自分の意見が言えない8つの理由と原因。性格を改善する最強の克服方法とは?
自分の意見が言えない8つの理由|黙ってしまう心理とは?
「会議で思うように発言できない原因がわからない」
「いつも自分の意見を言えずに黙ってしまう...」
会議や日常生活で考えていることはあるのに、はっきりと自分の意見が言えない人も多いのではないでしょうか。
やる気がないわけではなく発言したい気持ちはあるのに、どうして黙ってしまうのか。
ここからは自分の意見が言えない8つの理由を紹介していきます。
理由1. 間違ったらどうしようという不安が大きいから
もし間違えたことを言っても訂正すればいいのですが、真面目な性格だったり、小心者な人は間違えることに強い不安を感じてしまいます。
- 正しいことを言わないと怒られると思っている
- 間違いを指摘されるのが怖い
などの気持ちから、自分の中で勝手に不安になってしまい発言することができません。 間違えることを気にするあまり気持ちに全く余裕がない状態なのです。
理由2. 自分から発信して注目されるのが恥ずかしいから
元々の性格や後天的な出来事によって、人から注目されるのが恥ずかしいという気持ちが強く、自分の意見が言えない人もいます。
- 幼いころから人の視線が集まると恥ずかしくて思うように話せない
- 過去に家族や友人などに自分の意見を馬鹿にされたトラウマがある
など、さまざまな理由から自発的に何かを発信することに抵抗があるのです。
生まれ持った性格で人前が恥ずかしい場合は、克服するのに時間がかかるかもしれません。
理由3. 責任を感じたくないから
世の中、プレッシャーを味方に付けて頑張れる人ばかりではありません。
例えば、仕事について「もし自分の意見が採用されて、プロジェクトが失敗したら自分の責任になる」と先回りして考えてしまう人もいます。
このような人は、失敗が自分の責任になるくらいなら他の人の意見に従って、その人の責任にしたいという思いから発言せず黙ることがあります。
理由4. 相手を不快にさせたくないから
言いたいことは自分の中にきちんとあるのですが、気持ちが優しいので相手への気遣いから自分の意見が言えない心理状態です。
- 自分の意見で相手がイライラするのではないか
- 自分が反論することで場の空気が悪くなるのは耐えられない
などの考えから、自分の意見を通すよりも黙っていた方が良いと思ってしまいます。
理由5. そもそも自分の意見が分からないから
与えられた仕事の課題や、会議の議題に対して、よくわからなくて自分の意見を言えないということも。
あるいは、前提知識がなくて議論についていけないという場合もあります。
- グループ内の誰かが良い案を出すだろうと真剣に意見を考えてない
- まだ新入社員で技術的な知識が不足していて意見を出せない
などが主な原因。この場合、知識不足が原因であれば努力次第ですぐに解決できる可能性があります。
理由6. 自分に自信が無いから
自分の意見を褒められた経験が少なく、自分に価値を感じられないため、積極的に発言することができない心理状態です。
「どうせ自分の意見なんて、言っても意味がない」と考えているので自分からは発言しません。
発言して否定されることが耐えられないので、自分の殻にこもってしまいます。
自分に自信がない人は繊細でショックを受けやすいので、1度否定されるとなおさら意見が言いづらくなる傾向に…。
理由7. 争いごとに巻き込まれたくないから
「自分の意見に対する反対派がいるのではないか…」もしそうならば黙っておこうという考えから発言を控える心理も。
会議などで反対派が出てきたときに自分の意見を通そうと思えば、時に言い争いになることもあります。
大人しい性格の人や気の弱い人は、人と争うのが苦手なので、黙っていることで身を守ろうとしてしまいます。
理由8. 相手にされないリスクを考えてしまうから
自分が発言したところで聞いてもらえないだろうという諦めから何も言わない人もいます。
無視されて嫌な気持ちになるくらいなら黙っておいた方がましということです。
- 幼少期に両親が共働きで話を聞いててもらえなかった
- 話の通じない友人と過去に揉めたことがある
などの理由で自分のことを悲観的に捉えやすくなり、大人になっても自分の意見に自信が持てないままでいる。
あるいは、他人に期待しない気持ちが強い人に多いパターンです。
自分の意見が言えない性格を克服する5つの方法|少しずつ改善するコツとは?
