集団行動が苦手な人の心理&特徴。大人数が楽になる7つの克服方法とは
集団行動ができない、大人数が苦手な人っていますよね。
大人数で行動したり移動したり、団体行動が苦手と思う時って困りますよね。
一人でいても問題はないかもしれませんが、大人になって仕事をするようになれば、集団行動が苦手だということは、デメリットになりかねません。
今回は集団行動が苦手な人のために、心理や性格の特徴などを深掘りし、少しでも克服するための方法をご紹介していきます。
前提として集団行動をするメリットって?
団体行動が好きではない人の中には、自ら進んで一人で過ごし、個人行動しているという人も多いですよね。
好きで一人でいる人にとっては、集団行動をすることに特にメリットを見い出すことは出来ないかもしれません。
しかし、集団行動にはメリットがたくさんあります。まずは、集団行動することで得られるメリットについて、詳しくご紹介していきます。
メリット1. 困った時に助けてもらえる
団体行動をする大きなメリットと言えるのが、大人数で過ごしているので、困った時でも誰かが助けてくれるということが挙げられます。
例えば仕事をしている職場で一人で個人行動をしていると、自分が壁にぶつかった時は自分一人で解決をしなければいけません。
しかし、団体行動はみんなでお互いを助け合える関係です。大人数でそれぞれ知恵を出し合って、難問に立ち向かう事ができます。
メリット2. 孤立してる人よりも仕事で評価されやすい
仕事をしていると、会社が人を評価する際に、他人と上手くやれるのかといった、コミュニケーション能力を問われることが多いです。
一匹狼で群れる事をせずに仕事をこなす人よりも、大人数の中で上手く立ち回り仕事をこなせる人の方が、能力が高いと評価されるのです。
やはり会社というのは組織で動いているものなので、個人行動をする人よりも、団体行動が出来てチームワークを重んじられる人を求めているのですね。
メリット3. 寂しい気持ちが満たされる
一人で過ごすことが好きな人でも、時には一人でいることに寂しさを感じることはありますよね。
いつも大人数に囲まれながら過ごしていれば、寂しさを感じたとしても、人に関わることで寂しい気持ちを解消することが出来ます。
仲間と楽しく会話をしてみたり、暇つぶしに付き合ってもらったりと、団体行動をしている人は、孤独を感じている暇がないぐらい満たされているのです。
メリット4. 人の気持ちが学べる
個人行動ばかりしている人はいつも一人しかいませんから、常に自分のことだけを考える癖がついてしまうでしょう。
集団行動では、人の気持ちを考えない行動をする人は、大人数の中で浮くことになりますので、自然と相手の気持ちを考えることが身についてきます。
人の気持ちを察することが苦手だという人も、団体行動に慣れていけば、相手の気持ちを考える訓練ができますよ。
なぜ苦手なの?集団行動&団体行動が苦手な人の心理5つ
集団行動には、様々なメリットがあることがお分かりいただけたのではないでしょうか。ここからは、大人数で行動する、団体行動が苦手な人の心理について解説していきます。
自分や周囲の人が、なぜ集団行動が苦手なのかを理解するために、役立ててくださいね。
心理1. 周囲に馴染む自信がない
集団で行動するということは、多くの人々に囲まれながら、全員と仲良くしなければいけませんよね。
人と行動することが苦手で、周囲に上手く溶け込むことができないタイプは、大人数の中で浮くのが怖くて集団行動が苦手になってしまうことがあります。
無理をして人に合わせるぐらいなら、一人で個人行動をした方が楽だと思ってしまうのです。
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心理2. 自分をアピールしたい
人は大人数の集団の中にいると、存在感が薄れてしまうので、自分をアピールすることが出来なくなります。
そのため、自分を強くアピールしたいという目立ちたがり屋タイプの人は、あえて集団に属しないで個人行動をすることがあります。
一人で行動していた方が何かと目立ってしまいますし、自分をアピールするためには、適しているとも言えますよね。
心理3. 大人数で行動すると気を配りすぎて疲れる
他人の顔色を見るということは、決して悪いことではないのですが、あまりに周りの反応を見すぎてしまい気を配りすぎるタイプの人は、集団でいることに疲れてしまうことがあります。
