会話が続かない人の特徴と原因。悩みの解決方法&困った時の会話ネタとは
会話が続かなくて悩んでいる方へ。
恋愛や仕事など会話が続かなくて悩みを持つことはありませんか。なんとか話を続くようにと空回りをして、気まずい雰囲気になったことが誰しも一度はあるはずです。
そこで今回は、うまく会話を続けるための対処法について解説します。そもそも会話が続かない人が持つ特徴や原因から、トーク力をアップするためのちょっとしたテクニックまで、日常生活をもっと豊かにする会話力について学んでいきましょう。
会話が続かない人に共通する特徴とは
まず、ここからは会話が続かない人にどういった特徴があるのかを学んでいきます。
頑張って話そうとしても人見知りで会話がうまく続かなかったり、沈黙が怖くてとにかく訳もわからずまくし立ててしまったり。会話が続かない人には共通の傾向があります。
相性以前に口下手とはどういったものなのか、一つ一つチェックしていきましょう。
特徴① 恥ずかしがり屋で人見知りしてしまう
人と会うと照れてしまって緊張しやすいタイプに多いです。相手が初対面の人や、あまり話したことがない人の場合は、相手と何を話したらいいかネタに悩み、トークが続かないためおどおどしてしまいます。
「人とコミュニケーションを取ることに慣れていない」、「人と会うだけでドキドキしてしまう」など、相手と一定の距離感を保ちたい傾向があります。
【参考記事】はこちら▽
特徴② 感情を表に出さない
どんなに喜怒哀楽を内に秘めていても、顔に出ない人にありがちな特徴です。口下手で自分では色々と感じていることを話しているつもりでも、表情の変化に乏しい傾向があります。
会話している相手は「私と話していてつまらないのかな?」「話の相性が悪いのかな」と不安になってしまい、次の話題の糸口を探せないまま悩み続けてしまい、会話が途切れてしまいます。
【参考記事】はこちら▽
特徴③ 相手の話に興味を持たず、しっかり聞いていない
自分の話だけして、相手の話の内容は上の空といった人に見られる傾向です。これだと、相手が一生懸命話した内容をきちんと理解していないので、とんちんかんな独り善がりの会話しか続きません。
相手からすれば、自分と同じぐらいもっとこちらの話も聞いてもらいたいとジレンマを感じてしまい、会話する気がなくなっていってしまいます。
【参考記事】はこちら▽
特徴④ 喋りのテンションが一定で、抑揚がない
会話のスピードが最初から最後まで変わらない、立て板に水のような話し方をする特徴もあります。パソコンの自動音声のような話し方なので、聞いている側は相手の感情を感じられず、話の内容が入って来づらいのです。
会話全体を通して、話の要点や感情のポイントが見つけづらいと、情報を聞いているだけになって聞く方は疲れてしまいます。
特徴⑤ 無意識に周りを不快にさせる発言をしている
会話が続かない人は、本人が気づかないうちに相手の気持ちを逆なでしたり、下に見たりしたりする発言を繰り返しています。会話をする際に相手に対する思いやりが感じられないので、「話していて感じの悪い相性最悪な人」というレッテルを貼られてしまうこともしばしば。
心地良い会話のキャッチボールのコツが全く掴めていない人によくある傾向です。
特徴⑥ 「でも」など否定から入ることが多い
どんな話を聞いても、拒否されるような感じを与えてしまうので、嫌な気分にさせてしまいます。話している内容そのものは普通のことでも、相手の直前の会話をことごとく受け入れない形になってしまうので、口下手で相性が悪い印象にしかなりません。
たとえ前向きな話をしても、頭からダメと言われているようで、会話を続ける気が失せてしまいます。
特徴⑦ 共感ばかりで自分の意思表示をしない
話しているとどんなことでも「わかる」と賛同してくれるため、かえってしっかり自分の話を聞いているか不安にさせる人ともいえるでしょう。
ある程度、感想や意見を出してくれないと、ただ適当に相づちしているだけの口下手と捉えられてしまいます。
共感するような態度で会話に望むことは大切ですが、自分の意見を出さなさすぎると「秘密主義な人なのかな?」と心に壁を感じてしまう人もいるようです。
【参考記事】はこちら▽
特徴⑧ 答えにくい質問ばかりしている
極めてプライベートな話や、誰かの悪口など、あまり誰にでも話すような内容でない質問をしてくる人もいます。ある程度ぼかして答えたい内容でも、具体的に質問攻めにされるので、上手く交わそうと相手は疲れてしまいます。
例えば貯金額や夫婦関係、子供のセンシティブな問題など、ズケズケと踏み込んでしまうタイプの人とは会話したくなくなるのも無理ありません。
【参考記事】はこちら▽
特徴⑨ 極度に沈黙を恐れている
