【チューブトレーニング】ゴムチューブを使った効果的な筋トレメニューを解説

【チューブトレーニング】ゴムチューブを使った効果的な筋トレメニューを解説

織田琢也 2024.04.08
強度を高めて安全に運動できる「チューブトレーニング」。今回は、チューブトレーニングのメニューを腹筋・背筋・肩甲骨周り・腕・胸・足首・太もも・ふくらはぎ・お尻に分けて徹底解説!また、筋トレ効果を上げるコツもお教えします。チューブで筋肉を効率よく鍛えたい方は、ぜひ取り入れてみてくださいね。

【腕の筋肉】チューブトレーニングのおすすめ筋トレメニュー3選

腕を鍛えるチューブトレーニングメニュー.jpg

男女問わず、魅力的な体型を目指すには、やっぱり美しく引き締まった筋肉質な腕が欲しいですよね。

ここでは、腕の筋肉を鍛える、おすすめのチューブトレーニングメニューを3つご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

腕のチューブトレーニング
  1. アームカール
  2. チューブフレンチプレス
  3. チューブコンセントレーションカール
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腕のチューブトレーニング1. アームカール

腕を鍛えるチューブトレーニング「アームカール」.jpg

アームカールは、「腕を曲げる動き」を取り入れたトレーニングメニュー。アームカールで鍛えられる上腕二頭筋(力こぶ)は、自重トレーニングでは鍛えにくい部位になるため、今まで家トレで鍛えてこれなかった人にもぜひ取り組んでほしい筋トレ種目になります。

男らしい力こぶを作りたい男性、二の腕のぷよぷよとした脂肪を引き締めたい女性は、ぜひアームカールを毎日のメニューとに取り入れてみてください。


トレーニングの正しいやり方

  1. 足を肩幅程度に軽く開いて直立する
  2. トレーニングチューブの中心部を両足で踏んで固定する
  3. 肘を90度に曲げて両手でチューブを持つ
  4. しっかりチューブが張るよう調整する
  5. ダンベルを上げるように片手ずつ手を肩に引き寄せる
  6. ゆっくり元の位置に戻す
  7. 5〜6を繰り返す
  8. 終了

アームカールは左右15回ずつ1セットを目標にして、慣れてきたら1日に3セットまでできる状態を目指しましょう。

チューブは足で挟む他にも、腕が90度曲げた位置から真下の位置で重たいモノを置いて固定するのも良し。


トレーニングのコツ

  • 肘をしっかりと固定することで上腕二頭筋に負荷を集中させられる
  • 反動や体のひねりを使わないように、動かすのは肘から先だけにする
  • 背筋が曲がると肩が前に出て可動域が減るため、正しい姿勢をキープする

アームカールは、トレーニングの中でもシンプルで、肘を曲げるだけの筋トレ種目です。だからこそ、常に筋肉を意識していきながら取り組むことを忘れないようにしていきましょう。

