無表情な人の心理・特徴・原因。感情を表に出さない男女との上手な関わり方とは
無表情な人の考えてることって気になりますよね。
職場や学校など身近にいる人の中に、無表情な人がいると接しにくいものです。
何を考えているのかを表情から伺うことができないため、どう接したらいいか分からず困っているという悩みを持つ人は少なくありません。
そこで今回は、無表情な人の心理や特徴を解説した上で、無表情な人との関わり方をお伝えすると同時に、自分が無表情なタイプである場合の改善方法についてもご紹介します。
無表情な人の心理6選|感情を出さない人は何を考えているの?
無表情な人と接する時、「この人は何を考えているのだろう?」「もしかして怒っているのかも」などといろんな不安を感じがちです。
ただ、本人は故意に無表情でいるわけではないかもしれませんから、何らかの心理が働いている可能性があります。
無表情な人はなぜ表情を顔に出さないのか、その心理についてご紹介します。
心理1. 自分の気持ちを表に出せない
無表情な人の心理として考えられるのは、単に気持ちを伝えるのが上手でないということです。
嬉しい時に笑ったり、悲しい時に泣いたりしたいと思っているものの、感情をそのまま外に出すのが苦手で、迷っているうちに無表情になってしまっているというケースは少なくありません。
人前で自分の気持ちを素直に出すことに慣れておらず、表情の作り方が分からないのです。
心理2. 全く別のことを考えている
目の前にいる相手や、グループ内で盛り上がっている話題に集中していない場合、無表情になることがあります。
会話に出てくる内容に興味が持てない、他に気になることがあるといった理由で集中できていないため、表情が変わりません。
「どう思う?」と意見を求められた時に答えられない、「任せるよ」などと関心がなさそうな返答をする場合は、話題とは別のことを考えている可能性が高いでしょう。
心理3. クールな自分でいたい
「必要以上に笑顔を見せると媚を売っているように感じる」という心理によって、無表情になる人はいます。
特に仕事の場面では、自分自身の実力を認められたいといった価値観があると、ほとんど笑顔を見せません。
落ち着いたクールな人間だと相手に印象づけたいと考えているのです。
心理4. 極度に緊張している
気心の知れた友人や同僚、長年付き合っている恋人など、信頼している相手以外の人と対峙すると、緊張のあまり無表情になってしまう人はいます。
普段リラックスしている時は、笑ったり楽しそうにすることができますが、初対面の人やそう親しくない人が相手だと、どうして良いのかわからず表情が固まってしまうのです。
「何か話さなければ」という焦りがさらに緊張を生んで、感情を表すことができなくなっていると言えるでしょう。
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心理5. 楽しさを感じていない
無表情になる人の心理として、その場にいても楽しくないというものがあります。
普段上から目線で対応してくる人から話しかけられたり、数人で話している時に喧嘩中の相手が入ってきたりした場合は、話していても楽しいと感じません。
また、グループでの会話の話題が関心のないことばかりである、話の内容のレベルが低すぎるといった場合も、話題についていけず無表情になりやすいでしょう。
心理6. 他人に興味がない
無表情な時が多い人は、そもそも相手に対する興味がほとんどないことが多いもの。
好きでも嫌いでもないため、ただ相手の話を適当に聞いているだけで場を盛り上げようという気がありません。
そっけない自分の態度が相手にどういう印象を与えるのかを配慮するつもりもないので、表情を顔に出す必要もないと考えているのです。
無表情な人の性格や行動の特徴10個|感情が顔に出ない人の共通点とは?
