「自分を律する」とは?自分に甘い人の特徴と自分を戒める方法を解説!

やらなければいけないことがあるのに、自分の甘さから逃げ出してしまうことってありますよね。この記事では、自分を律することができない人の特徴から、自分を律する力を鍛えるトレーニング、名言や書籍まで詳しく解説します!

「自分を律する」の意味とは?

「自分を律する」の意味とは?

「自分を律する」という言葉の「律する」には、一定のルールに当てはめてものごとを判断、処理するという意味があります。

「自分を律する」とは、自分の中の基準や世の中の規律にあてはめて、自分の意志で自分の欲望、願望、衝動などを制御することです。


自分を律することができない人の特徴|性格や心理とは?

自分を律することができない人の特徴

「自分を律することができない人には、どんな特徴がある?」

「自分に甘くなってしまうのはどうして?」

普段の生活の中で、自分を律するのが苦手と自覚している方も多いはず。しかし、実際にどんな人が自分を律することができない人と呼ばれるのでしょうか。

ここでは、自分を律することができない人の性格や心理の特徴を紹介します。自分に当てはまるかどうか確認してみましょう。


特徴1. 「まあいっか」が口癖

自分を律することができない人は、物事をあまり深刻に捉えず楽観的に考える癖があります。

「頑張らなくても誰かがどうにかしてくれる」という心理が根底にあるため、全力を出すことができません。

例えば、

  • テスト前で勉強しなくてはいけないのに、「まあ、なんとかなるだろう」とぐだぐだしてしまう
  • 家事がたっぷり溜まっているのに、「まあいっか」とだらけてしまう

など、「まあいっか」を口癖のように言います。


特徴2. 少し褒められただけで調子に乗る

他人から少し褒められただけで、調子に乗ったり満足したりしてしまうのも自分を律することができない人の特徴。褒められことに満足してしまい、その時点で努力するのを止めてしまうからです。

  • 上司や先輩から「頑張っているね」と言われたら、「この程度でいいんだ」と思って手を抜いてしまう
  • 仕事の途中でも「なかなかよくできてる」と褒められたら、それ以上手を加えるのは止めてしまう

など、現状に満足しがちで自分の能力を存分に発揮できません。


特徴3. 好きなことや楽しいことを我慢できない

時には自分の好きなことは諦めて努力しなくてはいけない時があるものですが、自分を律する力がない人は自分が好きなことや楽しいことを優先してしまいがち。

例えば、

  • 終わらせなければいけない仕事があっても、飲み会に誘われたら行ってしまう
  • テスト前なのについついゲームをしたり、漫画を読んだりしてしまう

など、自分の好きなことを我慢できないので、やるべきことが疎かになってしまいます


特徴4. やりたくないことを後回しにしがち

自分を律することができない人の特徴はやりたくないことを後回しにしがち

「後からやればなんとかなる」という心理から、やりたいことを後回しにしてしまうのも自分を律することができない人の特徴。例えば、

  • やらなくてはいけない仕事でも「まだ1週間あるから大丈夫」と先送りしてしまう
  • テスト勉強を計画的に行うことができず、いつも一夜漬け

など。その結果、締め切りに間に合わなかったり期待していた成果が出せなかったりで、後悔することも多いです。


特徴5. 二度寝が大好き

自分を律することができない人は、時間にルーズで朝寝坊が多い傾向があります。これは、朝起きなくてはいけない時間でも二度寝の気持ち良さに打ち勝てず、睡眠を優先してしまうから。

例えば、

  • 目覚まし時計をかけても、必ずスヌーズボタンを複数回押して寝続けてしまう
  • 起きなければいけないことが分かっていても、「後、10分だけ寝かせて…」となかなか起きられない

など、自分に甘く、朝はダラダラとしてしまう寝坊の常習犯です。


特徴6. 感情の起伏が激しい

喜怒哀楽のコントロールが効かないのは、自分を律することができない人の特徴。自分の欲望や願望を押さえられないので、ちょっとしたことでも怒ったり不機嫌になったりしがち

例えば、

  • 自分の気に入らないことがあると、すぐに機嫌を悪くする
  • 怒っている時に取り繕うとせず、怒りをストレートに表現する

など、感情の起伏が激しく気分が顔に出やすいです。


特徴7. 貯金が苦手

楽しいことや好きなことを我慢できない性格から、お金があればあるだけ使ってしまったり、欲しいものがあると金額は気にせず買ってしまったりと、正しいお金の使い方ができないのも特徴です。

  • 金欠なのに飲み会に誘われたら行ってしまう
  • 欲しいものがあれば、たとえ高額でも衝動買いをしてしまう

など、欲望のままに遊びや欲しいものにお金を使ってしまうので貯金できません。


特徴8. やると決めたことも長く続かない

自分を律することができない人の特徴はやると決めたことも長く続かない

自分に甘い性格なため、体調が悪かったり忙しかったりなどを言い訳にして、目標を立ててやると決めても途中で辞めてしまうことが多いです。

例えば、

  • 「ジムに毎週3回は通う」と目標を立てても、すぐに行かなくなってしまった
  • ダイエットを始めても三日坊主で続かないことが多い
  • 趣味を始めようと道具を揃えても、長続きしなかったものが多い

など、何事も継続できないのが特徴です。


自分を律する方法|感情や欲求をコントロールするには?