上腕二頭筋を鍛えられる種目は少ないため、アームカールはぜひともマスターしておいてほしい種目です。


腕のチューブトレーニング2. チューブフレンチプレス

腕を鍛えるトレーニングメニュー「チューブフレンチプレス」.jpg

二の腕部分にある筋肉「上腕三頭筋」を鍛えたい人は、フレンチプレスを取り入れるのがおすすめ。

上腕三頭筋は、腕の筋肉の中でもっとも大きな筋肉になるため、鍛えれば基礎代謝が向上することはもちろん、脂肪を引き締めてすっきりとした腕にも見せられますよ。

腕立て伏せなどでも鍛えられないわけではありませんが、フレンチプレスなど直接的にアプローチ出来るトレーニングを覚えておいて損はありませんよ。


トレーニングの正しいやり方

  1. 足を肩幅に開き直立する

  2. 片方の足でチューブを踏み、股の間から通して背中側と体の側面でチューブを持つ

  3. 背中側でもった方の肘を頭の後ろで90度に曲げ、チューブが張っているのを確認

  4. 頭の後ろから頭上の方へ腕を伸ばす

  5. ゆっくりと元の位置に腕を戻す

  6. 4〜5を繰り返す

  7. 終了

チューブフレンチプレスはそこまで負担がかからないため、左右20回ずつで1セットとし、2セット行えるように頑張りましょう。

慣れてきたら、チューブを少しだけ短くして筋肉への負荷を高めていくよう調整するのがベストです。


トレーニングのコツ

  • 肩関節を動かすと、肩周りや大胸筋に負荷がかかるため、注意する
  • 頭の上でしっかりと肘を固定して、腕だけで持ち上げるように意識する
  • 上げる方の腕は高くまであげるので、反対側の手よりもチューブの長さに余裕を持たせる

頭上での動きのため、チューブフレンチプレスに不慣れなうちは、少しやりにくいと感じる人も多いでしょう。まずはフォームを確認しながら、背筋を伸ばして腕だけの動作で持ち上げるようにイメージするとやりやすいですよ。

肘の位置が動いてしまうと、上腕三頭筋への刺激が弱まってしまうため、出来るだけ固定するよう意識してくださいね。


腕のチューブトレーニング3. チューブコンセントレーションカール

腕を鍛える「チューブコンセントレーションカール」」.jpg

チューブコンセントレーションカールは、上腕二頭筋の中でも体側の"短頭"と呼ばれる部分を鍛えられるトレーニングメニューです。

二の腕のシェイプアップや、力こぶの高さを出すのに効果があるので、ダイエットにも筋トレにもおすすめ。「効率よく腕回りを引き締めたいな」と思っている女性、「男らしい腕回りを手に入れたい!」という男性はぜひ挑戦してみてください。


トレーニングの正しいやり方

  1. 低めのベンチや椅子に座る
  2. チューブを左右どちらかの片足で踏み、同じ側の手でチューブを持つ
  3. 肘を伸ばして足元に手をっていった時に、チューブが張るよう調整
  4. 肘を膝で固定しながら体の内側の方向へ腕を引っ張ってくる
  5. ゆっくりと元の位置に戻す
  6. 4〜5を繰り返す
  7. 終了

チューブコンセントレーションカールは左右15回ずつで1セットとして、目標は3セットです。余裕があれば20回1セットとしても構いません。


トレーニングのコツ

  • しっかりと負荷がかかるように、肘を伸ばした状態でチューブが張っていることを確認すること
  • 肘を曲げた時に、手の平を上に向けるようにすると、特に上腕二頭筋への負荷がアップする
  • 肘の位置を固定しておくこと
  • 初心者はチューブを握り込まずに手首に引っ掛けて行う

コンセントレーションカールでは、チューブをあえて握り込まずに手首に結ぶつけて行うのもおすすめです。これは、チューブを握り込む力(前腕筋)に意識を集中させずに、上腕三頭筋を効果的に肥大させていくため。

ただ、手首など肘から短い距離であればあるほど、負荷は落ちていくため、慣れてきたら、手首の握り込む力を出来るだけ抑えて行うようにしていきましょう。


【胸の筋肉】大胸筋を鍛えられるおすすめチューブトレーニングメニュー3選

胸を鍛えるチューブトレーニングメニュー.jpg

胸周りの筋肉(大胸筋)は、上半身の中でも大きな筋肉で、腕の動きなどに強く影響しています。女性であれば、バストアップ、男性であればたくましくかっこいい胸板作りには欠かせない筋肉ですので、チューブを使ってしっかりと鍛えていきましょう。

ここでは、トレーニングチューブを用いて鍛えられるおすすめのメニューを2つご紹介します。

正しいやり方とコツを押さえて、理想的な上半身を作り上げていきましょう。

大胸筋のチューブトレーニング
  1. チューブチェストプレス
  2. チューブ腕立て伏せ
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大胸筋のチューブトレーニング1. チューブチェストプレス

大胸筋を鍛える「チューブチェストプレス」.jpg

チューブチェストプレスは、大胸筋を鍛えられる効果的なトレーニングメニュー。大胸筋の代表的なメニュー「腕立て伏せ」の動きに近い種目でありながら、小さい負荷で行えるため、「腕立て伏せができない...。」と悩んでいる男女にもおすすめです。


