心の拠り所の作り方。心に余裕を持たせてくれる人やものを見つける方法を紹介!
そもそも『心の拠り所』とは?どんな意味?
心の拠り所とは、失敗や挫折をした時に心の支えとなるもののことです。
人によって心の拠り所となるものは異なり、家族という人もいれば自由時間という人もいます。
心の拠り所があれば、落ち込むことがあっても耐えることができ、「これ以上くよくよしないで頑張るぞ」と前向きになれるでしょう。
「自分はなくても大丈夫」という人がいるかもしれませんが、人生の中でいつかは役に立つものなので、何か見つけておくことをおすすめします。
心の拠り所があるメリット|心の支えがあると得することは?
心の拠り所はあったほうがいいと分かりましたが、実際にはどのように心を支えてくれるのでしょうか?
そこで、心の拠り所で得られるメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット1. 落ち込むことがなくなる
何か悪いことが起きた時に1人で悩んでいると、どんどん物事を悪い方向に捉えてしまってネガティブになっていきがち。
そんな時でも心の拠り所があれば「何か解決法はないだろうか?」と落ち着いて考えられるようになり、前向きに進んでいけます。
「さらに状況が悪くなったらどうしよう」と落ち込んでしまう悪循環から抜け出せるでしょう。
メリット2. ストレスを溜めずに済む
自分の味方になってくれる人がいないと、仕事や日常生活で嫌なことが起きた時に八方塞がりになってしまうことがあります。
誰かに頼ることができれば自分1人で問題を抱え込むこともなくなり、心がストレスで押しつぶされそうになるのを防げるのです。
心の拠り所となってくれる人がいれば心の負担は軽くなり、安心して問題の解決を図れるようになるでしょう。
メリット3. くじけない強い心を持てる
辛いことがあった時に自分1人で耐えていると、我慢しきれなくなって逃げ出してしまうことがあります。
それでも心の拠り所があれば、「もう辞めてしまうか」とくじけてしまうことがなくなるのです。
心の拠り所となる家族や恋人、友達のような人たちがいれば、「みんなのために負けていられない」と頑張れるでしょう。
メリット4. 適度に息抜きができる
自分1人だけで頑張っていると、つい無理をし続けてしまいがちで心も体も休まることがなくなってしまいます。
心の拠り所があれば、休みも取れず毎日残業するような状況になっても気分転換できて乗り切ることができるでしょう。
心の拠り所となる同棲中の恋人や家族がいると、家に帰ってから息抜きができ、いい意味で頑張らない時間を作ることができます。
メリット5. ”もうひと踏ん張りしよう”と頑張る気持ちになれる
自分1人だけで毎日を過ごしていると、少しでも面倒に感じることがあった時にすぐ妥協しがちになります。
そんな時でも心の拠り所さえあれば、「あと少しだけ頑張ってみよう」と再びやる気が湧いてくじけなくなるのです。
もし心の拠り所になる恋人がいれば、「恋人に誇れるような結果を残そう」という気になってモチベーションが上がるでしょう。
メリット6. 人生の生き甲斐が見つかる
夢中になれるものがないと、これといった目標も作ることができず毎日ダラダラと過ごしがちになってしまいます。
心の拠り所となるものができれば「自分は◯◯のために生きているんだ」と目的が生まれ、充実した日々を送れるようになるのです。
好きな人など心の拠り所があると、その人のために何かしてあげようという気が起こり、充実した日々を送れるようになるでしょう。
心の拠り所になるもの|自分を支えてくれる癒しや安らぎとは?
「何を心の拠り所にすればいいのかな?」
「心の拠り所になるものを知りたい!」
メリットが分かったところで、他の人は何を心の拠り所にしているか気になりませんか?
ここからは、多くの人が心の拠り所にしているものをご紹介します。
心の拠り所になっているものを把握して、自分の支えを見つける時の参考にしてみましょう。
心の拠り所1. 家族
いつでも待っていてくれる家族の存在は大きく、とても温かみがあります。どんな時も味方してくれるので安心感を覚えるでしょう。
仕事が大変で苦労している時も、奥さん(旦那さん)や子どもたちの笑顔が疲れた心を癒やしてくれます。
優しい家族のおかげで「負けてられない」「最後までやり抜くぞ」と頑張ることができるのです。
心の拠り所2. 仕事
人から感謝される職業や、結果を出せば評価してもらえる職種など、やりがいのあるお仕事は充実した気持ちにさせてくれます。
1日の大半を占める仕事をやりがいのあるものにすれば、心の拠り所となって人生の充実度が上がるでしょう。
家庭に問題があって苦労する毎日を送っていても、充実した仕事が忘れさせてくれるので「明日も頑張ろう」という気持ちになれるのです。
心の拠り所3. 頑張っている人
頑張っている人の多くはポジティブな考えを持っています。
なので、他人に影響されやすい人が頑張っている人を心の拠り所にすると、自分も頑張ろうという気持ちが湧いてきますよ。
初めて取り組む仕事があって不安な時も、一緒に頑張れる友人がいれば安心です。
何にでも積極的な友人のことを思い浮かべれば、「自分も恐れずにチャレンジしなきゃ」と奮起できるでしょう。
心の拠り所4. ペット
無償の愛情を人間に与えてくれるペットは、一緒にいてくれるだけで癒しになる存在。
ワンちゃんやネコちゃんを飼っていれば、辛いことや悲しいことがあった時でも心を穏やかにしてくれるのです。
好きな人にふられて涙が止まらない時だって、ペットを撫でたり抱きしめたりしていれば辛さが和らいですぐ立ち直れるでしょう。
心の拠り所5. 自分の好きなことをする時間
趣味のように夢中になって何かに取り組んでいる瞬間は、辛いことや嫌なことを忘れさせてくれます。
