HIITトレーニングの最強メニュー|初心者でも効果が出る筋トレのやり方とは?

HIITトレーニングの最強メニュー|初心者でも効果が出る筋トレのやり方とは?

織田琢也 2024.04.16
1日4分の運動でダイエット効果や筋トレ効果がある「HIITトレーニグ」。簡単なメニューを取り組むだけで、脂肪が燃える運動として人気の高いトレーニングになります。本記事ではHIITの効果やおすすめトレーニングメニュー、効果を高めるコツ、役に立つアプリまで徹底レクチャーします。

「HIIT(ヒット)」とは?|体脂肪を落とす最強メニューって本当?

腹部の脂肪を摘まんでいる男

HIITとは、「High Intensity Interval Training」の略で、高強度インターバルトレーニングのことを指します。

別名「タバタ式トレーニング」と呼ばれており、高い負荷の4種類の運動を20秒行い10秒休むという動作を繰り返す運動。全体でも8セット、たった4分で完了するため、長時間トレーニングする必要がありません

トレーニングに1時間かけるのは、ちょっと非効率だと考えている方は、HIITトレーニングで体に高負荷を届けていきましょう。


HIITトレーニングは、とにかく"自分を追い込むこと"が重要なメニュー

自分を追い込んでトレーニングをしている女

高強度インターバルトレーニングは、4分という短時間に負荷が大きい筋トレをすることによって筋肉中の糖質を消費し、トレーニング後に脂肪が燃焼しやすい状態を長く維持することが目的です。

きつくても自分を追い込んで、4分間は頑張るという強い意志が求められるトレーニング方法です


HIITトレーニングの消費カロリーってどのくらい?

HIITは、必ずダイエット効果が見込める

HIITの1回あたりのトレーニング時間は少ないもので4分間です。4分間でHIITで消費できるカロリーは100kcalほど。

ジョギングを30分した時の消費カロリーは200〜280kcalと言われているため、一見HIITの消費カロリーが少ないように思われがちですが、4分間のうちインターバルが合計で1分20秒なので、動いてる時間はわずか2分40秒

短い時間で、カロリーを消費したい方にはHIITはオススメのトレーニングです

【参考記事】はこちら▽


HIITトレーニングがおすすめな人とは?

時間に追われるビジネスマン

HIITトレーニング最大の魅力は、何といっても短い時間で取り組めること

仕事や趣味などで忙しいビジネスマンや、家事育児で自由な時間がとりづらい主婦など、「短時間のトレーニングで痩せたい!」という人には、そんな高強度インターバルトレーニングがおすすめ。


HIITトレーニングがおすすめしない人ってどんな人?

運動不足の中年男性

HIITトレーニングは、大きな負荷を筋肉にかけて鍛える方法です。全体のトレーニング時間は4分という短さですが、体にかかる負荷は一般的な筋トレよりも強いと言えます。

運動することに普段から慣れていないと怪我をしやすいため、体力がない高齢者や日常的な運動をしていない人には不向きです。血圧が高いなどの健康不安を抱えている人も、トレーニング中に不調になる可能性があるため、基本的にはおすすめしません。

HIITトレーニングは、一般的な筋トレや有酸素運動とは比べものにならないほど、負荷がかかります。焦る気持ちは分かりますが、怪我や体調不良になるのはNG。運動慣れしていない人は、まずインターバルが長めのノーマルメニューに取り組むことをおすすめします。


HIITトレーニングの効果|高強度インターバルメニューのメリットとは?

