慎重な性格の人の"特徴9選"。長所や短所、内向的な人に向いてる仕事も紹介!
そもそも『慎重』の意味とは?『慎重な性格』はどんな性格?
『慎重』とは、注意深くて、軽々しく行動しないことを意味します。
つまり『慎重な性格』とは、注意深い性格や、落ち着いて行動できる性格ということ。
慎重な性格の人は思い付きだけで行動することは少なく、物事をしっかり観察し状況を冷静に判断するのが得意。
じっくり考えてから行動に移す傾向にあり、用心深い性格とも言えます。
【診断】慎重な性格の人の特徴|注意深く考える人に共通することは?
「慎重な人とは、具体的にどんな性格の人のことを指すのだろう?」
「慎重な人に共通する特徴って何?」
人から慎重な性格だと言われても、ピンと来ないという人も多いでしょう。
ここからは、慎重な性格の人に共通する特徴を解説していきます。
自分に当てはまるかどうか、自己診断してみましょう。
特徴1. 失敗を恐れる
失敗して周りの人をがっかりさせたり、自分のプライドが傷つくことが怖いため、慎重な人は失敗しないことを最優先します。
- マイナス思考で、何かを始める前に失敗するケースを考えてしまう
- 子供の頃に大きな失敗をした体験があって、臆病になっている
- 失敗するくらいなら挑戦しない方がいいと思っている
など、失敗を恐れる気持ちから慎重になっているのです。
特徴2. 注意深く考えすぎてしまう
慎重な人は常に大きなリスクやトラブルを回避させることを考えるので、いろいろなパターンを想定し注意深く考えるのが習慣になっています。
例えば、
- あらゆる選択肢を吟味して考える癖がある
- リスクやトラブルも想定して、対処法を考えておきたいと考えている
など、普通の人より時間をかけて注意深く考えるのが特徴です。
特徴3. 常に冷静で周りに流されない
自分が納得しないと行動に移さないため、周りの人がやっているからという理由で行動することはありません。
例えば、
- 周りの人が「こうすれば大丈夫だよ」と教えてくれたとしても、自分でやり方を調べてから実践する
- 周囲の意見に惑わされず、自分の判断力を信じている
- 周りがどうであれ「自分は自分」というスタンスを守る
など、周りの意見に流されず、自分で判断して冷静に行動します。
特徴4. 準備に時間がかかってしまう
心配性な性格でじっくり考えて納得してから行動に移すため、普通の人に比べると行動するまでの準備に時間がかかる傾向があります。
- 仕事に着手する前に調べものや手順の確認などをしっかり行う
- いろいろなケースを考えて最善なやり方を探る
- 時間をかけて仕事をすることを好むので急ぎの仕事は苦手
など、どんな仕事でも万全な準備を整えてから仕事に取り掛かることを好みます。
特徴5. 何でも計画を立てて行動する
慎重な性格の人は完璧主義な傾向にあり、計画を立ててその通りに進めることを好みます。
例えば、
- デートの時はしっかり計画を立てて、目的地までの行き方やご飯を食べる場所まで事前に調べておく
- 「今日は午前中は報告書作成、午後は1時から会議、3時から新規プロジェクトの予算案」など、一日の仕事の予定を綿密に立てる
など、プライベートでも仕事でも計画を立てるのが大好き。
そして計画通りに物事がスムーズに運ぶことに喜びを感じます。
特徴6. 同じミスは2度しない
慎重な人でも時には失敗することはあるでしょう。
しかし、もともと失敗を恐れる性格な上に周りの評価も気にするため、他の人と比べると失敗から学ぼうとする姿勢が強いです。
- 失敗しても冷静さを失わず、なぜ失敗したのかの原因を考える
- 同じ間違いを繰り返さないよう対策を考える
- 失敗した後は、さらに入念に準備を整えて挑む
など、同じミスを繰り返さないための努力を惜しみません。
特徴7. 心配性で不安になりやすい
慎重な人は物事を深く考える傾向にあるため、あれこれ心配して精神をすり減らしてしまうことも多いです。
例えば、
- 失敗をした時のことを考えてしまうため臆病になり、迅速に行動に移せない
- 突然の悪天候や電車の遅延など、想定外の出来事に見舞われないか心配になる
- 完璧な準備をしても「何か足りないのでは?」と不安になってしまう
など、常に心配事が絶えないので、実際に行動をうつすまでに慎重になってしまいがちです。
特徴8. 物事をネガティブに捉えがち
慎重な人は失敗を極度に恐れているため、何をするにしても悪い展開を考えてしまう癖があります。
- 万が一失敗してしまったら、自分の評価がガタ落ちになると思っている
- 周りの人から好意を寄せられても、自己評価が低いため「自分なんかが」と素直に受け止められない
など、普通の人に比べるとかなりのネガティブ思考なので、中々行動にうつすことが出来ないしょう。
特徴9. 自尊心が低い
自分に自信が持てないからと他人の顔色ばかりを伺ってしまう人っていますよね。
- 自分の考えだけで決断を下すことができないので、先輩や上司の意見を取り入れたり前例を調べたりして時間がかかる
- 自分の力量だけで乗り切る自信がないため、仕事に取りかかる前に入念な準備をする
自分の考えや行動に自信を持てないのでなかなか行動に移せず、その結果慎重になってしまいます。
慎重な性格の人の長所|じっくり考えて物事を進める人のメリットとは?