トレーニングの正しいやり方

  1. 足を肩幅程度に軽く開いて直立する
  2. ゴムチューブを背中側に通し、肩甲骨あたりで引っかかるように両手で両端を持つ
  3. 両手を胸の前にして、肘を軽く曲げた状態でチューブが張っているのを確認する
  4. 肘が伸びきるまで、前方に腕を押し出していく
  5. ゆっくりと元の位置に戻す
  6. 4〜5を繰り返す
  7. 終了

筋トレ初心者であれば、10回を1セットとして、2セットまで頑張りましょう。チューブチェストプレスは慣れてきたら20回3セットが目標です。


トレーニングのコツ

  • 腕を引いてくる時に、肩甲骨を寄せて、胸を張れるくらいまでしっかりと後ろに引く
  • 押していく時の方が大胸筋への負荷が強まるため、しっかりと限界まで押す
  • 元に戻す時はゆっくりと戻していく

チューブチェストプレスは、ただ腕を前後に出し引きしているだけでは意味がありません。

出来るだけしっかりと腕を出し、戻す時はゆっくり動くことを意識すること。たったこれだけのコツでも意識しているのとしていないのとでは、どんどん効果に差が出てきます。

胸周りの筋肉が刺激されているのを感じながら、決められた目安は取り組むようにしましょう。


大胸筋のチューブトレーニング2. チューブ腕立て伏せ

トレーニングチューブで負荷を高めて筋トレ「チューブ腕立て伏せ」.jpg

チューブ腕立て伏せは自重トレーニングの代表格である、**腕立て伏せを強化したトレーニング。

チューブの反発性を使い、体を上げにくくすることで上腕三頭筋、大胸筋への刺激を高めます。一般的なノーマルプッシュアップで満足できなくなった人はもちろん、より効率よく腕回りの筋肉を鍛えたい人におすすめのトレーニングですよ。


トレーニングの正しいやり方

  1. 一般的な腕立て伏せのように、手を肩幅程度につき、手と足で体を支える
  2. 腰から背中は曲がらないように一直線にする
  3. チューブを背中に回し、チューブの両端を両手の下に入れて押さえる
  4. 肘を曲げて胴体を下げていく
  5. 肘を伸ばして元の位置にゆっくりと戻る
  6. 4〜5を繰り返す
  7. 終了

チューブ腕立て伏せ初心者は1日に1セット10回を3セット。負荷に慣れている筋トレ上級者は1セット20回を3セット目標に行うようにしましょう。


トレーニングのコツ

  • 通常の腕立て伏せと同様、腰や背中を曲げないように心がける
  • チューブの負荷が強くなるため、肘の角度は90度くらいを限度にする
  • 特に序盤はフォームを意識して正しくできているかを確認する

通常の腕立て伏せよりも強度があがるトレーニングのため、序盤は回数を意識せず、正しいフォームで体を上下できているかを確認していきましょう。

肘を深く曲げすぎると負荷がかかりすぎることがあるので、体の高さは、地面と水平になるくらい にイメージするのがポイント。


【足首】チューブトレーニングのおすすめ筋トレメニュー3選

足首を鍛えるチューブトレーニングメニュー.jpg

しなやかな筋肉が適度についた足首は、締まって見えるだけでなく捻挫などの怪我にも強くなります。特に足首の動きを支えるふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)は"第二の心臓"とも呼ばれている部位で、しっかりと鍛えておけば下半身全体の基礎代謝向上にもつながります。

細くするにも、強くするにもチューブトレーニングは適しているので、こちらを参考にして強くて美しい足を手に入れてください

足首のチューブトレーニング
  1. 足首中心チューブトレーニング①
  2. 足首中心チューブトレーニング②
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足首のチューブトレーニング1. 足首中心チューブトレーニング①

トレーニングチューブを使った足首の筋トレメニュー.jpg

足首を前後に伸ばすことは運動前のウォーミングアップなどでもよくやりますよね。しかし、強い足首を手に入れるには、左右にも程よく筋肉をつけるべきです。こちらは、そんな横方向への負荷をかけるトレーニングになります。

