行動心理学とは?仕事や恋愛で使える16の心理学&学習に役立つ本を紹介!

「行動心理学」という言葉を耳にしたことはありますか?本記事では行動心理学の意味や、仕事や恋愛のシーンにおいて実際に使える心理学から、相手のしぐさで心理を見分ける方法を解説!さらには、行動心理学を学ぶためのおすすめの本までお教えします。

行動心理学を仕事と恋愛に活かしませんか?

仕事や恋愛で使える16の心理学&学習に役立つ本

ビジネスシーンでも「行動心理学」という言葉が使われるようになった昨今。行動心理学は仕事だけでなく恋愛でも応用できる心理学の一つです。

しかし、「行動心理学って、心理学や心理テストとどう違うの?」と疑問を感じている方もいることでしょう。

そこでこの記事では、「そもそも行動心理学とは?」といった疑問への答えに加え、仕事やマーケティング、恋愛で使える行動心理学について解説。行動心理学を学ぶための本も紹介していますので、ぜひチェックしてくださいね。


そもそも行動心理学とは?意味を分かりやすく解説!

行動心理学とは、アメリカの心理学者ジョン・ワトソンが提唱した心理の一つです。

心理学とは、人間や動物の心理にまつわる様々なことを研究する学問ですが、中でも行動心理学は「人間の行動から感情が読み取れる」と行動や仕草のパターンから心理を研究する点で、他の心理学と異なります。

「行動心理学さえあれば人間の心が全て分かる」というわけではありませんが、行動心理学を知れば、ある程度相手の気持ちを推し量ることはできるでしょう。


仕事や恋愛に使える行動心理学16選

人の行動から気持ちを理解する行動心理学は、研究者以外の人にも役立ちます。

ここからは仕事やマーケティング、や恋愛で実践できる行動心理学について、効果などを解説していきますので、ぜひ自分に合ったシーンで活かしてくださいね。


ビジネスやマーケティングに使える行動心理学8つ

まずはビジネスやマーケティングで活用できる行動心理学です。もちろん行動心理学で全て上手く行くわけではありませんが、特に顧客の心理を理解するため、行動心理学は役立ちます。

ここからはビジネス向けの行動心理学について解説していくので、ぜひ今後の仕事に活かしてみてくださいね。


仕事で使える行動心理学1. 「バンドワゴン効果」

バンドワゴンとは、パレードの先頭を進む楽隊者のこと。「バンドワゴン効果」とは大勢の人が支持しているものの人気は、さらに高まるといった効果を表しています。

この効果をマーケティングで使うには、売りたいものを「みんなが買っている」と宣伝すること。人は、「みんなが買っているものを買いたい」と考えるので、流行りもの好きな日本人には特に効果的な心理学といえるでしょう。


仕事で使える行動心理学2. 「返報性の原理」

返報性の原理」とは、人から自分のために何かしてもらった時、つい「お返しに自分も何かしなきゃ」と思ってしまう心理のこと。

ビジネスでは、商品を買わないお客さんにも丁寧に接し「何か買わないと申し訳ない」という気持ちにしたり、食品であれば試食をしてもらい「食べさせてもらったから何か買ってあげないと」と思わせる、といった風に使えます。


仕事で使える行動心理学3. 「ザイオンス効果」

ザイオンス効果」は「単純接触効果」とも呼ばれ、繰り返し接するとその人や物に対する好感が高まるといった心理を指します。

取引先に何度も顔を見せに行き、好感を持ってもらうことでビジネスを進めたり、商品の宣伝を何度も行い、消費者に好感を持ってもらったりと、様々な応用ができるでしょう。

しかし、会った瞬間にマイナスの感情を持たれている場合、何度接触しても好感度は上がらないので、注意が必要です。


仕事で使える行動心理学4. 「スノッブ効果」

スノッブ効果」は先ほど紹介した「バンドワゴン効果」の逆。「人が持っているものは欲しくない」と感じてしまう心理のことです。

めったに手に入らない宝石に人気が集中したり、限定品をたくさんの人が買い求めたりするのも、この「スノッブ効果」があってこそ。人間は「みんなが持っているものが欲しい」けど「他の人が持っている物は欲しくない」という矛盾した感情を持っていると言えます。


