ふてぶてしいの意味とは?ふてぶてしい人の特徴&上手な接し方を解説
ふてぶてしい態度の人っていますよね。
図太い人を指す、ふてぶてしい人。自己主張が強いことも多く、周りにいると振り回されてしまいそうなイメージがありますよね。
しかし、任されたことは最後までやり遂げてくれるような、頼りになる一面もあります。
そこで今回は、ふてぶてしい人の特徴・長所・短所などについてお送りしていきます。
一体、どんな人がふてぶてしいと言われてしまうのでしょうか。
ふてぶてしいとは?ふてぶてしいの意味や由来を解説
ふてぶてしいとは、「平然と図太く構えている」様子や「開き直って図々しい」様子をあらわします。
形容詞の一種で、主に「人」に対して使う言葉です。比較的ネガティブな意味で使われることが多いですが、「堂々としている」「大胆不敵である」というような、ポジティブな意味で使われることも。
基本的にいい意味で用いられることは少ないので、使い方には気を付けましょう。
ふてぶてしいの類語や漢字は?
ふてぶてしいとは、漢字では「太太しい」とあらわします。「精神が太い」が由来で、太っている人のように少しぐらい押してもびくともしないほどしっかりしている様子です。
ネガティブな意味での類語には「厚かましい」「しゃあしゃあとしている」、ポジティブな意味での類語には「大胆不敵な」などがあります。
どんな人なの?ふてぶてしい人の12個の特徴
ふてぶてしい人とは、人の欠点をあらわす時に用いられることがやや多い言葉ですが、時には人を褒める時に使われることも。
ここでは、ふてぶてしい人とはどのような人を指すのか、性格・行動や態度における特徴を解説していきます。
ふてぶてしい人の「性格」の特徴
「ふてぶてしい人」とは、人の性格における特徴をあらわす場合によく用いられる言葉です。
そこで、「ふてぶてしい人」と言われる人には、性格にどのような特徴があるのかをピックアップしていきましょう。
ふてぶてしい人の性格1. 人を思いやる気持ちが欠けている
多くの人は、人に迷惑をかけると申し訳なく思い、謝罪してさらなる迷惑をかけないように気を付けます。
しかし中には、人を困らせても恥じる様子もなく、図々しい態度を取り続ける人も。周りで見ている人からは並大抵の神経じゃないなと思われ、「ふてぶてしい人だな」と言われるでしょう。
自分の都合しか考えず、相手に対する思いやりが欠けているという、ネガティブな意味でふてぶてしい人と言われてしまいます。
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ふてぶてしい人の性格2. 他人の意見を素直に聞き入れない
社会で円満に過ごしていくためには、上司や周りの人の意見を聞き、行動していくことが求められます。しかし、ふてぶてしい人は基本的に強気で人の意見を聞き入れず、自分本位な行動をとりがちです。
他人の意見を聞けないことが上司に逆らうことにも繋がり、悪い意味での「ふてぶてしい人」と言う評価になってしまいます。
ふてぶてしい人の性格3. 自己中心的で、図々しい
人は「恥ずかしい」と思う行動を取らないのが一般的です。ふてぶてしい人は人からどう見られるのかよりも、自分の思うがままに行動することが優先されます。
例えば、win-winが基本の仕事でも、相手に何のメリットもないような要求を平然と行うことも。
ふてぶてしい人は、自分さえよければ問題なく、人の都合など考えません。
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ふてぶてしい人の性格4. 他人よりも上の立場になりたがる
社会の中では、肩書や年齢などによって振る舞い方を変えることが求められます。中には自分の立場が下であっても強い態度を取りたがる人も。
取引先の社長など、かなり立場が上の相手であっても、礼儀をわきまえない偉そうな態度を取り、トラブルになることもあります。
どんな人に対しても自分が上に立たないと気がすまないことから、ふてぶてしい人だなと言う評価になってしまいます。
ふてぶてしい人の性格5. ミスしたことを反省しない
仕事などでミスをしてしまったら、周りの人に申し訳ない思いになるのと同時に肩身が狭い思いをすることが普通です。
ただし人によっては悪びれる様子もなく飄々としている場合もあります。よくそんな態度を取れるなと周囲の人から思われ、ふてぶてしい人だなと評価されてしまうでしょう。
