“卑怯”の意味とは?卑怯でズルい人の特徴/正しい対処法を解説

ほのか 2019.04.06
周りに卑怯な人っていませんか。できれば深く関わらず、上手く対処していきたいですよね。そこで今回は、卑怯な人の心理や特徴から、卑怯者の対処法まで徹底解説していきます。職場やプライベートで卑怯な性格の人がいる人は、ぜひ付き合い方の参考にしてみてくださいね。

卑怯な性格をした人への対処法を紹介!

卑怯な人の心理・特徴・正しい対処法

あなたの周りに卑怯な人はいませんか?

仲が良さそうなふりをして、影でこそこそあることないこと言い回っていたり、やたらとアレコレ詮索してきたりと、卑怯な人が周りにいると、心休まる時がありませんよね。

そこで今回は、卑怯の意味や卑怯な人の心理、特徴などを詳しくご紹介していきます。卑怯な人と関係を悪化させない上手な対処法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。


そもそも「卑怯」の意味とは

「卑怯」とは、マイナスなイメージしかない言葉ですよね。

振る舞いが正々堂々としておらず、他人を出し抜こうと裏で手を回したり、陥れようとする様を意味しています。

そして、この卑怯な振る舞いは、自分自身に正々堂々と物事に向き合う勇気がなく臆病であるために発生してしまう言動でもあります。


「卑怯」と「卑劣」の意味の違い

似ている様で少し違うのが「卑怯」と「卑劣」です。

「卑怯」と「卑劣」の大きな違いは、その言動に悪意があるかどうか

例えば、運動会のかけっこで勝ちたいがためにライバルに足をひっかけるのは、「卑怯」。

一方、特定の人に大きな悪意を持って犯罪になるような行為を行ったり、明らかに破滅させようとしたりする行為が「卑劣」となります。


「卑怯な人」の3つの心理とは?