ふくらはぎの中でも腓腹筋と呼ばれる筋肉を鍛えられるメニューになり、しっかりと鍛えていくことでジャンプ力の向上などを期待できますよ。


トレーニングの正しいやり方

  1. 床や椅子に座り、両足を腰幅よりやや狭い状態に開く
  2. トレーニングチューブを小さなリング状にする
  3. 両足のつま先寄りの部分にリング状にしたチューブをかける
  4. つま先をまっすぐ立てた状態でチューブが張るよう調整する
  5. 小指側にゆっくりと開き、ゆっくりと閉じるという動作を繰り返す.
  6. 終了

1セットにつき、20回が足首中心チューブトレーニング①の目安になります。できれば1日に3セット継続していければ最も効果が現れやすいです。


トレーニングのコツ

  • かかと部分をしっかりと地面につけて、足全体が動かないように固定しておく
  • 足首の可動域は小さめのため、しっかり効果がでるようにチューブを強めに張る
  • 慣れてきたら回数を増やすか、チューブをさらに強く張って強度を高める

足首は左右に動かしにくいため、ふくらはぎの左右は中央に比べて鍛えにくい傾向にあります。

そのため、効果を実感するためには、一回一回を丁寧に、きちんと強度のある張りを持たせながらトレーニングを継続していくことが大切。

しっかりと正しいフォームを意識してふくらはぎの筋肉を鍛えていきましょう。


足首のチューブトレーニング2. 足首中心チューブトレーニング②

寝ながら出来るふくらはぎのストレッチ

足が弱ってしまいがちな高齢者や、スポーツが苦手な女性でも簡単に取り組めるチューブトレーニングです。

簡単でかつ負担が少なく、テレビを横目で見ながらでもできるので、ぜひ足を鍛えたい人は取り組んでみてくださいね。


トレーニングの正しいやり方

  1. トレーニングチューブを用意する
  2. 下腿よりも指先側にチューブをかけ、仰向けに寝っ転がる
  3. 足をゆっくりと上げていき、足が床と垂直になる位置まであげる
  4. その状態のままで、足の甲を自分側に近づける
  5. この動作を20秒キープ
  6. 元に戻し、右側にひねって20秒行う
  7. 最後に左側にひねって20秒取り組む
  8. 終了

足首中心チューブトレーニング②は左右の足20秒ずつを1回として、1日に3回やれば十分効果が得られます。慣れてきたら、実際に取り組む時間を増やしていったり、チューブの強度を上げたりしていくと良いでしょう。


トレーニングのコツ

  • 呼吸を安定させた状態で取り組む
  • 20秒間しっかりとふくらはぎの筋肉を伸ばす
  • チューブは力強く引っ張らない
  • 股関節から足先まで一直線を維持する

膝へ負荷が集中してしまえば、足首を鍛えることができないどころか、怪我や故障のリスクが高まります。スピードを上げるような鍛え方ではないので、ゆっくり確実に足先までを一直線にした状態でキープできるように意識しましょう。


【太もも】チューブトレーニングのおすすめ筋トレメニュー3選

太ももを鍛えるチューブトレーニングメニュー.jpg

太ももは、人間の体で最も筋肉が集まっている部位で、太もも前部(大腿四頭筋)・太もも裏(ハムストリング)の2つの筋肉群から形成されています。

特に大腿四頭筋は、人体の中で最も大きな筋肉として知られており、鍛えれば鍛えるほど効率よく太りにくく痩せやすい体を作っていけます。

筋トレ初心者には特に鍛えてほしい筋肉になるため、ぜひチューブを使って効率よく鍛えていきましょう。

太もものチューブトレーニング
  1. チューブヒップアブダクション
  2. フロントチューブキック
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太もものチューブトレーニング1. チューブヒップアブダクション

