【妄想癖をやめたい】妄想しやすい人の特徴から改善する5つの対処法まで大公開
そもそも、『妄想癖』の意味とは?
妄想癖とは、真実ではないことを日常的に信じてしまうことを言います。
「〇〇だったらいいな」と脳内で繰り広げることを妄想と言いますが、妄想癖は妄想が日常化して現実と混同している状態です。
妄想性障害という病気と診断されることもあり、ひどい場合は日常生活に支障をきたす恐れもあるため、簡単に考えないほうが良いことといえるでしょう。
ちなみに、空想と混同されがちですが、現実世界とは全く関係のない想像を脳内で思いめぐらすことが空想です。
例えば「鳥のように空を飛べたらどんな感じだろう」と想像するのが空想で、妄想のように現実と混同してしまうことはありません。
また、妄想癖と混同されやすい言葉には虚言癖がありますが、こちらは日常的に嘘をついたり普通では考えられないような嘘をついたりします。
虚言癖は自分の言っていることが嘘だと認識しているため、真実ではないことを信じ込んでいる妄想癖とは根本的に違うと覚えておきましょう。
妄想癖は必ずしも悪いわけではない
妄想癖というと被害妄想のようなネガティブなイメージがありますが、必ずしも悪い意味とは限りません。
例えば、
- 異性に対して「〇〇君はいつも話しかけてくるから、私のこと好きに違いない」と考える
- 人に少しでも褒められると「俺はやっぱりすごいんだ」と自己肯定できる
など、いい気分で幸せになれる妄想もあります。
また、クリエイティブな職業など妄想癖が向いてる仕事もあるため、妄想癖があると言われても必ずしも悲観する必要はありません。
【自己診断】妄想癖がある人の10の特徴|妄想してしまう心理を確認!
「友達に妄想癖があるって言われてしまったけれど、本当にそうなのかな?」
「妄想癖がある人の特徴に自分が当てはまっているか気になる」
妄想癖があると人から言われたり、本当に自分がそうなのか分からない人も多いはず。
妄想癖がある人にはどんな特徴があるのでしょうか?
ここからは、妄想癖がある人の特徴や心理を詳しく解説。自分に当てはまるかどうか、10の特徴をチェックしていきましょう。
特徴1. 気づいたらいつもニヤニヤしている
ポジティブな妄想をすることが好きな人は、妄想の中で自分に都合の良い解釈をしているもの。
脳内では自分に良いことが起きたり人気者になったりしているため、周囲から見ると理由がないのにニヤニヤ顔になっていることがあります。
妄想中に考えていることの例としては、
- 「宝くじで100万円当たったらどうしよう」と、宝くじに当たった時のお金の使い道
- 気になる異性に「〇〇君大好き」と告白される
など。自分にとって楽しい妄想をしているのが無意識に顔に出ているのが特徴ですよ。
特徴2. ストレスを抱えやすい
妄想癖のある人は現実世界から逃げたいという心理があり、日常生活の中でストレスを抱えやすい性格の持ち主であることが多いです。
例えば、
- 仕事が特に忙しい日なのに、アフター5に何をしようかと考えてしまう人
- 試験前で勉強しなくてはいけないのに、最近読んだ本や観た映画のことを考えてしまう人
などは、ストレスに耐えられず現実逃避したいという気持ちから、妄想癖に陥ってしまうのです。
特徴3. ぶっちゃけ、自分のことが大好き
妄想癖が強い人は「俺ならできるはず」というような自信家であることも多く、自分に酔った状態になりがち。
自己肯定感が高くなるため、基本的に自分のことが好きという特徴があります。
- 異性と一度話しただけなのに「自分のことが好きに違いない」と思い込む
- 周りの評価はどうであれ、自分のファッションや趣味のセンスが良いと信じている
など、自分に自信があるからこそ、ついつい妄想が行き過ぎてしまうのです。
特徴4. コミュニケーションを取るのが苦手
ネガティブな妄想の多い妄想癖の人は基本的に人と話すことが苦手。
これは、「自分の話なんて誰も面白いと思わないだろう」という自信のなさから人と何を話して良いのか分からず、どんどん妄想の世界へと逃げてしまうから。
例えば、
- 人と面と向かって喋ることが苦手
- 複数の人がいる場で上手く会話に入っていくことができない
- 外で人とあまりしゃべらない分、家では独り言を言うことが多い
