「卑屈」の意味とは?卑屈な考え方をする人の特徴&改善方法を解説
卑屈な性格の直し方をレクチャー!
自分で自分のことを、卑下してしまう卑屈な人っていますよね。卑屈な人は一緒にいるだけで疲れてしまうし、どう扱っていいか悩んでしまうものです。
どうして卑屈な人は、卑屈になってしまったのか、原因はどんなものなのか気になるところ。
今回は、そんな卑屈な態度について、卑屈の意味から卑屈な性格の改善方法までご紹介していきます。
自分や周りにいる人が当てはまっていないか、確認してみてくださいね。
前提として「卑屈」の意味とは?
卑屈とは、必要以上に自己評価を下げて、拗ねている様子のことを言います。
誰も何も言っていないのに「どうせ、私なんて」とよく口にすることも。周囲と自分を見比べて必要以上に自分自身を蔑むようなことを言ってしまうのです。
何に対しても自信を持てず、否定的な態度をとってしまい、周囲に気を使わせている人のことを指します。
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「卑屈」と「謙虚」の意味の違いについて
二つの意味は、似ているようで全く違います。
謙虚というのは、慎ましく控え目であることを指し、素直で感じの良い人に使われる言葉です。
それに対し、勝手にひねくれ可愛げのない様子を卑屈と言います。
一見、どちらも控え目であることを指しているように見えますが、周囲の話を聞き入れずに蔑む様子は、控え目で謙虚とは呼べません。
どんなことを考えてるの?卑屈な人の心理とは
卑屈な態度をとってしまう時は、様々な感情が入り組んでいる場合があります。
表面上では自覚がなかったり気付かないことでも、心理を知ることによって、思い当たる節があるものです。
ここからは、卑屈になってしまう人の隠された心理を、3つに分けてご紹介します。
卑屈な人の心理1. 自分の事が好きじゃない
卑屈な人は、自分を肯定してあげることができません。
どうしても自信が持てないし、コンプレックスにまみれた自分を好きになることができないのです。それは外見から始まり、性格でさえも否定するようになっていることも。
周りと自分を見比べては、どんどん自分が嫌になり、さらに卑屈になってしまうという、負のループに陥ってしまいます。
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卑屈な人の心理2. 周囲から凄いと思われたい
他人からの評価に敏感なのが、卑屈な人。
「自分を認めて欲しい、尊敬されたい」という感情が人一倍強いのですが、うまくいかない時もありますよね。
そんな時はあえて自己評価を下げることで、周囲から褒められようとします。
「そんなことない、あなたは偉いよ」と、声をかけられることで安心し、満足しているのです。
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卑屈な人の心理3. 失敗やミスを恐れている
卑屈な人は、あえて先にハードルを下げようとする傾向にあります。
自分が失敗やミスをしているところを見て、周囲にどう思われるかが不安なのでやる前から自己評価を下げておくのです。
そうすることで失敗した時に「ほら言った通りでしょ?できないって言ったじゃない」と言い訳ができるし、周囲から何か言われて傷付かなくて済むと思っています。
どんな人なの?卑屈な人に共通する特徴8つ
卑屈になってしまうのには、ちゃんと理由が存在します。自覚がなかったとしても、共通して卑屈になってしまう思考回路があるのです。
一体、どんな人たちが卑屈と呼ばれてしまうのか、卑屈な人たちに共通する特徴を8つ紹介していきます。
卑屈な人の特徴1. マイナス思考で物事をネガティブに捉えやすい
卑屈な人は、プラスに物事を考えることが苦手です。
例えば、誰かに褒められるようなことがあっても「本音ではないだろう、バカにしているのかもしれない」と勝手にネガティブな方へ変換してしまうことも。自信がないから、自分が褒められるわけがないと思っています。
褒められていることにも気付けないので、どんどん卑屈になってしまい、前向きに物事を考えられなくなってしまうのです。
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卑屈な人の特徴2. 寂しがりやな性格で周囲に構って欲しい
卑屈な人は、わざと卑屈な言い方をして、周囲から注目を得ようとします。
寂しくて構って欲しいだけなのに、素直に甘えることができないのは、拒否されて傷付きたくないから。自分で自分を卑下して相手から近寄ってきてくれるのを待っているのです。
周囲に同情されて、ちやほやされることが嬉しいので、ひねくれた態度をとることが癖になってしまっています。
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卑屈な人の特徴3. 粘着質で過去の失敗を引きずりやすい
卑屈な言い方をする人は、いつまでもウジウジと同じことを言い続けます。
