主体性&積極性がない人の原因と特徴。主体性を高める5つの改善方法とは
主体性がない人っていますよね。
周囲に主体性がないと言われている人はいませんか?
職場で仕事をしている男性や彼氏・彼女にも、どこか自分の意思を主張したがらない人がいるでしょう。
そんな主体性がない人には、ある共通の特徴があります。
今記事では、主体性の意味と自主性との違いから、主体性がない人の10の特徴や主体性がない原因を徹底解説。
また、主体性がないといわれて悩んでいる人のために、主体性を高めるの5つの改善方法をご紹介します。
前提として「主体性」の意味とは?
主体性とは、自らの意志で考えて、その判断に基づいて行動することを指します。言い方を変えると、何も与えられていない状況で、自分の意思を固めて、今するべき行動しようとする態度のことです。
しかし、この定義に「責任をもって」行動すると付け加える必要がある、という考え方もあります。
自分の人生は自分で責任を負う、という意味も主体性には含まれているのです。
何かが起きたとき、それは自分の意思で選んだものだから、自分に責任があると考えられるのが主体性がある人と言えますね。
主体性がないのと自主性がないのは異なる?「主体性」と「自主性」の違い
「自主性」とは、自分から率先して行動することを指します。
例えば、言われなくても飲み会の幹事を引き受けたり、人が嫌がるような汚れ仕事を自らすることです。
両者は似ていて、混同されがちな言葉ですが、「自主性」はやるべきことが最初から分かっている場合を指している点が明確に違います。
一方で主体性は、何をやるべきか自体を考えて、自分の責任で決定・行動することを指しているのです。
広く言えば、主体性がある人は自主性もあると言えますね。
主体性がない人に共通する特徴
主体性がある人は、自分の意志で考えて、責任をもって行動できる人だと分かりましたね。
では、主体性がない人にはどのような特徴があるのでしょうか?
ここからは、そんな主体性がない人に共通している10の特徴を詳しく解説していきます。
特徴1. 何事に対しても受動的で自分からアクションを起こさない
仕事では、部下として上司から与えられた仕事だけをこなすのが当たり前、という人もいるでしょう。
主体性がない人は、どのような事にも受け身で、自分の意思で何かをしようとしないという特徴があります。
例えば、この仕事にはもっと効率が出る方法がある、こうすればより働きやすくなる、という考えが頭をよぎったとしても、実際に行動しようとはしません。
なぜなら、自分から提案すれば何かあった時に責任を取ることになる、と考えてしまうからです。
特徴2. 基本的にネガティブでマイナス思考
自分に自信が持てない人は他人に頼りがちです。他人に頼り過ぎてしまうと、いざ自分が1人で行動をした時に失敗してしまうケースがほとんどです。
そして、失敗した経験を引きずると、ネガティブなマイナス思考が当たり前になってしまいます。
「自分なんて」「どうせやっても無理」そう考えてしまって、積極的な行動ができず、主体性がない人と言われるのです。
実は、主体性がある人ほど何度も失敗を経験しています。それでも、失敗の責任は自分にあると考えて、次は成功させるという前向きな気持ちを持っているから、主体性があると言われるのでしょう。
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特徴3. 責任感が弱く、すぐ人に任せてしまう
彼氏彼女とのデートプランや友達と出かける場所を、毎回のように決めてもらっていませんか?
普段から人に任せてしまう癖がついてしまうと、主体性がないと呼ばれる原因となってしまう場合があります。
なぜなら、人に頼ることに慣れてしまうと、自分から行動する機会を失い、自然と周りに合わせるのが当たり前になってしまうからです。
自分の意思ではないから、失敗して責任を感じることもなく、楽かもしれません。
しかし、日常生活で彼氏彼女や友達に甘えすぎると、社会でも責任感のない人間になってしまう可能性があるのです。
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特徴4. 自己肯定感が低く、自分に自信がない
何か発言すれば、それは自分の責任になるのは事実です。
主体性がない人は、自分に自信がなさ過ぎて、自分の意見を言えないという特徴があります。
自己肯定感が低い人の多くは、自分の力だけで成功した体験が乏しいことが原因です。
一方で、主体性がある人は、自分の意思で積極的な発言や行動をします。
もし、結果的に失敗してしまっても、そこから自分の課題を見つけ出し、成長する機会が生まれるのです。
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特徴5. すぐに「何でも良い」「どっちでもOK」と答えてしまう
つい決定を彼氏や彼女任せにしてしまうことってありますよね。
しかし、毎回のように、彼氏や彼女任せにしていると主体性がない人と言われる可能性もあるでしょう。
なぜなら、人に決めてもらうと楽だから、自分で物事を決めるのは苦手、という人は自分の責任を避けたいだけ、とも言えるからです。
口癖のように「なんでも良い」「どっちでもOK」と言ってしまっていませんか?
