うざい!オウム返しをする心理&された気持ち。人間関係を良好にするコツを解説
オウム返しとは?「ミラーリング」も併せて解説!
オウム返しとは、相手の言った言葉をそのままそっくりと繰り返すこと。
例えば、相手が「〇〇して大変だったんだよ…。」と言った際に「〇〇して大変だったんですね。」とそのまま返すのがオウム返しです。
コミュニケーションを取る際やビジネスにおいて、会話テクニックの一つとして使用することができます。
オウム返しで相手に親近感を抱いてもらうことを「ミラーリング効果」といい、人間関係に活用することで良好な関係を築く方法の一つです。
しかし、やりすぎてしまうと相手に不快感を与えてしまうことがあるため、注意しながら行いましょう。
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オウム返しをする人の心理|相手の言葉を繰り返す理由とは?
「どうしてオウム返しをするんだろう?」
「オウム返しされることがあるけど、気持ちがよく分からない…。」
男性にも女性にも、会話中にオウム返しをしてくる人はいますが、なぜそうするのかの理由を知りたいと思うことがありますよね。
ここでは、オウム返しをしてくる人の心理について解説しながらご紹介します。
する心理1. 相手に同意していることを伝えたい
相手の言っている言葉をそのまま返すことで、同意している気持ちを伝えたいと考えています。
例えば、「私は〇〇だと思うんだ」といった言葉に「〇〇だと思うんだね」と返し、同じ気持ちを抱いていることを伝えたいのです。
する心理2. 仲良くなりたい
オウム返しをすることで、相手の話をちゃんと聞いているという空気感を出せます。
親近感や好意を持ってもらいたいという心理でオウム返しをする人も。
相手に興味があることのアピールで、仲良くなりたい心理なのです。
する心理3. すぐに返答したい
会話のキャッチボールが止まってしまうと、相手からは「話聞いてくれてないのかな?」と思われてしまいますよね。
そのため、話が止まってしまわないよう、相槌のような役割としてオウム返しを使うこともあります。
とにかくオウム返しで返答することで、話をちゃんと聞いているアピールがしたい心理なのです。
する心理4. 自己主張が苦手
自分の考えを相手に自信を持って伝えられないため、オウム返しをしてしまう人も。
例えば、「仕事がうまくいかなくて…」など、悩みを打ち明けられた場合、何を話したらいいのか分からずオウム返しをしてしまうのです。
アドバイスなどをする自信がないため、オウム返して会話の間を埋めようとしています。
する心理5. 相手の話をもっと引き出したい
話をもっと広げるための会話テクニックとしてオウム返しをする人もいます。
例えば、「最近、〇〇をはじめたんだ」という会話をした際に、「なんで最近〇〇をはじめたんですか?」と聞き返すのです。
オウム返しをしながら質問をすることで、会話を盛り上げつつ広げようとしています。
する心理6. 考えをまとめるまで時間を繋ぎたい
返答に困り無言になってしまうと場がしらけてしまうので、自分の主張や考えをまとめるためのつなぎとして、オウム返しをする人もいます。
相手の問いかけに対して、なかなか答えが頭に浮かばない時に、時間稼ぎでオウム返しをしてしまうのです。
する心理7. 聞いているフリだけしておきたい
相手の言葉をそのまま返すと、相手は「話を聞いてもらえている」と感じるもの。
そのため、実際は話をしっかり聞いていないのに、
「共感しているよ」
「ちゃんときいてるよ」
といったことをアピールするためにオウム返しを利用する人もいます。
する心理8. その場を平穏に乗り切りたい
会話の中で相手に反論をしたり、ちょっと違う意見をいったりすると、嫌われてしまうと考える人もいます。
オウム返しをすれば、相手の話に合わせることができるので、嫌われたくないという心理でオウム返しをするのです。
オウム返しをされた時の対処法|上手な返し方とは?