卑怯な言動を繰り返す人の心理は、そうでない人にはなかなか理解できないもの。でも、卑怯な人の心理を理解しないと、卑怯な人へ適切な対処もできませんよね。

まずは、卑怯な人に多い心理的特徴について、じっくり見ていきましょう。


卑怯な人の心理1. 常に自分が上に立っていたい

卑怯な人間は、実はとっても臆病者。偉そうに振る舞っていても、内心はいつもびくびくしています。

そして、自分が本当は臆病である事を誰にも知られたくないし、誰かに弱みも見せたくないのでいつでもどこででも常に自分が一番上でいたいのです。

自分が一番上でいれば、誰からも責められないし、臆病であることも知られないと考えているのです。


卑怯な人の心理2. 人から認められたい

卑怯な人間が臆病になる原因には様々なモノがありますが、その中の1つが、他人に対して劣等感を感じているというもの。

その劣等感は、学歴や収入、家庭環境、自分の容姿だったりといろいろあります。

本当は他人に認めてもらいたいと切望しているのに、それが叶わないから他人からアレコレ言われないよう、常に自分が優位に立てるよう卑怯な手を使ってしまうのです。

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卑怯な人の心理3. 自信がない

偉そうに振る舞っていても、内心は常にビクビク、自信なんて全くない卑怯な人間は、自分の自信のなさを卑怯な手段でカバーしようとします。

しかし、卑怯な手段が人にバレた時、他人からの評価が一気に悪くなる事についてまでは考えられません。

先に怒るかもしれない事の心配より、とりあえず、今すぐに他人より優位に立てる事の方を優先してしまうのです。

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どんな人が多い?卑怯な人に共通する特徴8つ

他人から「あの人って、ホント卑怯者だよね。」などと、噂されてしまうほど、卑怯な言動が身に付いてしまっている人達には、いくつかの共通する特徴があります。

次に、卑怯者に共通して多くみられる特徴について、詳しくチェックしていきましょう。


卑怯な人の「性格」の特徴

卑怯な言動を繰り返してしまう人達は、大なり小なり似たような性格をしています。

まずは、卑怯者にありがちな性格の特徴についてみていきましょう。

もし、まだ、卑怯な言動が見当たらなくても、この性格に当てはまる人が身近にいたら要チェックですよ。


卑怯な人の性格1. 強気に見せて実は臆病

卑怯者は、一見、とても気が強そうに見えます。しかし、この「気が強そう」というのは、ただのパフォーマンス。

本当は臆病者である自分自身の真の姿を、他人に悟られたくないため、気が強そうなフリをしているのです。

そして、他人に自分の事を認めてほしいという意識が人一倍強いため、自分自身を強く大きく見せて誰よりも優位に立とうとしてしまいます。

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卑怯な人の性格2. 頭が切れる

卑怯な言動は、頭の回転が早くなくてはできません。なぜなら、卑怯な言動がすぐに他人にバレては元も子もないから

そのため、卑怯者には自然と頭が切れるタイプばかりが残ります。

周囲には卑怯者だとバレないように、こっそりとさりげなく卑怯な振る舞いをするためにも、周囲を良く観察し抜け目のない卑怯テクニックが使えるだけの頭脳が必要なのです。

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卑怯な人の性格3. 損得勘定で考える癖がある

卑怯者は、どんな事でも、自分にとってプラスかマイナスかで判断します。

そのため、自分の出世に関係がありそうな上司や先輩、人事部の社員には愛想良く振るまい、どう転んでも自分の出世に影響しなさそうなバイトの学生や短期の派遣社員には、無愛想でぶっきらぼうな振る舞いをするのです。

「情」で動く事が少なく、自分にメリットがなさそうな事に関わろうとはしないでしょう。

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卑怯な人の「行動」の特徴

身近に卑怯な振る舞いをする人がいないと、いまいち分かりにくいのが卑怯な人がやりがちな行動です。

卑怯な行動は、周囲の人を大なり小なり不快にさせていますよ。ここでは、卑怯な人が日頃よく行っている行動について一つずつチェックしていきましょう。


卑怯な人の行動1. 自分を棚に上げて、他人の悪口を言う

臆病者である卑怯な人は、まるで息をするかのように他人の悪口をすらすらと言えてしまいます。

それは、自分の卑怯な言動を隠して、他人の方が悪いと周囲にアピールしたいから。「悪いのは他人で自分ではない」と主張する事で、自分の方が優位であると見せつけたいのです。

場合によっては、「私はむしろ被害者なんですよ!」などと、自分に非は全くない事を声高に言い、同情と哀れみを誘い正当性を強調するというずるい手段を用います。

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卑怯な人の行動2. 身近にいる人を自慢しがち

「虎の威を借る狐」とはよく言ったもの。卑怯な人は自分が他人から評価されるのであれば、どんな手段も厭いません。

「俺の友達、東大卒なんだよね〜。」などと言って自慢をし、自分は東大の合格圏外だったとしても関係ありません。

「友達が東大卒」という言葉に対して、他人から返ってくる「へぇ、すごいね。」という言葉を聞きたいだけなのです。

卑怯な人は、他人からの賞賛が自分に対するものでなかったとしても、まるで自分が賞賛されたかのように振る舞います。


卑怯な人の行動3. 人の弱点を握ろうとする

誰よりも優秀であるとアピールしたい卑怯者は、あの手この手で他人の弱みを探ろうとしています。

弱みを握るためだったら、仲の良いフリをするなんて朝飯前。心底心配そうな顔をして相談に乗るフリをしながら、心の中では弱みを握れる事を喜んでいるのです。

そして、自分の方が凄いと周囲に認められるためには、自分でせっせと努力するより、他人の弱みを使って蹴落とす方が効率的だと考えているため、弱みを握るような卑怯な手段が悪いともずるいと微塵も思っていないでしょう。


卑怯な人の行動4. 自分の得のために、人を利用する

世の中全てが損得勘定で動いているわけではありませんよね。しかし、卑怯者はいつでもどこでも損得勘定で全てを判断します。

そして、自分が得をするためだったら、自分以外の人間は全てゲームの駒のような存在だと思っています。自分の卑怯な振る舞いで、他人を傷つける事も気にしないのです。

というより、「他人を利用して何が悪いの?」と思っているため、他人を利用する事に罪悪感のかけらもありません。


卑怯な人の行動5. 責任逃れをしてしまう

常に優位に立っていたい卑怯者は、自分のミスでトラブルが発生しても、華麗に素早く責任転嫁をしてしまいます。

卑怯者は頭が切れるため、自分が責任逃れするための言い訳も瞬時にいくつも作れてしまうのです。

その責任逃れが、あきらかな言い訳であっても気にしませんし、責任転嫁によって、他人が被害を被っても全く気にしません。

それどころか、一時的にでも自分に責任を押し付けられた事をとっても不愉快に感じるのです。

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卑怯者と関わるとどのような影響を受ける?