言われた相手は「あなたにとっては、どうでも良いことなんだ」と呆れているかもしれませんよ。
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特徴6. 人の意見にすぐ合わせてしまう
仕事のチーム内で活発に意見を言える男性がいる一方で、終始黙って人の意見に頷いているだけの男性もいますよね。
主体性がない人は、自分の意思が弱いからか人の意見に合わせてしまいがち、という特徴があります。
そうなる理由は、自分の発言に責任を持ちたくないという気持ちがあるからです。
もし、自分の意見が通った場合に、トラブルがあったら面倒だから、発言は控えたいと考えてしまう人もいます。
このタイプは、消極的な行動ばかりを繰り返し、大きな成功を収めることができない人と言えるでしょう。
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特徴7. 意外と小心者で、自発的に振る舞うと周りにどう思われるか不安
臆病な性格だと主体性が弱くなってしまう場合があります。
常に人の目を気にして、自分を出したらどう思われるか不安になってしまう人もいるでしょう。
過去のトラウマや育った環境が原因で小心者な性格になると、主体性が失われる場合もあります。
警戒心が強いのは悪いことではありません。
しかし、必要以上に周囲の視線を気にしていると、消極的な行動しかできない主体性のない人になってしまうのです。
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特徴8. 疑問点やわからないものを解決せずにそのままにしてしまう
学校や職場で疑問を感じた時、どのように対処していますか?
解らないものを解明しないまま放置している人は、主体性がない人になりかけているかもしれません。
なぜなら、疑問を自分で解決しようと思えないのは、知的好奇心が足りていない証拠と言えるからです。
上司や友人に後で聞けば良い、自分が解決しなくても誰かがやってくれる、と考えてしまうと、自ら体験して知識を得る機会が失われていきます。
少し面倒なことでも、自ら解決しようと行動できるかどうかが主体性や行動力の向上に繋がるのです。
特徴9. 何事にも無気力で向上心がない
あなたの周りに非常にモチベーションが低い人はいませんか?
仕事はもちろん、趣味や恋愛にも無気力で何に対しても向上心がない人は主体性がない人になりがちです。
実は、無気力になってしまう人は完璧主義者だったり、元は頑張り屋だったりします。
しかし、その多くは人に決められたこと、指示されたことだけをこなしてきた向上心のない人です。
自分で考えて、責任持って行動した経験が少ないから、状況の変化に耐えられず無気力になってしまうと言えます。
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特徴10. 自分に甘く、すぐに手を抜こうとする
あらゆる場面で楽をすることを覚えてしまうと、主体性がない人になってしまうことも。
自分が苦労しない道ばかり選んでいる人は、何事にも責任をもって行動できなくなります。
その結果、自分から積極的な行動をしなくなり、楽を出来るならとことこん手を抜くという、典型的な主体性がない人になってしまうのです。
仕事でも、つい手を抜いてしまったり、自分の責任なのに他人のせいにしたり、自分に甘く他人に厳しい性格になるでしょう。
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主体性がない人は積極性がない。主体性がなくなる主な原因は何?
主体性がない人は共通して、積極性がないという特徴を併せ持っているのが分かりました。
では、そうなってしまった原因はどこにあるのでしょうか?