HIITトレーニングが表示されたスマホとトレーニング器具

短い時間で脂肪を燃焼させ筋肉をつけるHIITは、得られる効果が高いこともあり、これまでの筋トレからシフトしてみたいという人も多いです。

ここでは、HIITトレーニングで得られる効果について3つご紹介します。HIITトレーニングに取り組もうか迷っている場合は参考にしてください。

HIITトレーニングの効果
  1. 長時間脂肪が燃焼し続ける
  2. 持久力がUPする
  3. 強い忍耐力が付く
タップすると移動します

HIITトレーニングの効果1. 運動後も長時間脂肪が燃焼し続ける

高い負荷を筋肉にかけるHIITトレーニングは、運動した後も脂肪を燃やす状態が長く続きます。

HIITトレーニング後の体内では、激しいトレーニングによって生まれた様々な代謝物を取り除いたり、傷ついた細胞を修復するために脂肪をエネルギーに変換して消費しようと働き出します

水泳やウォーキングなどの低負荷トレーニングでは、体はそれほど負荷を感じないため、HIITトレーニング後のようなことは起きません。

HIITトレーニングを行えば、ただウォーキングやランニングといった有酸素運動に取り組むよりも、より効率よく体脂肪を落とすことができます。

【参考記事】脂肪燃焼におすすめの運動とは?


HIITトレーニングの効果2. 持久力がUPする

縄跳びをしているカップル

短時間で高い負荷をかけて運動を繰り返すHIITトレーニングは、運動中に大量の酸素を必要としています。

そのため、一般的な有酸素運動よりも、心肺に対して負荷がかかるため、よりいつも以上に活発に動こうと活動し始めます。

心肺機能も筋肉と同じで負荷に慣れることで向上するため、HIITトレーニングを続けていけば、必然的に持久力のある体になっていきますよ。

HIITトレーニングは、最初の頃はきついもの。それでも回数を重ねていくとどんどん持久力がついてきて、楽に感じるようになっていくでしょう。

【参考記事】持久力をつけるメニューって他にもあるの?


HIITトレーニングの効果3. 他の筋トレに耐えうる強い忍耐力が付く

HIITトレーニングのインターバルは、わずか10秒

10秒のインターバルは、一般的な筋トレや有酸素運動ではほとんどありえない時間です。そんなたった10秒の休憩を経て、次のトレーニングを始めるHIITトレーニングは、体が強くなっていくことはもちろん、精神力もめちゃくちゃ鍛えられます。

実際に筆者も取り組んだことはありますが、とにかくハードで何度もやめたいと思っていました。ただ、いつしか「ここでやめたら、もったいない!」と食いしばるようになり、今ではデッドリフトやベンチプレスなどバーベルを使った高負荷トレーニングも楽に感じるほど。

どんな筋トレも、きついです。ただ、HIITトレーニングはもっときついです。そんなHIITトレーニングに慣れた時、きっとどんな運動でも耐えられる精神力を手に入れられるでしょう。


HIITトレーニングの頻度|毎日やった方が痩せるの?

毎日×が書いてあるカレンダー

結論から言うと、HIITトレーニングに毎日取り組んでしまうのは逆効果

筋トレで使った筋肉は負荷がかかることでいったん破壊され、48時間休ませると筋肉の回復が進み、筋肉量が増えていきます。この現象を「超回復」と呼び、HIITトレーニングにおいては特に重視されるのです。

超回復期間を無視して毎日HIITトレーニングを行うと、筋肉が休む時間がなくなって筋肉が増えにくくなります。

筋肉を増やすためには筋肉を休ませる必要があるため、HIITトレーニングの頻度は2〜3日に1回がベストでしょう。

【参考記事】HII Tトレーニングの正しい頻度を分かりやすく解説


HIITトレーニングメニュー3選|真似で出来る最強のエクササイズ動画とは?

ここでは、HIITトレーニングメニューを3つ紹介していきます。HIITトレーニングは、1つ1つの種目を全力でやり切ることがポイントです。

各種目のコツもお伝えしていくので、トレーニングの効果を最大限に発揮できるようにしっかり読んでHIITトレーニングに取り組みましょう。


1. 1日1回で痩せるHIITメニュー

HIITメニュー

HIITの中でも20分間という長い時間行うトレーニング。トレーニング時間が長い分、脂肪燃焼効果も高いので絶対に痩せたい方にオススメです

スクワットやバーピーなど全身を鍛えるメニューが多く入っているので、全身の筋肉をバランスよくつけられます。

各種目30秒行うので少し長いですが、30秒のインターバルを取るのでメリハリをつけて取り組むことがトレーニングの効果を高めるコツ。


2. 筋トレ初心者でもOKな全身痩せダイエットHIIT

ダイエットHIIT

12分間のHIITトレーニング。お尻・脚・背中・腕・腹筋をバランスよく鍛えられ、前ももに効くトレーニングが少ないので、前ももがムキムキになりたくない女性にオススメです

飛ぶ種目がないので、マンションに住んでる方や深夜にトレーニングしたい方でもできます。各種目20秒で行い、10秒のインターバル取っていきましょう。

【参考記事】腹筋を引き締めるダイエットHIITメニューとは?