たとえ実際は反省していたとしても、外から見ると堂々とした態度で反省しているように見えないことから、ふてぶてしい人と思われてしまいます。
ふてぶてしい人の性格6. 自信過剰で根拠のない自信がある
男女問わず仕事でミスをしてしまうと自信を失い、弱気になってしまう人が多いもの。ふてぶてしい人は、たとえ失敗したとしても怖いもの知らずなので、次の失敗を恐れずにさらに挑戦します。
根拠のない自信があるので、自分はきっと乗り越えられると信じているのです。
普通の人が弱気になるところでも自信たっぷりに行動するところがふてぶてしいという評価に繋がります。
ふてぶてしい人の性格7. 欲望に忠実で、負けず嫌い
ふてぶてしい人は、自分が何をしたいのかがハッキリしています。自分がこうしたいと言う欲望に忠実に行動し、望みを叶えるまで自分の意志を曲げません。何かを叶えるために必要な努力は、周りの目を気にせずに行います。
こうしたいと言う意志が明確なので、途中で困難があったとしても負けずに最後までやり抜くでしょう。
ふてぶてしい人の「行動や態度」の特徴
人の性格は、行動や態度にもあらわれます。ふてぶてしい性格をしている人も同じように、行動や態度にふてぶてしさがにじみ出るものです。
まずは、ふてぶてしい人がどのような行動や態度を取るのか、その特徴を紹介していきます。
ふてぶてしい人の行動や態度1. 無愛想でムスッとしている
普通の人は他人からいい印象を持ってもらおうとにこやかに接します。ふてぶてしい人は大胆不敵で怖いもの知らず。
人の顔色をうかがうことよりも自分がどうしたいのかの方が大切なので、人に対する接し方を変えることで良い印象を持ってもらおうとは思っていません。
自己評価も高く人に良く思ってもらおうとせずとも自信があるので、進んでニコニコしておこうとはしないのです。
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ふてぶてしい人の行動や態度2. 力の弱い人に対して態度が大きい
大人になると礼儀正しいことが求められ、多くの人は礼節を保った行動をします。ただし中には、一般的には恥ずかしいことだと言われるような、部下や後輩、店員さんや女性などの自分より立場が弱い人に対して圧力をかけるような横柄な態度を取る人も。
自己評価が高く根拠のない自信があり、おごり高ぶっている様子で、ふてぶてしい人と言われてしまいます。
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ふてぶてしい人の行動や態度3. 嫌なことはハッキリと断る
仕事であれば、自分が嫌だなと感じることであっても引き受けなければならない場合も多いものです。周りの人が困っていようがお構いなしに、自分が嫌だと感じることは、きっぱりと断る人も中にはいます。
いつもお世話になっている人への思いやりの気持ちより自分の都合が優先されるのが、ふてぶてしい人の特徴的な行動です。
ふてぶてしい人の行動や態度4. 上から目線の発言をする
周りの人に対しては少しへりくだった態度でいることが、礼儀正しい社会人として、周りの人からの評価が高くなります。
ふてぶてしい人は周りの人からの「礼儀正しい人」と言う評価よりも、自分が上の立場に立つことの方が重要です。
自意識過剰で根拠のない自信があるため、周りを見下したような態度を取り、自然に上から目線の発言も多くなってしまいます。
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ふてぶてしい人の行動や態度5. 周囲から意見をされると、反抗的な態度を取る
社会に出る、周りの意見を取り入れながら柔軟に対応していくことが求められます。
しかし、周りの意見を素直に聞き入れられない人もいて、意見されると反抗してしまいます。自分に対して根拠のない自信があるため、意識せずとも尊大な態度になってしまうからです。
「流されない」と言う意味では頼もしい場合もありますが、直すべき点がある場合にも人の意見を取り入れられず、なかなか直せません。
ふてぶてしい人になってしまう5つの原因や理由
今はふてぶてしいと言われてしまう人でも、生まれた時からふてぶてしかった訳ではありません。
ここでは、最初は素直だった人がなぜふてぶてしい人になってしまうのか、原因や理由を解説していきます。