失敗したことを「まぁいいや」と楽観的に受け止められず、引きずってしまい、周囲が気を使わざるを得ない雰囲気を作り上げてしまうのです。
気持ちの切り替えが下手なので、ネガティブな感情を立て直せず、たらればな発言を繰り返し、周りを巻き込みます。
卑屈な人の特徴4. 人のことを素直に褒められない
卑屈な人は、自分だけでなく、周りに対しても卑屈な考え方をしてしまいます。
他人の成功や幸せを、心から喜んであげることができないため、どんなズルをしたのだろうと粗探しをしてしまうのです。些細なことでも欠点を見つけたら、弱みにつけ込みグチグチと小言を言い続け、嫉妬心をあらわにしてしまいます。
嫉妬心をバネにすることができず、負の心理に負けてしまう特徴があるでしょう。
卑屈な人の特徴5. 投げやりな性格で諦めが早い
努力をして高みを目指すことを苦手と感じてしまうのが、卑屈な人。
頑張って努力して、できなかった時に自分がカッコ悪い思いをするのが嫌なので、そうなる前に諦めようとしてしまいます。
失敗した自分を見て、周囲にどう思われるかが不安なため、できなそうなことは最初から諦めて責任を持つことから逃げてしまう特徴があるのです。
卑屈な人の特徴6. 否定的な言動が多く嫌味っぽい
卑屈な人は、頭ごなしに否定的な態度を見せます。
やってみないとわからないことでも、初めからできないと決めつけ、否定的な発言をします。
何か新しいことにチャレンジしようとしている人を見つけると「どうせ上手くいくわけがない」と嫌味を言い続けるのです。失敗を祈るような心の狭い性格から、否定的な言動を続けてしまうでしょう。
卑屈な人の特徴7. 繊細で傷つきやすい
小さな出来事でも気にして、引きずってしまうのが、卑屈な人。
周りがそんなつもりで言っていなかったとしても、卑屈に受け止めてしまうため、些細なことで傷ついてしまうことがよくあるのです。
元々、傷つけられるのが嫌だから、自ら自己評価を下げて、ハードルを下げて予防線を張っているので、繊細がゆえの特徴的な行動といえるでしょう。
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卑屈な人の特徴8. 自慢話や武勇伝を語ることが多い
卑屈な人は、自分に自信が持てないので、ビックマウスになりがちです。
いつまでも、過去の栄光にすがって自分は価値のある人間だということをアピールしてきます。周囲からどう思われているのかが気になるし、自分はすごいんだということを知らしめたいので、ついつい自慢話が多くなるのです。
注目されたいし、語っている間だけは優越感に浸ることができるので、話が長くなってしまう特徴があります。
どうして卑屈になるの?卑屈な人の原因3つ
卑屈な人たちは、何の意味もなく、卑屈な言い方をしてしまう人間になってしまったわけではありません。
卑屈になってしまう原因はどんなものがあるのか、どういった性格の人がなってしまうのかが気になりますよね。
ここからは、そんな卑屈になってしまう3つの原因を紹介していきます。
卑屈になる原因1. 周囲と自分を比較してすぐに嫉妬してしまう
卑屈になってしまう人は、自分は自分だと割り切ることができません。
他人のことでもすぐに首を突っ込んで、自分より優れていること、恵まれていることを見つけると、嫉妬して卑屈な発言をするようになります。
自信がないから周りと自分を比べて安心しようとする癖があるため、比較する癖を中々直すことはできなくなってしまっています。
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卑屈になる原因2. 承認欲求が人よりも強い
卑屈な人というのは、周りに認められたいという気持ちが人一倍強くあります。職場やプライベートな場所で、自分を受け入れてほしい、分かってほしいと強く思っています。
そのため、受け入れてもらえないことがあると、謙虚に受け止めるのではなく、卑屈な言い方をし、自分に悪いところはないと言い訳を言って回ります。
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卑屈になる原因3. 完璧主義で理想が高すぎる
卑屈になってしまう原因として、何事も妥協ができないという特徴があります。
理想を高く持つことは悪いことでないのですが、あまりにも無理な目標をかかげてしまい、達成ができなくなることで卑屈になってしまっています。
明らかにできなくて当たり前のようなことでも、自ら失敗し、グダグダと引きずってしまう要領の悪さが目立つと言えるでしょう。
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今すぐ直したい!卑屈な性格を改善して克服する方法
卑屈になってしまうのは仕方がないと諦めるのではなく、少しでも直すことができたら自分も周囲も楽しく過ごせる気がしますよね。
直すにはどうすればいいのか、思いつかないという方も多いはず。
ここからは、卑屈な考え方を改善していく方法をいくつか紹介していきます。
直し方1. 小さな成功体験を積み重ねて自分に自信をつける