肩甲下筋を鍛えられるチューブトレーニング

チューブヒップアダクションはエアロビクスにも取り入れられている動きで、ヒップから太ももにかけて効果があるチューブトレーニングです。

下半身全体の筋肉を効果的に鍛えられるトレーニングメニューになるため、ダイエットを目指す女性にぜひやってほしいエクササイズになります。


トレーニングの正しいやり方

  1. トレーニングチューブを壁やドアなどに取り付けます
  2. アンクルストラップを片方の足首に付けます
  3. ストラップを付けていない方の足で片足立ちになる
  4. ストラップを付けている足は、ゴムの負荷を感じない程度まで開きます
  5. ゆっくりと同じ足を閉じてゴムを引っ張ります
  6. 限界まで脚を内側まで引っ張ったら、ゆっくりと元に戻します
  7. (2)~(6)の動作を10回繰り返します
  8. インターバル(30秒)
  9. 残り2セット行う
  10. 終了

脂肪燃焼、筋力増加のためには、チューブヒップアダクションを左右10回ずつを1セットとし、1日に3セットやるのがベストになります。

お尻と太ももに刺激が届いているか常に感じながら、1回1回丁寧にこなしていきましょう。


トレーニングのコツ

  • 慣れてきたら足を閉じる時のスピードを上げていきましょう
  • 内太ももの可動域を広く取ってトレーニングをする
  • 呼吸を意識して取り組む
  • 軽めの負荷のチューブを使う

足の筋肉は腕や胸よりも強いため、運動に慣れていなくても比較的最初から回数をこなしやすい傾向にあります。慣れてきたら足を素早く開閉すると、シェイプアップ効果が高まりますので、余裕があればトライしてみてください。

もし、それでも余裕があれば、チューブの負荷を少しだけ高めて、より高い刺激を行っていくよう調整していきましょう。

【参考記事】ヒップアブダクションの効果を解説▽


太もものチューブトレーニング2. フロントチューブキック

太ももの筋トレ「チューブフロントキック」.jpg

太ももだけでなく、全身をまんべんなく使ってバランスを取るのがフロントチューブキックの特徴です。そのため、全身の筋肉が発達するためダイエットに最適なトレーニングになります。

全身の筋肉を同時に刺激できる筋トレメニューは、よりスムーズに基礎代謝を上げて痩せやすいゴールデンタイムを作ってくれるため、ウォーキングやランニングなど有酸素運動前に率先して取り組んでみてくださいね。


トレーニングの正しいやり方

  1. お腹を上にして、足、手だけを床につき、お尻を浮かせる
  2. どちらか片方の足にチューブを通して両端は両手の下で固定する
  3. 膝を軽く曲げた状態でチューブが張るように調整する
  4. チューブを巻いた足を前方へ突き出すようにして伸ばす
  5. ゆっくりと元の位置に戻す
  6. 4〜5を繰り返し、反対側も同様に行う
  7. 終了

初心者にとってはフロントチューブキックは負担が大きい部類に入るので、左右10回ずつ1セットを最初の目標にしてクリアしましょう。


トレーニングのコツ

  • 辛くてもお尻を床につけず、浮かせたままバランスを取る
  • 腹筋への負荷もかかっているため、深い呼吸を意識すると効果が増加する
  • 両手と床につく足に等しく体重を分散させ、どこかに偏らないようにする

常にお尻を浮かせている体勢のため、特に初心者のうちは辛いはずです。しかし、片手などに体重が偏ると腰をひねってしまうので、バランスよく分散させた姿勢を維持することで、安全に取り組むことができるようになります。

安心・安全を第一に全身の筋肉を効率よく筋肥大させていくよう、コツをしっかりとマスターしておいて。


【ふくらはぎ】チューブトレーニングのおすすめ筋トレメニュー3選

ふくらはぎを鍛えるチューブトレーニングメニュー.jpg

ふくらはぎにある下腿三頭筋は、大きく「ヒラメ筋」と「腓腹筋」の2つに分けられ、どちらも体の中にある筋肉の中でトップクラスの大きさを誇ります。

ふくらはぎの筋肉が硬くなってしまうと、その分下半身全体の気だるさなどにつながるケースもあるため、チューブを使って適度に刺激し、ダイエットや冷え性改善とは無縁の体を作っていきましょう。