仕事で使える行動心理学5. 「プロスペクト理論」

目の前にある10万円。同じ10万円ですが、手に入れた時の喜びより持っていた10万円を失う悲しみの方が、大きいとされています。

人間の「得するより、損を避けたい」という感情の動きが、プロスペクト理論。「損失回避の法則」とも言われます。

通常価格を提示した上で値引きをして、損する額が少なくなっていると消費者に思わせる、などのマーケティングでプロスペクト理論を生かす方法もあります。


仕事で使える行動心理学6. 「ウィンザー効果」

第三者から「この前、○○さんがあなたのこと褒めてたよ」と言われると、本人に直接褒められるより嬉しくなりますよね。

ウィンザー効果とは、直接本人から伝わるより、第三者を通して伝えてもらった方が、嬉しく感じるという効果。

ビジネスでは褒めたい相手がいる時、直接褒めるのではなくその人のいないシーンで褒め、第三者からそ本人に伝わるようにすると人間関係がより良好になるでしょう。


仕事で使える行動心理学7. 「フット・イン・ザ・ドア」

フット・イン・ザ・ドア」は「段階的要請法」とも呼ばれており、交渉のシーンで使える行動心理学です。

交渉や依頼をする時、本命の大きな要求をいきなり言っても相手に受け入れてもらえません。そこで、小さな要求を認めてもらうところから始め、そこから少しずつ大きな願いをして、最終的に本命のお願いにOKしてもらうのが、フット・イン・ザ・ドア・テクニック。

小さなお願いにOKした人は、その後の要求を断りづらくなりますので、ビジネスシーンで非常に効果的です。


仕事で使える行動心理学8. 「ドア・イン・ザ・フェイス」

ドア・イン・ザ・フェイス」は「課題要求法」とも言われ「フット・イン・ザ・ドア」とは逆の効果を指します。

「ドア・イン・ザ・フェイス」では交渉などの際、ものすごく高い要求を出し、それを断らせることから始めます。

人はお願いを断ると「申し訳ないな」という気持ちになってしまうため、それより簡単な要求にはつい頷いてしまうのです。


恋愛に使える行動心理学8つ

行動心理学が活用できる範囲は大きく、プライベート、特に恋愛でもその効果を活かすことが出来ます。

ここからは、恋愛で使える行動心理学を紹介していきますので、男性も女性もぜひチェックしてくださいね。


恋愛で使える行動心理学1. 「つりばし効果」

つりばし効果」という言葉を聞いたことのある人は非常に多いはず。つりばし効果とは、強い不安や恐怖を感じている時に出会った人には、恋愛感情を持ちやすくなるという効果のこと。

「必ず恋愛感情を持つ」と言うわけではないですが、気になる人とドキドキするようなスポットに行けば、恐怖のドキドキを恋愛だと勘違いして、あなたに好意を持ってくれるかもしれません。


