかで暴れまくる欲望に打ち勝つ事ができるのです。
特徴10. 計画的に物事を進められる
絶対に叶えたい未来や目標がしっかりと決まっているため、行き当たりばったりに行動しないのも意志が強い人。
- 今年中に転職すると決めているので、どんなに今の仕事が忙しくても、転職活動と必要な資格取得を計画通りに進めている。
- クリスマスまでに、15kg痩せると心に決めているので、うっかり誕生日ケーキを食べたりせず、コツコツとダイエットを継続している。
など、「ちょっとぐらいいいよね?」といった、誘惑に負けずに行動できるのです。
特徴11. プライドを保ち続けている
自分の中にある信念や指針に沿って日々努力を続けているので、とてもプライドが高いのも特徴の一つです。
- 「イラストレーターとして、ずっと第一線で活躍する」ために、売れっ子になっても日々技術を磨く努力を続けている。
- 営業職でずっとトップの成績をキープしてきたため、トップの座を死守し続けるために、日々勉強をしている。
など、高いプライドが崩れてしまわないよう、努力を欠かしません。
特徴12. こだわりを持ち続けている
「自分は自分、人は人」というスタンスを持っているのが、意志の強い人。
そのため、他人の意見に左右されなければ、他人のこだわりに意見することもありません。
- 自分なりの勉強方法で良い成績をキープしてきたので、他の人の勉強方法を真似することも、口を出すこともない。
など、自分のこだわりはあくまで自分自身のこだわりであり、そのこだわりが強い自信の源になっています。
特徴13. 常に心にゆとりがある
未来のビジョンだけでなく、自分のなりたいものやしたい事も明確になっている人が多いのも特徴の一つ。
そのため、「今日のタスク」「今週のタスク」と、きちんと計画を立てたうえで、やるべきことをサクサクとこなしていくことができるのです。
その結果、時間とやるべきことに追われずに済むので、心に余裕が生まれやすくなります。
特徴14. 簡単に意見を曲げない
どんな事でも一度決断したことは必ずやり遂げようと頑張るのが、意志の強い人。
そのため、予想外の困難が目の前にやってきたとしても、そう簡単に意見や気持ちを変えたりしません。
- 資格を取ろうと決意したら、同僚が産休に入り人員補充がない状態で今まで以上に忙しくなったが、資格取得の勉強は続けようと頑張る。
意志が強い人にとっての決断は絶対なのです。
特徴15. 失敗を恐れずに挑戦できる
「何があっても絶対に達成するし、達成しなくてはならない。」という強い意志があるため、失敗しても諦めません。
- 絶対に世の中に出したい商品の開発段階で、何度も失敗しているけど、決して諦めず開発を続けていく。
- ダンスの大会で優勝したいので、予選敗退しても、諦めずに練習をする。
意志が強い人は、ただ失敗を恐れないだけではありません。
失敗を次に活かす事ができるため、失敗するたびに成功へと近づけるのです。
特徴16. 自分を大切にしている
常に前向きな気持ちでいたいと思っているので、自分がご機嫌でいられるように過ごすのが意志の強い人。
- 愚痴ばかり言う人と一緒にいると、自分の気分も塞いでしまうので、なるべく一緒にいないようにする。
- 自分に意地悪をしてくる人と無理して一緒にいても、自分が不幸になってしまうだけなので関わらないようにする。
など、できるだけ幸せでポジティブな気持ちでいるためにも、自分を不幸にするような存在とはできるだけ関わらないようにしているのです。
特徴17. 自分で喜びを作れる
確固たる意志の強さは、将来の目標やそこに向かう計画に対してだけではありません。
- 腹が立つ事があっても、好物のケーキを食べるなど、自分なりの方法で気持ちを切り替えて不機嫌からご機嫌になれるようにする。
など、自分自身の感情に関してもある程度コントロールできるため、心がむやみに乱れてしまうことも少ないのです。