ふくらはぎのチューブトレーニング1. シーテッドトゥプレス

ふくらはぎを鍛える「シーテッドトゥプレス」.jpg

シーテッドトゥプレスはイスとチューブさえあれば狭いスペースでもできるふくらはぎの効果的なトレーニングメニュー

仕事の休憩時間や、長時間の作業で腰がだるくなってきた時など、気分転換も兼ねて取り組みやすい鍛え方になるため、ぜひやり方とコツをここで勉強していってください。


トレーニングの正しいやり方

  1. イスに浅めに腰掛ける
  2. 左右どちらかのつま先にチューブをひっかけ、両端は両手でしっかり握ってチューブを押さえておく
  3. 膝を伸ばす
  4. かかとを地面につけて固定し、つま先だけでペダルを踏むようにしてチューブを前に押す
  5. (4)の動作を繰り返し行い、反対側のつま先でも同様に行う
  6. 終了

シーテッドトゥプレスは左右それぞれ15回ずつを1セットとして、1日に3セットほどが目安になります。

かかとなどは動かさずに、つま先だけでトレーニングチューブを動かすよう意識してくださいね。


トレーニングのコツ

  • 背中が曲がると可動域が狭くなり、効果が半減するため背筋を伸ばす
  • かかとを浮かせてしまうと負荷がかからないため、かかとをつけて足を安定させる
  • 膝はしっかりと伸ばしきったところでやること

トゥプレスは、シンプルで動きが少ないトレーニングですが、それだけにしっかり効果を出すための基本を押さえる必要があります。

かかとを浮かしてしまうと全くヒラメ筋に負荷がかからず、意味がなくなってしまいます。かかとは常に床につけた状態を意識して、ゆっくり取り組むようにしましょう。


【お尻】チューブトレーニングのおすすめ筋トレメニュー3選

お尻を鍛えるチューブトレーニングメニュー.jpg

お尻の筋肉は、とにかく筋肥大させればいいというわけではなく、形や大きさが重要になってきますよね。特に女性にとって美尻を手に入れるのは永遠のテーマなはず。

お尻の筋肉【大臀筋中臀筋小臀筋】は、大きく股関節の屈曲動作(膝を上げる動き)をサポートしています。どの筋肉も美尻を作るためには欠かせない筋肉になるため、時間のある方はぜひ各筋肉についても勉強してみてください。

それでは、ここからお尻の筋肉を効率よく鍛えらえるチューブトレーニングメニューを2つご紹介します。この機会にぜひお尻痩せを実現していきましょう。

お尻のチューブトレーニング
  1. チューブヒップリフトキック
  2. チューブバックキック
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お尻のチューブトレーニング1. チューブヒップリフトキック

お尻を鍛える「チューブリリフトキック」.jpg

チューブヒップリフトキックは、お尻からふとももにかけて負荷をかける人気のエクササイズです。シェイプアップや筋力増加に効果がありますので、特に健康的なダイエットを目指す女性にはぴったり。

お尻を引き締めるのに効果的な筋トレ種目になるため、この機会にぜひやり方をチェックしてみてください。


トレーニングの正しいやり方

  1. 仰向けになって床に寝る
  2. 左右どちらかの膝を曲げ、上半身に引き寄せた状態でチューブが張るようにつま先に引っ掛ける
  3. 鍛える足のサイドでチューブを持つ
  4. お尻を床から上げながら、曲げている方の足を伸ばす
  5. 伸ばしきったら、元の状態に戻す
  6. 10回ほど繰り返し、逆の足も同様に行う
  7. 終了

チューブヒップリフトキックは左右10回ずつ1セットを目安に始めてみましょう。特に問題なさそうであれば1セット15回ずつを目標に取り組んでいくのがポイント。


トレーニングのコツ

  • 足を曲げて元の状態に戻る時も、お尻は床につけずに上げたままにする
  • 正しく負荷をかけるためにゆっくり確実に伸ばし、曲げるを繰り返す
  • チューブが緩まないように、足の裏にしっかり引っ掛ける

