共感性羞恥心とは、どんな意味?感じやすい人の特徴から克服方法まで大公開
共感性羞恥心(きょうかんせいしゅうちしん)の意味とは?

共感性羞恥(きょうかんせいしゅうち)とは、他人が怒鳴られたり、叱られたりして恥をかいている時、他人事なはずなのに自分も恥ずかしいと感じてしまう感情を意味する言葉。
これは、テレビや映画などで、自分とはなんの接点もない人が恥ずかしい思いをしている時に起こる感情なのです。
そして、この共感性羞恥心とは、感受性や共感性が人一倍敏感な人がよく実感している感情でもあります。
共感性羞恥心を感じる具体的なシーンとは?
この共感性羞恥心は、普段の生活の様々なシーンで発生します。
- バラエティ番組でのお笑い芸人のトークが全くウケず、壇上で芸人が焦っていた。
- ドッキリ番組で、大勢の前でタレントが驚かされて恥ずかしがっていた。
- なんとなく見たドラマで、濃厚なキスシーンが出てきた。
- 道を歩いていたら、目の前で見知らぬ人が盛大に転んだ。
- カフェでケーキを食べていたら、隣の席の人が飲んでいたコーヒーをむせて、店中の注目を集めていた。
- 会社で同僚が、簡単な漢字の読み方を間違えてみんなに笑われていた。
- 駅の改札で、なぜか通過できずオロオロと焦っている人がいた。
など、本当に日常生活においてよくあることから感じてしまうのです。
共感性羞恥心を抱く3つの原因|なぜ恥ずかしい気持ちになるの?

「なんで、他の人が転んだのを見ただけで、自分が恥ずかしいって思っちゃうんだろう?ホント意味分かんない。」
「友達の失敗した体験談とか聞くだけで、すごく恥ずかしくなっちゃうんだけど、なんで?」
共感性羞恥は、どうして発生するのでしょうか?
まずは、共感性羞恥心を抱く原因や恥ずかしい気持ちになってしまう理由について、一つずつチェックしていきましょう。
原因1. 共感力が高く、自分事に考えてしまうから
共感性羞恥心がある人は、他の人に何かがあった時に、「自分が当事者だったら…?」と考えてしまいます。
他の人に対しての共感力が非常に高く、同じ境遇になった自分を無意識に想像してしまうのです。
「こんな大きな交差点で転ぶなんて、めちゃくちゃ恥ずかしい!私だったら耐えられない!」
などと、目の前で起こったことや、聞いた話に対して、リアルに自分が同じ状況になった状態を想像し恥ずかしくなってしまいます。
原因2. 過去に同じ経験をしているから
誰かが失敗した事などと同じような経験を既にしている場合、その出来事がきっかけとなって、当時の事を思い出すこともあります。
「うわ!あの人、思いっきり漢字読み間違えてる…。そういえば、私も数年前同じ事やらかしたっけ…。」
などと、思い出してしまうのです。
自分が経験した時の恥ずかしさという感情も生々しく思い出す結果、また恥ずかしくなってしまいます。
原因3. 自尊心が低く、恥ずかしがり屋だから
自分自身に自信がなかったり、自分の事が好きではない人の場合、人一倍恥ずかしさや苦しさを感じやすいもの。
そのため、自分とは全く関係がない他人の失敗であっても、まるで自分のことのように感じて恥ずかしくなってしまうのです。
「〇〇さん、また部長に怒られてる。どうしよう。私もミス多いし、なんか自分が怒られてるような気がしてきちゃったよ…。」
などと、「恥ずかしい」と感じるハードルがとても低いのです。
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