そのため、普段から喜びや幸せに満ちた生活を送りやすく、メンタルがやられて目もあてられないほどボロボロになることもほとんどありません。
特徴18. 自分に正直で噓を付かない
嘘をつくと理由はどうあれ、その後ろめたさから、どうしても心の中にネガティブな感情が渦巻いてしまいます。
- 同僚から告白されて「恋人がいます。」と、嘘をつくのは罪悪感を感じてしまうので、素直に恋愛対象として見れないことを伝える。
意志が強い人は、できるだけネガティブな気持ちになりたくないため、嘘はつかず正直でいたいと思っているのです。
そのうえ、正直な気持ちでいると、何事にも真っ直ぐな気持ちで取り組めるため、自分の中にある芯がぶれてしまう恐れもありません。
特徴19. 人生に責任を持っている
自分自身の人生に対して、きちんと責任を持って生きているため、軸がブレません。
「人生に責任を持つ」ということは、何か失敗してもその責任は他の誰でもない自分にあるということ。
- 寝坊して大切な試験を受けれなくても、前日に友達の誘いを断りきれず深酒した自分が悪いと、逆ギレせずに次の試験に向けて頑張る。
など、むやみに誰かを責めたりせず、自分自身と向き合い、次のステップへと進めるのです。
特徴20. 一瞬一瞬を楽しんでいる
意志が強い人にとっては、どんな時も真剣勝負。
一瞬一瞬を本気で生きる自然な生き方ができるので、何事にも本気で取り組むことができるのです。
遊ぶときは思い切り遊ぶ、仕事する時は思いっきり仕事する、というような全力投球がしやすくなります。
そのため、中途半端に何かを終わらせて、不完全燃焼になることもありません。
意志が強いことのメリット|困難があっても挫けない気持ちが強いことの長所とは?
自分に厳しく、ストイックな考え方が強いのが意志が強い人。
そして、女性でも男性でも意志が強いと、仕事や恋愛でたくさんのメリットがあるのです。
ここからは、意志が強いことのメリットや、困難があってもくじけない強い気持ちを持つことの長所について、チェックしていきましょう。
メリット1. 自分らしく生きやすくなる
自分自身の中に軸があるということは、どんな行動にも基礎となる考え方をしっかりと持っているということ。
そのため、目の前に広がる選択肢の中から、迷うことなく一番自分らしい選択を選ぶことができるのです。
- 一緒にダイエットを始めた友達から、プールに行こうと誘われたが、運動はウォーキングのみと決めていたので、断った。
など、自分が無理なく生きられる環境を自分で整えられるようになります。
メリット2. 人間関係が上手くいきやすい
自分の中に確固たる軸があるように、他の人には他の人なりの軸があると分かっているのが、意志の強い人。
そのため、自分の考えを誰かに強要するような真似は決してしません。
「自分は自分、人は人」という考えが根底にあるため、誰とでも踏み込みすぎず程良い距離感で付き合えるのです。
その結果、自然と人間関係がうまく周りやすくなります。
メリット3. 目標が達成しやすい
仕事でも恋愛でも、コレと決めた目標に向かって一心不乱に頑張るため、自ずと目標を達成しやすくなります。
また、失敗してもそこで放り出さずに、粘り強く努力し続ける強さがあるので、遅かれ早かれ、目標に到達できるのです。
まさに、「継続は力なり」。
地道な努力がいつか実を結ぶと信じて頑張れるのが、意志の強い人なのです。
メリット4. 決断が早くなる
何に対しても自分なりの意見がしっかりと固まっているため、優柔不断になってしまうことがありません。
どんな勉強方法を選ぼうか、仕事の仕方をどうしようか、何を食べて何を着ようか、日常の細々としたことでも、サクサクと決断できるのです。
そのため、意志が弱い人とは比べ物にならないぐらい、物事がスムーズに進んでいきます。
意志が強いことのデメリット|成し遂げようとする気持ちが強いことの短所とは?
