“褒めるのが上手い人”の褒め言葉とは?効果的な褒め方のポイントを解説
褒め上手になりたいですよね。
周囲の人から褒められると大人でも嬉しいと感じるものですよね。
人間関係を円滑にするためにも大切なテクニックですが、上手に人を褒めるのは意外と難しいと感じる人もいるでしょう。
そこで今回は「褒める」のが上手い人の褒め方のコツをご紹介していきます。具体例や注意点なども合わせて解説していくので、上手な褒め方のコツを掴みたい人はぜひ参考にしてくださいね。
「褒める」と「誉める」違いとは?意味を解説!
「褒める」と「誉める」はどちらも意味は同じですが、それぞれ漢字が持つ意味によって使い分けされています。
「褒」は良い行いをほめたたえることを意味するため、相手の行いを認め、評価する場合に使われます。評価に重きを置いているので、目上の人に対して使うと失礼に当たるので注意が必要です。
一方「誉」は、名誉や栄誉などに使われる漢字で、偉業を成し遂げた場合など誰しもが優れていると認める場合に使われます。尊敬の気持ちを込めた言葉なので、一般的にはあまり使われません。
人を褒めることで得られる7つのメリットや効果
誰かから褒められると基本的に嬉しいと感じるものですが、それ以外に褒められることで得られるメリットにはどのようなものがあるのでしょう。
ここでは、褒められることで得られるメリットや効果を7つピックアップして紹介します。
褒める効果1. 周囲から好かれるようになる
基本的に人間は、誰かから褒められたり認められたりすると、その相手を自分の良き理解者として好印象を抱きます。これは仕事や恋愛などあらゆる人間関係に共通することです。
些細なことでも相手を褒める習慣をつけておけば、周囲から好かれるようになります。人から好かれることは、人間関係を円滑にするためにも大きなメリットになるでしょう。
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褒める効果2. 職場などで、人間関係のトラブルが減る
人を褒めることは、相手に自信を与えスムーズな人間関係を築くために効果的です。褒められると自分を認めてもらえた気持ちになりますよね。
自分が認められたことを実感できれば、褒めてくれた相手にも感謝をし、信頼関係を築くきっかけにもなります。職場などでも、お互いに信頼関係が築ければ人間関係のトラブルも減らすことができるでしょう。
褒める効果3. 仕事が円滑に進み、出世に繋がる
誰かから褒められると「もっと頑張ろう!」とモチベーションアップに繋がります。モチベーションが上がれば、それだけ仕事が円滑に進み、さらに褒められるような成果を上げることも可能です。
たとえ小さな成果でも褒めることで相手の自信になります。小さな成果を積み重ねることで、結果的には大きな成果として評価され、出世に繋がることもあるでしょう。
褒める効果4. 異性からモテるようになる
男性女性にかかわらず、異性から褒められると嬉しいと感じるものでしょう。自分を褒めてくれる相手に対して「この人といると心地良い」と感じるため、異性からモテるようになります。
「今日の髪型かっこいいね」とか「その服可愛いね」など、自分で自覚していなかった部分を褒められると相手に対してドキッとしてしまい、特別な感情が生まれるのです。
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褒める効果5. 人の長所を見つけ出すことが得意になる
誰かを褒めるにはその人の長所に注目する必要があります。そのため、誰かを褒めようと意識すると、人の長所を見つけ出すのが自然と得意になるのです。
人の長所を見つける力を鍛えることは、自分の長所や才能も見つけやすくなります。日ごろから褒めることを習慣にすれば、自分の長所を発見できるようになるでしょう。
褒める効果6. 褒めることで、自分自身も明るい気持ちになる
誰だって人から褒められると嬉しいでしょうし、心が明るくなりますよね。褒めることで相手が明るくなるだけでなく、自分自身の気持ちも明るいものになるでしょう。
職場などでも些細なことを見つけて褒めることで、褒められた相手はもちろん、周りにもポジティブシンキングが広がります。結果的に、明るい気持ちになって、良い雰囲気を築けます。
褒める効果7. 組織を動かすリーダーになれる
褒められる経験は人が成長するために欠かせません。組織を動かすリーダーは、上手に人材を育てる力が不可欠です。
大きな成果を上げたときだけでなく、小さな成果を上げたときにもしっかりと褒め、時には結果だけでなく、その努力を評価するためにも褒めるのが大切。
部下のやる気を引き出し、信頼関係を築けるようになればリーダーになることも可能です。