ここまで慎重な人の特徴を紹介してきました。
慎重な性格は、捉え方によってメリットデメリットのどちらにもなりますよね。
ここからは慎重な性格であることの長所について解説します。
じっくり考えて物事を進めるとどんなメリットがあるのかを確認しましょう。
長所1. 失敗が少ない
勢いで行動したり準備を疎かにしたりすると失敗することが多いものですが、慎重な人は常に注意深く考えて、準備を整えてから行動に移します。
そのため、失敗する可能性は格段に低くなります。
また、失敗してもその原因をしっかり追究して対策するため、同じ失敗を繰り返さないでしょう。
失敗が少ないのは、慎重な性格の最大のメリットと言えるでしょう。
長所2. 人に信頼されやすい
軽率な行動を取ることが多い人は、余計なトラブルを招いたり周りに迷惑をかけたりします。
しかし、慎重な人は決して軽率な行動は取りません。
用心深く行動するため失敗したりトラブルを招いたりすることもなく、周りの人からはあの人なら安心できると思われます。
安定したパフォーマンスで上司や同僚から信頼されやすいのは、慎重であることのメリットの一つです。
長所3. パニックに陥ることが少ない
慎重な性格の人は感情的に行動することはなく理性で行動するため、常に冷静に物事を考えられます。
そのため、たとえ予期せぬ出来事があった時も決してパニックに陥ることなく、普段通りの冷静さを保って適切な判断を下すことができます。
どんな事態でも慌てたり動揺したりせず冷静に対処できるのは、慎重な人の長所です。
長所4. 騙されにくい
物事を深く考えずにその時の気分によって判断する人や、周りの意見に流されやすい人は、人から騙されやすいもの。
しかし、慎重な人は何事もじっくり時間をかけて考え納得してから行動に移すため、人から聞いた話を鵜呑みにして騙されることはありません。
上手い儲け話に騙されたり噂話に惑わされたりしないのは、慎重な人の強みです。
長所5. 落ち着いた行動が取れる
慎重な人は普段からいろいろ可能性を考える習慣が身についているため、どんな事態に直面しても想定の範囲内であることが多いもの。
「雨が降ったら…」
「注文していた品が予定通りに届かなかったら…」
など、万が一を想定しているため落ち着いた対処ができるのです。
そのため、周りの人がパニックになってしまうような大問題が起こっても、沈着冷静でてきぱきと対応できるのは慎重な人の長所でしょう。
長所6. 想像力が豊かである
いろいろな可能性に想像して考える慎重な人は、子供の頃から深く考えることに慣れており想像力が豊かです。
1つのことに対して10や20の可能性を考えているため、時には普通の人が思いつかないような発想をすることもあります。
「そういう考えはなかった!」
「どうしてそんなことを思いつけるの?」
と周りを驚かせることもあるでしょう。
長所7. 頭が良い人が多い
日常生活の中で起きる出来事に対して一つ一つ細かく分析する癖のある慎重な人は、常に思考を巡らせています。
物事を多角的に見たり理論的に考えたりできるため、物事を深く考えない人に比べると頭が良い傾向にあります。
人と話している時もあらゆる可能性を想定して考えているため、的確に言葉を選ぶことができ、スマートな人という印象を与えます。
慎重な性格の人の短所|何事もじっくり考えてしまう人のデメリットとは?
