【妄想癖をやめたい】妄想しやすい人の特徴から改善する5つの対処法まで大公開

あやな 2024.05.07
妄想癖があることに悩んでいる方へ。本記事では、妄想癖の意味から、特徴や心理まで大公開!妄想癖の克服方法も解説していますので、気になった方はぜひ活用してみてください。

そもそも、『妄想癖』の意味とは?

『妄想癖』の意味とは?

妄想癖とは、真実ではないことを日常的に信じてしまうことを言います。

「〇〇だったらいいな」と脳内で繰り広げることを妄想と言いますが、妄想癖は妄想が日常化して現実と混同している状態です。

妄想性障害という病気と診断されることもあり、ひどい場合は日常生活に支障をきたす恐れもあるため、簡単に考えないほうが良いことといえるでしょう。

ちなみに、空想と混同されがちですが、現実世界とは全く関係のない想像を脳内で思いめぐらすことが空想です。

例えば「鳥のように空を飛べたらどんな感じだろう」と想像するのが空想で、妄想のように現実と混同してしまうことはありません。

また、妄想癖と混同されやすい言葉には虚言癖がありますが、こちらは日常的に嘘をついたり普通では考えられないような嘘をついたりします。

虚言癖は自分の言っていることが嘘だと認識しているため、真実ではないことを信じ込んでいる妄想癖とは根本的に違うと覚えておきましょう。


妄想癖は必ずしも悪いわけではない

妄想癖というと被害妄想のようなネガティブなイメージがありますが、必ずしも悪い意味とは限りません。

例えば、

  • 異性に対して「〇〇君はいつも話しかけてくるから、私のこと好きに違いない」と考える
  • 人に少しでも褒められると「俺はやっぱりすごいんだ」と自己肯定できる

など、いい気分で幸せになれる妄想もあります

また、クリエイティブな職業など妄想癖が向いてる仕事もあるため、妄想癖があると言われても必ずしも悲観する必要はありません。


【自己診断】妄想癖がある人の10の特徴|妄想してしまう心理を確認!

妄想癖がある人の特徴や心理

「友達に妄想癖があるって言われてしまったけれど、本当にそうなのかな?」

「妄想癖がある人の特徴に自分が当てはまっているか気になる」

妄想癖があると人から言われたり、本当に自分がそうなのか分からない人も多いはず。

妄想癖がある人にはどんな特徴があるのでしょうか?

ここからは、妄想癖がある人の特徴や心理を詳しく解説。自分に当てはまるかどうか、10の特徴をチェックしていきましょう。


特徴1. 気づいたらいつもニヤニヤしている

ポジティブな妄想をすることが好きな人は、妄想の中で自分に都合の良い解釈をしているもの。

脳内では自分に良いことが起きたり人気者になったりしているため、周囲から見ると理由がないのにニヤニヤ顔になっていることがあります。

妄想中に考えていることの例としては、

  • 「宝くじで100万円当たったらどうしよう」と、宝くじに当たった時のお金の使い道
  • 気になる異性に「〇〇君大好き」と告白される

など。自分にとって楽しい妄想をしているのが無意識に顔に出ているのが特徴ですよ。


特徴2. ストレスを抱えやすい

妄想癖のある人は現実世界から逃げたいという心理があり、日常生活の中でストレスを抱えやすい性格の持ち主であることが多いです。

例えば、

  • 仕事が特に忙しい日なのに、アフター5に何をしようかと考えてしまう人
  • 試験前で勉強しなくてはいけないのに、最近読んだ本や観た映画のことを考えてしまう人

などは、ストレスに耐えられず現実逃避したいという気持ちから、妄想癖に陥ってしまうのです。


特徴3. ぶっちゃけ、自分のことが大好き

妄想癖がある人の特徴や心理は自分の事が大好き

妄想癖が強い人は「俺ならできるはず」というような自信家であることも多く、自分に酔った状態になりがち。

自己肯定感が高くなるため、基本的に自分のことが好きという特徴があります。

  • 異性と一度話しただけなのに「自分のことが好きに違いない」と思い込む
  • 周りの評価はどうであれ、自分のファッションや趣味のセンスが良いと信じている

など、自分に自信があるからこそ、ついつい妄想が行き過ぎてしまうのです。


特徴4. コミュニケーションを取るのが苦手

ネガティブな妄想の多い妄想癖の人は基本的に人と話すことが苦手。

これは、「自分の話なんて誰も面白いと思わないだろう」という自信のなさから人と何を話して良いのか分からず、どんどん妄想の世界へと逃げてしまうから。

例えば、

  • 人と面と向かって喋ることが苦手
  • 複数の人がいる場で上手く会話に入っていくことができない
  • 外で人とあまりしゃべらない分、家では独り言を言うことが多い