無表情であることが多い人は、男性でも女性でも共通点があります。もともとの性格や日常よくする行動において、多くの特徴が共通しているのです。
無表情な人の性格や行動に関する特徴について、10個の特徴をご紹介します。
無表情な人の性格の特徴
無表情で何を考えているのかよく分からない人は、無表情になるだけの理由があります。無表情な人の性格にはどんな特徴があるのか、6つの特徴をご紹介します。
性格1. 自己肯定感が低い
無表情な人は、自分に自信が持てず消極的な性格をしている傾向にあります。
過去に大きな失敗をしたり、感情を素直に出したことを否定されたりした経験があって、人に否定された自分はダメな人間なのだと感じてしまっているのです。
表情を出すと嫌な思いをするという思い込みが消えていないため、無意識に笑わない癖がついてしまっている可能性があります。
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性格2. 人見知りで、人付き合いが苦手
無表情な人は、恥ずかしがり屋な性格をしていることが多いです。
内気で誰とでもすぐ打ち解けることが苦手なので、特に初対面の人や何となく苦手だと感じている人に対しては無表情になります。
本当はいろんな人と打ち解けたいと思っているものの、人見知りなので、仲のいい人以外の人がいると緊張したり恥ずかしくなったりして、無意識に無表情になってしまうのです。
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性格3. 他人への警戒心が強い
本当はいろいろな感情を持っているにもかかわらず、あえて気持ちを素直に出さないようにしているのが無表情な人の特徴です。
自分では楽しいと思って笑ったのに「バカにしている」と誤解されたり、怒ったことで相手に否定されたりするのが怖いと感じています。
相手をシャットアウトしているわけではありませんが、心を許すほど信じてもいません。
他人に対して常に警戒しているため、新しい人間関係を築くことに臆病になり、たとえ冷たいと思われてもつい不愛想になるのです。
性格4. 人に嫌われるのが嫌で、とても臆病
無表情な人の性格としてよくあるのが、人の表情を伺う臆病さがあるというものです。
自分の感情を表に出した時に、相手に否定されたり嫌われたりするとショックなので、初めから感情を抑えています。
仕事でも恋愛でも、相手の気持ちを察するあまり遠慮することも多く、自分の意見を相手にあまり伝えません。嫌われるくらいなら理解されなくてもいいと考えているのです。
性格5. 自分の世界観を大切にする
普段から無表情な人は、そもそも感情を表す必要がない世界を好みます。
音楽や絵画など芸術関係に関心が高く、自分だけの世界に入り込んでいくため、相手に自分の気持ちを伝えるような機会が少ないのです。
他人に合わせたり、自分の世界観を他人に理解してもらおうという気持ちもないため、人とコミュニケーションを取るために積極的に行動することはなく、常に受け身でいることが多いでしょう。
性格6. どんな時でも落ち着いている
無表情な人は、常に冷静沈着な性格であることが多いです。
周囲の状況をよく観察していて、突発的なことが起きても動じず、落ち着いて対応することができます。
頭がよく賢い人と思われたいためにわざとそう振る舞っている人も中にはいますが、普段から冷静に物事をとらえているタイプなら、無表情な印象が強いだけで、本人は冷たい態度を取っているつもりではないのです。
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無表情な人の行動の特徴
無表情な人は、感情を表に出さないだけに何となく怖いと周囲に思われがちです。
しかし、本人は悪気があるのではなく、何らかの理由で無表情になってしまうというパターンが多いと言えます。
無表情な人が取る行動にはどんな特徴があるのか、4つの特徴をご紹介します。
行動1. 人と物理的な距離を離そうとする
無表情な人に多い行動として、普段から人とあまり関わりを持たないようにしているという特徴があります。
自分の気持ちを相手に伝えることが苦手で、誤解されたり否定されたりすることが嫌なため、初めから一人で過ごすことを好むのです。
よく知らない人が気さくに近づいたり話しかけたりすると、緊張のあまりわざと物理的な距離を取ろうとする傾向が強いと言えるでしょう。
行動2. 質問しても返事が冷めている
初対面の人やよく知らない人だけでなく、関心を持ってくれている人に対してもそっけないのが無表情な人の行動パターンです。