メリットだらけのように見える意志の強い人ですが、実は、その意志の強さがデメリットとなってしまう場合もあるのです。
「長所は短所」とは、よくいったもの。
ここからは、意志が強いことで発生するデメリットや、成し遂げようとする気持ちが強いことの短所について、チェックしていきましょう。
デメリット1. 頑固になってしまう
自分の中の芯が強いあまり、自分がきちんと納得しないと行動しない、行動できないというデメリットがあります。
「頑固な性格だね。」「あの人、我が強いよね。」「融通が全然効かないし。」などと思われてしまうこともあるのです。
とはいえ、意志が強い人本人は自分のことを頑固だなんて、これっぽっちも思っていません。
そのため、そんな悪口のような評判をされているとは、想像すらしていないのです。
デメリット2. せっかちと言われることがある
何に対しても自分の気持ちは最初から決まっているため、決断もあっという間。
迷ったり、選んだり、比較したりといった行動がないため、周りの人から「せっかちな性格だよね。」と言われやすいのです。
しかし、意志が強い人本人は、焦って決断しているわけではありません。
そのため、なかなか決められない人に対して、なぜすぐに決められないのか、とても不思議に思うのです。
デメリット3. 心配症になってしまう
目標を達成するためには、きちんとした計画性と責任が伴うもの。
そして、不測のトラブルが起きても即座に対応できるよう、万全の準備をしておきたいと常々思っています。
そのため、どうしても細かなことが気になって仕方がないというケースが多いのです。
その結果、自分でも知らないうちに、心配性になってしまっています。
意志が強い人になる方法|高い志を持ち続けて行動するためには?
「1度でいいから、『意志強いんですね。』って褒め言葉言われてみたい!でも、どうしたらいいの?」
「意志が弱すぎる性格、本当どうにかしたい!意志が強い人になる方法、何かないかな?」
意志が弱い人から強い人になる方法なんてあるのでしょうか。
ここからは、意志が強い人になる方法や、高い志を持ち続けて行動するための方法について、チェックしていきましょう。
- 自分に正直でいて噓をつかないようにする
- 誇りを持つように意識する
- 物事に根拠を持つようにする
- 選択肢を少なくする
- リーダーになる機会があれば立候補する
- 自分で決断するようにする
- 最後まで諦めずに努力する
- 失敗はチャンスだと思うようにする
- 視野を広く持つ
- 自分に厳しく過ごす
- 物事の優先順位を付ける
- 計画を立てて、成功体験を作る
- 自分のことを味方で居続けてあげる
- 自分だけのこだわりを持つ
- 適度にストレスを発散させる
- 決めたことは最後までやり抜く
- 新しいことにどんどんチャレンジする
- 大事なタスクは、朝すぐに行う
- バランスのとれた食事を心掛ける
- 目標のリマインダーを活用する
方法1. 自分に正直でいて噓をつかないようにする
自分自身の心に素直になると、何事にも迷うことがなくなります。
- 洋服を買う時は、「人にどう見られるか?」ではなく、「自分が本当に着たいか?」を基準に選ぶ。
- 遊びのお誘いを受けたときは、「誘ってくれた人の気持ち」を優先するのではなく、「自分が行きたいかどうか?」を優先して返事をする。
など、普段の生活の中で、自分の心に正直に従いましょう。
この方法を繰り返し行うことで、本当に自分が好きなことが明確になり迷いが生じにくくなりますよ。
最初のうちは、心の声がよく分からなくて、すぐには決められないでしょう。
焦らずじっくり続けていくのも、意志が強くなるトレーニングの一つですよ。
方法2. 誇りを持つように意識する
特技でも趣味でも、自分なりの誇りを持つようにすることは、自分自身を理解する材料となります。
- 小さい頃からピアノを習ってきたなら、「たかが趣味だし。」と卑下するのではなく、弾けない人も多いピアノが弾けることを誇りに思う。
- 外国人とお喋りできるぐらいの英語力があるなら、特技を聞かれた時に英語が話せることを隠さないようにする。
自分ができることに誇りを持つようになると、その誇りに対して責任や覚悟が生まれますよ。
