【男女共通】声が小さい人の原因や心理とは?声を大きくするトレーニング方法も解説

椎名ゆり 2022.04.02
周りから「声が小さい」と言われた経験がある人や、職場に声が小さい男性や女性がいる人って意外と多いですよね。今回は、声が小さい人に共通する特徴や心理だけでなく、声が小さくなる原因や理由を大公開!さらに、もう「声が小さい」と言わせないために、改善するトレーニング方法までご紹介します。

どうして声が小さくなってしまうのでしょうか?

声が小さい女性

「声がよく聞こえない」と聞き返されたり、雑音の多い場所で声が通らなかったりした経験はないでしょうか。自分の声が小さいことや滑舌が悪いことにコンプレックスを感じる人は意外と多いものです。

今回は、声が小さい人に共通する原因や心理、さらに、声が小さいことを改善するトレーニング方法まで、詳しく解説していきます。「声が小さい」と言われて悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。


声が小さいと言われる主な7つの原因や理由って?

声が小さいと言われる人の原因

「声が小さい」と言われる人には、いくつか共通点があります。ここでは、声が小さい人に見られる主な7つの原因や理由について解説していきます。

声が小さいことで悩んでいる人は、自分と重ねてチェックしてみてくださいね。もしかしたら、今まで気付かなかった原因や理由が見つかるかもしれませんよ。


1. もともと声が通りにくい声質だから

同じ大きさの声でも、声質によって聞き取りやすさは異なります。もともと声が通りにくい声質の人の場合、大きな声を出してるつもりでも周囲の雑音にかき消されてしまうというのはよくある話です。

街中の雑踏で会話をしている時に何度も聞き返される人や、飲食店で大きな声を出して店員を呼んでいるのに気付いてもらえない人は、声が通りにくい声質である可能性が考えられます。

実際は声量があるのに、声が聞き取りにくいことで「声が小さい」と言われている可能性もあります。


2. 口を大きく開けていない

「声が小さい」と言われる人には、口を大きく開けていないという傾向が見られます。

実際にやってみると分かりやすいのですが、同じ大きさの声でも口を大きく開けて発する場合と、あまり口を開けずに発する場合とでは、周囲に響く声の大きさがずいぶん変わります。

口の開け方が小さい場合、声が前方に飛ばず、こもった声になってしまいがちです。普段喋っているときに自分の口の開きを見ることがないため、無意識に口の開け方が小さくなっている人もいるかもしれませんね。


3. 緊張や恐怖から声が震えてしまっている

声が小さい人の原因は緊張

声が小さい原因として、緊張や恐怖から声が震えてしまっている場合があります。もともと緊張しやすい性格や、対人関係が得意でない場合、人と会話すること自体に苦手意識を持っていることもあるでしょう。

極度の緊張症や上がり症の人は、相手の反応が気になったり、「きちんと話さなければ」と焦ったりすることで、思うように声が出せなくなるのです。

人と関わることに緊張や不安が強い心理状態では、声が震えるのは仕方がないことです。自然と声が小さくなってしまうのも、自然なことだと言えるでしょう。


4. 姿勢が悪く声にハリがない

普段から俯き気味、または猫背であるという人は、姿勢の悪さが「声が小さい」と言われる原因になっている可能性があります。姿勢が悪い状態は、声の通り道を狭めてしまうことに繋がり、声をこもらせてしまいます。

また、俯き気味や猫背などの下を向いた姿勢では声が前方に飛ばず、その結果、「声が小さい」と相手に受け取られてしまうのです。

「声にハリがない」「声を出す時に喉がつまった感じがする」という人は、もしかしたら普段の姿勢に原因があるかもしれません。


5. 家の中で大きな声を出す習慣がなかったから

「声が小さい」と言われる人の中には、生まれ育った環境が影響している人もいます。

家族全員が静かに会話をする家庭で育った人や、大きな声で会話することがはしたないと教えられてきた人は、小さい声で会話することが習慣付いており、それが当たり前のことになっています。

大きな声を出すシチュエーションがないまま大人になれば、普段からもっと大きな声で話すことを求められたときに、戸惑いや抵抗感を覚えるのは当然のことですよね。


6. 発言して良いのか不安でボソボソ話してしまう

声が小さい人の原因は不安

自分が発言して良いのか不安で、ボソボソと小声で話してしまう人がいます。「的外れなことを言ってしまったら恥ずかしい」「反論されたら怖い」など、自信の無さや不安な気持ちから、発言が相手に伝わらないように声が小さくなってしまうのです。

ボソボソと小声で話してしまうのは、自分自身の性格や容姿に自信が持てないことが原因になっている場合もあり、男性女性を問わず、内向的な性格で人とコミュニケーションを取るのが苦手な人に多く見られる特徴です。


7. 声を出す筋力が低下している

声が小さいことの原因として、声を出すための筋力が低下している可能性も考えられます。大きくてよく通る声を出すためには、口周りの筋肉、舌の筋肉、肺活量に関する呼吸筋、腹筋の働きなどが必要です。

人間の体の機能は使わなければ徐々に低下してしまいます。もちろん、声を出すための筋肉も同様です。

仕事上あまり会話をする必要がない人や、休日を一人で過ごすことが多く話す機会が少ない人は、いつの間にか声を出すための筋力が低下している可能性があるかもしれません。


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