恋愛で使える行動心理学2. 「初頭効果」

初頭効果」とは、最初に手に入れた情報が後々まで強く影響するという心理パターンを指す言葉です。

友人とある程度仲良くなった後でも「第一印象が頭に残っている」という人は多いでしょう。第一印象がいつまでも残ることは、初頭効果の一つだと言えます。

好きな人と会う時の第一印象を良くしておけば、それ以降も好印象が続き恋愛に発展しやすくなるでしょう。


恋愛で使える行動心理学3. 「ハロー効果」

ハロー効果とは、相手を認識する際、相手の最も特徴的な部分にばかり目が行き、他の特徴を正しく把握できない、という心理のこと。

ハロー効果の例として代表的なのは、警察官の服を着た人。警察官の服を着た人を見ると、他の特徴を見てもいないのに「信頼できる人だ」と勝手に思い込んでしまいますよね。

反対に、相手に自分の良いところを見せ「この人は良い人だ」と印象付ければ、他の欠点はハロー効果によってカバーできると言えます。


恋愛で使える行動心理学4. 「ハード・トゥー・ゲット」

「ハード・トゥー・ゲット」とは、入手困難なもののこと。「ハード・トゥー・ゲット」効果とは、相手を特別扱いすることで好感や信頼を得るテクニックです。

男性、女性問わず特別扱いされるとなんとなく気分が良くなってしまうもの。「会員様限定セール」のチラシを渡されると、嬉しくなってしまいますよね。

恋愛で応用するなら、意中の相手に「あなただけには特別」と言ってプレゼントをしたり、「あなたにしかな話せない」と悩み相談をするのが効果的です。


恋愛で使える行動心理学5. 「ピーク・エンドの法則」

「ピーク・エンドの法則」は過去の思い出は、最も良い時と、その終わりの時に大きく影響されるという法則です。

相手がピーク(最も楽しいと感じている時)は人それぞれ違うのでコントロールは難しいですが、例えばデートの時、最後に好印象を残すとデート全体の印象が良くなります

デートプランの最後を豪華なディナーにしたりなど、大きなイベントは最後に持ってくるようにしてください。


恋愛で使える行動心理学6. 「イエス誘導法」

「イエス誘導法」とは、何度もイエス(はい)と答えていると、本心とは関係なくあらゆることに「はい」と答えてしまう、という心理パターンのこと。

相手が共感してくれそうな話をして、相手が「そうだね」「自分もそう思う」と答えてくれていれば、多少のわがままも聞いてくれるはず。

何度も「イエス」と言った相手の話は断りにくい気持ちになってしまうので、意中の人に何かお願いをする際に使える手法です。


恋愛で使える行動心理学7. 「スリーセット理論」

「スリーセット理論」とは、出会ってから3回目までの間にその人の印象がはっきり決まってしまうという心理傾向のこと。

そして、この3回で決まったイメージはその後も変わらないと言われるので、特に恋愛においては意中の人と会う3回が非常に大切。

相手に良いイメージを持ってもらえるよう、見た目や会話などにできる限り注意しておきましょう。


恋愛で使える行動心理学8. 「ゲイン・ロス効果」

ゲインとは、利益のこと。ロスとは、損失のことを指します。このゲインとロスはそれぞれプラスとマイナスのイメージを持つ言葉ですが、この二つを組み合わせた効果を「ゲイン・ロス効果」と言います。

分かりやすく言うと、いいところと悪いところのギャップが人に強い印象を与えるという効果です。相手に最初に会った時は悪いイメージの言葉を言い、その後相手を褒めて好意を持ってもらう、など恋愛面でもこの効果は応用できます。

【参考記事】はこちら▽


仕草や行動から心理が分かる?相手の心理を見抜く方法

行動心理学とは、仕草や行動から人間心理に迫る学問。仕草などから相手の本心を推測できれば、人間関係も上手く行きやすいでしょう。

ここからは、仕草や行動から分かる人間の心理について解説するので、男性も女性もぜひチェックしてくださいね。


心理を見抜く方法1. よく視線が合う場合

人は好きなものを何度も見たいと感じるもの。「自分と相手の視線がよく合う」「自分が相手をパッと見た時には相手がいつも自分の方を向いている」という場合、相手はあなたに好感を持っていると考えられます。

相手の方は無意識にあなたの方を見ているという可能性も高いですが、嫌いな人を何度も見ることは無いので、ある程度好かれていると判断できるでしょう。

【参考記事】はこちら▽


心理を見抜く方法2. 会話中に腕を組む仕草をする場合

会話中にずっと腕を組んだままの人って、案外多いですよね。自分の前で腕を組む仕草は、「自分を守りたい」という自己防衛の気持ちの表れ。

「相手から何か攻撃されるのではないか」という不安があるため、腕を組んで自分を包み込むように守っているのです。

そのため、相手がずっと腕を組んでいる場合、相手はあなたに心を開いていないと考えられるでしょう。

【参考記事】はこちら▽


心理を見抜く方法3. 座っている時に、つま先の向きが話し相手の方向を向いていない

人と話す時、顔を相手の方に向けないのはさすがに失礼ですから、たとえ嫌いな相手とでも顔を向けて話す人が多いでしょう。しかし「つまらないな」「この人と話すのは嫌だな」と感じている時、つま先は相手の方向を向いていないことが多いです。

話が面白い時は、つま先まで相手の方に向けて積極的に話を聞くはずですので、別の方向に向いている時はあなたに興味がないと言えるでしょう。


心理を見抜く方法4. 会話中に頬杖を付く場合

一般的に頬杖をつくのは、少し失礼な行為。しかし、会話中に頬杖をついてしまうという人は少なくないでしょう。頬杖を突くのは、相手の話をつまらないと感じているからと言われます。

熱心に背筋を伸ばして聞くほどの価値もない話だからこそ、頬杖をついてだらけてしまうのです。相手が頬杖を突き始めたら、会話に飽きている証拠だと考えられます。


心理を見抜く方法5. 髪をよく触る仕草をする

小さい子供が、きまり悪そうに自分の髪を触ることは多いですよね。人は髪を含め体の一部を触ると安心するので、髪をしょっちゅう触るのは相手に甘えたい、という気持ちがあるからだと言えます。

また、退屈な時は手持無沙汰で髪をいじってしまう人も多いです。髪を触るのに加えなんだか眠そうにしている人は、会話に飽きてしまっているのかもしれません。

【参考記事】はこちら▽


心理を見抜く方法6. 会話中に鼻を何度も触る

人は不安になると自分の体の一部を触って、落ち着こうとします。相手が会話中に何度も鼻などを触る場合、隠し事がバレていないか、不安でいっぱいになっているのかもしれません。