卑屈な考え方を直すには、少しでも自分に自信をつけることが大切になってきます。
クリアできそうな内容を選んで、少しずつ成功することに慣れていくようにしましょう。勝ち癖をつけることで、自信がつき、自ら自己評価を下げるような発言をしなくなります。
小さな自信でもら積み重ねていくことで大きな自信となり、ポジティブに物事を捉えられるようになるのです。
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直し方2. 周囲と自分を比べる癖をやめる
卑屈になってしまうのは、比べても仕方ないことを比較してしまうから。
どんなに周囲が優れているからといって、人それぞれ長けている部分は違うものです。
努力次第でどうにもできないことを、比べて落ち込んでしまうより自分は自分だと割り切れるようになると、誰かに対して卑屈な発言をすることが無くなります。
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直し方3. 何事も前向きに捉えることを意識して、ポジティブシンキングを目指す
ネガティブで卑屈な発言をしたくないのなら、どんなことでも前向きに捉えるように意識しましょう。
最初は違和感を感じるかもしれませんが、無理にでもポジティブに捉えることで、自然と前向きな思考ができるようになります。
ポジティブに考えられるようになると、周囲の意見も謙虚に受け入れられるようになるし、意味もなく自己評価を下げることを改善できるのです。
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直し方4. 自分の弱点や欠点をしっかりと受け止めて改善する
卑屈になってしまうのを直したいのなら、自分のダメなところから目を背けるのをやめましょう。
自分のダメなところの言い訳をするのではなく、謙虚に受け止め、どうしたら直すことができるのかという方向に、思考を集中させましょう。
卑屈になるということは、できないこと、だめなことをグダグダと言い続けてしまう状態なので、弱点や欠点を直すことは、卑屈な発言を減らせる結果に繋がります。
身近に「卑屈な人」がいる時の上手な付き合い方や対応とは
身近に卑屈な人がいて、どうしても関わらなくてはいけない時ってありますよね。我慢してばかりいると、本当に嫌になってしまうし、卑屈な発言は止まらないものです。
どういう付き合い方や対処法をすれば、卑屈な人たちとうまくやっていけるようになるのか、いくつか紹介していきます。
対応方法1. 上手に褒めて自尊心を満たしてあげる
卑屈な言い方をする人がいたら、表面上は話を合わせてあげるような接し方をしましょう。思っていないことだったとしても、話を受け止め、上手に褒めてあげてください。
卑屈な言い方をしてしまう人は、褒められたいという気持ちから、自らを卑下した話し方をしています。相手に褒められて心が満たされることで、話を早く切り上げられるのです。
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対応方法2. 嫌味を言われても適当に相槌を打って聞き流す
卑屈な人との接し方で、何でもかんでも真に受けてしまうのはよくありません。
卑屈な言い方をされたとしても、話半分に聞き、適当に聞き流してしまいましょう。いちいち本気で相手をしていたら、聞く方は疲れてしまうし、どんどん嫌いになってしまいます。
無視をするのではなく、興味のない態度で相手をすることで卑屈な人は気持ちよく話をすることができません。
相手が嫌がっていることに気づき、話すのをやめてくれるでしょう。
対応方法3. さり気なく、相手に卑屈であることを自覚させる
卑屈な人は、自分が嫌な言い方をしていることに気づいていない場合があります。
そんな時は、さり気なく卑屈な言い方をしてしまっているということを、相手に伝えてあげるようにしましょう。
はっきり言ってしまうと、ますますひねくれた接し方をしてくるので、あくまでも会話の中に主張がないように織り交ぜるのがポイントです。
対応方法4. 職場の人の場合、必要最低限の会話以外はしないようにする
職場に卑屈な言い方をする人がいるのなら、接触を最小限に控えましょう。
友人などではなく、職場だけでの付き合いなので、接し方を考えるよりも必要最低限の会話に抑えてしまう方が簡単です。
無理に対処しようとすることで、ストレスもたまるし、必ず上手くいくとは限らないため、上手に接触を避け、卑屈な言葉を浴びないように逃げるのが正解と言えるでしょう。
卑屈な性格を改善して好かれる人になりましょう。
自己評価を必要以上に低くして、対応が面倒だと感じられてしまう卑屈な人。そんな、ややこしい性格の人たちも、卑屈になってしまう理由や共通する特徴が存在することがわかりました。
卑屈な性格は、直せるものもあれば自覚がなく難しい場合もあります。
上手に対処できるようであれば、できることから取り入れて、ストレスのない生活を送っていきましょう。
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