最初は、その責任や覚悟が怖く感じるかもしれません。
しかし、徐々に慣れていくことで、やがて自分自身の意志を持って積極的に行動できるようになるはずです。
方法3. 物事に根拠を持つようにする
何をするにも「なぜ、それをするのか?」と毎回、きちんと考えることで、一貫した考え方ができるようになっていきます。
- ダイエットを始めるなら、安易に始めず、「何キロ落としたいのか?」「何のために痩せたいのか?」など、きちんと考える。
- 資格取得をしたいなら、「その資格で何をしたいのか?」「いつまでに資格を取得したいのか?」などをしっかり計画立てる。
など、しっかりと根拠を持ってから始めましょう。
ふんわり始めたものは、すぐに続かなくなります。
しかし、根拠があるものに対しては自分の意志が根づきやすくなるので、すぐに辞めたり、方針を変えたりすることがなくなりますよ。
方法4. 選択肢を少なくする
何かを選ぶという行為は、自分が思っている以上にエネルギーを使います。
そのため、選択肢を少なくするだけで、エネルギーの節約になり、自分が本当に達成したいことにその分のエネルギーを注ぎやすくなるのです。
- 朝食や、仕事に着ていく服は、曜日によって固定したり、1種類だけにしたりして、忙しい朝の選択肢を無くしてしまう。
- 誰かと食事に行く時は、「和食なら〇〇」、「イタリアンなら△△」などと、行く店をルーティーン化してしまう。
日常の中で、「選ぶ」「迷う」「比較検討する」という行為が少なくなればなるほど、決められなくて疲れてしまうことがなくなりますよ。
方法5. リーダーになる機会があれば立候補する
リーダーという立場は、好き勝手に振る舞えるのではなく、自分を自制しチーム全体をまとめ上げなくてはなりません。
- 数人単位のグループに分かれて仕事をする時、リーダー役を買って出る。
- 友達同士で旅行に行く時、まとめ役になってみる。
慣れないうちは、小さい単位のグループでリーダーになってみましょう。
「どのようにみんなをまとめるのか?」
「目標達成までに、どうやってみんなを引っ張っていくのか?」
などと、真剣に考えるうちに、自然と一貫した考え方ができるようになるはずです。
方法6. 自分で決断するようにする
誰かに決めて貰うのではなく、自分自身で決定するようになると、周りの意見に流されない自分になることができます。
- 洋服を買う時は、友達と一緒に行くのではなく、自分一人で買いに行く。
- 就職先を選ぶときは、親や友達の意見ではなく、「本当に自分がその会社で働きたいのか?」を基準にする。
など、自分で決断できるようになってくると、徐々に自分がやるべきことにも誰の目も気にせず集中できるようになるでしょう。
どうしても自分一人で決めかねてしまう時は、紙に書き出してみるのがおすすめ。
それぞれのメリットやデメリットなどを、書き出して比較してみると、どちらが自分にとってより魅力的なのか分かりやすくなりますよ。
方法7. 最後まで諦めずに努力する
自分が決めた目標に向かって、最後まで諦めずに努力できると、その粘りが「どんな時でも前向きでいる気持ち」を芽生えさせてくれます。
- 就職活動で、何十社と落とされたけど、とうとう念願の会社に入社できた。
- ダイエットを始めてから、何度も甘い誘惑に負けそうになったけど、諦めずに続けて、目標体重を達成できた。
など、諦めずに努力して手に入った結果は、自分にとっての大きな成功体験。
「〇〇ができたんだから、コレだって絶対達成できるはず!」と、達成したい意志が自然と強くなっていきますよ。
方法8. 失敗はチャンスだと思うようにする
「失敗は成功の母」と思えるようになると、次回からより成功へと近づくことができるようになります。
- 就職活動の面接で落とされてしまったので、面接の仕方を研究し、見事、内定を貰うことが出来た。
- いろんなダイエットを繰り返し、自分に合わないダイエットが分かったので、自分に合うダイエットを研究し、順調にダイエット出来た。
など、失敗をしても諦めずに続けることで、意志も強く持ち続けることができるようになっていくのです。
方法9. 視野を広く持つ