会話が途切れると不安になったり、相手への気づかいで話し続けなければならないと思ったりしている口下手な人に見られます。
どんなに相性が良い相手でもある程度話していると、会話が続くときもあれば、途切れてしまう時もあります。しかし、このタイプの人は極端に間が空くのが怖くてトークが空回りしてしまうのです。
まくし立てて話す、話題が飛び飛びになる、など、相手からすると話しづらい相手だなと感じてしまいます。
特徴⑩ LINEの場合、一文が長すぎる
会話が続かない人は、短文でテンポよく会話を楽しむためのLINEで長文のメッセージを送りがち。長すぎると返信しなければいけないポイントがいくつも登場するので、面倒くさいと思われてしまいます。また、LINEで一つ一つ答えるのも手間に感じてしまうでしょう。
それに、その後続く次のLINEメッセージも、文章が長いものだったら読むのも返すのも鬱陶しいなと相手は感じます。
会話が続かないのはなぜ?気になる原因とは
ここからは、会話が続かない人にありがちな原因について考えていきましょう。話していて間が持たなかったり、逆にとにかく話し続けてしまったり。
会話のコツを押さえていない人の具体的な理由を、一つずつ確認していきます。
原因① 話題作りになることをしてない
昔の話や同じ話ばかりしているのは、新しい知識や経験を仕入れる努力をしていないから。テレビや本・雑誌をチェックしておらず、好奇心がないので、世の中の出来事にも興味が薄く話題についていけないのも大きな理由です。
相手の話す内容がわからなくても、適切な質問ができる程度の知識は仕入れていないと、会話が止まってしまいます。
原因② 根拠のない主観で話しがち
客観的な事実や情報、相手の話す内容に基づいて会話をせず、勝手な思い込みで感想や意見を話してしまいます。したがって、自然に続く話の方向がとんちんかんになってしまうでしょう。
主観的な個人の感覚や偏見が強すぎると、相手の話を真正面から捉えられないため、会話のキャッチボールが途絶えてしまいます。相手からすれば、もっとこちらの話を受け止めて欲しいというイライラが募るだけの結果になりがちです。
原因③ 相手の目を見ないで話している
「目は口ほどにものを言う」というように、会話が続く時は相手の目の印象で理解してもらっているか、どんな感情を持っているかを判断しています。
そもそも、うつむいてばっかりや相手以外の方向ばかり向いていると、会話が楽しくない、話したくないと相手に感じさせて続かないのです。
【参考記事】はこちら▽
原因④ 話さなきゃという意識が強く、ネタが思い浮かばない
会話が続かない人は、サービス精神が強すぎたり、会話が続くようにしないと相手に失礼だと思っています。そうした意識が強い人ほど焦ってしまい、次の話題が見つからないまま時間だけが過ぎてしまいます。
目の前の相手と会話を楽しむことより、ただ今の会話がスムーズに流れることに集中しすぎて、「話さなくちゃ」という気持ちばかりが空回りしてしまうのです。
原因⑤ 相手との信頼関係が構築できていない
初対面やあまりお互いの知らない人など相性がわからない段階同士だと、何をどこまで話していいか探り探りになってしまいますよね。
プライベートなことは聞いて良いのか、どんな内容なら答えてくれるのかなど、会話をする上で、ある程度、人間同士の理解ができていないと表面的になって会話が続かないためストップしてしまいます。
また、本人が思っているより相手は親しくないと感じているのも大きな原因になるでしょう。
【参考記事】はこちら▽
原因⑥ 自分と相手で、どちらか一方ばかり会話をしている
会話している相手と、人としてのパワーバランスが良くないと、片方が話を続く感じだけになってしまい、相手は聞くだけで疲れてしまいます。また、会話のキャッチボールが程よくできないと、話を聞くだけの人が生まれてしまいます。
質問したくても話に間が空かない相手だと、ただただ黙って聞くしかなくなってしまうのです。
原因⑦ 相手が自分の話に興味を持っていない
どれだけ話しても相手からの返答が一言、二言でそっけなかったり、質問がなかったりするパターンもあります。
話を聞いて自分がどう思ったか、その感想や疑問を適度に伝えてもらわないと、話す方は「話がつまらないと感じてるのかな」と心配になってしまいます。
しかし、相手からすると、自分にとって興味がある話ではないため、相づちや受け答えが次々出てくることがないでしょう。
原因⑧ そもそも相手が無口である
もともと本人がしゃべり下手な場合や、誰と話すときでも必要なことしか言わないような性格の場合があります。