などの人は、コミュニケーションの苦手意識から孤立しがちで、ますます妄想にのめり込みやすくなるのです。
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特徴5. トラウマを抱えている
過去にトラウマを抱えている人も、妄想癖に落ちやすい人の特徴。嫌な思い出を忘れ去りたいがために、妄想に走ってしまっているのかも。
例えば、
- 恋人に浮気されたり一方的に振られたりなどの失恋経験を、「自分から振ってやった」と置き換えて記憶している
- 学生時代に友達がいなかったのに、人気のあった同級生のことを「とても仲の良い親友だった」と思い込んでいる
などがトラウマを抱えている人の妄想癖の例。現実から目を背けて妄想することでトラウマ体験を消し去ろうとします。
特徴6. 趣味などがなく退屈な時間が多い
毎日仕事に行って帰るだけなど時間を持て余している人も妄想癖を持ちやすい人の特徴です。
これは、つまらない日常から目を背けたい、日常生活に刺激が欲しいという心理から、妄想へ逃げてしまいやすいから。
例えば、
- イベントやお出かけスポットに実際には行っていないのに、友達のSNSを見て自分が出かけた気分になっている
- 一度遊んだだけの友達のことを、「とても仲良しでいつも遊んでいる」と想像している
など、有り余る時間で自分の日常ではありえない楽しいことを妄想しがちです。
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特徴7. 純粋で人のことを信じやすい
人を疑うことを知らなくてすぐ信じてしまう純粋な人は、信じる力が強い分だけ思い込みが激しくなるケースも。
真実ではないことも素直に信じて周りに話してしまうので、周りから見ると妄想癖があると思われてしまうのです。
例えば、
- インターネットの偽情報を信じて、政府から行動を監視されていると信じる
- 恋人が絶対に正しいと思っているから、心配した家族が忠告しても「別れさせようとしているんだ」と怒る
など、被害妄想のような言動を取ってしまいます。
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特徴8. 自分の思いや考えを伝えるのが苦手
コミュニケーション能力が低く、他人に自分の思いや考えを伝えるのが苦手な人も妄想癖を持ちやすい傾向にあります。
他人と話して分かり合うことを最初からできないと諦めており、「相手はこう思っているに違いない」と思い込んでしまっているのです
例えば、
- 自分の気持ちを伝えても「どうせ分かってもらえない」と悪い妄想をする
- はっきり言われたわけではないのに、「〇〇さんは私のことを嫌っている」と思い込んでしまう
などが良い例。人と話すことを避けているため、他人が自分をどう思っているかを勝手に妄想してしまいがちです。
特徴9. 人が話していても、別のことを考えてしまう
授業中や会議中など話の内容に興味が持てない時にふと別のことを考えるのも、妄想癖がある人の特徴です。
というのも、面白くない話や難しい話を聞くよりも、脳内で楽しいことを妄想していたいと思うから。
例えば、
- 仕事で異性と話している時に、告白されたり交際したりとロマンチックなシチュエーションを想像する
- 真面目な会議中に上司が話している時に、「家では嫁さんの尻に敷かれているんだろうな」と想像する
など、現実とは関係のないことを考える癖がある人は、妄想癖がある可能性があるといえますよ。
特徴10. 心配性で、考え過ぎてしまう
何でもネガティブに捉えてしまう心配性の人も妄想癖があることが多い人の特徴です。自分に自信がないため、悪い方向に妄想が膨らみがち。
- 目が合っただけなのに「うわ、睨まれた」と思ってしまう
- 友達や同僚はただ意見を言っただけなのに、「自分の言っていることを否定された」と感じてしまう
- 恋人からの連絡が少し遅れただけで「浮気をしているのではないか?」「何か事故にあったのでは?」と不安になってしまう
などが、その例。
日常のちょっとした出来事を考え過ぎてしまい、常にネガティブな妄想を抱いてしまうのです。
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