3. 全身を引き締める最強ダイエットHIITメニュー

ダイエットHIIT

4分間のHIITトレーニング。トレーニング時間があまり取れない方や、トレーニング初心者にオススメです。

スクワットが多めのHIITなので全身をバランスよく鍛えることが可能。飛ぶ種目がないので、マンションに住んでる方や深夜にトレーニングしたい方でもできます。

各種目30秒で行い、10秒のインターバル取っていきましょう。


代表的なHIITトレーニング種目6選|脂肪燃焼に効果的な自宅の筋トレメニューを自分で作ろう!

自宅で筋トレをしている男性

短時間で高いダイエット効果が得られる高強度インターバルトレーニング。

実際に体を動かす時間は非常に短いので、筋肉に上手に負荷をかけるトレーニングメニューで進めることが大切です。ここでは、脂肪燃焼に効果的なおすすめのHIITトレーニングメニューを6つ紹介していきましょう。

自由に組み合わせて、自分なりの最強トレーニングメニューを作り上げましょう!


HIITトレーニングメニュー1. 全身を鍛えられる「バーピージャンプ」

バービージャンプ

バーピージャンプトレーニングは、全身を使って行うジャンプ運動の一つ。腕立て伏せとジャンプを組み合わせたような動きをします。

全身の筋肉を使うため脂肪を燃やす効果が高く、心肺機能が鍛えられて持久力がアップするメニューです。


トレーニングの正しいやり方

  1. 足を拳1つ分ほど広げる
  2. その場にしゃがみ、両手を地面につける
  3. 少し飛び跳ねて、両足を後ろに伸ばす
  4. 両足を元の位置に戻す
  5. 膝を伸ばしながら、高くジャンプする
  6. (5)の時、両手は上に伸ばす
  7. この動作を20秒繰り返す

一連の動作を1セットとして、20秒間続けます。慣れないうちは非常にきついため、10秒程度でも構いません。


トレーニングのコツ

  • スピードばかりを意識しない
  • 両足を伸ばすときは、限界まで伸ばす
  • 出来るだけ高く飛ぶ
  • 呼吸を安定させて行う
  • 慣れてきたら、1セットの回数を増やす

バーピージャンプは、全身への負荷が大きい動きなので、2~3回目から疲れによってだんだん動作が小さくなりやすく、使う筋肉量が減ってダイエット効果が下がります。

ゆっくりでいいので、動作が縮こまらないように意識してジャンプしましょう。動いている間は息をとめたりせず、自然な呼吸のまま続けることが大切です。

【参考記事】バーピートレーニングのやり方をより詳しく解説

【参考記事】はこちら▽


HIITトレーニングメニュー2. 運動に自信がない女性でも簡単にできる「膝つき腕立て伏せ」

膝つき腕立て伏せ動画のスクリーンショット

膝つ付き腕立て伏せは、上半身を中心に鍛えられるトレーニングメニューです。

大胸筋や肩の前側の筋肉、二の腕の筋肉などを鍛えるため、パソコン作業などで生じる肩こりを改善したり、女性だとバストアップの効果も期待できます。


トレーニングの正しいやり方

  1. 手は肩幅より少しだけ広いくらいに置き、肩から肘にかけてまっすぐ伸ばす
  2. 膝を地面につけて、腹筋を引き締め、つま先は軽く浮かせる
  3. 肘を曲げて、胸を床と平行に保ったまま下げる
  4. 手のひら全体で体を押し上げて元の位置まで戻す
  5. (3)〜(4)を1セットとし、20秒間できるだけたくさん繰り返す