お尻を浮かせたままにすることで、足の動きに合わせて体のバランスを取るのが難しくなるはずです。しかし、その「バランスを取る」ことで全身の筋肉に負荷がかかって筋肉は発達するので、お尻はつけないようにしましょう。


お尻のチューブトレーニング2. チューブバックキック

お尻を鍛える「チューブバックキック」.jpg

バックキックはチューブを用いずにやっても効果があるトレーニングとして有名な筋トレメニュー。

そんな自重トレーニング「バックキック」にチューブを加えることで、さらに強度が高まり、下半身シェイプアップの効果を高めることができますよ。

短期間で効果的にお尻痩せを狙いたい方は、バックキックは必ず取り入れてほしいメニューです。


トレーニングの正しいやり方

  1. 四つん這いになる
  2. 両手は肩幅程度に広げて自然に降ろし、肘は曲げない
  3. 両膝は腰幅程度、地面と垂直になるようにつく
  4. 左右どちらかの足先にチューブを引っ掛けて、掛けた側の手でチューブを押さえる
  5. 足を後方に伸ばし、前方に曲げるを繰り返す
  6. 反対の足も同様に行う
  7. 終了

チューブバックキックの最適な目安回数は、左右15回ずつを1セットとして、1日に2セット。

お尻周りの筋肉が暑くなっていくのを感じながら、1セット15回を守るように調整していきましょう。


トレーニングのコツ

  • 背骨が曲がってくるのを防ぐため、首を曲げないように気をつけ、目線はやや前方に持っていく
  • 足を高く上げすぎると腰に負担がかかるため、腰が反らない程度で留める
  • 腰をひねらないよう、背中と地面は常に平行を保つ

足を高く上げようと意識すると、足を上げていない方に体重が偏ってしまうという傾向があります

腰椎に良くないダメージが蓄積されてしまう原因になってしまうので、左右のお尻の高さや背中を水平に気を配っておきましょう。

【参考記事】バックキックの効果を高めるコツを詳しく解説


チューブトレーニングのコツ|効果を上げるために覚えておくべきポイント

トレーニングチューブを使った筋トレメニュー

どうせ同じ時間鍛えるのであれば、最大限の効果を得たいと思うのは当然のことです。

特に、チューブトレーニングは自分で負荷の大きさや鍛える部分を決めることが多いため、意識するべきポイントがあります。

ここでは、トレーニング効果を上げるコツを3つご紹介しますので、定期的に確認しながらやるといいでしょう。


効果を上げるコツ1. 鍛えたい筋肉部位が刺激されていることを意識する

トレーニングチューブのおすすめ

チューブトレーニングは負荷を調整して、鍛えたい部位を重点的に鍛えられるという点が特徴の一つです。しかし、フォームややり方が間違っていると、別の部位に強い負荷がかかり、効率的に鍛えられていない可能性があります。

効果的に、短期間で筋肉を成長させていくためには、しっかりと負荷がかかって筋肉が疲労していく感覚を持ちながら、トレーニングすることが大切です。

鍛えていないはずの部位だけに激しい筋肉痛がある場合は、やり方をもう一度見直しておくことをおすすめします。


効果を上げるコツ2. 息を吐きながらチューブを引き、伸ばしながら息を吸う

呼吸を意識したチューブトレーニング.jpg

筋トレにおいて、呼吸は必ず押さえておきたい重要な要素です。息を吐いている時、自然に腹筋に力がかかって筋肉が収縮していき、体幹が安定して全身に力を込めやすくなります。

特に腹筋周りの筋トレにおいては、呼吸を意識すると効率が2倍程度変わるとも言われているため、ぜひ注目してくださいね。

覚えておくべきことは、力を入れる時に、腹筋を使いながら深い息をフーっと吐くことを忘れず取り組んでみるといいでしょう。

筋肉は、酸素がある時ほど、最大限の力を発揮してくれます。トレーニング中は呼吸を止めずに定期的に呼吸するよう意識してくださいね。


効果を上げるコツ3. 慣れてきたら負荷を上げる

負荷を高めてチューブトレーニングを行う.jpg

初めは辛く苦しいトレーニングでも、同じことを続けていけば、必ずその負荷に身体が慣れてくるもの。そうなるとそのトレーニングは低負荷なものになってしまい、筋トレ効果が得られにくくなってきます。

続けている以上、多少の効果はありますが、見た目や体重などわかりやすく嬉しい結果にはなりにくいです。せっかくやるのであれば、チューブを短くもったり、可動域を広げたりして、負荷を高める工夫をしていくことをおすすめします。


トレーニングチューブのおすすめ3選|使いやすいグッズはどれ?