視野が狭いと、自分自身に足りないものも多すぎるものも分からなくなってしまいます。
しかし、視野が広くなると、今の自分には何が足りなくて何が多すぎるのかが、自然と分かるようになるのです。
そして、それは、心のゆとりに繋がります。
- 1つの考え方ややり方ばかりに固執してしまうのではなく、違う視点や視座からの考え方ややり方にも注目してみる。
闇雲に焦って、失敗して、諦めて、イライラ落ち込むのではなく、「目標達成まではまだかかりそうだけど、大丈夫。」と、どっしり構えられるようになるのです。
方法10. 自分に厳しく過ごす
自分が立てた将来の目標に1歩でも早く近づくためには、自分に厳しくすることがとても大切です。
- 英語を習得するという目標を立てたなら、苦手な文法でもサボらずきちんと勉強する。
- 20kg痩せると決めたのであれば、天気が悪くても日課のウォーキングには必ず行き、どんなに美味しそうなお菓子でも我慢する。
など、常に自分を厳しく律することができるようになると、やがて、自然と意志を強く持つようになれるでしょう。
方法11. 物事の優先順位を付ける
「今すぐ取り掛かること」「今週中に片付けること」などと、優先順位をつけると、物事に失敗することなく進められるようになります。
- 断捨離をすると決めたのであれば、「今日はクローゼットの服を仕分ける」「今週中にガレージの中を整理する。」と決めてから取り掛かる。
- 条件の良い会社への転職を考えているのであれば、「あったほうが良い資格とその勉強方法を明後日までに調べる」など順序立てる。
など、どんな目標でも、そこに辿り着くまでのタスクに優先順位があると、より計画的に目標に近づくことができるようになるはず。
しかし、どんな計画にも予定が狂うことはあるでしょう。
そんな時は、柔軟に計画を立て直すという決断も必要ですよ。
方法12. 計画を立てて、成功体験を作る
成功体験は、自分に自信を作ってくれます。
そして、成功体験があればあるほど自信も大きくなり、より大きな目標に向かって挑戦しやすくなるのです。
成功体験は、小さなものを積み重ねていくのが良いでしょう。
- 来年の大学受験に向けて、まずは1週間続けて毎日英語の勉強が出来た。
- 1万歩歩くというダイエットのためのウォーキングを、10日続けられた。
など、自分の中で小さな目標を立て、それを達成できたら次のほんの少しだけ大きな目標を立てるのです。
目標を少しずつ大きくしていくことで、達成するたびに自信と、成し遂げたという意志を持てるようになりますよ。
方法13. 自分のことを味方で居続けてあげる
「自分自身の一番の味方は、自分である。」という意識があると、自信がつきやすくなります。
なんせ、自分自身のことを一番よく知っているのは自分なのです。
怠け癖があること、頑張ろうと決めたことでもなかなか続かないことなど、それらを全てひっくるめて、自分であると認めることが大切。
今の自分を認められるようになると、頑張った自分のことも「よくやった自分!」と、素直に受け入れられるようになりますよ。
方法14. 自分だけのこだわりを持つ
「コレだけは、誰になんと言われようと絶対に譲れない!」という自分なりのこだわりがあると自分自身の芯が作りやすくなります。
- タワマンの最上階で優雅に暮らしたいので、結婚する男性は絶対大企業の社長一択と決めて、婚活に励む。
- 次の社長賞は絶対に自分が取りたいので、それまでは家庭より何より仕事優先にする。
など、他の人から見たら、あれこれ言われそうなこだわりでも問題ありません。
「自分は自分、他人は他人」と、他人の目を気にせず自分自身に集中すると自然と意志も強くなりやすくなりますよ。
方法15. 適度にストレスを発散させる
どんなに強い意志を持って頑張っていても、無理をしすぎてはストレスが溜まって心がギスギスしてしまいます。
長期間に渡って継続できる強い意志を保つためにも、適度にストレスを発散させましょう。
- 週に1度は、カラオケに行って好きな歌を大声で歌いまくる。
目の前のタスクの量は変わらなくても、ストレスが減るだけで心に余裕が生まれるようになるのです。
心が穏やかになれば、イライラに振り回されることなく、物事をより計画的に進められるようになり、強い意志も保ちやすくなりますよ。