自分のことよりも周囲の人を気にしてしまい、「嫌な思いをしていないかな?」などと考えすぎてしまうので、次第に集団が面倒になってきてしまうのです。
心理4. 自分を一番優先したい
気を遣いすぎなタイプとは正反対で、全てが自分中心で自分のことしか考えられない、考えたくないという人も、集団行動は苦手です。
そういった心理の人の場合、一人で行動していても全く苦にならない人が多く、個人行動をしていることが、幸せであったりします。
人に合わせて行動することが嫌いなので、個人行動に向いている人とも言えるかもしれませんね。
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心理5. 無駄な時間を作りたくない
集団で行動をするということは、大人数それぞれが歩調を合わせて行動する必要がありますよね。人数が多ければ多いほど、みんなの意思を確認して行動を起こすのは、時間がかかり大変な一面があります。
それに対して一人で行動している場合は、誰の意見も聞く必要がありません。全て自分の思いのまま行動出来てしまうので、時間もかからないのです。
時間を大切にしている人にとっては、集団行動は時間の無駄遣いだと感じてしまいます。
集団行動が苦手な人の特徴とは
集団行動が嫌いな人の心理についてご紹介してきました。
さらに集団行動が苦手なことを克服するために、集団行動が苦手な人の特徴について見てみましょう。
性格や行動の特徴を詳しくご紹介しますので、理解しながら読んでみてくださいね。
集団行動が苦手な人の「性格」の特徴
まずご紹介するのは、性格についての特徴です。
集団で行動することが嫌いだという人には、共通の性格の特徴をいくつか挙げることができます。
自分自身を振り返る意味でも、じっくりと読んでみてくださいね。
性格1. 他の人と異なる価値観を持つ
集団行動が苦手な人は、その人独自の価値観を持っていることがあります。
誰もが自分と似たような価値観を持っている人とは、きっと違和感なく付き合うことができますよね。
しかし、価値観が違っている人と一緒に行動するのは、無理をして相手に合わせなければいけなくなるので、苦痛に感じてしまうでしょう。
他人と価値観が違いすぎると、集団に馴染むことができなくなってしまうのです。
性格2. 自分に自信がない
集団行動をしていると、いつも大人数にまぎれていれば済むわけではありません。
時には自分の意見を主張しなければいけない場面も出てきますが、集団の場合、大人数の前で自分自身を主張しなければいけなくなってしまいます。
そのため、自分に自信がなく、自己主張が苦手な人は、やはり団体でいることが好きではなくなってしまうでしょう。
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性格3. 自分の意見を曲げたくない頑固な性格
自分の強い信念を持っている人や、他人の意見を聞き入れないような頑固な性格の人は、自分の考えに固執してしまうあまり他人に合わせることが出来ません。
そのため、団体の中にいると仲間と衝突してしまったり、一人だけ浮くこともあったりするので、集団行動が嫌いになってしまいます。
自分の考えを人に合わせることなどが、頑固すぎるために出来ないため、団体より一人を選んでしまうのです。
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性格4. 人が嫌い
自分以外の他人が嫌いという人間嫌いな人は、やはり大人数を避ける傾向があります。人嫌いな人は、自分一人の世界に入り込むことが好きで、他人を自分の世界に入れることが苦手なのです。
それは幼少期の影響や何らかのトラウマがあるなど、理由は人それぞれ。
人間が嫌いというより、怖いと感じる人も少なくないので、改善するためには、時間がかかることもあります。
性格5. とにかく優しい
優しいというのは、決してマイナスな性格ではありませんが、優しすぎるために集団行動が苦手になってしまう場合も。
あまりに優しすぎてNOと言えないタイプの人は、自分の本意でないことでも人に合わせてしまうことがあります。そのため、人と一緒に行動すると疲れてしまうんです。
優しすぎるために、団体で行動しているとストレスだけが溜まってしまうので、集団行動が苦手になってしまいます。
集団行動が苦手な人の「行動」の特徴
集団行動が苦手な人の性格についてご紹介してきました。どんな人が集団行動が嫌いなのか、少しずつ理解できてきたのでは?