原因や理由1. 甘やかされて育ったため、何でも思い通りになると思っている
ふてぶてしい人は、自分は絶対に正しいと考えています。否定されずに甘やかされて育ってきたため、物事は自分の望む通りに進むと信じて疑っていません。
そのような性格が他人から見ると大胆不敵に思われて、ふてぶてしいと言われる原因に。
男女問わずちやほやされながら育ってきたことで、社会に出てからも何でも思い通りになると思っています。
原因や理由2. 自己評価が高く、他人を見下している
自分に自信がない人や、人から学ぶことを知っている人は、人に対してへりくだって対応します。
反対に、ふてぶてしい人は自己評価が高いことが原因で、他人に対して上から目線になりがち。他人を否定するような言動になってしまいます。
自分に対する根拠のない自信から、自分は正しいという絶対的な自信があり、他人を認められない行動となってしまうのです。
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原因や理由3. 人に頼る事がなかったので、周囲と仲良くする意味がわからない
仕事では、周囲に助けられることも多く、周囲の人との協力は不可欠。普段から仲良くしておくことで、助けを得られやすくなります。
しかし、ふてぶてしい人には自分で何とかやってこれた人も多いです。周囲に助けを求める習慣がなかったことが原因で、なぜ仲良くしなければならないのかよくわかっていません。
これまで一人で何とかできる仕事が多かったため、周囲との協調性が身に付いておらず、ふてぶてしいと評価されてしまいます。
原因や理由4. 人と関わる機会が少なかったため、協調性に欠ける
仕事によっては周りとの協力よりも、作業に没頭するようなものもあります。流れ作業や研究など、周囲の人と関わる機会が少なかったことが原因で、思いやりや協調性に欠けてしまい、ふてぶてしいと評されてしまう人も。
協調性を育む必要性がなかったために、あまり身に付いておらず、なんとなく態度が大きい人だなと勘違いされて、ふてぶてしいなと言われてしまいます。
原因や理由5. 自信がないため、強く見せようとしている
本当は自信がないのに、それを隠すために自信たっぷりであるかのように振る舞っている人も中にはいるものです。
プレゼンなどで相手に自分の弱みを見せたくないがために、自信過剰な態度が過ぎてしまうと、ふてぶてしいと言われる原因になりかねません。
自信がないことを隠して強気な態度で臨むことで、相手に大胆不敵な人だなあと言う印象を与えますよ。
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見習うポイントもある!ふてぶてしい人の長所と短所
「ふてぶてしい人」とはあまりいい意味では使われない言葉ですが、短所ばかりではなく長所もあります。
ここでは、ふてぶてしい人の長所と短所にはどのような点があるのかを解説していきます。詳しく見ていきましょう。
ふてぶてしい人の長所やメリット
ネガティブな意味で使われることが多い「ふてぶてしい人」ですが、いい意味で用いられる特徴もあります。まずは、ふてぶてしい人の長所には、どのような点があるのかを紹介します。
長所1. 意思が強いので、異性にモテる
ふてぶてしい人は、男女の関係においても自分に対する根拠のない自信を持っています。意思が強く好きになったら一直線で、周りにとやかく言われても気にしません。まっすぐ愛してくれるので相手は幸せを感じやすく、異性からとてもモテます。
自分の意思がハッキリしているため、浮気の誘いにも乗らないことで、幸せをつかみやすいです。
長所2. 任されたことは、最後までやり遂げる
ふてぶてしい人は自己評価が高いので、仕事ができない人と評価されるような行動を取ることが我慢できません。仕事で何かを任されたら、たとえ大変なことがあったとしても最後までやり遂げます。トラブルがあってもしれっと対応してしまいます。
自分に対して根拠のない自信があるので、きっとできるはずと信じ抜き、トラブルに対しても大胆不敵に対応。そんな強さがふてぶてしい人の長所の1つです。
長所3. 人任せにしないので、一人で大抵のことはできる
ふてぶてしい人は仕事であまり人に協力を求めない分、自分で様々な業務を対応してきました。人任せにしてこなかったことで、大抵のことは対応できる実力が付いています。どんなことでもできるので、たとえ異動になったとしてもすぐに仕事に順応できるでしょう。
