引きこもりたい時の心理&特徴|外に出たくない社会人や学生向けの改善方法を解説!

HaRuKa 2022.05.16
人間関係に疲れて引きこもりたい瞬間ってありますよね。今記事では、引きこもりたいと思う時の心理や特徴、原因を詳しく解説していきます。

引きこもりたいと思ってしまう原因とは?

引きこもりたい時の原因

人には色々な性格がありますから、引きこもりの原因も人それぞれです。しかし引きこもりたいと思っている人が増えている現状を見ると、何か共通した原因があるはず。

ここでは引きこもりたい人に共通する原因だけでなく、社会人、学生、主婦における原因についても考えていきます。


【共通】引きこもりたいと思ってしまう原因

引きこもり現象が話題になってから、減るどころかますます増えています。実際に引きこもっていなくても、引きこもりたいと思っている人はそれ以上いるはず。

このように引きこもり現象が増えているのは、何か共通した原因があるからでしょう。

ここでは引きこもりたい人に共通している原因について探っていきます。


原因1. 人間関係に疲れてしまったから

パソコンやインターネットやスマホなどが使える便利な世の中ですが、これらはコミュニケーションのあり方を根本的に変えてしまいました。

本来なら人と人が向き合って話し合うことでも、ネットやスマホでやりとりができます。便利で快適なのですが、実社会では生身の人間同士で付き合わねばなりません。

生身の人間同士での付き合いではお互いの気持ちを汲み取ったり、思いやったりする必要があります。ネットやスマホの快適さに慣れてしまうと、人間関係の煩わしさに疲れた状態になってしまうのが現実。

引きこもりが増えている原因の1つは、人間関係に疲れてしまったことでしょう。

【参考記事】はこちら▽


原因2. 精神的に疲れているから

引きこもりたい時の原因は精神的に疲れているから

実社会で生きていく上で欠かせないのが人間関係です。世の中にはいろいろな人がいて、性格や考え方も様々。

仕事をする時は性格が合わない人とでも一緒にやらざるを得ません。そのような状態が続くとストレスが溜まり、精神的に疲れてくることに。

例えば1つのプロジェクトが完了すれば、性格が合わない人から離れられます。しかし次のプロジェクトではまた別の人と一緒に仕事をやらねばなりません。

このような繰り返しによって精神的な疲労が慢性的になり、会社へ行きたくない、引きこもりたいという感情に押し流されるのでしょう。

引きこもりに共通の原因は、癒やされることのない精神的な疲労といえます。

【参考記事】はこちら▽


原因3. 他人との生活に差を感じて落ち込んでしまうから

マイペースな生活が送れたら、ストレスを感じることはありません。自分は自分、他人は他人とそれぞれを尊重できるからです。ただし誰もがマイペースな生き方ができるとは限らないのです。

現代人は常に大量の情報にさらされています。他人の生活ぶりが情報として入ってくるので、いやでも自分の生活と比べてしまうことになりがち。そうなると生活の差が目につき、気になります。

その格差が大きいと「自分には無理だ」と勝手に思い悩んで落ち込むのです。落ち込むと悲観的になり、積極性が失われて働く意欲がなくなり、引きこもり状態に。

他人との格差の拡大も引きこもりに共通の原因です。


原因4. 家でできるゲームなどに没頭してしまうから

引きこもりたい時の原因はゲームに没頭するから

今の時代は娯楽がたくさんあります。インターネットの普及によって、娯楽の形態が昔と大きく変わっているのです。

昔は野球をやったりサッカーをやって遊びましたが、今はパソコンやスマホでゲームを楽しむ人が増えています。人間対人間の付き合いではなく個人対機械の遊びが増え、しかも家の中でバーチャルな体験が可能に。

こうなると時間を忘れてゲームに没頭し、学校や会社へ行くのが面倒になります。ゲームに熱中するあまり、引きこもり状態に。

ネットゲームの普及も、引きこもりが増えている原因の1つでしょう。


原因5. 過去のいじめがトラウマになっているから

深く傷ついたことがあると、それがトラウマになってその後の人生に影響することがあります。特に多いのがいじめによるトラウマでしょう。

いじめは学校だけでなく会社でも起こりますが、たとえ過去の出来事であってもトラウマになって登校拒否や出社拒否につながることもあるのです。

いじめの恐怖に怯えるあまり、他者とのコミュニケーションが取れなくなることも。このようなトラウマがあると、結局引きこもりに繋がります。


原因6. 家にいること自体が大好きだから

もともと社交的な人とそうでない人がいます。社交的でない人は外出を好まず、家の中が1番快適なのです。

このような性向が強くなると、学校や会社へいくのが辛くなって家にこもるようになります。

性格的に1人でいるのを好む人は、引きこもりになりやすい傾向がありますよ。


社会人が引きこもりたいと思ってしまう原因

引きこもりたいと思うのは特定の人だけでなく、社会のあらゆる層に存在します。

ここでは社会人の引きこもりについて考えてみましょう。社会に出て働いているビジネスパーソンがなぜ引きこもりたいと思うようになるのか、その原因を探ってみますね。


原因1. 仕事が忙しくて辛い

引きこもりたい時の社会人の原因は仕事が忙しいから

社会人の引きこもりで多いのが仕事関係のトラブルです。特にハードワークが連日のように続くと、肉体的にも精神的にも疲れ切って出社する意欲がなくなります。

どのような仕事でも忙しい時期というのはありますが、引きこもりになる場合は一年中忙しいというケースです。休日でも常に仕事に追われている精神状態になりがち。

社会人が引きこもりたいと思う原因の1つは、仕事の忙しさに心身ともに疲弊してしまうからでしょう。


原因2. 仕事での失敗を恐れてしまうから

社会人と学生の違いは仕事に対する責任感です。仕事でミスをしたり失敗すると上司から叱られますし、チームの仲間にも迷惑をかけることになります。

社会人は常にこうしたプレッシャーにさらされているのです。特に優秀な人ほど失敗を恐れる傾向があり、常にプレッシャーにさらされていると仕事で失敗することを恐れるあまり出社拒否の行動に出ることも。