「オウム返しされると、対応に困るな…。」
「オウム返しされたら、どうすればいいんだろう?」
会話の中で相手にオウム返しされていることに気づいたら、どう対処したらいいのか悩みますよね。
ここでは、オウム返しへの上手な返し方をご紹介。
ビジネスシーンでも、恋愛や人間関係の構築にも役立ちますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
対処法1. 理解度を確かめるために質問をぶつけてみる
相手は話をしっかりと聞いていないことを、オウム返しで誤魔化している可能性があります。
話の確信をついたような質問をすることで、相手が話をどのぐらい聞いているのかを確認できます。
- 「どう思います?」と相手の意見を聞いてみる
- 「同じような経験ありますか?」と相手の状況を聞いてみる
など、会話を聞いていなければ答えられないような質問をぶつけてみるのです。
相手は答えられないとハッとして、話を聞こうと向き合ってくれます。
ただし、あまり意地悪な聞き方をすると場の空気も悪くなりますから、笑顔のまま優しい口調で質問するのがいいでしょう。
対処法2. オウム返しをする理由を聞いてみる
どういった心理でオウム返しをしてくるのかは、本人にしか分からないこと。
ある程度、信頼関係が築けている相手なら、思い切って聞いてみると理由がはっきりしますよ。
- オウム返しが癖になっていて、無意識でやってしまう
- ただ単に話を聞いていなくて相槌代わりにやっている
など、理由がはっきり分かれば対応もみえてきます。
オウム返しがうざいと感じているケースでも、ビジネス上の相手や人間関係が築けていない人に聞いてしまうと失礼にあたるので注意しましょう。
対処法3. オウム返しで返す
オウム返しをしてくる人は、ただの癖であって自分では何も考えずにしている可能性があります。
無意識な癖でオウム返しをしているため、された人の気持ちがわかっていないのです。
そこで、「〇〇なんだよね」と言われたら「〇〇なんだ。」と、こちらもオウム返しをしてみましょう。
自分がされて初めてオウム返しされる気持ちが分かり、今後はしてこなくなるかもしれません。
ただし、オウム返しをやりすぎると相手も不快になりますので、ほどほどに抑えながらやってみてくださいね。
対処法4. 相手の興味ある話題を話す
相手にとってあまり興味がない話題で、返事に困る会話だからオウム返しをしてくるという場合も。
そんな時は相手の興味のある話題に変えてみると、話に興味が湧いてきてオウム返しをやめてくれることもあります。
- 音楽や映画など、相手の趣味に合わせた話題
- 相手が関わっているビジネス関連の話題
- 相手が異性なら恋愛絡みの話題
など、相手の趣味や関係していることについて話してみるのです。
相手が「この話はしたいだろうな。」と思える話題を選んで話すようにしてみましょう。
対処法5. 正直に不快な気持ちであることを伝える
遠回しな言い方をするよりも、真っ直ぐに気持ちを伝えた方が相手もわかってくれることもあります。
「適当に返事されてる気がして少し不快なんだけど」
「話を聞いてもらえてるのか、よく分からないんだよね」
といったように、不快な気持ちを素直に伝えてみるのです。
自分の対応が相手を不快にさせていたと気付けば、改善してくれるかもしれません。
ただし、あまりキツすぎる言い方だと関係性をダメにしてしまう可能性もありますので、言い方には気をつけましょう。
うざい?オウム返しをされた人の心理|不快に感じることもある??
ここまで、オウム返しをする側の心理や対処法について紹介しました。
しかし、自分がオウム返しをする側だった場合、された人はどんな心理なのかも知りたいはず。
ここでは、オウム返しをされた人の心理について詳しく解説していきます。
ついオウム返しをしてしまうという人は、相手の立場になって考えてみてくださいね。
される心理1. 馬鹿にされているように感じる
抑揚のない言い方や言葉では共感しているようでも、表情が違っているようなオウム返しでは、気分を悪くする人もいます。
心のこもっていないただのオウム返しは、自分の言葉をただ繰り返しているようにみえてしまい、馬鹿にされていると感じてしまうでしょう。
される心理2. 自分の意見がなさそうに見えて苛立つ
人と会話をしていると、相手がどう思っているのか、意見が気になるものです。
しかし、自分の意見を言わずにこちらの言葉をオウム返しするだけでは、「この人は自分の意見を持っていないのかな?」と考えてしまうのです。
される心理3. 興味がなさそうに見えて不快に感じる
お互いが興味のある会話をしている時は、あれこれ話したくなって会話はどんどん盛り上がるものです。
でも、オウム返しされてばかりでは会話も盛り上がりませんし、相手には「適当に話を聞いているだけなんだな。」と思われてしまうでしょう。
される心理4. 興味を持ってくれて「嬉しい」と感じる
オウム返しでも、上手にテクニックを使って会話ができれば、相手に共感している気持ちが伝わります。
例えば、海外ドラマの話をされた時、「へー」「そうなんだ」などの相槌では会話も終わりますし、相手には興味がないようにみえてしまいます。
「海外ドラマ?」「〇〇観たの?」と具体的な単語を繰り返すことで、相手は興味を持って話を聞いてくれていると感じるでしょう。
オウム返しを上手にするコツ|イラつかせないポイントとは?
