大人げない人の10の特徴。幼稚で子供みたいな人への確実な対処法とは?
そもそも「大人げない」の意味とは?
大人げないとは、「大人らしい分別に欠けていること」「幼稚でみっともないこと」という意味です。
つまり、大人なのに子どもっぽい考え方や振る舞いをしてしまう人のこと。
「〇〇は子供相手に本気出して、大人げない」といった使い方をします。大人げないの「大人」は、成人を指すだけではなく「一人前になった大人」という意味も。
大人なのにまるで子供みたいに精神年齢が低い大人げない大人は、意外と周りにいるので探してみてくださいね。
大人げない人あるある|幼稚で子供っぽい人の10の特徴
「大人げない人ってどんな人?」
「大人げないと言われてしまった…。どうして?」
大人げないという言葉は聞いたことがあるけど、どんな言動や考え方を指すのか気になる人も多いのでは。
ここからは、大人げない人の特徴を解説していきます。
「そうそう!そういうこと!」と思える具体例も混ぜて紹介するので、大人げない大人の特徴を把握しておきましょう。
特徴1. どんな相手にも手加減しない
大人げない人は、負けたり劣っていると思われるのが大嫌い。プライドが高く、どんなことでも勝たないと気が済みません。
例えば、子供と遊んでいても空気を読まず、本気で勝ちにいきます。それでまわりの空気が悪くなったり子供が泣いてしまったりしても、お構いなし。
また、職場で楽しくゲームをしていても、楽しむことより勝負を優先。遊びなのに本気になりすぎて、まわりが引いてしまうケースもあるでしょう。
特徴2. とにかく空気が読めない
自己主張が強く、自分の意見が通らないと不機嫌になってしまうのも大人げない大人の特徴。自己顕示欲の塊なので、一歩引くことを知らないんです。
- 会議で主張を曲げない
- はじめから多数決で決めようとする
- 相手の意見を尊重したり、取り入れたりしない
など、とにかく自分の意見が最優先。自分の意見が通らないと、子供染みた態度で不機嫌になるなんてことも…。
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特徴3. 自分が一番じゃないと気が済まない
大人げない大人は、「とにかく自分が中心でいたい!」という心理から、目立ちたい精神が強く、負けず嫌いな面を見せます。
相手が上司であっても自分の意見をゴリ押ししたり、彼女が他の男性をちょっと褒めるとムキになって反論したり。
自分が一番でないと気が済まない性格なので、自己中心的な言動を恥ずかしいとも思いません。また、精神年齢が低いため、ちょっとしたことでもすぐムキになりますよ。
特徴4. 感情的になったらモノに当たる
感情のコントロールが苦手なので、自分のなかで抑え込んだり消化したりすることができないのも、大人げない大人の特徴。
イライラした時にゴミ箱を蹴り上げたり、デスクを思い切り叩いたり。物に当たることでうっぷんを晴らそうとするんです。
イライラを物にぶつける行為は、精神年齢が低く子供染みた行動。まわりからみっともないと思われるので、身近な人なら恥ずかしいことだと伝えてあげましょう。
特徴5. 喜怒哀楽がハッキリしている
大人げない人は、感情的になりやすいのも特徴です。前述した物に当たる人と同様、感情のコントロールが苦手で、ありのままの感情を吐き出してしまいます。
説教している間にどんどん感情がヒートアップして怒鳴ったり、仕事中に失恋したことを思い出して急に泣き出したり…。
感情に正直だから、まわりから見ると子供っぽい態度に見えるんです。
喜怒哀楽がわかりやすいのは悪いことではありませんが、まわりが迷惑を被っている場合なら、もう少し抑えたほうが良いと伝えましょう。
特徴6. 「ごめんなさい」が言えない
大人げない大人は、プライドが高く負けず嫌い。「謝ったら負け」という心理から、自分の非を認められずにいます。
- 自分のミスを他人のせいにする
- 約束の時間に遅れても言い訳ばかりする
- 何事もなかったような態度を見せる
など、あらゆる手段を使って、自分には非がないように持っていこうとします。
しかし、これはただの無責任。「ごめんなさい」が言えない、子供染みたみっともないことです。