社会人で引きこもりに陥りやすくなるのは、責任感が強すぎるのが原因といえます。


原因3. 仕事の責任を押し付けられてしまったから

社会人の評価は仕事によって決まってきます。仕事が順調にいけば評価も上がり、新たな仕事への意欲も湧くものです。

また同じスタッフと一緒に仕事をしていると気心が通じ合って、辛さを忘れて頑張れますよね。

ところが急に未経験の仕事を与えられたり、チームの責任を押しつけられたりするとプレッシャーを感じてストレスが溜まりがちに。つまり今までと違う環境に置かれると、社会人はそれだけで負担を感じるのです。

まして仕事の責任を押しつけられると、プレッシャーに負けて出社したくなくなります。

本人の意に沿わない責任を無理矢理押しつけられることも、引きこもりになる原因です。


大学生が引きこもりたいと思ってしまう原因

中学校や高校生がいじめによって引きこもりになるケースは多いですが、大学生が引きこもりになる原因は他にあります。

大学生に特有の原因とは何なのか、ここではそれについて考えてみましょう。主に3つの原因について解説しますね。


原因1. 暇な時間が多いから

大学生が引きこもりたい時の原因は暇な時間が多いから

中学や高校はカリキュラムが決まっており、その時間を守る必要があります。大学生の場合は自分でカリキュラムを選択するので、登校しなくても良い日ができることも。また出席すれば単位がもらえるといった安易な講義があるのも事実。

このように大学生活は自由度が高く、人によっては暇な時間がたくさんできます。暇な時間が増えると、大学へ通うモチベーションが下がってしまうのです。

大学へ通う意味を見出せなくなると、家にこもってゲームをしたり引きこもりやすくなります。

大学生の引きこもりの原因は、モチベーションを下げてしまうほど暇な時間が多いからとも言えるでしょう。


原因2. サークルやクラスなどに馴染めないから

大学生活が楽しいのはサークル活動に参加したり、クラスで新しい友達ができるからです。中学や高校とは違うレベルのスポーツや文化活動に参加できるのは、大学ならではの魅力でしょう。

ところがサークルに加入しても馴染めなかったり、クラスで気の合う友達ができなかったりすると、大学へ行くことに抵抗感を覚えます。特に他の学生が楽しそうにしているのを見ると、馴染めない自分を惨めに感じることも。こうして次第に登校しなくなり、引きこもりがちに。

大学生が引きこもりたいと思い始めるのは、サークルやクラスに馴染めないのも原因の1つです。


原因3. バイトで家賃を稼ぐことに必死だから

よほど裕福な家庭の子女でない限り、ほとんどの大学生はバイトをしながら家賃や生活費のためにお金を稼いでいます。

朝大学へ行って、夕方まで授業を受け、夜はバイト生活というサイクルができあがると、次第にバイトの疲れがたまって授業中に居眠りをしたり、勉強に集中できなくなりがち。

だからといってバイトをやめるとお金が稼げなくなるので、バイトはやめられません。結局、疲れたあげく昼間の授業を休むようになり、それが引きこもりたいという気持ちにつながってしまいます。

バイトで疲れたりするのも、大学生の引きこもりの原因ですね。


主婦が引きこもりたいと思ってしまう原因

主婦が引きこもりたい時の原因

今の時代、年齢にかかわらず引きこもりたいと思う人が増えていますが、主婦の間でも広がっています。

主婦は1日のほとんどを家庭で過ごしているため、引きこもりはないと思われがち。でも、実は社会との接触が少ない主婦だからこそ、引きこもりたいと思う原因があるのです。

ここでは主婦が引きこもる原因について考えてみますね。


原因1. 世間体を気にしてしまうから

主婦が学生や社会人と違うのは、隣近所という世間体があることでしょう。社会人が仕事にプレッシャーを感じるように、主婦は世間体にプレッシャーを感じるのです。

例えばゴミ出しの時に分別ミスをしたり、町内会の役員に選ばれたりするとかなりのプレッシャーやストレスになります。

ほとんど毎日を自宅で過ごすのでいつも世間体にさらされているのが主婦。世間体のプレッシャーに耐えられなくなると、家から外へ出るのが怖くなって引きこもり状態になりがちに。

主婦に引きこもり願望が生まれるのは、世間体を気にしすぎるのが原因です。


原因2. 家にいることが多いので、外に出ることが億劫に感じてしまうから

最近は専業主婦が少なくなり、お金を稼ぐためにパート勤めをする人が増えています。パート勤めを始めると、職場の環境や一緒に働く人と馴染む必要があります。でも、ちょっとしたトラブルが起こると、パートをやめてしまうケースも多いです。

このようにパートに出ることで、逆に家にいることの気楽さを感じてしまうのが主婦。1度パートに出て嫌な目に遭うと、外に出るのが億劫になって家の中から出ようとしなくなります。

主婦で引きこもりたいと思うのは、家にいることの快適さが原因の1つでしょう。


▷次のページ:引きこもり体質を改善する7つの方法

よく一緒に読まれる記事

関連する記事