面倒な卑怯者とはできるだけ関わりたくないもの。

自分の事しか考えない卑怯者と、うっかり関わってしまうと精神的にも物理的にもなかなか厄介ですよね。

続いては、卑怯者と関わる事で受ける、様々な影響について詳しくチェックしていきましょう。


影響1. 手柄を奪おうとしてくる

いつでもどこでも何に対しても優秀な自分をアピールしたい卑怯者。他人が苦労して勝ち取った手柄を奪う事など朝飯前です。

また、もし、完全に他人の手柄を奪う事ができなくても、その手柄を他人が勝ち取れたのは、自分の協力があったからこそであるとアピールしてきます。

自分こそ陰の立役者であり、真の実力者であると、ある事ない事吹聴して、手柄を奪おうとしてきます。


影響2. 不利な条件で物事を提案されることがある

「どんな時でも最大限得したい。出来れば常に得したい。」と考えている卑怯者は、自分に損が発生するような行為は出来るだけ避けたいと考えています。

そのため、交渉事などではあり得ないぐらい不利な条件を、さも当たり前のような顔をして突きつけてきます。

誰が見ても明らかに自分だけかなり得をするような条件を突きつけておきながら、「君のためにこの条件にしたんだよ。」などと、恩着せがましいアピールをして優位に立とうとするのです。


影響3. 自分のいない所で、悪口や陰口を言われる

卑怯者はいつでもどこでも自分が優位にいるための根回しを欠かしません。そのためには、悪口も陰口も当たり前。

一緒にいる時は、本当に楽しそうに仲良さそうに振る舞っていても、他人の前ではある事ない事その人の悪口や陰口を延々に言い続けるのです。

そして、「仕方が無いから一緒にいてあげるだけ。」などと、上から目線で恩着せがましく締めくくります。


どう付き合うべき?卑怯者な人への正しい対処法

出来ればお付き合いはしたくないけど、職場の同僚やクラスメイト、ご近所さんなど、避けられない場合もありますよね。

どうしてもある程度のお付き合いをしなくてはならない卑怯者とは、どのように接するのが良いのでしょうか?

ここからは、卑怯者に対する正しい対処法や、卑怯者の悪影響を受けずに付き合う方法を詳しくチェックしていきましょう。


対処法1. 被害を受けないように、距離を置く

卑怯者は自分のずるい言動が、他人にどれほどの影響を与えているのか、理解しようとしません。被害を受けてから、切々と卑怯者に訴えても時間の無駄

まずは、被害を受けないようにするためにも、できるだけ卑怯者とは距離を置きましょう。自分からは近づかない、話しかけない事がとても大切。

また、卑怯者から話しかけられても最低限の会話だけで切り上げて、出来るだけ一緒にいる時間を減らすようにしましょう。


対処法2. 話を真に受けず、聞き流す

卑怯者の話の大半は、いかに自分が凄いかというアピールです。まともに聞くだけ無駄な話ばかり。また、卑怯者は他人からの賞賛を常に欲しています。

もし、まともに話を聞いてしまいうっかり褒めてしまったら、しつこく何度でも自分の話を聞かせようとしてきます。

卑怯者とお喋りする機会があっても、「へぇ、そうなんだ。」「ふーん。」などと適当に聞き流しましょう。

損得勘定で動く卑怯者は、いくら話を聞かせても「欲しい賞賛が得られない相手とは付き合う価値無し」と思ってくれて、勝手に判断して離れていってくれます。


対処法3. 話し合いは落ち着いて対応する

頭の回転が早い卑怯者は、相手の性格を見抜くのも早いため、どのように話したら自分のペースでうまいように丸め込めるか、あっという間に計算してしまいます。

そのため、卑怯者と1対1の会話では、いくら気をつけていても、うっかり相手の思うつぼにハマりがち。気がつけば、言うつもりのなかった弱みを握られていたり、不利な条件を押し付けられていたりするのです。