おすすめのトレーニングチューブ.jpg

チューブトレーニングは安全性が高い鍛え方の一つですが、やはり身体を動かす以上多少のリスクは存在します。特にゴムが切れたり手から滑ったりすると怪我する可能性もありますので、質の高いチューブを選ぶようにしましょう

ここでは、おすすめのトレーニングチューブを3つご紹介しますので、参考にしてください。

おすすめのトレーニングチューブ
  1. TheFitLife
  2. LINTELEK エクササイズバンド
  3. ALINCO マルチチューブ
タップすると移動します

おすすめのトレーニングチューブ1. TheFitLife トレーニングチューブ

TheFitLife トレーニングチューブ チューブ トレーニング 筋トレチューブ(50kg) ワークアウト用

TheFitLifeチューブは、ゴムチューブの両端に留め具がつけられたものです。それぞれ硬さ違いのチューブ5本のセットで、組み合わせて使用することで、最大50kgまでの負荷調整が可能になります。

最もシンプルなチューブの一つで、5〜50kgまでの強度選択の幅が広いので、これからチューブトレーニングを開始する初心者にぴったり。女性や高齢者でも、安心して始められるカスタマイズ性の高いセットですね。

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おすすめのトレーニングチューブ2. Eono(イオーノ) トレーニングチューブ

[Amazonブランド] Eono(イオーノ) トレーニングチューブ エクササイズバンド レジスタンスバンド ゴムバンド 強度別 美尻 筋トレ ダイエット リハビリ 収納袋付き

バンド状になっているため、巻いて使用するのに特化したチューブが、Eono(イオーノ) トレーニングチューブです。下腹のシェイプアップや、ヒップアップエクササイズなどは、足をチューブで括って動かすという鍛え方をすることが多いため、特に女性におすすめ

「チューブトレーニングで美脚美尻を手に入れたい!」と意気込んでいる人は、このトレーニングチューブで効率よく短期間で手に入れるよう頑張ってみてください!

強度別5段階のセットになっているので、強度が足りなければ組み合わせ使用することも可能です。

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おすすめのトレーニングチューブ3. ALINCO グリップチューブ

アルインコ(ALINCO) グリップチューブ (ミディアム) ストレッチ 筋トレ 握力 トレーニング イエロー WBN314Y

ALINCOマルチチューブは、両端が輪っか形状になっているトレーニングチューブです。様々な強度があるセット品ではなく、5段階の強さから自分で選ぶ必要があります。

独特のリング形状で腕や肩にひっかけやすく、肩こり予防など仕事の隙間時間にオフィスでストレッチするのに最適。最も弱い負荷のソフトは、女性や高齢者でも安心して使うことができるレベルの強度になります。

トレーニングチューブに応じて、ストレッチ用、トレーニング用など使い分けるのもおすすめですよ。

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チューブトレーニングで全身の筋肉をスムーズに肥大させよう!

チューブトレーニングの効果的な方法.jpg

チューブトレーニングは手軽ながら、正しく行えばしっかりと効果を得られます。しかし、なかなか自分一人では、どう使えばいいのかわからなかった人も多いはず。

基本的なフォームや、鍛えている部位への負荷を意識して、取り組むことが大切です。こちらを参考にしてトレーニングを継続し、魅力的な最強のボディーを手に入れてくださいね。

【参考記事】家トレでも筋肉って成長するの?気になるQ&Aもまとめて解説

【参考記事】腹筋をキレイにシックスパックにしたい方はこちらを参考に

【参考記事】たくましい大胸筋の鍛え方を徹底解説

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