一方的に話すだけでは向こうに話す気がないと、どんなに手を替え品を替え質問をしても相手から話を引き出すことができません。
相手が無口な人であればあるほど、長い時間、会話を途切れずに続けていくのはとても難しくなります。
【参考記事】はこちら▽
会話が続かない悩みを解決する10の方法
ここからは、上手く会話を続けるためのテクニックを10個、具体的にお教えします。会話が続かないと悩んでいる人でも、気になるものから一つずつ取り入れていけば、きっと会話が続かない悩みが小さくなっていくはずですよ。
解決方法① 本やニュースなどに目を通し、話のネタを常に習得する
どんな人とでも様々な話題で会話ができるように、幅広い知識や情報を仕入れるよう心がけましょう。本や雑誌、テレビやネットのニュースはもちろん、街を歩いている時に気になるのものがあったら注意して調べるようにすると話題がどんどん増えていきます。
日頃から情報のアンテナを張って暮らすことがポイントです。
解決方法② 話し相手との共通点を見つけるようにする
会話から、ちょっとしたことでもいいので自分の知識や経験、趣味や関心事があったら、すかさず拾っていくようにします。お互いに同じ話を知っているだけで、距離が縮まって関連する話題を引き出しやすくなるからです。
会話を通してお互いの中にある共通点が増えれば増えるほど、親近感が湧くので自然に会話も続きやすくなります。
解決方法③ 5W1Hで質問して話を展開する
一つの話題でも、角度を変えて質問すれば、次々と話の内容を引き出すことが可能です。例えば、「最近、旅行した」と聞いたら、「いつ誰と行ったんですか?」、「なぜその旅先を選んだんですか?」など、5W1Hである「いつ・どこで・誰と・何を・どのように・なぜ」を思い出しながら会話を引き出すことができます。
バリエーションを変えながら質問していくうちに、相手がどんどん話すようになってくれば大成功です。
解決方法④ 適度にオウム返しをする
「頑張ったんです!」「頑張ったんですね」という風に、相手の話した言葉をそのまま繰り返していく相づちのテクニックを使いましょう。上手く使うと、自分の話を聞いてもらっているという安心感を与えます。
ただし、あまり頻繁にやると「本当にちゃんと聞いてくれるのかな」と不審感が強くなるので注意してください。
【参考記事】はこちら▽
解決方法⑤ 緊張している時は、素直に伝える
うまく話せないと思ったら、「実はとても緊張してるんです!」と思い切って相手に伝えてみましょう。緊張していることをストレートに表現すると、相手に隠す必要がなくなるので安心して話すことができます。
また、相手が緊張している時は、お互いに緊張しているとわかり合えるので、安心感や信頼感が生まれて会話がスムーズに運びやすくなることが多いですよ。
解決方法⑥ 会話はゆっくり呼吸を落ち着かせながら行う
息を整えると、自然に人は気持ちがリラックスして話しやすくなります。焦らないことが上手く会話を続けるためにとても大切なため、深い呼吸を意識すると会話を続けるのに効果的です。
ときどき話の中で間が空いた時、「ふぅ」っと息を吐くようにすれば、自然に心が落ち着いてくるので会話のリズムをキープするのにも役立ちます。
解決方法⑦ 話をしっかりまとめるように心がける
話のオチを意識しながら、順序立てて会話をするようにしましょう。思いついたまま話し始めた場合でも、心のどこかで「この話の流れをどうもっていこうか」と意識しながら話すようにすれば、気持ちも落ち着いて話せます。
また、話の全体像がぼやけないので、相手も会話を理解しやすく、興味を持って聞いてくれるはずです。
解決方法⑧ 話題に沿ったリアクションをする
落ち込んでいる人には、自分の相づちやボディランゲージも控え目にしましょう。一方、楽しく明るい話題をしている人には、積極的に同じテンションで反応してあげると相手も話しやすくなります。
もし、落ち込んだ人が辛く沈んだ話をしているのに、無理にポジティブな反応をしようとすれば、相手は話しづらくなって会話は続きません。
解決方法⑨ 会話のバランスは、相手7:自分3にする
会話の主導権を相手に持たせることで、スムーズな会話の流れが生まれ、相手に満足感を与えられます。「聞き上手」になること。それが会話を続けるためにとても大切なポイントです。
会話は相手が7で自分が3の割合にするとうまくいきますのでトライしてみてください。よく「7:3の法則」と呼ばれているテクニックです。
解決方法⑩ 会話の中で自分の意見を持つ
「自分ならどう考えるか」「私の立場だったこうするだろう」。相手の話を聞きながら自分のスタンスをイメージしながら、リアクションや質問をしていきましょう。すると、「本当に自分の話を聞いてくれている」という手応えを相手に印象づけることができます。