良い気分転換となって頭がリフレッシュするので、悩みを解決する良いアイデアが浮かびやすくなるでしょう。
仕事で問題が解決しなくて悩んでいても、休日に好きなことをしたらあっさり解決してしまうことは趣味を心の拠り所にした時のあるあるです。
心の拠り所6. 恋人
恋人は笑顔や優しい言葉、スキンシップなど、様々な方法で癒したり励ましたりしてくれる存在。
恋人がいれば辛い仕事や嫌なことがあっても、「恋人の笑顔を見るために頑張ろう」という気持ちになれます。
なかなか仕事の成果が出なくて毎日上司に嫌味を言われていても、恋人が
「私だけは見方だよ」
「いつでも俺がついてるから」
と抱きしめてくれればくじけずに済むでしょう。
心の拠り所7. SNS
捨てアカを作って愚痴を吐けば誰にも気づかれないでストレスを発散できます。
また同じ苦労や悩みを持っている人が共感してくれることもあるので、気持ちを分かりあえる友達ができることも心の拠り所になる理由。
ブラックな会社に勤めている人は、家に帰ると「◯◯社はこんなに酷い」などの悪口を書き込み、気持ちをスッキリさせるのです。
心の拠り所8. 映画や本や漫画
フィクションの物語は非日常を味わえるので、日常の退屈さに刺激を与えて気分をリフレッシュさせてくれます。
また、物語の中に好きなフレーズや名言があれば、自分が置かれている状況に当てはめて勇気を貰うこともできます。
会社や学校で挫折しそうなことがあると、好きなセリフを思い出して「もっと頑張ってみるか」と発奮できるでしょう。
心の拠り所9. 行きつけのお店
個人の居酒屋や定食屋など、行きつけのお店はもう一つの自分の家と言ってもいいでしょう。
行きつけのお店があると「帰ってきたなあ」という気持ちになれて、自宅にいるような気分でリラックスできます。
朝から仕事のトラブルでドタバタしている時でも「今日は会社が終わったらいつものお店に寄っていこう」と考えれば頑張れるのです。
心の拠り所を見つける方法|精神の安定剤を探すには?
「自分に合った心の拠り所がなかなか見つからない」
「心の拠り所はどうやって見つけたらいいの?」
他人の心の拠り所を真似てみたものの、いまいち自分の支えにはならなかったという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
自分向きの支えはどうすれば見つかるのでしょうか?ここからは、心の拠り所を見つける方法についてご紹介します。
方法1. 「好き」と言えることを見つけて追求する
夢中になれることがあると、余計なことを考えてネガティブ気分に陥ってしまう状況を避けられます。
自分はどんなことができそうかリストアップして、その中から好きになれそうなものや趣味にできそうなものを見つけていきましょう。
もし散歩が好きなら、通勤や通学を電車から徒歩に変えてみるだけでも十分な心の拠り所にすることができますよ。
三日坊主になると意味がないので、無理なく続けられそうなことに取り組んでみてください。
方法2. いつもとは違うことをする
毎日同じことばかり繰り返していると、やがて飽きてしまうだろうし、ストレスが溜まってしまうこともあります。
時々は違うことにも取り組むようにして、新しい刺激を受けるように心がけてみましょう。
もし普段デスクワークが多いなら週末に身体を動かしてみてもいいですし、趣味がマンネリ化しているなら新しい趣味に挑戦するのもアリです。
いろいろ試してみて安らぎを得られたものがあれば、以降はそれを心の拠り所にしてみてください。
方法3. 普段関わらない人と交流する
自分の仕事と接点がない人や近所付き合いのない人など、普段の生活と関わりのない人のほうが言いやすい悩みもあります。
また、自分や身近にいる人たちとは異なる視点でアドバイスされることもあるので、価値観が広がって心に余裕を持てるようになるでしょう。
例えば過去に数回だけお世話になった人など、普段から接点がない人に連絡をとって出向いてみてください。
ただし、相手があなたのことをよく覚えていないと無視されるかもしれないので、親しく接してくれた人を選びましょう。
方法4. 自分から弱みをさらけ出してみる
自分の弱みを相手に見せてしまうことで、相手側も弱みを隠さず見せてくれることがあります。
こうして本心で語れる関係を築くことができれば、相手はどんな時でも頼れる心の支えになるでしょう。
例えば、仕事のできる優秀な社員と思われている人は、ミスがあっても周囲へ相談できず一人で悩みを抱えてしまいがち。
思い切って「他の人にはこんな事相談できないんだけど、実は〇〇な自分が嫌なんだ」のように打ち明けてみてください。
弱みをさらけ出すのは怖いと思うかもしれませんが、1人くらいは本音を語れる知人を作っておきましょう。
方法5. 『何もしない』をする
真面目過ぎる人は何事も全力で取り組んでしまうので、頭も体も疲労してしまいがち。
適度に頭や体を休ませてあげないと、体力はなくなってしまい、精神的にも不安定な状態になってしまうのです。
『何もしない時間』を意識して作れば心も体もリフレッシュされ、ベストコンディションをキープしやすくなります。
仕事や勉強でスランプを感じた時、根性で頑張ってもますます酷くなりますが、何もしない時間があればあっさり抜け出せるでしょう。
自分だけの心の拠り所を見つけて、無理なく過ごしてみて。
大切な人を失った時や仕事で苦労している時など、ストレスが溜まって精神が不安定になりそうな状況はどなたにでも起こること。
そのような時に安らぎや癒やしとなるのが心の拠り所。不安でいっぱいの心を落ち着かせ、前向きな気持ちを取り戻してくれます。
心の拠り所が欲しいという人は、ぜひ今回の記事を参考にして見つけてみてください。
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