慎重な性格であることの長所は分かりましたが、そうなると短所も気になりますよね。
そこで、慎重な性格であることの短所について解説します。
何事もじっくり考えてしまうと、どんなデメリットがあるのか考えていきましょう。
短所1. 行動力に欠ける
行動を起こす前に頭でいろいろな可能性を模索してしまうため、普通の人に比べると行動に移すまでに時間がかかってしまう傾向にあります。
例えば、渡された仕事に対して必要以上に時間をかけて調べ物をするなど、上司や先輩をイライラさせてしまいます。
また、素早く決断できないことでせっかくのチャンスを逃してしまうこともあるでしょう。
考えすぎて臆病になり迅速に行動できないのは、慎重な人の短所と言えます。
短所2. 周りの人に気を遣いすぎてしまう
失敗して周りの人に迷惑をかけてしまうことを気にするため、時には周囲のことを考えすぎて自分の気持ちを疎かにしてしまうことも。
周りに気を遣い過ぎて、無理な仕事を引き受けてしまったり自分のやりたいことを我慢したりすることもあり、心身ともに疲弊してしまいます。
短所3. 自己嫌悪に陥りやすい
慎重な人は普通の人よりも失敗を恐れる心理が強く、物事が上手くいかなかった時に落ち込んでしまうこともあります。
「あの時あちらを選択するべきだった」
「もう少しきちんと準備しておけば良かった」
など後悔してしまうことも多く、自己嫌悪に陥りがち。
周りの人から見たら大した失敗ではなくても、自分を強く責めてしまうのは慎重な人のデメリットと言えるでしょう。
短所4. 友達ができにくい
初対面の人に対してこの人はどんな人なのかと見極めたい心理があり、すぐに打ち解けることができません。
相手に対しても自分の気持ちを打ち明けるのに時間がかかるため、出会ってすぐに意気投合して友達になるということはまずありません。
人と知り合うチャンスを得てもなかなか友達関係に発展させることができないため、中々友達が作りにくいでしょう。
慎重な性格を自己PRする時のポイント|面接で伝えるべきことは?
慎重な性格の人の特徴、長所、短所などを見てきましたが、慎重な性格を自分のPRポイントにしたいという方もいるでしょう。
しかし、面接ではその性格をどのようにアピールするのが効果的なのでしょうか?
ここでは、面接で慎重な性格を上手にアピールするコツをご紹介します。
ポイント1. 慎重さを具体的に提示する
慎重な性格と聞いて抱くイメージは人それぞれです**。
そのため、自分のどういう部分が慎重なのかを説明する**ために、具体的に説明する必要があります。
- 予定を立てて行動するタイプで子供の頃から遅刻したことがない
- あらゆる可能性を想定して考えるタイプなので、緊急事態でも冷静に対応できる
など、面接官に自身の慎重さを表現しましょう。
ポイント2. 慎重であるエピソードを伝える
慎重な性格とだけ言われても具体的にどう慎重なのかは相手に伝わりくいもの。
そのため、学生生活やアルバイトなどで、実際に自分の慎重さが活かされたエピソードを交えると説得力が増します。
- 学園祭の実行委員だったが、入念な準備のおかげで大きなトラブルなく完遂できた
- ショップでアルバイトをしていた時に大きな注文の間違いがあったが、自分が最終確認した時に気づくことができた
など、自身の慎重さが活かされたエピソードを盛り込みましょう。
ポイント3. 仕事での活かし方を伝える
面接官に慎重な性格を伝えたとしても、それが会社でどう活かされるのかが見えないと採用を勝ち取るのは難しいでしょう。
そのため、仕事で自分の慎重さがどう活かされるのかを伝えることが大切。例えば、
- 煩雑な業務でも自分は慎重な性格だからミスなくこなせる
- 慎重で丁寧な仕事をすることで顧客に満足してもらえるはず
など、慎重な自分を採用することで会社に与えられるメリットをアピールしましょう。
ポイント4. 長所を前面に、短所は改善ポイントとして伝える
慎重な性格であるということは、短所でもあるとみる面接官は多いもの。
そのため、慎重さが短所となりえると自覚していることを伝えることも大切です。
例えば、
「自分は準備を入念に慎重な部分があるが、業務を滞らせることがないよう気を付けたい」
など、改善ポイントとして伝えましょう。
しっかりと自己分析ができていると受け止められ、好印象です。
慎重な性格をアピールする例文|面接で使えるエピソードを紹介!