自分を律する力を養うトレーニング

「自分に甘い性格を直して自分を律する人になりたい」

「うまく自分を律する力を身につけたい」

日常生活の中でついつい自分を律することができていないと自覚している人でも、自分を律する方法は学べます。

どうしたら自分を律することができる人になれるのでしょうか?ここからは、自分を律する方法を、具体的に解説していきます。


方法1. 自分を客観視する癖をつける

自分を律するには、まず自分の現状や能力を客観的に把握することが大切です。楽しいことややりたいことを優先して自分自身は満足していても、周囲の人から見るとただ自分に甘くだらけているだけに見えることに気づくからです。

  • 周りの人にどう評価されているのかを意識する
  • 自分と同じ行動を取る人が周りにいたら、自分はどう感じるのかを考える

などを心掛けましょう。周りの人に自分がどう映っているのかを常に意識するのがポイントです。


方法2. 考える前に行動してみる

自分を律することができない人は、怠ける理由や自分に対する言い訳をあれこれ考える癖があります。「面倒だな、やりたくないな」と思っていても、実際にやってみたら大したことではなかったというケースは多いもの。そこで、

  • できない理由を考える前に、まずは挑戦してみる
  • いつかはどうせやらなくてはいけないことなら、あれこれ考えずに先に片付けてしまう

などのトレーニング方法を実践してみて。

仕事でも勉強でもやらなくてはいけないことは深く考えずに、片っ端から片付けてしまうように努力しましょう。


方法3. 思い通りにならないことも受け入れる

人生の中では何かしらの挫折や紆余曲折があるもの。

「人生楽しいことばかりでなく、嫌なことや面倒なこともあるものだ」と考えれば、やりたくないことでも我慢しようという気持ちになれます。

例えば、

  • 面倒でやりたくない作業でも、自分の仕事には必要不可欠だと考えて我慢する
  • 頑張って失敗したとしても、努力しなかったよりは良いと考える

などを試してみて。失敗や挫折も長い目で見たら自分の糧になると、ポジティブに考えましょう。


方法4. ストレス解消のコツを身につけておく

自分を律する力を養うトレーニングはストレスの解消のコツを身に付けておく

自分を律するのが苦手な人は、やりたくないことをやらなくてはいけないストレスから逃げてたくて怠けてしまうことがあります。なので、ただ自分に対して厳しくするだけでなく、上手にストレスを解消することも必要不可欠です。例えば、

  • この仕事を片付けたら、好きなカフェに行って一息つこう」と、頑張った自分へのご褒美を用意する

  • 平日は仕事を頑張って週末には思いっきり趣味に打ち込むなど、メリハリのある生活を心掛ける

など、正しいストレス解消法を身に付けましょう。ストレスを解消するコツが分かっていれば、やりたくないことも我慢できるようになりますよ。


方法5. 小さな目標を毎週立てる

目標が大き過ぎると、「頑張ってもどうせ無理」と諦めてしまいがち。一つの大きな目標よりも小さな目標を複数設けると、頑張ろうという気持ちを出しやすくなります。

例えば、

  • 夏までに5kg減らすといった大きな目標ではなく、「今週はランチを軽くする」など達成しやすい目標を決める
  • 「今週は本棚の整理、来週はキッチンの引き出しの整理」など、毎週やるべきことを決めて片付けていく

など、週単位で達成しやすい目標を決めるのがポイント。

「これをクリアしたら、次はこれ」と、階段のようにコツコツと目標を達成していくとやりがいを感じやすいですよ。


方法6. やるべきことリストを作る

自分を律することができない人は物事に優先順位をつけるのが苦手で、何をすれば良いのか分からないから、頑張れないということがあります。

そのため、

  • 今やらなくてはいけない仕事をリストにして、優先順位をつけていく癖をつける
  • 優先順位の高いものから始め、それが終わるまでは他のことに手を付けない など、最初からやるべきことリストを作って厳守することが大切。

自分のやるべきことを着々とこなしていけば良いため、他のことに気を取られずに済み、効率も上がりますよ。


方法7. 10分前行動を心がける

「やりたくないな」と思っているとどうしても行動がぐずぐずしてしまい、起きなければいけない時間に起きられなかったり遅刻したりしまいがち。

なので、

  • 起きなければいけない時間の10分前にアラームをセットする
  • 出発時間の10分前には用意が終わるようにする
  • 約束時間の10分前に到着するように心がける

など、時間に余裕をもって行動するのがポイント

日常生活の中で時間にルーズなのを解消することで、やる気のなさも次第に改善されますよ。


【言葉】自分を律することわざ&名言|熟語や四字熟語も大公開!