膝を床についた状態で20秒間腕立て伏せを続けます。できるだけ深く腕を曲げて戻す動作を繰り返すと、より効果的ですよ


トレーニングのコツ

  • 手の置く位置は広げ過ぎず、狭過ぎず、伸ばした時に腕の角度が45度程度としておく
  • 腹筋にも負荷をかけるため、腕だけでなく、体全体を動かす意識を持つ
  • しっかり胸を水平に保ったまま上下させる意識を持つ
  • フォームを保つため、あまり回数を意識しすぎず、負荷がどこにかかっているか感じながら取り組む

両腕の間隔が広すぎると体が持ち上がらないので、肩よりやや外側に手を置いて行うのがおすすめです。

背中を丸めないように意識しながら、腕だけでなく、背中の筋肉も使うイメージで動きましょう。回数よりも確実に上下していることを重視すると、筋肉に負荷がきちんと伝えやすくなりトレーニング効果が高まります。

【参考記事】女性でも取り組みやすい「膝つき腕立て伏せ」のやり方はこちら


HIITトレーニングメニュー3. 簡単に取り組める「もも上げトレーニング」

もも上げトレーニングのやり方

もも上げトレーニングは、とても簡単でシンプルなトレーニングメニューですが、かかる負荷は大きいのが特徴です。

立った位置から動かず、その場でもも上げを繰り返します。全身の中でもっとも大きな筋肉である太ももを鍛えることで、代謝量が上がり脂肪を燃やしやすくする効果が得られるでしょう。


トレーニングの正しいやり方

  1. 背筋を伸ばして、両手を腰に当てる
  2. ゆっくり少しずつ息を吐き続けながら、右足を上げて、そのまま数秒間静止する
  3. バランスを意識し、フラフラしないように左足でしっかりと体を支える
  4. ゆっくりと息を吸いながら、右足を下す
  5. 同じように左足を上げて下す
  6. 20秒間続ける

太ももを胸につけるようなイメージで上げ、3秒停止して下げるという動作を20秒間繰り返します

トレーニングは片足だけに負荷が偏ると良くないため、取り組む時は、左右どちらも3~4回動かしましょう。


トレーニングのコツ

  • 背筋を伸ばして行う
  • 身体中の酸素を循環させるよう、呼吸に意識を向ける
  • 上げていない方の足の裏全体で床を掴むようなイメージでしっかりバランスを取る
  • ももの高さをキープすることを意識する
  • 姿勢を保つために、下を向かず真っ正面を見ることを徹底する
  • しっかりとももの筋肉が負荷を感じるまで繰り返す

太ももを上げる高さが胸に近いほど効果がアップするので、ゆっくりでいいので足をしっかり上げましょう。

ただし、背中が丸まってしまうと逆効果ですから、背筋を伸ばし顔を正面に向けておくのがおすすめ。バランスを取るために、左右同じ回数だけ行います。

【参考記事】腿上げトレーニングのやり方を動画で解説


HIITトレーニングメニュー4. 太ももとお尻を重点的に鍛える「スクワットウエイトシフト」

スクワットウエイトシフト

スクワットウエイトシフトは、太ももやお尻といった下半身を中心に負荷をかけて行うトレーニングメニュー。太ももの内側とお尻を引き締められるため、女性にもおすすめです。

太ももを鍛えることで脂肪が燃えやすくなると同時に、むくみが取れやすくなります。


トレーニングの正しいやり方

  1. 足を広めに開いて、つま先をやや外側に向ける
  2. 腰を低く落として、胸の前で両腕を軽く組むように重ねる
  3. 背筋は伸ばしたままの状態でキープし、つま先と膝は同じ方向に向けておく
  4. 太ももやお尻への負荷を意識しながら、ゆっくりとバランスを取るように腰から右に3秒かけて体重移動をする
  5. 3秒かけて元の位置に戻り、同じように左も動かし、20秒繰り返す

スクワットウエイトシフトトレーニングの目安は、右側と左側それぞれ6~7秒かけて体重移動を行います。左右の動作を1セットとし、合計20秒動けるよう3セット繰り返しましょう。