ここからはさらに深掘りするために、集団行動が苦手な人の行動について詳しくご紹介していきます。
行動1. コミュニケーションが苦手で上手く話せない
集団行動が苦手な人の中には、人と関わるのが苦手な人もしばしば。
一人が好きなタイプなので、他人とコミュニケーションを取ることがスムーズに出来ないことが多く、それが原因でさらに集団行動が出来なくなってきてしまいます。
コミュニケーションが苦手な自分を自分で良く分かっているので、ますます人前に出るのが苦手になったり、人と会話するのが苦手になってしまうのです。
行動2. 空気が読めない発言や行動をする
集団行動では、その場の空気に合わない発言や行動をしてしまえば、浮いてしまうことになりますよね。
例えば団体で旅行に行った際などに、周囲に引かれるような発言をしたり、旅行先で勝手な行動をしたりすれば、大変な迷惑をかけてしまうことに。
いつもとは違う旅行先という環境では、その勝手な行動は安全に関わる場合もあります。
集団行動が苦手な人は、他人に合わせたりすることが苦手なので、困った発言や行動をしてしまうことがあるのです。
行動3. 大人数だと、多数の意見に同意しがち
集団行動が苦手な人には、自分の意見を主張できない人も多いです。
自己主張が出来ないタイプの人は、自分の意見に反していても、とにかく他者の意見に適当に合わせてしまうことがあります。
本心は違うところにあるため、次第に他人に合わせることが苦痛になってしまい、ストレスがつのり、集団行動が嫌いになってしまうのです。
集団行動が苦手になってしまう4つの原因とは?
集団行動が苦手な人は、仕事上チームワークを乱してしまい、困ることも多いので、苦手意識を克服したいと思いますよね。
ここからは集団行動が苦手なのはなぜなのか、その原因を解説していきます。
原因1. 多くの人がいる空間が苦手
混み合った電車や人が多くやってくるイベントなど、とにかく人がたくさんいる空間が苦手という人は案外多いです。
人混みの中を歩いていると人に酔ってしまったり、具合が悪くなってしまったりする人も。そうした苦手意識が、団体行動ができなくなってしまう原因になってしまうのです。
人混みが苦手だという人には、何らかのトラウマが隠れていたり、苦手になってしまう心理的な理由が隠れていることがあります。
原因2. 過去の仲間はずれがトラウマになっている
仲良しだった友達から仲間外れをされたというような、大きなショックとトラウマが原因で集団行動ができなくなることもあります。
大切に思っていた友達や仲間から、突然受け入れてもらえなくなるという経験は、心に大きな傷をつけてしまいます。
集団の中にいたら、「また過去のように友達や仲間だと思っていた人から、仲間外れにされるのでは?」と思ってしまい、集団行動が怖くなってしまうのです。
原因3. 独特の世界観を持っている
自分の世界観が独特すぎると、分かち合える人とはなかなか出会えないかもしれません。
そして、誰とも分かり合えないと思ってしまうので、誰かと一緒に行動するよりも、一人でいた方がずっと楽しいと感じてしまうのです。
独特の世界観というのは、その人の個性になるのですが、団体行動においては、その個性が邪魔してしまうのですね。
原因4. 周囲からの評価を気にしがち
人の目を気にしすぎる人も、集団行動が苦手になってしまいます。誰にどう見られているのかを気にしすぎてしまうので、団体が怖くなってしまうのです。
周囲の評価を気にしすぎてしまう人は、どこか自分に自信がない人が多いことがあります。
人に評価され、嫌われたりすることに常にビクビクしてしまうので、集団でいるとにストレスを感じてしまうのです。
集団が苦手でも気持ちが楽になる7つの克服方法
チームワークを重んじる会社にいたりすると、集団行動が苦手なことで仕事が辛いと感じてしまいます。少しでも克服したいと強く願ってしまいますよね。
ここからは、精神的に楽になれるよう、集団が楽になる方法をご紹介していきます。
克服方法1. 人に興味を持ってみる
今まで一人で過ごしてきて、自分のことにしか興味のなかったという人は、人に目を向けてみてください。
集団でいると一人一人に目を向けることはあまりありませんが、集団は個人の集まりなのです。
みなそれぞれ個性があり、考えも違います。一人一人に目を向けて人に興味を持ってみると、集団への恐怖心も少し薄れてきますよ。
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克服方法2. 少人数で良いので、信頼できる人を作る
誰かに裏切られたり、友達から仲間はずれにされたりといった、大人数へのトラウマを抱えているのでしたら、心から信頼できる人をまずは一人見つけてください。