「いつも言いたいことが言えない」
「黙ってしまう癖をどうやって直したらいいんだ!」
自分の意見が言いたいのにうまく発言できないと、もどかしい気持ちになりますよね。
それに改善できないと「会議でいつも黙っているずるい人」や、「何も考えてない」などと職場でレッテルを張られてしまうかもしれません。
では、どうすれば自分の意見が言えるようになるのか、克服方法を把握しておきましょう。
克服方法1. 「1回で伝わらなくて当たり前」と思っておく
始めから何度も意見をすり合わせていくことを前提にすると気持ちが楽になるはず。
「1回で完璧に言いたいことを伝えなくては…」と意気込むことが少なくなると、結果的に肩の力が抜けて自分の意見が言いやすくなります。
今までよりも打合せの機会を増やすなどして、コミュニケーションの質よりも回数を増やすことを意識しましょう。
コミュニケーションの機会が増えると、完璧に伝えなければいけないというプレッシャーが減ってきて、自分から発言できるようになります。
克服方法2. 「正解がないから難しい」ということを理解しておく
まず大前提として、職場の会議などで交わされる意見に正解は無いということを覚えておきましょう。
学校教育などで意見には正解があると刷り込まれている人が多いですが、正解が無いからこそ社会人になり、みんな苦労しているのです。
それどころか、社会人になれば、型にはまらない意見の方が皆に気づきをもたらし、重宝されることがあります。
ですから、あまり正解にこだわりすぎずに、「自分の発言が何かの役立ったら嬉しい」くらいの気持ちで話してみましょう。
克服方法3. 異なる意見の方が価値があることを知っておく
自分の意見に反論されたり、反対意見をぶつけられるのが怖くて自分の意見が言えない人もいます。
このようなタイプの人は、反対意見についての認識を変える必要があります。
反対意見は価値観や考え方の違いから生まれるもので、相手を否定するものではないので、怖がる必要はないということを覚えておきましょう。
自分の発言に対して反対意見を言われても、それは自分の考えを広げる材料になると捉えると発言するのが怖くなくなるはずです。
克服方法4. 経験を積んで他人の視線に慣れる
なかなか思うように自分の意見を発言できないということは、注目されることを苦手に感じていると考えられます。
そういう場合に大切なことは、強い気持ちで会議に臨むとか、「次こそは発言する!」と意気込むことではなくて、他人の視線に慣れることです。
ビジネスの場であれば、まずは2、3人程度の少人数の会議を設けて「自分が発言すること」や「自分の話を聞いてもらうこと」に慣れましょう。
まずは、"少人数の場で発言する"、次は"資料を使っての説明をする"のように少しずつ成功体験を積むことで自信がついてきます。
克服方法5. 日記をつけて考えを整理する習慣をつける
普段からできていないことを職場の会議のような大人数が集まり、プレッシャーのある場で急にやるのは難しいものです。
そこで、日頃から日記やSNSに自分の意見を伝わりやすくまとめる練習をしておくことをおすすめします。
日記を書く際には、出来事やその時の感情に加えて、自分がどう考え対処したかを書いておきましょう。
そうすることで自分の考え方の傾向を知ることができ、急に意見を求められた時でも自分の思っていることを言葉で伝えられるようになります。
自分の意見が言えない人への4つの対処法|考えを上手に引き出すコツとは?