トレーニングのコツ

  • 上半身はリラックスさせ、 背筋を伸ばして行う
  • 太ももとお尻の筋肉をしっかり使うことに意識を向ける
  • 視線は真正面に向け、あごを引いておく
  • 腰をしっかり落とし、 ももの高さをキープすることを意識する
  • 膝を壊さないよう、つま先と膝とは同じ方向に向けておく

太ももとお尻の筋肉をしっかり使うことが目的のメニューなので、上半身はリラックスさせることが大切です。

力を入れるのは下半身のみに集中させて、左右同じ回数だけ体重移動を繰り返しましょう。呼吸を規則的に行うよう意識するとリラックスしやすいですよ。

【参考記事】本当のスクワット方法はこちらを参考に


HIITトレーニングメニュー5. キツいけど持久力がつく「高速踏み台昇降」

踏み台昇降

高速踏み台昇降は、主に下肢の筋肉を鍛える目的で行うトレーニングメニュー。

足全体を動かすため多量の酸素を必要とし、心肺機能を高める効果があります。シンプルな動きですが、かかる負荷は大きく、代謝がアップするので脂肪が燃えやすくなるでしょう。

階段などの段差を利用するのも良いですが、怪我する恐れがあるため、できれば踏み台昇降用のステップを用意するのがおすすめです。


トレーニングの正しいやり方

  1. 背筋を伸ばして段差の前に立つ
  2. 右足→左足の順番で登る
  3. 右足→左足の順番で降りる
  4. この動作を繰り返す

女性は階段一段分、男性は階段二段分の高さを使って、かかとから踏み出し上り下りを行います。

左右とも10~15回程度動くのを1セットとし、20秒間続けましょう


トレーニングのコツ

  • 背筋を伸ばして行う
  • 脚を上げることを意識する
  • 腕を振りながら上り下りをする
  • 素早く繰り返す

足への負荷を意識しながら、スピーディーに動作を繰り返すのがポイント。

リズミカルに続けるとより効果的なので、両腕を軽く曲げて振りながら続けると自然と足が持ち上がり、取り組みやすいですよ。筋トレ初心者の方は、ついつま先で着地しようとしますが、つま先着地はバランスが取れず、転倒してしまう恐れがあります。

しっかりとフォームを安定させるためには、着地はかかとを意識して行っていきましょう。

【参考記事】ダイエットに効果的な踏み台昇降を使ったメニューとは


HIITトレーニングメニュー6. 脂肪燃焼効果が高い「ジャンピングジャック」

ジャンピングジャックのやり方

ジャンピングジャックは、両手両足を大きく開きながらジャンプするだけのシンプルなトレーニングメニュー。体をほぐし、血流を促して体を温める準備体操のようなメニューで、体幹を鍛えるので体全体が引き締まります。

ジャンプし続けるだけで自宅でも手軽にできるので、テレビを見ながら取り組んでみてくださいね。


トレーニングの正しいやり方

  1. 両足をとじて背筋を伸ばしてまっすぐ立ち、両手は脱力して体の横に置いておく
  2. 軽くジャンプしながら両足を開き、それと同時に両手を横に高くあげる
  3. 素速く両手と両足を閉じながら、元の位置に着地する
  4. (2)〜(3)をなるべく速く繰り返す

他トレーニングと同じく、20秒間取り組み、10回~20回程度繰り返せるとベスト

慣れないうちは、全身の筋肉を伸ばすようなイメージで10回程度から始めるといいでしょう。


トレーニングのコツ

  • しなやかにテンポよく動くのが肝心のメニューのため、力み過ぎないようにしておく
  • ジャンプする時は高く飛ぼうと意識するのではなく、できる限り足を大きく開くように意識する
  • 一連の動作を静止せずに続ける
  • 負荷を増やしたい時は、動くスピードをあげることを意識する

一定のリズムでジャンプすると効果的ですが、高く飛ぶことが目的ではありません。

両手両足をしっかり広げてジャンプすると血流が促され、体幹がしっかり鍛えられます。ジャンプしやすいよう、クッション性の高いスニーカーを履くのがおすすめですよ。


HIITトレーニングのコツ|ダイエット効果を高めるポイントとは?