恋愛対象として見ている相手から「趣味は何?」「休みの日はどこに出かけるの?」などと質問されても、「特にないよ」「まあ家で寝てるかな」などとあっさりした返事しかせず、会話が盛り上がりません。
人付き合いが苦手で相手に気に入ってもらおうという狙いがないため、自然と無愛想になっているという場合も少なくないでしょう。
行動3. 自分の話をしようとしない
無表情な人は、相手に関心がないだけでなく、自分に関心を持ってもらおうとも考えていません。
そのため、たとえ長年の友人や恋愛中の恋人が相手であっても基本的に無愛想です。
聞かれたことには答えますが、自分から積極的に「自分はこういうことが好きなんだ」と話すことはなく、常に受け身でいることが多いでしょう。
行動4. 心配性で深く物事を考え込んでしまう
無表情な人には、物事に対してネガティブなとらえ方をする性格の人が多いです。
どれだけ準備をしていても「明日の打ち合わせは大丈夫だろうか」と心配したり、「〇〇さんが今日そっけなかったのは私があんなことを言ったからかもしれない」と悶々と考え込んだりして、仕事や恋愛に踏み出せません。
人よりも一つの事を深く考える傾向が強く、考え事に没頭しているために無愛想になりやすいと言えるでしょう。
表情が乏しいのは何故?無表情になる5つの原因
無表情な人は人よりも感情が顔に出ないため、「何を考えているのか分からない」と敬遠したくなるもの。
しかし、何らかの原因で本人の意思とは関係なく無表情になってしまうこともありますから、自己判断せず理解することも大切です。
無表情になってしまう原因について、主な原因を5つご紹介します。
原因1. 過去に人から裏切られた経験がトラウマになっている
過去に辛い経験をしたことが原因で、いつも無表情になっているというケースは多いです。
もともとは表情豊かな人だったのが、感情を表したことで誤解されたり否定されたりして、深く傷ついた経験をした場合、その経験がトラウマになって表情を出せなくなってしまった可能性はあります。
自分にとってかなり嫌な記憶であるために、二度と同じ思いをしたくないという防御意識から無表情になったのかもしれません。
原因2. 強く叱られた経験がある
両親や恩師、上司、先輩など目上の人からひどく叱られたことがある人は、その経験から表情を表に出さなくなっている可能性があります。
例えばあまりしたくないことを指示されてつい眉をひそめたりした時に、「なんだその顔は!」とすざましい勢いで叱られた経験をしていると、「そんなに罵倒しなくてもいいのに」とショックを受けたかもしれません。
経験による心の傷が残っているために、あえて無表情でいようとしている場合があります。
原因3. 普段から人と接していない
無表情になる原因として、人と接する機会が少ない生活を送っているというものもあります。
ほぼ一日パソコンと向き合っている仕事をしている、社員が少なく日中は自分しかオフィスにいないといった生活が続くと、いろんな人と打ち合わせをしたり雑談を交わしたりする機会がないため、感情を表現する場がありません。
次第に表情を動かす必要がなくなり、自然と無表情になってしまっているのです。
原因4. 疲れやストレスを溜めている
普段は感情豊かなのに、時々無表情になる人がいます。
そういうタイプの人は、仕事や家事育児などに追われている、責任ある立場でプロジェクトを任されているといったストレスの多い環境にいて一時的に無表情になっている可能性があるでしょう。
毎日忙しいため疲れを癒すことができず、ストレスの発散ができないので、心身ともに疲れきってしまい笑顔になれないのです。
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原因5. 好き避けをしてしまう
無表情になっている原因が、実は好き避けという場合もあります。
好き避けとは、本当は相手のことをとても好きなのに、照れや自信のなさを先に感じてしまって、好きだという気持ちを悟られないようにそっけない態度を取ることです。
男性出も女性でもこのタイプはいますが、真面目すぎて不器用なためにわざと感情を出さないと言えるでしょう。
感情を表に出さない人との上手な関わり方とは
無表情な人は、一見怖そうで付き合いにくい印象を受けるものです。
しかし職場や学校など、身近に無表情な人がいる場合は、全く接点を持たないわけにもいきません。
無表情な人とどのように関わったらいいのか、上手な関わり方についてご紹介します。
関わり方1. 無理に心を開かせようとしない
先ほども触れたように、無表情になる原因は人によって様々です。
自分の意志で無表情を維持している人もいれば、強いトラウマによってほとんど笑わない人もいますから、まずは相手の意志を尊重しましょう。