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褒めるのが上手い人の技術を学ぶ!褒め方のコツ8選
人を褒めるのは意外と難しいもの。ただやみくもに褒めていると時にはわざとらしくなったりすることもあるでしょう。
ここでは上手く人を褒めたいと思う人のために、褒め方のコツを8つピックアップして紹介します。
褒め方のコツ1. 褒める時に嘘を言わない
いくら相手を褒めたい気持ちがあっても、嘘をつくのはNGです。
褒められて、その場は喜んでもらえたとしても、後々になって褒めてくれた人の嘘だと知った場合、褒められた人は大きなショックを受けてしまうでしょう。
また、嘘をつくときは表情や雰囲気としてにじみ出ることがあるので、相手に良いイメージを与えません。上手く褒めたいのならば、嘘を言わないのがコツです。
褒め方のコツ2. あえてたくさんの人の前で褒めてあげる
1対1の場面で褒められるよりも、たくさんの人の前で褒められれば、喜びがより一層大きなものになるでしょう。
職場であれば朝礼や会議の場で褒めることで、褒められた本人はもちろん、周りも「褒められるように頑張ろう」という気持ちになります。
全体のモチベーションアップのためにも、人前で褒めてあげるのがコツです。
褒め方のコツ3. はっきりと自信を持って褒める
褒める時は、相手にしっかりと伝わるように自信を持って褒めることが大切です。はっきりと聞こえるように伝えるのがポイント。
恥ずかしがっていると、相手に言いたいことが伝わらないだけでなく、時には悪い印象を与えてしまう可能性も考えられます。
上手に褒めるためにも、はっきりと自信を持って褒めるようにしましょう。
褒め方のコツ4. 出来るだけ具体的に褒める
誰かを褒める時には、内容を相手にわかりやすく伝えるのが大切。一生懸命褒めたつもりでも、相手にどこを褒めているのか伝わらなければ、単なるお世辞だと思われる可能性があります。
例えば「今日の洋服可愛いね」と褒められるよりも、「赤い洋服が雰囲気に合って可愛いね」と褒める方が内容が相手に伝わりやすいですよね。
相手のことをしっかりと観察して、出来るだけ具体的に褒めるように心がけましょう。
褒め方のコツ5. 上手く褒めようと意識しすぎない
褒める時には自然体で伝えるのが大切。上手く褒めようとするがあまり、ぎこちない口調になってしまうと、褒める相手からわざとらしい印象に受け取られてしまいます。
心から褒めているつもりでも「嘘を言っているのでは?」と悪い印象に取られてしまうこともあるので、上手に褒めようと意識しすぎないようにしましょう。
褒め方のコツ6. 些細な変化に気付き、褒めに繋げる
上手に相手を褒めるためには「この人はしっかり自分のことを見てくれている」という安心感を与えるのが大切。
例えば髪色を変えたり前髪を少しカットしたりなど、相手をしっかり観察し、些細な変化に気付いて褒めるのがコツです。
人に見過ごされやすい部分や本人にとって当たり前になっている部分に気づいて褒めることが効果的ですよ。
褒め方のコツ7. 本人がいないところで褒める
直接褒められるよりも、褒められたことを第三者を通して伝えられることで、より説得力が増します。
「仕事の手際が良いって彼女が言っていたよ」と聞けば、本人から直接伝えられるよりも嬉しいと感じるものでしょう。
影で褒められると「本心から自分のことを褒めてくれているんだ」と思えるため、褒めた相手からの好印象を与えられますよ。
褒め方のコツ8. 褒め上手の「さしすせそ」を活用する
褒め上手の「さしすせそ」とは「さ」=「さすがです」「し」=「知りませんでした」「す」=「すごいですね」「せ」=「センスありますね」「そ」=「そうなんですか」です。
どれも日常的に使う言葉ばかりですが、だからこそ自然に使えるので褒め言葉として効果的です。
会話の中でさりげなく相手を褒められるので、褒め上手になるためには「さしすせそ」を活用してみましょう。
どこを褒めたら喜ばれる?6つのポイントから具体的な褒め言葉を解説
誰かを褒めようと思っても、一体相手のどの部分を褒めれば良いのかわからない人もいるでしょう。
ここではどこを褒めたら喜ばれるのかわからない人のために、6つのポイントから具体的な褒め言葉を紹介していきます。
褒め方のポイント1. 性格を褒める
仕事で良い結果を出した時とは違って、内面の良さはわかりやすく褒める機会が少ないものでしょう。性格を褒める際には「優しい」「気が利く」などの言葉だけでなく、具体的に伝えることが大切です。
例えば「いつも細かいところまで気配りしていただき助かっています」「みんなの気持ちを考えてフォローしてくれる優しさが素晴らしいです」など、相手にわかりやすく褒めるのがポイントになります。
褒め方のポイント2. センスの良さを褒める