などの人は、コミュニケーションの苦手意識から孤立しがちで、ますます妄想にのめり込みやすくなるのです。

【参考記事】はこちら▽


特徴5. トラウマを抱えている

過去にトラウマを抱えている人も、妄想癖に落ちやすい人の特徴。嫌な思い出を忘れ去りたいがために、妄想に走ってしまっているのかも。

例えば、

  • 恋人に浮気されたり一方的に振られたりなどの失恋経験を、「自分から振ってやった」と置き換えて記憶している
  • 学生時代に友達がいなかったのに、人気のあった同級生のことを「とても仲の良い親友だった」と思い込んでいる

などがトラウマを抱えている人の妄想癖の例。現実から目を背けて妄想することでトラウマ体験を消し去ろうとします。


特徴6. 趣味などがなく退屈な時間が多い

妄想癖がある人の特徴や心理は退屈な時間が多い

毎日仕事に行って帰るだけなど時間を持て余している人も妄想癖を持ちやすい人の特徴です。

これは、つまらない日常から目を背けたい、日常生活に刺激が欲しいという心理から、妄想へ逃げてしまいやすいから。

例えば、

  • イベントやお出かけスポットに実際には行っていないのに、友達のSNSを見て自分が出かけた気分になっている
  • 一度遊んだだけの友達のことを、「とても仲良しでいつも遊んでいる」と想像している

など、有り余る時間で自分の日常ではありえない楽しいことを妄想しがちです。

【参考記事】はこちら▽


特徴7. 純粋で人のことを信じやすい

人を疑うことを知らなくてすぐ信じてしまう純粋な人は、信じる力が強い分だけ思い込みが激しくなるケースも。

真実ではないことも素直に信じて周りに話してしまうので、周りから見ると妄想癖があると思われてしまうのです。

例えば、

  • インターネットの偽情報を信じて、政府から行動を監視されていると信じる
  • 恋人が絶対に正しいと思っているから、心配した家族が忠告しても「別れさせようとしているんだ」と怒る

など、被害妄想のような言動を取ってしまいます。

【参考記事】はこちら▽


特徴8. 自分の思いや考えを伝えるのが苦手

コミュニケーション能力が低く、他人に自分の思いや考えを伝えるのが苦手な人も妄想癖を持ちやすい傾向にあります。

他人と話して分かり合うことを最初からできないと諦めており、「相手はこう思っているに違いない」と思い込んでしまっているのです

例えば、

  • 自分の気持ちを伝えても「どうせ分かってもらえない」と悪い妄想をする
  • はっきり言われたわけではないのに、「〇〇さんは私のことを嫌っている」と思い込んでしまう

などが良い例。人と話すことを避けているため、他人が自分をどう思っているかを勝手に妄想してしまいがちです。


特徴9. 人が話していても、別のことを考えてしまう

妄想癖がある人の特徴や心理は人が話していても他のことを考えてしまう

授業中や会議中など話の内容に興味が持てない時にふと別のことを考えるのも、妄想癖がある人の特徴です。

というのも、面白くない話や難しい話を聞くよりも、脳内で楽しいことを妄想していたいと思うから。

例えば、

  • 仕事で異性と話している時に、告白されたり交際したりとロマンチックなシチュエーションを想像する
  • 真面目な会議中に上司が話している時に、「家では嫁さんの尻に敷かれているんだろうな」と想像する

など、現実とは関係のないことを考える癖がある人は、妄想癖がある可能性があるといえますよ。


特徴10. 心配性で、考え過ぎてしまう

何でもネガティブに捉えてしまう心配性の人も妄想癖があることが多い人の特徴です。自分に自信がないため、悪い方向に妄想が膨らみがち。

  • 目が合っただけなのに「うわ、睨まれた」と思ってしまう
  • 友達や同僚はただ意見を言っただけなのに、「自分の言っていることを否定された」と感じてしまう
  • 恋人からの連絡が少し遅れただけで「浮気をしているのではないか?」「何か事故にあったのでは?」と不安になってしまう

などが、その例。

日常のちょっとした出来事を考え過ぎてしまい、常にネガティブな妄想を抱いてしまうのです。

【参考記事】はこちら▽


妄想癖を改善する5つの方法|克服する“とっておきの直し方”を紹介!