話しかけた時に反応が薄くても気にせず、「〇〇さんはこういう人なんだな」と軽くとらえてあげることが、相手にも負担をかけないのでおすすめです。
関わり方2. 話をしてくれるだけで満足と考える
普段から無表情な人は、輪に入って会話が始まっても不愛想なままでいることが多いです。しかし、その分しっかり話を聞いていて、時には「私はこう思う」とふと発言することがあります。
本人にとっては恥ずかしさや恐怖感を乗り越えて発言している可能性が高いため、意見を出してくれるだけでもありがたいと思いましょう。
ただ少し表情が乏しいだけで、実は性格が良かったり知識が豊富なことも多いので、無表情ということも含めて受け入れる気持ちが大切です。
関わり方3. 「ありがとう」という感謝の言葉をかけてあげる
いつもは無表情でも、会話に一度入ると少しずつ話をしてくれる人もいます。
人見知りだったり、媚を売っているように思われたくないために自分から話しかけないだけで、あまり笑わないとしても実際は楽しい性格かもしれません。
無表情というのは一つの個性だととらえて、その人自身を見てあげるように心がけるといいでしょう。
「話してくれてありがとう!」などと感謝の言葉を口に出して伝えてあげると、もっと心を開いてくれるかもしれません。
自分が無表情になっている人の改善方法
本当は職場の人や友達といろいろ話したいけれど、どうしたらいいか分からず、つい無表情になってしまうことが悩みだという人もいるでしょう。
一気に改善することは難しくても、少しずつ直す意識を持って実際に行動することが大切です。
自分の無表情な面を改善するためのおすすめの方法についてご紹介します。
改善方法1. 笑顔を作る練習をする
人は、一緒にいる相手がずっと無表情であるよりも、時々笑顔を見せてくれると嬉しくなるもの。
少なくとも一緒にいて楽しいと思ってくれていることが分かるからです。
いきなり笑顔を見せることに抵抗があるなら、家にいる時に鏡を見ながら笑顔を作ってみましょう。
自分の笑顔がどう見えるかを把握することで、「もう少し口角を上げたほうが良いな」などと改善点が見つけやすくなります。
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改善方法2. 感情に素直になる
人と上手にコミュニケーションが取れないのは自分の無表情さが原因だと思っている人は多いです。
しかし実際には、無表情であることよりも、どう感じているのかを図りかねて会話が続かないというケースがほとんど。
相手に自分の気持ちを伝えることはコミュニケーションの基本ですから、心を閉ざす癖を直すよう努力してみましょう。
素直に感情を出して笑ったり泣いたりしているうちに自然と感情表現が豊かになり、相手に気持ちが伝わってコミュニケーションが円滑に進むでしょう。
改善方法3. 興味を持ったことは、どんどん行動に移す
相手に感情を悟られたくないと思っていると、自然と行動範囲も狭くなります。
自分の世界にこもってしまうと、他人との接点が減るためさらに無表情になる可能性が高いのです。
興味があっても「まあいいや」と諦める癖を直すために、面白そうと思ったイベントに参加してみる、気になった観光地に行ってみるなど、実際に行動を起こして経験することで自然に笑顔が出やすくなるでしょう。
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改善方法4. 自分から話しかけることを心がける
過去に誤解されたり否定されたりした経験があって、相手に感情を表すことに恐怖感があるという人はいます。
しかし、その相手と今目の前にいる相手とが違う人なのであれば、考え方や性格が違うのですから恐れることはありません。
仲良くなりたいなと思ったら、少しだけ勇気を出して、笑顔を見せながら自分から話題を持ちかけてみましょう。
笑顔で話しかけられると、大抵の人は「それ面白いね!」などと同じように笑顔で返してくれる可能性が高いですよ。
笑顔を心がけて無表情な人を卒業しましょう。
どんな場面でも無表情のままの人は、周囲から「笑わないから怖い」「不愛想で冷たい感じ」などとあまりいい印象は持たれません。
しかし、本来は明るく楽しいことが好きな性格で、すぐ仲良くなれるのだとしたら、そういった印象によって交流を持たずにいるのはもったいないことです。
身近にいる無表情な人ともっと仲良くなりたいなら、この記事を参考に無表情になる原因を理解して、気軽な気持ちで話しかけてみることで徐々に関係を深めていけるといいですね。
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