共感とは|共感力が高い人と低い人の特徴&共感能力を高める方法を解説!

あやな 2022.06.17
会話では「共感」が大切と言われますが、どう鍛えれば良いか気になりますよね。そこで今回は、共感とは?の意味の部分から、共感力が高い人と低い人の特徴、共感力が強いメリット・デメリット、共感力を高める方法を解説!さらに、共感力が強すぎる人のために、ストレスを溜めない方法も紹介します。

共感力を高めたい方へ。方法を徹底レクチャー!

共感力が高い人と低い人の特徴&高める方法

他者の気持ちを感じ取り、理解する「共感」。会話などで相手の気持ちがわからなくて、「自分には共感力がないかも」と困っていませんか。

人と人とのコミュニケーションにおいて大事な共感力ですが、共感力を高めるにはどうしたら良いか悩むものですよね。

本記事では、共感とはどういう意味かをふまえて、共感力が高い人と低い人にどのような特徴があるのか、またメリットとデメリットは何かを詳しく解説。

共感力を高める方法や、共感力が強すぎる人がストレスを溜めない対処法も紹介しますので、コミュ力をアップさせたい人は最後までしっかり読んでくださいね。


そもそも“共感”とはどういう意味?

共感とは、辞書的に言うと「他人の考えや主張に、その通りだと感じたり、同じ気持ちを持ったりすること」という意味です。

相手の考えや主張がわかるということとほとんど同義ですので、対人コミュニケーションにおいて絶大な力を発揮します。

「共感力」は自分から相手に共感できる力。具体的には共感を通じて、相手の「信頼」と「承認欲求」を満たしてあげられる能力で、良好なコミュニケーションに必要不可欠です。


自己診断!共感力が高い人の特徴13選

共感力が高いと、仕事やプライベートでのコミュニケーションに有益です。もしかしたら、あなたも共感力が高い人かも知れませんよ?

ここからは、共感力が高い人の特徴をまとめました。以下の内容にいくつ当てはまるか、ぜひ自己診断をしてみてくださいね。


共感力が高い人の「性格」の特徴

共感力が高い人の性格はどのようなものがあるのか興味がある人は多いはず。この項では、共感力の高い人の特徴的な性格に迫ってみましょう。


性格1. 人への好奇心が旺盛

共感力が高い人は、周囲の人に興味を持って観察しています。「この人はどんな性格なんだろう」「趣味とか何やってるんだろう」と、他人の性格や好みなどに関する好奇心が旺盛です。

人が好きなので、他人についての情報は何でも知りたがります。そのため、その人の嗜好を読み取る能力に長けるところがあるので、好き嫌いや感情の持ち方を理解して共感できます。人への好奇心が旺盛なのは、共感力が高い人が持ち合わせている性格の一つです。


性格2. 直感力が長けている

仕事でも遊びでも、無意識で反射的な判断なのに、だいたい正解の選択をする人っていますよね。そのような人は直感力に優れていて、これまでの記憶や経験を頼りに、または本能的に、物事の判断を理屈なしで行える人です。

共感力が高い人は「あ、今、こんな気持ちなんだろうな」と、雰囲気だけで相手の感情を読み取ることができます。

共感力が強い人は、直感力に長けていて、何となく相手のことがわかるという特徴があります。


性格3. 情が移りやすい

共感力が高い人は他人に対して関心を持ち続けていくうちに、その人のことを気にかけるようになるものです。段々と邪険に扱えなくなったり、良い関係を保とうとしたりします。

これが「情が移る」という状態で、共感力が高い人は他人を思いやり気にかけやすい、すなわち情が移りやすい性格です。


性格4. 内向的である

共感力の高い人は外交的で友達がたくさんいそうに思われがちですが、実はどちらかと言うと内向的で少人数の交わりが好きです。

人に好奇心はあるとは言え、多くの人がいる場所は苦手。共感力が高いため、同時に大人数といると疲れてしまうからです。

そのため、共感力の高い人は、1対1や数人のグループで行動したいと思っています。


性格5. とても繊細で傷つきやすい

共感力の高い人は、他人の気持ちを理解しやすい分、感受性が強すぎるという繊細さを持っています。少し強い言葉で責められると、敏感に反応してしまって、必要以上に傷つきやすいです。