あまり同調するばかりでは、会話は弾まないため途中で止まってしまうので、適度に自分の考えや感想を伝えることがポイントです。
会話に困った時にトークネタとして使える合言葉
ここからは、もし会話で話題を探そうとして困った時、覚えておきたい合言葉をご紹介します。
いざという時口下手な人でも次の2つの合言葉を思い出せば、きっと会話の糸口が見つかって流れをスムーズに運びやすくなるでしょう。
合言葉1. 適度に整理すべし(テキドニセイリスベシ)
営業職や接客業のプロ達が使っている合言葉が「テキドニセイリスベシ」です。
テ:テレビ「好きなテレビ番組はありますか?」
キ:気候「今日も天気が良いですね」
ド:道楽「ずっと続けている趣味はありますか?」
ニ:ニュース「花が満開ですね」
セ:生活「休日はお出かけしたりしますか?」
イ:田舎「出身は地元ですか?」
リ:旅行「最近、海外旅行はしましたか?」
ス:スター・スキャンダル「あの女優さん、結婚しましたね」
ベ:勉強「大学では何を学んでいましたか?」
シ:仕事「お仕事は何関係ですか?」
魔法の言葉達のなかでも特に盛り上がるのが『田舎(出身)』と『仕事』でしょう。
どんな相手にも当たり障りのない会話になるので、相手の返事から自分との共通点を見つけて話をしてみましょう。
合言葉2. 裏木戸に立てかけさせし衣食住(ウラキドニタテカケサセシ衣食住)
こちらも、営業や接客業などの研修で使われる合言葉です。
木:気候・季節
戸:道楽(趣味)
に:ニュース
立:旅行
て:天気
か:家族
け:健康
し:仕事
衣:ファッション
食:食物
住:住まい
「木」の気候・季節なら「最近、急に暖かくなりましたね」、「け」の健康なら「風邪が流行っているようですが、体調はいかがですか?」など、使い勝手の良いものです。
なお、プライベートな話題も含まれるので、初対面の人には注意して使うようにしてくださいね。
会話上手になるために役立つおすすめの本3冊
ここからは、会話のキャッチボールができて、トーク力が身につくためのおすすめ本を3冊ご紹介します。
どれもコミュニケーション力を高めるために役立つ、評価の高い本ばかりです。気になったものから手に取って読んでみてください。
おすすめの本① 『伝え方が9割』佐々木 圭一 (著)
相手の「ノー」をいかに「イエス」に変えることができるのか。そのための会話のテクニックが具体的に書かれています。
例えば、相手の立場になって、どういった言葉を選べばメリット感じてもらえるのか、イメージする大切さが詳しく解説されてるなど心の動かし方を学べます。
セールスや接客を仕事にしている人にぜひ読んでもらいたい一冊です。
Amazonで詳細を見るおすすめの本② 『誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール』野口 敏 (著)
沈黙を恐れることはなく、相手の気持ちにスポットを絞って楽しい会話にすることを意識する大切さを学べます。
具体的な会話のフレーズがふんだんに掲載されているので、いくつか覚えておけばすぐに実践できるものばかりです。
もっと自然な会話をしたい人、場を盛り上げたい人などにおすすめします。
Amazonで詳細を見るおすすめの本③ 『理屈で動く男と感情で動く女のもっとわかり合える会話術』佐藤 律子 (著)
男性と女性で異なる会話の傾向をわかりやすく解説した本です。男性に対して、また女性に対して異性間での会話の進め方で戸惑ったり、すれ違いが生じたりすることは珍しくありません。
この本では、異性といった性別によって会話のどこに重点を置いているか、その違いがわかるとともに、コミュニケーションのギャップを埋めるための方法がたっぷり詰まっています。
夫婦や恋人はもちろん、異性の職場仲間やお客様など、男性または女性との会話が続かないと悩みを持つ人にぴったりの対処法が満載です。
Amazonで詳細を見る会話が続かない時は、自分の振る舞いを見返してみて。
会話が続かないと悩み続けている人は、話題が少なかったり、リアクションがイマイチだったり、特徴や原因があります。相手との相性を良くして上手く会話を続けるために、日頃から会話のネタを仕入れる努力をする、相づちや聞く姿勢を見直すなど、ご紹介したテクニックを取り入れてみましょう。
口下手な人ほど話題に詰まったら合言葉を思い出して、次の会話の糸口にしてみるのもおすすめです。
今回ご紹介した対処法を使って相手の立場に立った会話を心がければ、自然に会話のキャッチボールを楽しむことができるようになるでしょう。
【参考記事】はこちら▽
大切な人にシェアしよう。Enjoy Men’s Life!