方法16. 決めたことは最後までやり抜く
どんなに些細なことでも、自分自身で決めたことを守り続けていくと、やがて自分の中に「一貫性」が生まれるようになります。
最初はごくごく細い一貫性ですが、「決めたことは最後までやり抜く」という行為を繰り返すうちに、少しずつ太い一貫性へと変化するのです。
- センター試験の当日まで、毎日10個新しい英単語を覚える。
- どんなに残業で帰りが遅くなっても、寝る前に資格取得のための勉強を30分はする。
そして、その一貫性は、いつしか自分自身にとっての芯となり、意志の強さとなっていきます。
また、他の人の意見や、周りの環境に惑わされずやり遂げたという強い自信にも繋がっていくのです。
方法17. 新しいことにどんどんチャレンジする
今までの自分とは縁の無かった事にも積極的にチャレンジすると、その新しい経験に気持ちが前向きになり視野が広がります。
そのうえ、新しい考え方を自分の中に取り入れることができ、自分自身の目標に対して高いモチベーションの意志を保ちやすくなるのです。
- キャリアアップのために自分の専門分野のセミナーばかり受けてきたけど、直接の専門ではないけど関連分野のセミナーも受けてみる。
- いつも同じ営業方法をしていたけど、目線を変えて全く違うアプローチをかけてみる。
など、新しいチャレンジは、知らず知らずのうちに凝り固まってしまった自分自身に新鮮な刺激を与えてくれますよ。
方法18. 大事なタスクは、朝すぐに行う
的確な決断をするためのエネルギーは朝が一番充実しているので、大事なタスクは朝イチで行いましょう。
また、その日に一番重要なタスクが最初に完了していると気持ちも軽くなって、その後の作業の質も上がりやすくなります。
- クライアントへ送る重要なメールは、出勤したら朝すぐに送る。
- 絶対に失敗できない企画書の作成は、朝イチで取り掛かる。
など、「大事なタスクを朝イチで行う」を日々のルーティーン化することで、効率の良い毎日を送ることができるようになりますよ。
そして、その効率の良さから、自然と意志も強くなっていくでしょう。
方法19. バランスのとれた食事を心掛ける
長期間に渡って強い意志を保つためには、健康的な身体が欠かせません。
そのためには、日頃から栄養バランス良い食事を心がけることが大切です。
- できるだけの旬の食材を使って、野菜や肉、魚などをバランスよく食べられるように料理をする。
- 忙しくて自炊ができない時は、コッテリとした洋食よりあっさりとした和食を選ぶようにする。
ジャンクフードやファストフードばかり食べていると、栄養バランスが偏り、疲れやすくなったり、イライラしやすくなったりする可能性大。
常に高いレベルで強い意志を保ち、定めた目標に向かって着実に近づくためにも、身体に取り入れる食べ物や飲み物に注意を払いましょう。
方法20. 目標のリマインダーを活用する
自分でたてた目標をいつでも確認することができるリマインダーは、自分自身を叱咤激励してくれるアイテムです。
- 「受験本番まであと50日!」と、書いた紙を目の前に貼って受験勉強に励む。
- 理想とするボディラインの女性の写真に「目標体重まであと6kg!」と文字入れして、スマホの待ち受け画面にする。
どんなに強い意志があっても、目標を見失ってしまう瞬間はやってきます。
そんな時に、分かりやすく今の状態と目標との差を見せてくれるリマインダーがあれば、再び気持ちを奮い立たせることができるのです。
意志が強い人を目指して充実した人生を過ごしてみて。
時に褒め言葉となり、時に悪口にもなる「意志が強い」という言葉。
女性でも男性でも意志が強いということは、初志貫徹できる強さがあるということです。
しかし、一瞬だけ意志を強く持つことができても、その強さを保ち続けることは、そう簡単ではありません。
今回ご紹介した意志を強くする方法は、毎日少しずつ繰り返していくことで効果を実感できるでしょう。
焦らずじっくり、諦めずに意志を強くしていきましょう。
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