「なかなか自分の意見が言えない人の特徴が知りたい」
「うまく発言を引き出す方法はないの?」
会議の場で満遍なく意見を引き出したいと思っても、意見が言えない人がいると困ってしまいますよね。
無理に発言を促して場の空気が悪くなるのも考え物です。
どうすれば上手に意見を引き出してあげられるのか、対処法を把握しておきましょう。
対処法1. 自分の意見を言う機会を与える
会議に興味がなく、意見などないという人に対して考えを改めさせることができる対処法です。
普段あまり発言がないなという人から定期的に意見を聞く場を作りましょう。
会議のようにあらたまった場では緊張している様子が見えるのであれば、小規模なミーティングや1対1で話を聞くことから始めても良いでしょう。
意見を交える場を増やすことで、場慣れして自分の考えを言えるようになりますし、意見を聞いてもらえれば発言に対する責任感も生まれます。
対処法2. 意見を言いやすい質問をしてあげる
自分の意見を言うのが苦手な人は、曖昧な質問をされると「上手に答えないといけない」と考えすぎてしまう特徴があります。
その結果、うまく自分の意見を言えなかったりするので、質問する側も答えやすいように工夫してあげることも大切です。
「〇〇さんはこう感じていませんか?」と仮説を立てた質問をしたり、イエスかノーで答えられる質問をしてあげましょう。
答えやすい質問に答えることで、本人も自分が議題についてどう捉えているかがわかるので、「私はこう思います」と意見を言いやすくなります。
対処法3. 指摘するのではなく、しっかりと聞いてあげる
発言するのが苦手な人の中には、自分の言った事に対して「否定されるのではないか」という恐怖心から、発言をためらってしまう人もいます。
発言内容に対して良かれと思ってしたアドバイスも相手によっては「頑張って発言したのに否定された」と捉えられている可能性もあります。
ですから、自分の意見を言うのが苦手な人に対しては、指摘やアドバイスよりも共感して話を聞いてあげる事を優先しましょう。
自分の発言をきちんと聞いてもらえているという安心感が意見を引き出すことに繋がります。
対処法4. 相手が好きなことについて質問する
発言するのが苦手な人でも、自分が好きなことや得意なことに関しては知識があるので自信を持って発言しやすい傾向があります。
相手の趣味や好きなことについて質問してみると、気軽に返答があるかもしれません。
もし返答があったら、「どんなところが面白いの?」など質問を重ねることで色々話してもいましょう。
そうすると発言することに慣れてもらえるでしょう。
会議を取り仕切る立ち位置の人は、日ごろからグループメンバーの趣味や嗜好を把握しておくのがおすすめですよ。
そもそも自分の意見がない?自分の意見を持つ方法とは?
「会議で的確に言いたいことを言えるようになりたい」
「自分の意見を持つにはどうしたらいいの?」
自分の考えを公の場で話せるようになるには、普段からのトレーニングが欠かせません。
いつもハキハキと発言しているあの人も、何もせずに発言できるようになったわけではないのです。
では、どのようなことを実践すればいいのか?ここからは、自分の意見を持つ方法を3つご紹介します。
方法1. 考えを紙に書き留めてみる
その日感じたことや、ふと思いついたことを紙に書いていくことで、自分の考えていたことや物事の捉え方が明らかに。
書き出した一つ一つは深い意味を持たないものに感じられるかもしれませんが、それらをまとめれば自分の意見になります。
ですから、なんとなく思いついたことでも書き留めておくことを習慣にすると良いでしょう。
書く内容やどのように書くかは、ルールを設けなくて構いません。書いたものを見返しながら自分の考えと向き合うことが大切です。
方法2. 積極的に読書をして知見を広める
読書をすることで自分の中にはない考え方に触れる事ができますし、様々な知識も身に付くので意見の幅が広がります。
また、自分の言いたいことをうまく言語化している本に出合うことができれば、こういう風に話せばいいんだと参考にすることもできます。
どんな本を読んだらいいかわからないという方には、池上彰さんの『考える力がつく本』がおすすめです。
新聞やネットから得た情報を整理する方法や、図解で理解を深める方法など、意見をまとめるために必要な考える力を学ぶことができます。
方法3. 他人の言葉を疑う癖をつける
ニュースやSNSで流れてくる情報を鵜呑みにせずに、「本当にそうなのか?」と批判的に考えるようにすることで主体的に考える癖がつきます。
疑いを持って自ら調べたことは、ただ聞いただけのことよりも自分の中に知識として定着し、意見を言う際の土台になるでしょう。
情報を取り入れる時は、子どもの様な気持ちで「なぜ?」「どうしてそうなった?」と考えると次々に疑問が湧いてくるので、試してみてください。
また、自分で経験したことは、意見を考える上で最も信頼できる情報源です。聞くことよりも実際に見ることに意識を置きましょう。
自分の意見が言えない原因を突き止めて、少しずつ改善していこう!
自分の意見が言えない理由は、人前がちょっと怖い、伝え方がわからないなど様々です。
思うように発言できないことが続くと、どうしてうまくできないのだろうと自分にイライラしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、諦めずに自分と向き合い場数を踏めば、必ず自分の意見を伝えられるようになります。
この記事で紹介した克服方法を参考に、次の会議では自分の考えを話してみましょう。
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