腰が低い人の特徴|心理や付き合い方の注意点とは?
腰が低いとは?意味や類語を解説!
「腰が低い」という言葉には、以下の2つの意味があります。
- 低い位置に腰がある。腰を据える位置が低い。
- 他人に対して謙虚で愛想が良い。
1つ目は、目線を合わせるために膝を折って腰を低い位置にもってくるなど物理的な意味です。
2つ目は、他人に対する態度のことで「控えめ」「低姿勢」などが類義語にあたります。
「高圧的」「上から目線」「偉そう」とは対義的で、相手にとっては接しやすく好感が持たれやすいです。
ここでは主に、2つ目の意味について解説していきます。
腰が低い人の特徴|性格や行動の共通点とは?
「あの人は有名な経営者なのに腰が低いね」
「あなたの彼氏は腰が低くて優しそうだね」
腰が低い人には好意的な印象を持ちやすいですが、真意が分からずどう接していいのか分からない一面もあります。
「何か裏があるから愛想がいい?」「下心があるんじゃないの?」と疑ってしまう場合も。
腰が低いのはどんな理由があるからなのか、その性格や行動から心理を探ってみます。
特徴1. 物腰が柔らか
相手から嫌われたくない、怒られたくないといった不安を抱えている人は、受け答えが穏やかで物腰が柔らかい印象になりがちです。
例えば、遅い時間まで残業になりそうでも「一緒に頑張って終わらせましょう」と温厚な口調で話すなど、おっとりした空気感があります。
相手からマイナスな感情を向けられるのを避けたいので、「嫌な人」「面倒な人」と思われないような話し方になりやすいです。
特徴2. 年下に対しても敬語
腰が低い人は、年齢や立場に関わらず誰にでも丁寧に接する特徴があります。
ビジネスの場で、年下や部下に対して敬語を使う上司だと「この人なら自分の考えを理解してくれそう」と慕われやすいですね。
「〇〇に確認をとってもらえますか?」「これを△△にお願いします」など、指示内容も丁寧で分かりやすい場合が多いです。
自分の実力は成果を出すことで示したいので、立場を利用して偉ぶったりせず丁寧な接し方でコミュニケーションをとる傾向にあります。
特徴3. 褒められても謙遜する
褒めても「そんなことないよ」「私よりあなたの方がすごい」などの反応で謙遜が多い人は、相手のことを心から信じられていません。
腰が低い人は、褒められてもお世辞や社交辞令だと感じて素直に喜べず、結果的に謙遜しているように見えがちです。
「そんなことないよ」
「みんなのおかげだから」
など、自分の評価を否定することが口癖になっていることもしばしば。
自分を低く見せるような言動は遠慮ではなく「本当にそう思っている?」という不信感からきている場合もあるのです。
特徴4. 空気を読むのが上手い
目立ったり嫌われたりするのが苦手な人は、それを避けるために空気を読むのが上手いです。
自己主張はあまりせず周りに同調し、その場を無難にまとめようとします。
また、どんな意見が求められているのかを空気感から素早く判断できるのもこのタイプ。
目立つ特徴がなくても、相手を優位な気持ちにさせたり話をうまくまとめ上げたりできるので、印象に反して出世が早い場合も多いですよ。
特徴5. 目立つ立場を避ける
良いことでも悪いことでもとにかく目立ちたくないと考えるのも、腰が低い人の特徴の一つです。
例えば、
- リーダーになると目立ってみんなに注目されるのがイヤ
- 恥ずかしいから前に出て発表したくない
など、みんなの視線が自分に集まるのを避けたがる傾向にあります。
腰を低くすることで、「周囲の人のほうが優れているから自分を選ばないで」と暗に主張しているのです。
その他大勢に紛れ、面倒ごとが降りかからないよう存在感を隠している場合もあります。
特徴6. 友人が多くて人気者
積極的な性格ではないのになぜか友人が多い、自然と周りに人を集めるタイプも腰が低い場合が多いです。
- いつどこで見ても誰かと楽しそうに話している
- 休み時間は基本的にたくさんの人に囲まれている
など、愛想の良さから、相手にとって居心地がよく「自分を害しない人」と判断されやすいです。
特徴7. 頭が良くて要領が良い
腰が低い接し方をする人だと思われると、初対面でも警戒心を持たれにくい傾向にあります。
それを分かった上で腰が低い態度をとる、世渡り上手で出世できるタイプはとにかく頭も要領も良いです。
例えば、部下に対して「前回の資料は自分が作ったものより好評だったよ。今回もお願いできるかな?」など面倒な仕事のお願いもスムーズ。
コミュニケーション能力が高いので、腰が低い態度で相手を油断させたり良い気持ちにさせることが得意です。
部下に的確な指示を出して仕事が要領よく進めたり、取引先を相手にすれば都合の良い条件をのませたりと、その先の成果へとつなげられます。
特徴8. 大人の余裕がある
誰に対しても腰が低い態度でいられる人は、以下のような特徴も持ちます。
- 収入や持ち物などの見栄の張り合いに参加しない
- 部下や後輩が大失敗しても厳しい叱責ではなくフォローで導く
このような人は変なプライドから自分優位に見せようとしません。
また、感情を表立って爆発させず相手にとってベストな方向を模索できる人でもあります。
「自分が上だ」という感情を出さずマイペースでいられるので、大人の余裕がある印象を持たれやすいです。