センスの良さは、ある意味その人の才能であるため、褒められると嬉しいと感じるものです。
お気に入りの洋服を着ている時に「その洋服センスいいね」と褒められたり、面白いことを言った時に「ユーモアのセンスがあるね」言われたりすると、自分には意外な才能があるのかと感じることも。
定番の褒め言葉として覚えておくと良いでしょう。
褒め方のポイント3. 考え方を褒める
人との付き合い方や仕事のやり方、勉強のやり方などは人によってそれぞれの考え方がありますよね。自分の考え方を褒められると「わかってくれる人がいる」とモチベーションアップにもつながるでしょう。
例えば「〇〇さんの考え方はいつもポジティブで、良い雰囲気を与えてくれますね」など、日ごろから相手を観察し、具体例を出して褒めるようにしましょう。
褒め方のポイント4. 仕事に対する姿勢を褒める
褒めることは、やる気を出す方法として効果的です。仕事に対する姿勢を上手く褒められれば、本人だけでなく職場全体の利益につながることもあるでしょう。
例えば「顧客とのやり取りがスピーディーで良かった」「プレゼン資料がわかりやすかった」など、ただ「頑張ったね」だけでなく、具体例を上げて褒めることが大切です。
褒め方のポイント5. 相手が気にしているポイントを褒める
誰でも何かしらのコンプレックスを抱えているものですが、あえて相手が気にしているポイントを褒めるのもポイントです。
例えば、声が特徴的な女性に対して「癒やされる」「その声好きだよ!」など、具体的に褒めることが大切。
相手はこれまで自分の欠点だと思っていた部分を褒められると、自分に自信を持つきっかけになることもあります。
褒め方のポイント6. 他の人が褒めないような特徴を褒める
誰しも気が付くような良いところを褒めるだけでなく、本人はもちろん他の人から見過ごされそうな部分を褒めるのもポイントです。
例えば「期日や集合時間をしっかりと守る」「デスク周りがいつも綺麗に整頓されている」など、当たり前だと思っていた部分にも目を向けてみると、その人ならではの良い部分が見つかりますよ。
こんな褒め方は逆効果!褒める時の注意点とは
褒め方を間違ってしまうと、褒めているつもりが相手にとって逆効果になることがあります。
「褒める時はどんなことに注意すればいいの?」と思っている人のために、褒める時の注意点として4つピックアップして紹介します。
注意点1. 周囲の人と比較して褒めるのはやめる
相手を良く褒めようとするがあまりに、「○○君はだめだったのに、△△君はさすがだね」など、他人と比較して褒めるのは止めましょう。
目の前の相手を褒めるだけでなく、周囲を下げて褒められてもあまり嬉しい気はしません。
褒められた相手も「別の人の前では自分の悪口も言われているのでは?」と勘ぐられてしまうこともあるでしょう。
注意点2. 大袈裟にわざとらしく褒めるのはやめる
どんなに素晴らしいと思う相手に対しても、褒め方が大袈裟すぎるとわざとらしくてお世辞のように捉えらてしまうこともあるでしょう。
中には「褒めるのは何か別な意図があるのかも」と警戒されることもあります。
褒めた方に悪気はなくても、相手にとって悪い印象を与えてしまうこともあるため、大袈裟にわざとらしく褒めないように注意が必要ですよ。
注意点3. 「すごいね」「さすが」など曖昧な褒め言葉を使わない
せっかく相手を褒めても、その内容が相手に伝わらなければ意味がありません。相手に褒めている内容を伝えるためには、具体的に褒めることが重要。
「すごいね」「さすが」のように曖昧な表現では、たとえ褒め言葉のつもりで相手に言っても伝わらない可能性があります。
逆に嫌味として捉えることもできる言葉なので、注意して使うことが大切です。
注意点4. 明らかに簡単過ぎる事を褒めるのをやめる
些細なことを褒めることは大切ですが、周りからみても明らかに簡単すぎることに対して褒めると、相手にとっては嫌味とか皮肉とか反対の意味で取られてしまう可能性があります。
例えば「お客様に挨拶をした」「時間通りに集合できた」など、大人だったら出来て当たり前のような、簡単過ぎることに対して褒めるのはやめましょう。
相手に合わせて的確に褒めることが、褒め上手な人になる第一歩。
今回は「褒める」ことについて解説してきました。人を褒めることは円滑な人間関係を築くためにも大切なことです。褒め上手になれれば、円滑な人間関係を築くためにも有利になるでしょう。
今回紹介した内容を参考に、褒め方のコツを少しでも勉強しておけば、プライベートやビジネスなど大人同士の人間関係を築くうえで役立つだけでなく、子育てにも役立つのでぜひ参考にしてくださいね。
【参考記事】はこちら▽
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