誰にでもミスはあるものなので、「謝罪できないでいるとまわりもあなたも困るよ」と気づかせましょう。
特徴7. ああ言えばこう言う
「自分が正しい」「自分が正義」という心理から、大人げない大人は自分の考えを曲げることができない性格。相手の意見を尊重することなく、自分の意見を押し通そうとします。
相手が自分と違う意見を言えば「でも」「けど」「それは違うでしょ」などとすぐに反論。時には、屁理屈や子供っぽい意見を使ってでも、言い負かされないようするでしょう。
特徴8. 素直に他人を褒められない
大人げない大人は負けず嫌いで「自分が一番」という考えなので、自分より優れている人が許せません。
なんだかんだ理由をつけて自分は認めないことで、くだらないプライドを守ろうとするんです。
- 仕事がうまくいった同僚や部下に「俺ならもう少し早くできたけどな」
- 試験に合格した人に「仕事が暇だったから、勉強する時間があったんだね」
- 恋人ができた友達に「もうちょっといい人いたんじゃない?」
など、素直に「すごいね」や「おめでとう」を言えません。
特徴9. いちいち恩着せがましい
承認欲求が強いのが、大人げない人の特徴。どんなことでも、とにかく「自分を認めてほしい」「自分がすごい」と思われたい心理が働きます。
例えば、仕事を手伝って他の人が成果を出すと「〇〇してあげたの忘れてないよね?」「〇〇するの大変だったよ!」と、やってあげた感や恩をアピールして、ありがたいと思ってほしいんです。
ずっと言ってくることもあるので、できるだけお願いしないようにするのが賢明ですよ。
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特徴10. 他人のミスをヘラヘラ笑ってバカにする
大人げない大人は、「自分が一番でいたい」という心理から、他人の失敗に敏感。相手を気遣うことなどなく、自分のほうが優秀だと勘違いしてただ優越感に浸るのです。
そして、誰かが失敗すると、面白おかしくまわりに言いふらします。自分が注目を浴びることができ、上から目線でネタのように言うことで自分の優位性を確保しようとします。
ただ子供っぽい性格や思考なだけなので、誰彼構わず言いふらしていても「子供の戯れ言」だと思って気にしないのが一番です。
幼稚な男女の特徴って?より詳しく解説してます▽
大人げない人の3つの心理|幼稚なことをする理由は何?
大人げない人の特徴がわかったら、どんなことをしたら大人げないと言われるのかわかったことでしょう。
しかし、どうしてそのような言動をしてしまうのか。心理や思考がわからないと対応にも困りますよね。
ここからは、大人げない言動をしてしまう人の心理について解説します。
大人げない大人の心の中を把握して、今後の対応に備えましょう。
心理1. 絶対に負けたくない
大人げない人は、プライドが高く自己顕示欲が強い性格のため、自分第一という考え方です。
たとえ上司や子供相手であっても、空気を読まずに全力を出して勝とうとします。
勝ったら素直に喜び、子供っぽいとか恥ずかしいとは一切思いません。とにかく自分が勝つことが最優先なんです。
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心理2. 欲を我慢できない
大人になればある程度欲求を抑えられるのが一般的ですが、大人げない大人は精神年齢が低く、自分を律することが苦手です。
感情のまま生きるのが楽なので、自分の感情に素直になります。
次の日朝早いのに夜遅くまでゲームをしたり、彼女にフラれそうになると駄々をこねたり、欲に従順な子供のような性格。
我慢するのは損だという心理も働き、大人げない言動に繋がります。
心理3. 純粋に人と競うのが好き
誰にも負けたくないという気持ちは大切ですが、大人げない大人は「優劣をはっきりさせたい!」という心理が働きすぎてしまいます。
あらゆることで競おうとし、なかには「どちらが早く食べ終わるか」のような、くだらない勝負を吹っ掛けてくることも。
自分が勝つことで満足するため、相手が乗り気ではなくても勝手に比較しては喜んでいます。
大人げない人と上手に付き合う“5つの対処法”とは?
