「昔に戻りたい」「昔は楽しかった」と過去ばかり振り返る人の心理やきっかけとは?
過去ばかり振り返る人の8つの特徴とは
何かのきっかけで昔に戻りたいと考えることは誰にでもあるものです。
ただし、単に懐かしむだけならともかく、常に後悔していてやり直したいという意識が強いなら、現状への不満が高まっているのかもしれません。
昔に戻りたいと考える人の特徴についてご紹介します。
特徴1. 何かと自分と他人と比較してしまう
他人と自分とは違いがあるということを頭で理解していても、本音では受け入れられないという人がいます。
ささいなことでも他人と比較しては、他人の方が優れているのではないかという思いを抱えているのです。
他人との比較によって劣等感を感じやすい分、「昔は私だってモテていたから」などと、過去の栄光にすがって自分のプライドを守りたがる傾向があります。
特徴2. 最近大きな達成感を得ていない
何かをしたいという意欲を持っているものの、没頭できるものが見つからずにモヤモヤとしているという人は、昔に戻りたいと考えがちです。
大きな仕事をやり遂げたことがある、ずっと好きだった人にアプローチし続けてやっと恋人になれたなど、かつて大きな達成感を感じた経験をしている人ほど、平穏ながら変化のない日々がつまらないと感じます。
これから何か楽しめるものを見つけようと将来に目を向けるのではなく、満足度が高かった過去に意識が向いてしまうのです。
特徴3. 誇れるものがなく、自分に自信がない
昔に戻りたいと考える人は、劣等感を強く感じているタイプに多いです。
波乱万丈な人生ではなく、仕事や恋愛も人並みで、取り柄がない人間だと自分で思い込んでいます。自己愛が薄く、容姿や性格も含めて自分に自信がありません。
平凡な自分には誇れるところがないと思っていて、昔に戻って勉強や習い事などをやり直したいと思っているのです。
特徴4. 人生に目標や目的がない
過去に目標をもって努力した経験がある人は、その時の自分を内心誇りに思っています。
「あの頃は仕事が終わった後も勉強していたな」「休日返上で遠くまで練習に通っていたな」などと、自らの努力を高く評価する傾向が強いです。
それだけに、没頭できるほどの目標や目的がない現状が受け入れられず、頑張っていた昔に戻りたいという気持ちが強くなります。
もう一度当時のような情熱や希望を持って、人生を歩みたいと考えているのです。
特徴5. 過去を美化して思い出に浸る
現在の生活に大きな変化がなく、意欲の低い日々を送っていると、昔に戻りたいという気持ちが高まることがあります。
学生時代や若手時代には様々な出来事があったという思いがあり、その頃と比べて現状が楽しくないと感じるのです。
情熱的な恋愛をしたり、仕事で目標を達成したり、他人から見ればよくある経験だとしても、自分の中ではインパクトのある出来事として記憶されていて、「あの頃は…」と思い出に浸っている状態と言えます。
特徴6. 今の恋愛や仕事が上手く行っていない
昔に戻りたいという気持ちがある人は、現在の生活が満足できない状態であると感じている可能性が高いです。
恋人とすれ違いが多く恋愛がうまくいかない、仕事がマンネリ化していてやりがいを感じないなど、現状に不満があるためネガティブにとらえています。
過去にドラマチックなことがあったわけではなくても、大した変化がない現在よりは楽しかったという気持ちがぬぐえず、意識が過去に向いてしまっていると言えるでしょう。
特徴7. 周りに流されやすく、判断を人に委ねる
もともと自分の意見を主張することが苦手な人は、過去に対して後悔しがちです。
これまで何となく流されたり、「こうしたらどう?」と言われた方を選んできた結果、今のあまり楽しくない生活になってしまったと考えています。
将来に目を向けて変わっていこうと考えるのではなく、「あの時こうしていれば良かった」「こちらを選んでいれば変わっていたはず」などと後悔して、やり直したいという気持ちを強く持っているのです。
特徴8. 失敗すると人のせいにする癖がある
これまで自分は頑張ってきたけれど、報われないでいるという考えを持っている人は、昔に戻りたいと思いがちです。
自分なりに努力してきたという自負があるため、今理想的な状態でないのは自分を正当に評価してくれない周囲のせいだと思っています。
批判的で物事を前向きにとらえる意識がないため、いつまでも成長できず、成功体験が少ないのが特徴です。
しかし、成功体験がないのは周囲のせいだという不満があり、過去に逃げてしまう傾向にあります。