ここからは、主体性がなくなる主な原因を5つ、詳しく解説していきます。
原因1. プライドが高く、自分の納得した事しか取り組もうとしない
自分を大事にしすぎることが主体性が無くなる原因となる場合もあります。男性にありがちなプライドの高さが仇となることも。
あまりにもプライドが高い男性は、自分が傷つきたくないせいか主体性がない行動をしがちです。
なぜなら、他者よりも自分を大事にしようとするため、責任を負うことを避けたがる人が多いから。
プライドが高い男性は自分に自信があるから、主体性がありそうだと感じる人もいるでしょう。
しかし、いざ自分が責任を取るような場面になると、頑なに拒否するケースも多いです。納得したことしかしない自分本位な考えでは、主体性や自主性はなくなっていきます。
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原因2. 周囲にリーダーシップの強い人が居て、甘えてばかりいる
頼りになる友人や上司がいると、つい従ってしまいがちですよね。
責任感があって人一倍リーダーシップの強い人がいると、周囲の人間の主体性がなくなる原因となるケースもあります。
なんでも率先して動いてくれて、他人に的確な指示ができる。
そんな人に甘えて従っていれば、楽だし失敗しても責任を負うことはない、と考えてしまうと主体性がなくなっていきます。
リーダーシップが強い人がいること自体は悪くはないのですが、主体性を育てる観点から見ると良い環境にあるとは言えないでしょう。
原因3. 打たれ弱く人に意見を言うのが怖い
他人に指摘されるとすぐに委縮してしまう人もいるでしょう。
そんな打たれ弱い人が、自分の意見を言えない状況が続くと、主体性がなくなる原因となります。
打たれ弱い性格の人は、怒られたくないからか、どうしても他人と衝突することを避けがちです。
自分の意思を無視して人に合わせた行動ばかりになると、主体性は失われていきます。
結果的に消極的な行動しかできなくなる、という負のスパイラルから抜け出せなくなるのです。
原因4. 周りに我が強い人が多く、自己主張があまり出来ない状況だから
自分の意見をしっかり通したくても、周囲の圧に負けてしまう時もあります。
自分は自己主張をしたいと思っていても、周りがさせてくれないのは主体性がなくなる原因です。
この場合、自信を持って根拠のある意見を提示できないと、我が強い人に負けてしまうことになりかねません。
また、自分を否定され続けることで、何も言えない状況にさせられるのも主体性が失われる要因と言えます。
原因5. 自分で考えて行動する癖が身についていないから
導き出した答えに自信を持つのは勇気がいることです。普段から自分の考えを持って、行動を起こしていないと主体性がなくなる原因になりかねません。
人に指示されるのを待ったり、決められたことしかやらない状況が続けば、それに甘んじて自ら行動することはなくなってしまうのです。
最初は失敗が多く、自信を失うかもしれませんが、自分で考えた行動で失敗するのは成長の糧にもなります。受け身の自分を捨てて、自分で考えて行動してみることが主体性をなくさない鍵となるのです。
反対に主体性がある人の特徴とは?
主体性がなくなってしまう原因が分かれば、改善策も立てられるでしょう
では、反対に主体性がある人はどのような特徴があるのでしょうか?
ここからは、主体性がある人の特徴から主体性を高める方法を探っていきます。
1. 周囲に指摘されなくても、自分から情報を取りに行って行動ができる
自主性にも似ていますが、やるべきことに気づいた時にどう行動するかが重要です。
主体性がある人は、指示がなくても自ら考えて行動できるのが特徴です。
例えば、職場で上司に言われる前に仕事を探しに行ったり、効率が良くなる仕事の方法を模索したり、自分から行動できる機会を逃しません。
面倒だからやらない、ではなくて、指摘される前にこなしてしまおうと思えるかどうかが、主体性があるかないかの分かれ目といえます。
2. 自分でやるべきことを判断する決断力がある
職場で自分だけが手持ち無沙汰になった時、何を考えていますか?
まずは、何をやるべきかの判断をして、実際に行動しようとする決断力があるのが主体性がある人と言えます。
「上司は大変そうだけれども、部下だから自分は暇でラッキー」ではなく、時間が空いたから何かできることはないか探そう、と思えるかが大切です。
意識的に考えることで、視野も広がり、他人の気持ちが理解できるようになることもあります。
結果的に、周囲との関係が良くなり、自分の意見を通しやすくなるなど、主体性がある人と呼ばれるようになるケースもあるのです。
3. 一度始めた事はきちんと最後までやり遂げる
一貫して続けることは簡単ではありません。主体性のある人は、何事も最後までやり遂げる努力をします。
なぜなら、自分の成功体験を増やすことが、自分の自信に繋がることを知っているからです。
自分に自信があればあるほど、成功を想像しやすくなり、自分の意見をしっかり通すことができるようになります。
小さなことでも良いので、一度はじめたら最後までやり遂げることが、主体性のある人への第一歩と言えるでしょう。
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4. 失敗しても糧にして、すぐにまたリスタートを切れる
失敗を恐れる人ほど成長が伴わないケースがほとんどです。
主体性のある人は、失敗してもすぐに立ち直って、また挑戦できる人でもあります。
だからといって、失敗を省みていないわけではなく、失敗した理由や次に活かせるポイントなどを考えた上で、次の挑戦をするのです。
常に自分の力で考えることを忘れないのが、主体性のある人と言えます。
失敗を恐れて挑戦しないよりは、小さな失敗を繰り返して、やがて大きな成功に結び付くチャンスを掴める方が建設的な行動と言えるでしょう。
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5. 好奇心が旺盛で、気になることは自分から勉強したり、探求したりする
知識欲がどれだけ備わっているかも主体性に影響します。人は学んで知識を得ることで、もっと深くまで知りたいという探求心が身につきます。
些細なことでも気になることを調べたり、興味を持って物事を知ろうとするのが、主体性のある人の特徴です。
興味があると感じるだけでもワクワクしたり、ポジティブな気持ちが生まれます。
それが好奇心になり、1つの物事を突き詰めて考える力がつくと、主体性のある行動ができるようになるものです。
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主体性がない人でも主体性を持つための改善方法
主体性のある人の特徴を確認すると、自分には程遠いと感じる人もいるかもしれません。
では、主体性がない人でも始められる改善策はあるのでしょうか?