「職場に大人げない人が…。どう接するのが正解?」
「大人げない大人と上手に付き合う方法はないの?」
大人げない人との付き合い方は、なかなか困るものですよね。
子供っぽい性格の大人げない大人は、うまく対応しないとあとから面倒くさいことになることもあります。
人間関係をスムーズにするため、大人げない人への対処法や接し方を把握しておきましょう。
対処法1. 同じ土俵には立たない
人より優位に立ちたいのが、大人げない人の心理。同じ位置にいると感じたら、勝手にライバル視してきて攻撃してくる恐れがあります。
- 相手を持ち上げる
- 否定せず肯定する
など、「この土俵ではあなたが一番ですよ」という態度で、大人げない人の承認欲求をくすぐってあげましょう。そうすれば満足して、大人しくなりますよ。
対処法2. とりあえず褒める技を覚える
大人げない人がいちいち競ってくる原因は、その人のことを認めているから。絶対に負けたくない相手だと認識しているので、子供っぽい態度で接してくるんです。
なので、「参りました!」「その考え斬新ですね!」など、大人の対応で接するのも一つの対処法。なんでもいいので褒めれば、気持ちを落ち着かせることができますよ。
ただし、負けを認めると調子に乗って、自分のほうが優れていることをアピールしてくることも。それがストレスと感じることもあるので注意が必要です。
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対処法3. 自分は絶対に感情的にならない
大人げない人は、性格が感情的。感情をストレートに吐き出し、どんな手を使ってでも優位に立とうとするため、冷静な判断ができません。
相手がヒートアップしてきても、「落ち着けよ」と言ったり、声を荒げることなくトーンを抑えたり、冷静に対応しましょう。
相手に合わせてこちらも感情的になってしまっては、レベルの低い会話になる恐れが。
まわりからも同類と思われ、冷たい目で見られてしまうので、相手がうるさい時こそ大人になりましょう。
対処法4. そういう人だと割り切って付き合う
大人げないのは、性格の一部です。大人になってしまえば、性格を変えるのはなかなか難しいもの。変えられないものにいちいち腹を立てていると、ストレスは溜まる一方です。
「この人は大人げない大人だから」と割り切り、ある程度のことは「仕方ない」と諦めることも大切。
諦めたりスルーしたりすれば、ストレスが軽減します。また、まわりも理解しているので、度が過ぎたり何かあったりした時は味方についてくれますよ。
対処法5. 「子供みたいで可愛いな」と思って優しい気持ちで対応する
大人げない人は精神年齢が低く子供っぽいので、一般的な大人を基準とするとどうしてもイラッとしてしまいがち。それなら、基準を下げるのが手っ取り早い対処法です。
たとえ大人げない人が上司や年上であっても、子供と接しているようにしましょう。
理不尽なことや感情的な言葉を浴びても「子供がなんか言ってるな…」くらいに思っておくと不思議と気持ちがイライラしません。
むしろ、こちらがどれだけ大人なのか再確認できるので、心に余裕ができて、ゆとりある態度で接することができますよ。
もし自分に当てはまったら?大人げない性格を改善する方法3つ
「大人げない大人の特徴が、けっこう当てはまる…」
「大人げないのは自覚あるけど、なかなか克服できない…」
万が一、自分が大人げない人の特徴に当てはまった場合、どう直せばいいのか悩みますよね。
改善されなければ、まわりからどんどん人が離れていく可能性がでてきます。
では、どうすれば大人げない人から脱却できるのか。大人げない性格や態度の克服方法や直し方を把握しておきましょう。
改善方法1. 自分は完璧ではないことを知る
人間誰だって優れている部分があれば、足りない部分もあります。そして、それは他人だけでなく自分もそうであることを再確認しましょう。
- 完璧な人はいないことを理解する
- 人の良いところに目を向ける
- 自分の長所と短所を把握する
自分は全てにおいて完璧なのでしょうか。相手より優れているところがあったとしても、劣っているところもきっとあるはず。
なのに、自分のことは棚に上げて、他人だけを攻めるのはお門違いですよね。
完璧でない自分が人にどうこう言うのは恥ずかしいことだとわかれば、今後は大人げない態度を改めようと思えるはずですよ。
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改善方法2. 相手の立場になって考える癖をつける
負けず嫌いを発揮して、とにかく勝とうとすると相手は嫌な気持ちになるもの。自己中心的な生き方ではいけないと理解することが大切です。
なので、自分が発言をする時は、
- 相手はこの言葉を聞いて喜ぶのか、辛い思いをするのか
- 相手は今どんな気持ちだろう
など、自分が思ったことをそのまま言うのではなく、相手がどう思うのかを考えてから言うようにしましょう。
相手の立場に立って物事を考えることができれば、きっと違った対応ができるようになりますよ。
改善方法3. 自分よりも他人を優先するように心がける
大人げない人は、何事も自分優先で考える癖があります。なので、人を尊重するように心掛けることが大切です。
- 先に相手の意見を聞く
- 相手の立場を考慮する
- 本当に譲れない意見以外は相手に合わせる
など、自分以外の意見を重視しましょう。職場も学校もプライベートも、この社会は持ちつ持たれつで成り立っています。
他人を尊重し、人と人との繋がりを大切にすれば、周囲からの印象がガラリと変わりますよ。
大人げない人には、自分が大人になって接してあげよう。
大人げない大人は、どこにでもいるもの。あなたの身近なところにもきっといますよね。
「どう対応すればいいのかわからない」「自分も大人げない態度をしているかも…」と悩んでいる人も多いのでは。
大人げない大人と接する時は、子供を相手にしていると思えば少し心に余裕が生まれます。もし自分が大人げないと思ったのなら、少し考え方を変えるだけで改善できるしょう。
大人げない大人の特徴や接し方、改善方法などを参考にして、余裕のある大人らしい大人として振る舞ってみてください。
【参考記事】はこちら▽
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