隠し事以外で不安な人は、既に周りの人に相談しているので鼻を触る必要はないはず。鼻など顔の一部を隠すことで、嘘をついている自分の本心が見えないようにしているとも言えるでしょう。


心理を見抜く方法7. 貧乏ゆすりを何度もする

一般的に失礼な行為だとされている貧乏ゆすりですが、一定のリズムを刻むことで心が落ち着くとも言われています。

貧乏ゆすりをしてしまうのは、強いストレスや緊張を感じていたり、情緒不安定になっていたりするからかもしれません。

また、貧乏ゆすりで気が紛れてイライラが少し解消されるので、会話の相手に不満を持っている時に貧乏ゆすりをしてしまう人も多いようです。


初心者にもおすすめ!行動心理学を学ぶためにおすすめの本5選

行動や仕草から相手の気持ちを読み取る行動心理学。記事をここまで読み、「もっと行動心理学を知りたい」と感じた方も多いのではないでしょうか。

ここからは、行動心理学を学べるおすすめの本を紹介していきますので、心理学初心者の方もぜひ読んでみてください。


おすすめの本1. 「行動分析学入門」杉山 尚子

行動分析学入門 ―ヒトの行動の思いがけない理由 (集英社新書)

「行動分析学入門 ヒトの行動の思いがけない理由」は、そもそも行動分析学とは何か、行動分析学の面白さと有効性は何か、といった内容を初心者向けに解説している本です。

アメリカの心理学者スキナーが提唱した行動分析学。行動分析学について知りたい方や、行動分析学の活かし方を知りたい方はぜひ読んでみてくださいね。

Amazonで詳細を見る


おすすめの本2. 「影響力の武器」ロバート・B・チャルディーニ

影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか

特にビジネスやマーケティングにおすすめなのが、『影響力の武器』という本。街頭での勧誘や訪問販売、怪しい宗教の寄付などで損をして来た著者が、自身の経験から人間の心理メカニズムに迫る、という内容です。

実体験がもとになっているので読みやすいのはもちろん、人を説得するやり方についても学べるので特にセールスマンには必須の一冊です。

Amazonで詳細を見る


おすすめの本3. 「現代広告の心理技術101」ドルー・エリック・ホイットマン

現代広告の心理技術101―お客が買わずにいられなくなる心のカラクリとは

『現代広告の心理技術101』は、人間心理を利用して、効果的な広告宣伝を行うための方法について解説されている本です。

基本的には広告、宣伝に関する内容のみとなりますが、「広告を見た時、人はどう感じるか」についても分析してあるので、売れる広告を作りたい人はもちろん、行動心理学に興味のある人全般におすすめだと言えます。

Amazonで詳細を見る


おすすめの本4. 「行動分析学マネジメント」舞田 竜宣

行動分析学マネジメント-人と組織を変える方法論

行動分析学を、組織マネジメントの点から解説しているのが、『行動分析学マネジメント』という本です。

職場のパフォーマンスを上げるため、どんなことをすればいいか書かれていますので、管理職的な立場にある人はもちろん、将来出世したいと考えている人におすすめ。

「苦手な顧客を克服する方法」などについても書かれていますので、ビジネスマンなら読んでおくべき一冊です。

Amazonで詳細を見る


おすすめの本5. 「嫌われる勇気」岸見一郎

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

テレビドラマにもなった「嫌われる勇気」ですが、案外読んだことのある人は多くないのではないでしょうか。

この本では、「人間の悩みは、全て対人関係の悩みである」という考えをもとに一般の人でも使えるアドラー心理学の解説をしています。

物語形式でアドラー心理学が学べる本になっていますので、学術書が苦手な方にもおすすめ。対人関係や心理について知り、ビジネスや恋愛に活かしていきましょう。

Amazonで詳細を見る


行動心理学をマスターして効果的に活かしてみて。

行動心理学で人間の心全てが分かるわけではありません。しかし、ビジネスやマーケティング、恋愛で行動心理学を応用すれば、今より効果的に自分の思いを伝えられるようになるかもしれません。

仕事や恋愛以外でも「なんとなく上手く行かないな」、と感じているなら、ぜひこの記事で紹介したテクニックを参考にして、これからの生活に活かしてくださいね。


【参考記事】はこちら▽

LINE はてなブックマーク
お気に入り

注目の記事

関連する記事