「オウム返しは便利だけど、うざいと思われたくはないな…。」
「相手に失礼と思われないオウム返しのコツがあるなら知りたい!」
オウム返しは、うまく活用すれば相手に好印象を与えられる会話テクニック。
なので、ぜひコツをつかんでおきたいところです。
ここでは、オウム返しを上手にするコツをご紹介。
ビジネス上の人間関係はもちろん、恋愛絡みの異性との付き合いなど、男性、女性どちらにも使えるテクニックなので、チェックしておきましょう。
コツ1. あからさまにやりすぎない
何度もオウム返しをしてしまうと、「この人は聞いているアピールでオウム返ししているのでは?」と気づかれ警戒心をもたれるかも。
あまりに露骨なアピールを失礼だと取られてしまい、不快感を与えてしまうでしょう。
聞き役ばかりではオウム返しが多くなる心配がありますので、自分からも適度に相手に質問をしてみるなどするといいですよ。
コツ2. 相手の感情にオウム返しをする
相手の言葉をオウム返ししていると、会話が単調になってしまいます。
そこで、相手の発する「言葉」ではなく「感情」をオウム返しするようにしてみましょう。
例えば、「嬉しかったんだ」という言葉には「嬉しかったんだね!」と返すのです。
相手は感情に共感してもらえたと感じるので、心の距離が近づいた気分にとなってくれるでしょう。
コツ3. 相手の話すテンポやテンションに合わせる
言葉だけを真似していると、相手には「話を聞いているふりをしているのでは?」と思われるかもしれません。
相手とテンポがずれていたり、テンションの高い相手に対し低いテンションで接していたりしては、共感は伝わりません。
相手のテンポが早いならこちらも早く返し、楽しそうならこちらも楽しくするなど、相手に合わせて会話することが大切です。
コツ4. リアクションもとる
会話をしている間、ただ相手の言葉をオウム返しするだけでは、相手には反応が薄いと思われ、良い印象を与えません。
相手の話に対して「そうだね!」や「私もそう思う」と言ってうなずくなど、リアクションを入れながらオウム返しをしましょう。
リアクションが入ることで相手にも「話を聞いてくれてる」と思ってもらえますよ。
コツ5. 時には自分の話もしつつオウム返しをする
オウム返しを何度も続けていると、つい聞き役になってしまい、相手にばかり話させてしまうことがあります。
相手も、自分だけが話していることに気づいてしまうと、「自分の話はしてくれないんだな」と警戒心を抱かせてしまうかも。
時には自分の話もしながら考えなどを伝えつつ、楽しく会話をするように心がけましょう。
心理学を使ったおすすめ恋愛テクニック|恋愛心理学の活用方法とは?
「恋愛心理学を自分の恋愛に活用してみたいな。」
「好意を持っている相手と距離を縮める恋愛テクニックが知りたい!」
オウム返しも恋愛テクニックとして活用できますが、恋愛心理学を知るとさらに役立てることができます。
ここでは、恋愛心理学を使ったおすすめの恋愛テクニックをご紹介。
分かりやすく解説していますので、大好きな人と仲良くなるために活用してみてください。
おすすめ1. 単純接触効果
人は接触する回数が多い人を好きになるという傾向があり、こうした心理を「単純接触の原理」と言います。
単純接触の原理を恋愛に利用するなら、気になる人にはまめに挨拶をする、頻繁に話しかけるなどするといいでしょう。
あまり顔を合わせることのない相手なら、LINEや電話などでこまめに連絡をするといいですよ。
接触の回数を多くすることで、相手に親近感を抱いてもらえ恋愛に発展させやすくなります。
おすすめ2. ベンジャミン・フランクリン効果
人は誰かを助けると、「自分が助けたのは、相手のことが好きだから」と考えてしまうもの。
このように助けた相手に好意があると考えるのをベンジャミン・フランクリン効果と言います。
この効果を活用するなら、好意を持っている相手に助けてもらうようにすればいいのです。
本気で困っていることを助けてもらうのはもちろんですが、「ペン借してもらえる?」など小さなことでも効果が期待できます。
おすすめ3. スリーセット効果
「スリーセット効果」とは、人の印象は3回で定着するという理論で、初対面から3回目の対面までで印象が固定するという考え方です。
初めて出会った時が1回目になるので、初対面から無駄にできません。
例えば、明るい人だと思ってもらいたいなら積極的に話しかける、クールに見せたいなら初回の出会いからクールに振る舞うべき。
出会ってから3回目までをうまく使えば、相手にとっての自分の印象を作り上げることができると考えられます。
オウム返しを身につけて、人との距離を縮めてみましょう!
オウム返しはうまく使えば人間関係を良好にするために役立ちますが、悪用すると逆にうざいと思われ嫌われることもあります。
今回はオウム返しについて、する人の心理やされた時の対処法から、された側の心理、オウム返しをするコツまで分かりやすく解説してみました。
男性も女性も、会話の中でオウム返しをうまく活用すれば、相手にいい印象を与えることができます。
本記事をビジネスや恋愛のコミュニケーションに役立ててみてくださいね。
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