ただ根拠のない自信があるだけではなく、何事も自分で対応できる実力を備えているところがポイントです。
ふてぶてしい人の短所やデメリット
ふてぶてしい人には頼りになるような長所となる点もありますが、実際には短所を指す言葉として使用されています。
次に、ふてぶてしい人にはどのような短所やデメリットがあるのかを詳しく解説します。
短所1. 周囲から嫌われてしまう
ふてぶてしい人は、普通の人が恥ずかしいと思うような行動を恥ずかしいと思わず、平然とやってのける特徴があります。礼儀や配慮を欠いていることから「よくそんなことができるな」と周りの人から思われ、敬遠されがちです。
「あまり同類と思われたくないな」と周囲の人が感じ、少しずつ距離を置かれてしまい、多くの人に嫌われてしまいます。
短所2. ぶつかることが多いので、トラブルが多い
ふてぶてしい人は、男性・女性問わず怖いもの知らずな態度です。
礼儀を欠いてはいけないシーンであっても、自分に自信がありすぎて尊大な態度を取るため、衝突してしまいます。また、協調性もないため周囲の同僚ともぶつかることが多いです。
自分が引くべきシーンでも引くことができず、トラブルも多くなってしまいますよ。
短所3. 仕事でプロジェクトを任されにくい
ふてぶてしい人は自分本位なので、周りに合わせることができません。
男女問わず協調性に欠けてしまうため、リーダーに抜擢しにくく、大きな仕事を任される機会も失ってしまいます。本当は何でもできる実力があっても、活躍するチャンスを失ってしまいます。
協調性も仕事に大切なことを理解しておらず、大きな仕事を任せてもらえません。
ふてぶてしい人と円満な関係を築くための接し方4選
自我が強く、協調性がない特徴を持つふてぶてしい人ですが、接し方次第で円満な関係を築くことも可能です。
最後に、ふてぶてしい人に対してどういう接し方をすれば円満な関係を築けるのかを解説していきます。
接し方1. 無駄に張り合おうとしない
ふてぶてしい人はとてもプライドが高いことで、目上の人に対しても怖いもの知らずな態度を取ります。自分が間違っているとは思っておらず人の意見も聞き入れないため、張り合っても聞き入れられません。特に、柔軟性を欠いている年配の男性には、張り合うだけ時間の無駄です。
ふてぶてしい人だなと感じイライラしたとしても、張り合わずにやり過ごしましょう。
接し方2. 同じ目線で話をしないようにする
社会人になると、目上の人を尊重する態度は多くの人には身に付くもの。ふてぶてしいと言われる人は大人になっても自分本位な態度を改善できない性格です。
改善してもらおうと同じ目線で話をしても伝わりにくいため、自分の子供だと思って話すくらいの感覚がおすすめ。
「こういう特徴を持っている人なのだな」と一歩引いて考えることで腹も立たず、円満な関係を築けます。
接し方3. 頼み事があったり、指摘したりする時は、優しい言葉で伝えてあげる
ふてぶてしい人は自分が悪いとは思っていないため、接し方には工夫が必要です。やむを得ず、相手の欠点を指摘したり何かをお願いする場合には、優しい言葉で伝えてあげましょう。
例えば、「〇〇をしてくれたらとても助かるのでお願いします」「〇〇を× ×するといいと思いますよ」など。
相手のプライドを傷付けずに優しく伝えることで、耳を傾けてもらいやすくなります。
接し方4. 長所を見つけ、褒めるようにする
自信がなくてふてぶてしい態度を取っているなと感じる相手には、自信を付けてあげられるように接し方を工夫しましょう。
できるだけ良いところを見つけたら褒めて、認めてあげるだけで構いません。自信が付けば人に対する尊大な態度は収まる場合もあります。
相手の不安を解消できるよう接することで、ふてぶてしい人でなくなっていくこともあるでしょう。
【参考記事】はこちら▽
ふてぶてしい人と上手に関わっていきましょう。
ふてぶてしい人は自分が強く、意思を曲げません。プライドが高いうえに協調性がなく人を見下すような態度を取ることで、職場の同僚にいると苦労する人も多いでしょう。しかし、仕事は最後までやり遂げる長所もあります。
ふてぶてしい人のことを絡みづらいなと感じても、接し方を工夫しながら円満な関係を構築していきましょう。
【参考記事】はこちら▽
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