2週間ダイエットには欠かせない筋トレメニュー:スクワット

脂肪燃焼や筋力アップの効果が得られる高強度インターバルトレーニング。

一つ一つのメニューはとてもシンプルですが、負荷がかかるように動かないと短時間で効果を得られません

ここからは、より効果的な高強度インターバルトレーニングを行うコツについて紹介します。体を鍛えスリムな体型になりたい人は要チェックです。

効果を上げるコツ
  1. 限界まで追い込む
  2. プロテインを飲む
  3. 軽い食事をする
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効果を上げるコツ1. 限界まで追い込む

HIITトレーニングは、高い強度の運動を行うことで筋肉の破壊と再生の機能を利用し、痩せることを目指す方法です。

筋肉を破壊し再生させるには、20秒という短時間で、会話ができないほどきつい運動をする必要があります。

20秒間全力を出し尽くせるかどうか、これがHIITトレーニングにおけるもっとも重要なポイントです。初めに決めたメニューに体が慣れてきて軽くこなせるようになってきたら、全力が出せるような負荷がかかる動きに変えていきましょう。

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効果を上げるコツ2. トレーニング後にプロテインを飲む

プロテインを飲んでいる男

HIITトレーニングでは、負荷が大きいメニューを行って筋肉を酷使します。

たった4分でも、高強度の負荷を受けて筋肉の細胞は傷ついていますから、その回復をスピーディーに促すためにはプロテインで栄養を補給することが大切です。

トレーニングを終えてから30分以内は、体内の栄養吸収率がアップするため、激しいトレーニングによって筋肉にたまった疲労を回復させると同時に、タンパク質の合成を促し、筋肉をより強化します。

より強く、質のいい筋肉を増やすには、トレーニング後30分以内にプロテインを飲むのが理想的でしょう。

【参考記事】HIITトレーニング後にプロテインを飲むとどうなる?


効果を上げるコツ3. トレーニング前に軽い食事をする

全力できつい動きを行うHIITトレーニングは、運動中に大量のエネルギーを必要とします。

途中でエネルギー不足になると負荷の大きな動きができにくくなりますが、負荷の大きな動きができないとHIITトレーニングをする意味がなくなってしまうのです。

トレーニング効果を高めるためにも、トレーニング前に軽く食事をして糖質を補給しておきたいもの。バナナやおにぎり、チョコレートなどをトレーニング開始15分前までに摂りましょう。


消化しにくい食事はNG!

HIITトレーニングは激しい運動を4分間で8セット行うため、短時間でも多くのエネルギーが必要です。

しかもエネルギーに変換するまでに時間がかかる食事を事前にすると、体が重たくなるだけで逆効果になります。

肉類などは消化に時間がかかる上に消化不良を起こす可能性がありますから、エネルギー変換だけでなく胃腸への負担も考えて避けましょう。

【参考記事】はこちら▽


HIITトレーニングの注意点|筋トレ効果を下げないために覚えておくコト

トレーニングのポイントを確認しているカップル

HIITトレーニングは、わずかな時間で心肺機能や持久力を高め、脂肪燃焼や筋肉量アップが期待できる画期的なトレーニング方法です。

ただし、正しいステップで進めないと辛いだけで効果が出ない、ケガをするといった問題が起きます。

HIITトレーニングをする上で気を付けたいポイントを紹介します。より効率的にHIITトレーニングを進めるために必ずチェックしておきましょう。

HIITトレーニングの注意点
  1. ストレッチを取り組む
  2. 必ず水分補給を行う
  3. 1日4分以上は行わない
タップすると移動します

HIITトレーニングの注意点1. 運動の前後で必ずストレッチを取り組む

HIITトレーニングは、全力で大きな負荷のかかる運動と休憩とを交互に繰り返すトレーニングです。

筋肉が固まっている状態や、体が冷えている状態でHIITトレーニングを始めると、肉離れを起こしたり捻挫をしたり、最悪の場合骨折などの怪我をしかねません。トレーニングを始める前には必ずストレッチを行い、全身の筋肉をほぐして温めることを忘れないようにしましょう。