妄想癖を直す方法

「妄想癖から何でもネガティブに考えてしまうのをやめたい」

「自分の仕事や恋愛がうまく行かないのは、妄想癖が原因なのかもしれない」

自分が妄想癖のある人の特徴に当てはまっていた場合、妄想癖を直すにはどうしたら良いのか考えてしまいますよね。

妄想癖をそのままにしておくと人間関係がうまくいかず孤立してしまったり、さらに深刻な心の病気へ繋がったりする恐れもあります。

そこで、ここからは妄想癖を直す5つの克服方法をご紹介します。妄想癖を直すことで前向きになり、仕事や恋愛がうまく行くようになるかもしれませんよ。


克服方法1. 自分がどんな時に妄想しやすいかタイミングを分析する

妄想癖がある人も四六時中妄想に逃げているわけではありません。どんな時に妄想癖が出ているのか、そのタイミングを知ることで克服方法が見えてくるでしょう。

例えば、仕事中に妄想することが多いのなら、仕事で感じるプレッシャーや人間関係から逃れたくて妄想をしてると気づけます。

妄想癖が出てしまった状況を日頃からメモしておくと、自分の癖を客観的に見ることができ、職場での人間関係を見つめ直したり仕事のプレッシャーに負けない対策を取ることができますよ。


克服方法2. 深くは考えず、とりあえずたくさん人と話してみる

人との対話が苦手で人と話をしている時に妄想を始めてしまう人は、人と話す機会を意識的に多く作って人の話に耳を傾ける練習をしてみましょう。

いきなり相手の深い話を聞く事は難しいので、まずは他愛のない雑談や世間話から始めてみて。天気の話やワイドショーで話題の芸能人の話など、お互いに関する内容でなければ何でもOK。

そんな風に、内容のない話でいいので、いろいろな人と対話する機会を多く持つように心がけましょう。

人と話すことに慣れてきたら、どんな人と話していても会話中につまらないと感じることが少なくなってきますよ。


克服方法3. 悩みや相談事を、信頼できる友達に話してみる

妄想癖を直す方法は信頼出来る友達に相談する

妄想癖のある人は人に言いたいことがあっても言えないことが多く、自分の中で解決しようとする傾向があります。

悩みごとや相談したいことがある場合、自分だけで考えて解決するのではなく、信頼できる友達に話してみるのがおすすめ。

友達に話してアドバイスを受けることで、自分の悩みを客観的に見ることができるようになります。

もし話ができる友達が見当たらない場合は、家族や尊敬する先生、ラジオのパーソナリティなど、誰でもいいので自分が少しでも話していいかなと思う人に相談してみてくださいね。


克服方法4. 仕事や趣味に熱中して暇な時間を作らない

一人で過ごす暇な時間が多いと、些細なことが気になりだしてしまうことってありますよね。

また、時間がたっぷりあると退屈を解消するために、妄想の世界に入ってしまう人もいるでしょう。

妄想癖を改善するなら妄想する時間そのものを減らすことが大切で、仕事や趣味に熱中してみるのが効果的です。

例えば

  • 仕事で新しい業務にチャレンジする
  • 新しい趣味を始めてみる
  • 学生の頃にやっていたスポーツを再開してみる

などがおすすめ。何かに集中して取り組めば、些細なことをあれこれ思い悩んで妄想を膨らませる時間も減りますよ。

【参考記事】はこちら▽


克服方法5. 思いついたことを紙に書き出して、行動に移す

妄想癖は必ずしも悪いことばかりではなく、むしろデザイナーや作家などは妄想癖のある人に向いてる仕事。

妄想からアイデアが生まれることも多いため、妄想癖を克服するだけではなく上手に付き合うコツを考えるのも大切です。

例えば、妄想から思いついたことを紙に書き出したり、友達や仕事仲間と妄想を共有したりしてみて。

あまりにも現実から離れていたり犯罪行為だったりする妄想は危険ですが、そうでないなら妄想を行動に移したり、原稿用紙に書き写してみましょう。

「こんなだったら嬉しいな」とか「こんなことできたらいいな」という妄想から、素晴らしいアイデアが見つかるかもしれませんよ。


妄想癖があると自己診断したら、早めに克服してみましょう!

妄想癖について理解を深めた上で克服しよう

今記事では妄想癖のある人の特徴と妄想癖の克服方法をご紹介しました。

「人の話を聞いてない」と言われることの多い方、仕事でつまらないミスをすることが多い方、人とうまく付き合えないという方は、もしかしたら妄想癖が原因かもしれません。

妄想癖が向いてる仕事もあり、決して悪いことばかりではありませんが、仕事や人間関係に悪影響を及ぼすことも多いので、できることなら克服していきたいですよね。

「妄想癖を直したい」「ネガティブに考えるのをやめたい」という方は今回ご紹介した情報を参考にして、妄想癖について理解を深めた上で克服してくださいね。


【参考記事】はこちら▽

よく一緒に読まれる記事

関連する記事