「倫理観」の意味とは?道徳観との違い/倫理観が欠如してる人の特徴を解説

HaRuKa 2019.06.05
「倫理観」とは何か、意味をご存知ですか?本記事では、倫理観の意味や言葉の使い方、倫理観と道徳観の違いを解説!さらには、倫理観がない人の特徴、欠如してしまう原因から、倫理観を高めるための方法やおすすめの本までお教えします。正しい考え方を持ち社会人として正しい行いをしていきましょう。

そもそも「倫理観」とは?詳しい意味を解説

倫理観の意味

「倫理観とは何か」と考えた時、よく耳にする言葉ではありますが、深く考えてみるとどういうものなのかあまりよく分からないという方も多いはず。

倫理観とは、倫理についての考え方や視点であり、倫理とは仲間内での守るべき決まり事や人として守るべき道などを意味します。

つまり、倫理観とは、自分や他者の言動の良し悪しや正否を判断するために社会で共有されたモノサシです。

具体的に言うと、医療や介護、教育などに従事する人は高い倫理観を求められます。

例えば、日本看護協会は「看護者の倫理綱領」を定めて看護師の行動指針を示しており、看護師は自分が行った看護活動が指針に照らしてどうであったかを振り返ることを求められます。


「倫理観」の使い方/例文は何がある?

続いて、倫理観とはどのような場面でどのような使い方がされる言葉なのか、例文を紹介しながら解説します。

概念だけではやや難しく、いま一つはっきり理解しづらいかもしれませんが、使い方と合わせて見ることでニュアンスが感じ取れるはず。

具体例を読んで、倫理観とは何かについて理解をしっかり深めましょう。


どう使うの?「倫理観」を使った例文

大手企業の不正会計が明るみに出た時などで、「経営陣の倫理観を疑わざるをえない」といったコメントをテレビやネットのニュースで目にする機会もありますよね。

企業は規模が大きくなればなるほど、投資家や従業員、取引先などの利害関係者が多くなり、社会の公器としての性格が強くなります。

そして、その経営陣には自分たちにとって都合の悪い情報でも公正に開示する高い倫理観を求められるのです。

他にも、科学者だって高い倫理観を求められることがあります。科学技術の発展によって人間のクローンを作ることも技術的には不可能ではなくなりつつありますが、倫理的な問題をはらむヒトのクローンの作成は法律によっても禁じられています。


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