偽善者とはどんな人?7つの特徴や性格、優しい人との違いを徹底解説!
偽善者の特徴|周りから好かれるために良い行いをする人に共通することは?
「偽善者ってどんな人のことを言うの?」
「同僚が偽善者かも…。」
偽善者という言葉は聞いたことがあっても、どんな特徴があるのか詳しくは知らない人も多いでしょう。
そこで誰でも偽善者が見分けられるように、特徴を詳しく解説します。
どんな特徴があるのか把握して、周囲の人が当てはまるか診断していきましょう。
特徴1. 社交的で、一見良い人に見える
承認欲求が高い偽善者は、「周囲の人から好印象に見られたい」と強く願っています。
なので、評価を上げるよう、外面は人のために良いことをしているように見せかけるでしょう。
職場でも後輩たちに
「悩んでることがあったら何でも相談してきて」
と言って、面倒見が良い先輩らしく振る舞って声をかけて回ります。
そのため偽善者の一面を知らない人からすると、社交的で人助けなど立派なことをする優しい人に見えてしまうのです。
特徴2. 自分のことが大好き
いかにも善人らしく振る舞おうとする人は、「人から良い人だと思われたい」という心理が強い傾向があります。
『人から好かれている自分』が実感できると、自己愛を感じられるから満足できるのです。
例えば
- 人から頼られたことがあると「あいつらは俺がいないと何にもできないんだよねー」など、自慢気に周りに話す
など、周りの人にアピールすることで、「みんなから好かれている俺」が実感できて心が満たされます。
特徴3. 人の話を親身になって聞くのが上手い
表向きは善人に見えるけれど、内心は善人とは違い別の顔がある偽善者は、人の不幸な話が好きな人が多い傾向があります。
例えば、後輩が
「私、失恋したんです。」
と言うと、
「え、何があったの?」
と詳しく事情を聞こうとします。本心は同情などなくても、不幸せな話を聞きたくて興味津々で話を聞こうとするのです。
相手からしたら親身になって聞いてもらっているように感じて、『人の話を聞くのが上手い人』という良い印象を持たれます。
特徴4. 自己満足できるための行動しかしない
いかにも善人ぶっている人は、善意の振る舞いをしている自分自身に酔っていることが多いです。
そのため、結果よりも誰かの役に立っている自分を誇らしく思うことに重きをおいています。
例えば、後輩がトラブル対応で困っていると
「困った時は助けるよ」
と言って、アドバイスなどをするのではなく、自分でトラブル対応をしてしまいます。
トラブルは解決するので、「役に立てた!」と本人は大満足ですが、後輩は自分で解決していないので成長していません。
結果的に、後輩のためではなく、本人の自己満足で終わることになります。
特徴5. 視野が狭くて、熱しやすく冷めやすい
偽善者は、自分にとって利益があることばかりを考えているので、何かを頼まれても見返りがあることだけに興味を示す傾向があります。
- 手伝うことで自分の評価が上がるような内容であれば、すぐに助ける
- 会社全体の問題などで、自分だけの手柄にならない場合は何もしない
など、自分がしたことで相手が感謝してご馳走してくれたり、相手も自分を手伝うなど、得をしたりすることだけに関心をもち熱中するのです。
ただし注目されるのは一時的なので、その後も継続して自分にメリットがないと、「意味がないな」と感じてすぐに熱が冷めてしまいます。
特徴6. 口だけで行動に移さない
善人ぶる人は、周りの人に良く思われたくて、「頼ってきて!」「いつでも助けるから」などと口だけは達者です。
でも自分の時間を割いてまで、相手に何かをしてあげようとは思わないのが偽善者の心理です。
例えば友達に
「合コンで誰かいい人連れてきて」
と言われたら、相手に良く思われたくて
「任せて。ちょうどいい人知ってるんだよね」
と言ってしまいます。
でも実際に知り合いに声をかけることはありません。
特徴7. 良いことは人前でしかやらない
偽善者は、周りの人の目や評価を気にしているので、頼りにされて自分が気持ちよくなると満足するのも特徴の1つです。
例えば、周囲に人がいないところで道に迷っている人がいても素通りするけれど、人の目がある職場で困っている人がいると
「どうしたの?」
と積極的に声をかけて手伝うことも。
しかし誰も見ていないところでは、「人のための行いでも、誰も評価してくれないなら意味がない」と思って行動しないでしょう。
▷次のページ:偽善者が嫌われる理由|善人ぶることが周りから避けられるのはなぜ?