1分程度行うだけで、怪我のリスクをしっかり防ぐことができます。

【参考記事】全身のストレッチメニューをまとめました


HIITトレーニングの注意点2. 必ず水分補給を行う

水分補給をしている男

4分という短時間のトレーニングだからと、いきなりHIITトレーニングを始めてしまう人がいます。

しかし、いざHIITトレーニングに入ると、息が上がるようなきつい動きを繰り返すため予想以上にたくさんの汗をかくのです。また、筋肉には疲労がかなりたまるため、回復のために体内の糖質や脂肪を大量に消費することで脱水症状を引き起こしやすくなります。

たとえ自宅やジムなど戸外で行うとしても、トレーニング前後の水分補給はしっかりしておくことが大切です。

【参考記事】水分補給のタイミングってどうなの?


HIITトレーニングの注意点3. 1日4分以上のトレーニングは行わない

早く痩せることを目的にしていると、4分以上体を動かそうとしたくなるものです。

しかし、負荷が大きいHIITトレーニングをやりすぎると、関節やその周りの筋肉が伸びたり切れたりする可能性があります。

HIITトレーニングによって筋肉が受けたダメージを休憩によって修復させれば、筋肉がより強くなりますが、回復する時間を与えないでいると少しずつダメージが蓄積してケガをする危険性が高まることを覚えておきましょう。


HIITトレーニングのおすすめアプリ|タイム管理を機械に任せよう!

トレーニングアプリを確認する男

HIITトレーニングを続けていくには、楽しめる工夫を取り入れるのがおすすめです。特に、トレーニングの効果が見えやすいツールとしてアプリを使うと、モチベーションアップに繋がります。

HIITトレーニングをする際に持っておきたいおすすめのアプリを2つ紹介しましょう。一人でもストレスを感じずに続けられるはずです。

おすすめのアプリ
  1. Seconds
  2. Runtastic Timer
タップすると移動します

HIITにおすすめのアプリ1. Seconds

HIITトレーニングでおすすめのアプリ

運動と休憩を交互に繰り返すHIITトレーニングに使える、トレーニングとインターバルそれぞれの時間を設定できるアプリです。

必要な時間をあらかじめ設定しておけば交互に繰り返してくれるため、合間にいちいちタイマーを操作する必要がありません。バックグラウンド機能が備わっており、スタート後は他のアプリを起動していても自動カウントを継続しています。

トレーニングやインターバルの時間をSNSで友人と共有することもできるので、モチベーションが下がりにくいでしょう。

iPhone用アプリはこちら Android用アプリはこちら

HIITにおすすめのアプリ2. Runtastic Timer

筋トレ経験者に人気の『Runtastic Timer』は、通常はストップウォッチ機能を愛用している人が多いです。

HIITトレーニング中に使うなら、タイム設定を自由にカスタマイズできます。ウォーミングアップやトレーニング、クールダウンといった項目をインターバル設定できる上に、音声読み上げ機能も搭載されているため、トレーニングに集中できるでしょう。

スマートフォンに保存している曲をBGM代わりに流すことも可能。

※現在、配信が中止されているため、インストールできません。


HIITトレーニングに取り組んで短期間ダイエットを成功させよう!

ダイエットに成功した男

高強度インターバルトレーニングは、有酸素運動と筋トレとで得られる効果を同時に得られる画期的なトレーニング方法です。

1回4分という短いトレーニング時間や、週3~4日のトレーニングでダイエットや筋力アップができるとあって、忙しく毎日を過ごしている人向きと言えます。

効率的に痩せる方法を探している人や、高強度インターバルトレーニングに関心がある人は、この記事を参考にぜひ始めてみてくださいね。

【参考記事】タバタ式トレーニングの効果的なメニューとは

【参考記事】ぽっこりお腹を解消する効果的な運動メニュー

【参考記事】お尻痩せを狙いたいなら、トレーニングを解説

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