感度の高いセンサーが、強い刺激を受けたら壊れてしまうのと似ていますね。共感力の高い人はとても繊細で、もろい性格であるという特徴を持つのです。


性格6. 洞察力に優れ、人の気持ちが手に取るようにわかる

ほんの少しの手がかりから、人の考えていることや気持ちを推察したり、時には確信したりできるのが共感力の高い人の特徴です。

顔つきや髪型・服装などの見た目、言動などの小さな違いを目ざとくみつけ、人の内面まで見抜けるのはまるで名探偵のようです。

優れた洞察力で、手に取るように心まで読めてしまうのが、共感力の高い人が持つ特異な能力です。

【参考記事】はこちら▽


共感力が高い人の「行動」の特徴

共感力が高い人は、他人によく共感できる分、行動も自分本位より他者本位です。ここでは共感力の高い人の行動面の特徴を紹介していきます。

普通の人にもありそうな行動が多いですが、複数の項目に当てはまる人は共感力が高い人かもしれませんね。


行動1. 人が嫌な気持ちになっている状況は見ていられない

共感力が高い人は、誰かがトラブルに見舞われてしまうと、自分を同じ状況に重ねて見てしまいます。人が苦しんでいる様子が我がことのように目に映り、同じように辛い気持ちになるでしょう。

そのため、共感力が高い人は、人が嫌な気持ちになっている状況を黙って見ていられず、何とか力になってあげようと行動します。


行動2. 他人の話によく頷く

共感力が高い人が、会話中によく頷くように見えるのは、「相手の言いたいことを理解する能力が高いから」というだけではありません。

共感力が高い人は、会話全体の7〜8割を聞く側に回るほど聞き上手です。そのため、自然と頷く回数も増えます。

このように、他人の話をよく聞き、よく頷くのは、共感力の高い人の特徴的な行動です。


行動3. 自分の話はあまりしない

他人のことを知りたいという欲求は強いですが、自分のことを他人に知ってほしいという気持ちはあまり持っていません。

それは、自己顕示欲や承認欲求があまりないから。自己主張が強くて、自己アピールばかりする人とは真逆ですね。

共感力が高い人は、相手の話を聞くことに力を注ぐので、相対的に自分の話をすることが少なくなる傾向があります。


行動4. 聞き上手である

共感力が高い人は、話し相手の気持ちに寄り添って、相手が何を言いたいかを読めます。コミュニケーションが円滑に進むような気配りもできる人です。

だから、相手が話したいことを、話しやすいように誘導するような質問をします。

嬉しそうな顔をしている友達を見たら「なにかいいことあった?」と聞き、恋人ができたと聞けば「いつ付き合いだしたの?どっちから告白したの?どこで?」のように、相手が言おうとしている内容を先回りして質問します。


行動5. すぐに他人との共通点を見つけられる

いつも周囲の人をよく観察していますが、単に観察するだけでなく、自分との共通点を探しています。相手との共通点を見つけることで会話を円滑に進められるとわかっているからこそ、常にアンテナを張り巡らしているのですね。

関係をより良くするために、他人との共通点を見つけるのが得意なのが、共感力が高い人の特徴だと言えます。


行動6. 話し手と同じ表情になる

共感力が高い人は、言いたいことがわかるので、話し手と気持ちが同化しやすいです。時々、聞いている自分が話しているつもりになってしまうので、話し手と同じ感情になってしまいます。

話し手が嬉しかったら嬉しい気持ちに、怒っていたら怒った気持ちに。自然とその気持ちが表情に出ますから、話し手と同じ顔をして話を聞くという行動の特徴があります。


行動7. 自分の意見がブレてしまいがち

共感力が高い人にとって、相手に気持ちよく会話してもらうことが、とても大切です。だから、自分が思っていないことなのに、つい相手の意見に同調してしまうことも。

そのため、もし別の意見を持つ人と話した時にも共感したら、そこで矛盾が起きますよね。このように、共感力が高い人は相手の意見に合わせてしまうために、自分の意見がブレてしまいやすい特徴があるのです。


▷次のページ:反対に、共感力が低い人の特徴は?

よく一緒に読まれる記事

関連する記事