自分を律することわざ&名言

「自分を律する」ことわざや言葉は多くあります。自分を律する力をつけるには、そういったことわざや言葉から自分を律するモチベーションを高めることも大切。

そこで、自分を律する有名なことわざや名言をご紹介します。


言葉1. 「克己心(こっきしん)」

「克」は打ち勝つ、「己」は自分のことを意味し、「克己心」は文字通り「自分の欲望に打ち勝つ意志」という意味の熟語です。自分の欲望をおさえる心や、自制心を表します。

自分の欲望に屈するのではなく打ち勝つことが大切だと教えてくれる言葉なので、自分を律するようになりたい人におすすめです。


言葉2. 「自厳他寛(じげんたかん)」

「自厳他寛」とは「自分には厳しく、他人には寛容であれ」という意味の四字熟語です。

自分を律することができない人は自分に甘く、他人に対して厳しく当たってしまうことが多いもの。周囲の人には優しく自分には厳しくすることの重要性を教えてくれるので、自分に甘いと自覚している人におすすめの熟語です。


言葉3. 「杖に縋るとも人に縋るな(つえにすがるともひとにすがるな)」

「杖に縋るとも人に縋るな」は、安易に他人の力に頼ってはいけないという意味の言葉です。

自分を律することができない人は他人に甘えてしまいがちですが、他人を当てにしすぎると自分の力で頑張ろうという気持ちが削がれてしまいます

この言葉は、むやみに他人を当てにしてはいけないと戒めてくれるので、他人に頼りがちな人におすすめの言葉です。


言葉4. 「天を恨みず人を咎めず(てんをうらみずひとをとがめず)」

「天を恨みず人を咎めず」とは、不遇なことがあっても天を呪ったり人を責めたりしてはいけないという意味。

何かに挑戦して失敗してしまうと、運の悪さや周りの人のせいにしてしまうことがありますが、この言葉はどんな結果も自分が招いたことだから、責任転嫁をしてはいけないと教えてくれます。


言葉5. 「他人を矯正するよりも、自分を直すほうが得であり、危険も少ない」/ デール・カーネギー

アメリカの作家デール・カーネギーの言葉で、他人の欠点を直してもらうよりも、自分の欠点を改める方が確実であるという意味です。

仕事のパートナーや配偶者に「こうしてくれた方が良いのにな…」と感じる時でも、他人の行動を変えるのは難しいもの。自分の行動を変える方が自分のためになるし、自分の力で確実に変えられるので、おすすめの言葉です。


言葉6. 「人間の最大の罪は不機嫌である」 / ゲーテ

「人間の最大の罪は不機嫌である」は、ドイツの詩人ゲーテが残した名言で、不機嫌を隠さないのは悪であるという意味。

何か嫌な気持ちがあっても不機嫌さを顔に出していては、周りのムードも険悪にしてしまいます。自分のネガティブな感情をコントロールすることが大切と教えてくれるので、感情が顔に出やすい方におすすめの名言です。


自分を律する本|おすすめの書籍を紹介!

自分を律する本

自分を律するにはどんなトレーニングをすれば良いのでしょうか。

ここでは、自分を律すること方法を学びたいという方のためにおすすめの書籍を3冊をご紹介します。自分を律する方法を学んで、仕事や勉強に活かしてくださいね。


おすすめ1. 「己に打ち勝つ法: 克己心の修養」 / 渋沢栄一

渋沢栄一 己に打ち勝つ法: 克己心の修養 現代語訳

NHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公でもある渋沢栄一は、近代日本経済の父として知られる人物。

権力や利得の誘惑に負けずに意思を貫いた渋沢栄一により、自己の弱さに負けない克己心の修養方法が記されています。

多くの銀行や企業を設立した資本主義の第一人者の言葉なので、克己心を習得して仕事で成功したい方におすすめです。

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おすすめ2. 「自分に克つための習慣」/ 新渡戸稲造

自分に克つための習慣――意志の力で己を制せよ(新・教養の大陸BOOKS 6)

明治から昭和初期にかけて活躍した教育者、新渡戸稲造の人生の知恵が凝縮された名著『修養』の前半部分を、現代語訳で分かりやすく記した書籍です。

「人に勝とうとするよりもまず自分に打ち勝て」という自分の修め方を、誰にでもできる方法で分かりやすく解説しています。自己を高める方法を見つけたい方におすすめの一冊です。

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おすすめ3. 「最高の脳で働く方法」/ デイビッド・ロック

最高の脳で働く方法 Your Brain at Work

脳科学研究をベースにしたコンサルタントが、最高のパフォーマンスを発揮させるノウハウを整理した書籍です。どのような状況で脳がどのような反応をするのか、脳の反応による行動や結果などを詳しく解説しているのが特徴。

脳の働きを理解した上で自分のモチベーションを高めて潜在能力を引き出し、仕事で最高のパフォーマンスを発揮したいという方におすすめします。

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自分を律する力をつけて、人生を思い通りにコントロールしていこう。

自分を律することができないと感じている人のために、自分を律する力を身に付けるためにできることを紹介しました。

やらなければいけないことをさぼってしまったり、甘えから自分の欲望に負けてしまったりした経験は、誰にで一度や二度あることでしょう。

ことわざ、名言、書籍などにインスピレーションを得て、自分律して目標に向かって全力を出せる人を目指しましょう。

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