卑怯者の術中にハマらないようにするためには、卑怯者との話し合いは、いつも以上に冷静沈着でいられるように気をつけましょう。

場合によっては、卑怯者との会話のパターンをいくつか事前にシュミレーションし、完全理論武装するのもおすすめですよ。


対処法4. 卑怯な人とのやり取りは、メールなどで証拠を残しておく

責任転嫁が上手な卑怯者は、自分が優位に立つためであったら、事実の捏造や虚偽の申告も息を吐くように自然にやってのけます。

そして、強気に出て相手を丸め込み優位に立つのも得意なので、たとえそれが嘘であっても、他人に反論する隙を与えません。

そんな卑怯者の罠にハマらないようにするためには、卑怯者とのやり取りは、メールやLINEなど文字が証拠として残るツールで行いましょう。

電話や口約束のようなやりとりだけでは、言った言わないの押し問答になった時、卑怯者の華麗な責任転嫁テクを発揮させるだけですよ。


対処法5. 卑怯な人とは二人っきりにならず、複数人でいる

卑怯者は、大切な話はあえて他の人がいない二人っきりの状態で、さらりとしてしまいます。なぜなら、二人っきりなら証人が誰もいないので、後でいくらでも捏造できるから。

そして、大切な話をわざと軽くさらりとする事で、相手に重要視させないようにもしてしまいます。

これらは、全て、卑怯者が常に優位にいるためのこずるいテクニックです。

なので、卑怯者とは出来る限り二人っきりにならないようにしましょう。どうしても、卑怯者と話をしなくてはならない場合は、もう一人連れて行くか、他人の目がある場所で話すようにするのがおすすめです。


対処法6. 相手のことを褒める

職場やプライベートなどで、どうしても卑怯者と関わらなくてはならない場合、あえて、卑怯者の事を褒めてみるのも効果的な対処法です。

卑怯者は、常に他人に認めてほしい「他人に認められる=自分偉い」という意識があるため、上手に褒めておだてて良い気分にさせておけば、ずるいテクニックを発揮する事も少なくなります。

卑怯者を褒めて良い気分にするのは、正直面白くありませんが、それでトラブルを回避できるのであれば安いものだと思いましょう。

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対処法7. 卑怯な人の行動よりも先手を打つ

卑怯者は、ある日急に卑怯者になるわけではありません。

大人しくしているようでも、大なり小なりずるいことを日常的に行っているので、まずは、日頃から卑怯者の言動をじっくり観察しておきましょう。

卑怯者の観察を続けていると、そのうち、卑怯者ならではのずるい言動を予測できるようになります。

卑怯者によって、嘘の情報を流されそうになったり、ある事ない事言われたりする前に、周囲の人に事実をしっかり伝えておきましょう。


対処法8. 自分の弱みなどを明かさない

卑怯者は、どんな些細な情報でも積極的に収集します。特に他人の弱みは最高のネタ。いつ、どのタイミングでその弱みを武器として披露しようか、虎視眈々と最高の機会を伺うようになります。

卑怯者は、その弱みを使う事で、相手が傷つくだろうなどとは全く考えません。なぜなら、他人の痛みは自分の損得勘定にカウントしないから。

例え、どんなに弱気になっている時でも、うっかり卑怯者にぽろりと自分の弱みをこぼさないように注意しましょう。


卑怯者の一歩先をいく対処法を試してくださいね。

卑怯者が身近にいると、心が休まりませんよね。特に、職場が同じだと卑怯者の言動で手柄を奪われたり、仕事仲間との人間関係を悪化させられたりするだけでなく、下手をすると仕事を追われる可能性もあります。

卑怯者には出来るだけ近づかず、どうしても関わらなくてはならない場合は、適切な対処法で上手にかわしてトラブルを避けるようにしましょう。


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