最後に、主体性がない人が主体性を高めるための5つの改善方法をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
改善方法1. 小さいことからで良いので、自分で決断をくだす習慣を身につける
友達や彼氏彼女から「AとBどっちが良い?」と聞かれた時がチャンスです。
もし、主体性を高めたいなら、どんなことでも良いので自分で決断してみるところから始めましょう。
普段は「どっちでも良い」「○○が好きな方で良いよ」なんて答えていませんか?
くだらないと感じるかもしれませんが、主体性を高めるためには、些細なことでも自分で考えようとするのが大切です。
決断をくだす習慣づけをすることで、大きな選択を迫られた時に人任せにしない力が身につきます。
慣れてきたら、「Aが良い。理由は○○だから」と自分の意思とその理由が言えるようになれば、主体性のある人に大きく近づきますよ。
改善方法2. きちんと自分の意見を持ち、周囲に発信するようにする
仕事の会議中には頷いてばかりで、強い意見に同意して、その場を穏便に済ませようとしていませんか?
主体性を高めるのに大切なのは、人の意見に左右されないことです。
「Aさんとほぼ同じ意見だから言わないでおこう」という考えが頭をよぎってしまうと、自分で考える力が失われていきます。
また、周りとの衝突を恐れて同意ばかりしていては、本当に正しい意見かどうかを見失ってしまうことも。
最初は自分の意見を固めて、根拠を持って話すのは難しいことですが、その分、発言すること自体が自分にとって良い経験となります。
失敗を恐れずに自分の意見を発信することで「○○は変わったな」と上司からも見直させるかもしれませんよ。
改善方法3. 上司など主体性がある人の言動や行動、立ち振る舞いを参考にしてみる
周りに自分がしっかりしていて、部下として尊敬できる憧れの人はいませんか?
リーダーシップが強くて頼りになる人を参考にするのも、主体性を高める手段の1つと言えます。
主体性のある人の言動や立ち振る舞いには、自分にはない要素があるはずです。それを比較し、真似しようとするだけでも主体性のある人に近づくことができます。
上司や先輩に該当する人がいなければ、有名な経営者や架空の人物でも構いません。主体性のある人の動き方を知ることから、始めてみるのも良いでしょう。
改善方法4. 家族に頼りがちな人は、この機会に一人暮らしをスタートしてみる
少し強引ですが、自ら甘えられる存在を断ち切るのも良い手段と言えます。自分の意思で一人暮らしを始めるのが一番主体性がある行動かもしれません。
なぜなら、住む家探しはもちろん、ガスや電気の契約、税金の支払いなど、自分の意思で考えてやらなければならないことが一気に増えるからです。
家賃が払えなくなれば家から追い出されますし、家事をしつつ、食事も自分で用意しなければなりません。
主体性がなくて悩んでいたことを忘れてしまうくらい、自分の意思で考えることばかりで、充実した日々を送れるでしょう。
改善方法5. 勉強やスキルアップなど、自分磨きをして自分に自信を持つ
ポイントは、何をするか人に聞くのではなく、自分で考えて決めることです。
自分に自信がないのが原因で主体性がなくなっている人は、目標や期限を自分で立てて、何かに打ち込んでみましょう。
今、自分に何が必要なのか、このスキルがあれば自信が持てるということを探そうとするのが主体性を高めることにも繋がります。
また、主体性がある行動をしたら、メモしておく習慣をつけると達成感を感じやすくなりますよ。
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主体性がある人を真似して、充実した人生を送りましょう。
主体性がない人は仕事や恋愛、友人関係においても消極的な行動が目立ってしまうのが分かりました。
自分の意思で行動しないのは、責任が伴わないから楽ですね。しかし、楽をする道ばかり選んでいると、将来困るのは自分自身かもしれませんよ。
自分の意思で決めて、行動する力は、後からでも身につけることができます。主体性を高める方法を参考にして、仕事も恋愛も充実した生活を送りましょう。
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