面接で慎重な性格を自己PRするコツを紹介しましたが、実際にどんなエピソードを使うと効果的なのか知りたいという方も多いはず。
そこで、慎重な性格を面接でアピールする時に使える例文を紹介します。
自分のケースと照らし合わせて参考にしてください。
例文1. 慎重な性格を全面的にアピールする場合
全般的に自分が慎重な性格であることをアピールすると、ミスがなく丁寧な仕事ぶりが期待できる人物という印象を持ってもらえます。
「細かいところまで配慮をしながら丁寧に仕事に取り組むことができます」
「緻密で煩雑な作業にも正確さが大切と考えるので、コツコツと取り組めます」
など、慎重な性格が仕事全般にどのようなメリットを与えるのかをアピールしましょう。
例文2. 物事を慎重に考えることをアピールする場合
物事をじっくり考える力は、時には危機を回避したり非凡な発想を生んだりできるもの。
そのため、面接で思考力の高さをアピールすると、じっくりと物事に取り組んで良い結果を招ける人という印象を与えます。
「いろいろなケースを想定して対処するため、トラブルを未然に防ぐことができます」
「物事に疑問を持ってあらゆる視点から考え抜くことで、他の人とは違ったアプローチができます」
など、深く考えることでどのようなメリットを会社に与えられるのかを伝えましょう。
例文3. 慎重な行動ができることをアピールする場合
たった1度のミスによってそれまで築き上げていた信頼を失ってしまうことは多く、企業にとって失敗は許されません。
そのため、慎重な行動を取れることをアピールすると、企業の一員として信頼できる人物という印象を持ってもらえます。
「リスクを洗い出して想定できるトラブルへの対処法も考えられるため、常に慌てず最善の方法を選べます」
「2度3度と見直しをして業務を進める慎重さがあるため、正確な仕事ができます」
など、慎重な行動が会社でどう活かされるのかをアピールしてみましょう。
例文4. 計画を立てながら行動する慎重さをアピールする場合
慎重な人は綿密な計画を立ててその通りに行動することができるので、その慎重さは仕事を進める上での利点となります。
どんな仕事でも途中で投げ出すことがなく、責任を持って計画通りに進められる人という印象を与えます。
「物事の優先順位を決めて進めるため、成果に繋がる効率の良い仕事ができます」
「計画通り物事を進めることができるので、納期を守ることができます」
など、計画に沿って仕事をこなせることを伝えましょう。
慎重な性格の人が向いてる仕事とは?長所を活かせる職場を紹介!
慎重な性格を自己PRするためのポイントを解説していきましたが、そもそも慎重な性格の人にはどのような職業が合うのか気になりますよね。
そこで、ここからは慎重な性格を活かしやすいおすすめの仕事をご紹介します。
慎重な自分にはどんな職業が合っているのか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
向いてる仕事1. 事務・経理
書類作成や伝票処理などでスキルのある専門職をサポートする事務職は、正確さと丁寧さが求められるポジションです。
また、会社のお金の流れを数値化し正確に管理する経理の仕事も緻密さが求められます。
ミスをしない慎重さやコツコツと正確に業務をこなす持久力が重要な仕事なため、綿密な作業を得意とする慎重な性格の人に向いた仕事です。
向いてる仕事2. プログラムやシステムのテスター
プログラムやシステムのテスターとは、完成されたプログラムやシステムが正確に作動するかどうかをチェックする仕事です。
コンピュータープログラムはコードの記述が一カ所でも間違っていると、意図通りの動作をしなかったりバグが起こったりするもの。
そのため、あらゆるケースを想定して動作を確認することができる慎重な人にとって、 プログラムやシステムのテスター向いてる職業です。
向いてる仕事3. ネットワーク監視の作業
ネットワーク監視は、ネットワークやサーバーの稼働情報を収集・分析し、ネットワークが正常に稼働しているかを判断する仕事です。
万が一障害が発生した場合は切り分け作業をしたり、必要に応じて担当者に連絡したりするなど、的確で迅速な判断が求められます。
そのため、サーバーやネットワーク上の些細な異変に気づける注意深さが必要であり、細かなことに気を配れる慎重な人に向いた仕事と言えます。
向いてる仕事4. クリエイティブ職
クリエイティブ職とはデザイナー、写真家、設計家、イラストレーターなど、デザインや作品を創造する職業です。
クリエイティブ職では感受性が高いことは不可欠ですが、同時に物事を深く考えたりコツコツと作業に取り組んだりといった地道な作業も大切。
慎重な人は想像力が豊かで非凡なアイデアを生むことも多く、また地道な作業にも根気よく取り組めるため、クリエイティブ職に向いています。
向いてる仕事5. 在宅ワーク・フリーランス
在宅ワークやフリーランスとは、会社に属さず自宅で自分のペースで仕事を進めることができる職業です。
自分のスキルに合った仕事を自分のできる速度でこなしていくことができる仕事なので、周りのペースを気にせずに済むのがメリット。
周囲を気にせず自分のペースで働けるため、ミスを気にしすぎてしまう慎重な人でも働きやすい環境と言えるでしょう。
向いてる仕事6. 品質管理
品質管理とは、製造工程を確認して製品の品質が基準レベルに達しているかを確認する仕事です。
顧客の満足する高品質の製品を合理的に低コストで生産する方法を確立することが求められ、企業のブランド力や競争力を保つのに欠かせません。
いろいろな角度からリスクを考えられる慎重な人に向いてる職業と言えるでしょう。
慎重な性格の人の特徴を知って、仕事や恋愛で役立たせましょう!
慎重な人の特徴、長所や短所、慎重な人に向いてる職業、面接でのアピールの仕方などを詳しく解説しました。
慎重な性格というとマイナスなイメージを持たれることもありますが、就職ではアピールの仕方次第で大きな武器になります。
今回ご紹介した効果的な自己PR方法などを参考にして、慎重な性格を大いにアピールし採用を勝ち取ってください。
大切な人にシェアしよう。Enjoy Men’s Life!