そして、信頼できる人から友人を紹介してもらうなどして、信頼できる人の輪を少しずつ広げてみましょう。
自分が心を許すことができた相手が信頼できる相手なのでしたら、きっと信じることができるのではないでしょうか。
克服方法3. 集団における自分のポジションを確立する
自己主張が苦手な人は集団の中で、その時その時で流されてしまうことが多いと思います。周囲に合わせようと流されてしまうから、そこにストレスが生じ、集団が苦手になってしまうのです。
自分の中で決めてしまうだけで良いので、集団の中での自分のポジション、役割を決めてしまうと楽になります。
集団にいてもポジションが決まっていれば、流されることもありませんし、みんなの役に立てていると思え、苦手意識も薄れて行きますよ。
克服方法4. 聞き上手を目指す
集団で自己主張ができないのでしたら、自分の意見を言うのは諦めて、聞き役に徹してしまうのも良いでしょう。
人は自分の話を熱心に聞いてもらえると嬉しいと感じますし、その人を信頼できるものです。
集団の中で誰かに信頼してもらえれば、きっと自分の居場所を見つけることができ、居心地も良くなってくるはずですよ。
克服方法5. 共通の趣味など居心地の良い集団を探す
集団行動を克服するために最も簡単な方法が、自分と似ている集団を探すと言うこと。
あまり周りから理解されないような趣味がある場合や、価値観の合う人になかなか出会えないという人でも、探してみれば自分を理解してくれる人はいるはずです。
理解しあえる相手となら話が合うでしょうから、きっと話が尽きなくなってしまいますし、何時間でも一緒に過ごせるようになりますよ。
そして、いつしか集団行動が苦痛ではなく、仲間と過ごす時間が楽しくなってきますよ。
克服方法6. 自分一人になる時間も作る
集団行動克服のために大人数の中で頑張ることは重要ですが、自分を解放するために、一人時間もしっかりと確保したいですね。
元々集団行動が苦手と言う人が団体で行動するのは、精神的に相当な無理をすることになります。
しっかりと一人になる時間を作っておかないと、ストレスで身動きできなくなってしまうかもしれませんよ。
克服方法7. 様々な価値観が学べると気づく
大人数が集まる集団は、たくさんの個性を知ることができる場でもあります。人それぞれ個性があり、みな価値観が違うことは、観察してみると面白い発見があるかもしれません。
集団は人間観察の場なのだと考えてみると、団体行動も楽しくなってくるのではないでしょうか。
気持ちを切り替えてみると、きっと集団行動も怖くなくなってきます。
集団で生活するために注意したい大切なポイント
集団行動が苦手な人のために、克服法をご紹介してきました。ここからはさらに踏み込んで、集団行動ができるようになるために覚えておきたいポイントをご紹介していきます。
ぜひ自分自身を見つめ直しながら、読んでみてくださいね。
ポイント1. 全員と仲良くならなくて良い
集団行動が苦手な人には、どちらかというと真面目な人が多いです。そのため、集団の全員と仲良くならなくてはいけないと思っている人が多いのでは?
集団は個性の集まりですから、全員が全員と価値観が合うはずがありません。
合う人、合わない人がいることは当たり前なのだと理解して、無理をして全員と仲良くなろうとは思わないようにしましょう。
ポイント2. 嫌な誘いには断って良い
集団で遊びの約束をしたり、旅行の計画を立てたりすることがありますよね。
集団行動をしていると、みんなに合わせなくてはと思うあまり、「誘いに乗らなければ嫌われるかも」、と思ってしまうことがあります。
しかし、それは全く逆。嫌な誘いは断った方が周囲にも理解してもらえます。イヤイヤ参加することは誰も望んでいないからです。行きたくないのであれば、はっきりと断ってしまいましょう。
ポイント3. 気を遣おうとしない
集団行動をしているとやはり嫌われたくありませんので、周囲の顔色ばかりみてしまうかもしれません。
それなりに空気を読むことはもちろん大切なのですが、空気を読みすぎたり、周囲に気を遣いすぎたりすると、ただ疲れてしまうだけです。
全員と仲良くなる必要はありませんので、気を遣いすぎて自分を見失わないようにしてくださいね。
大勢や人に対する苦手意識は、見方を変えれば克服できますよ。
集団行動が苦手な人は、多いですよね。学生時代は個人行動でもなんとかなっても、社会人になると難しくなってきます。
不便に感じている方もいるでしょうし、集団に所属しなければいけない状況も多々あります。
ご紹介した克服方法やポイントなどを参考にして、少しでも集団行動への苦手意識を克服してくださいね。
【参考記事】はこちら▽
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