人に期待しないことで得られるメリットとは?周りをあてにしない生き方のコツを紹介

椎名ゆり 2022.05.29
他人に期待しない方法を詳しく知りたい方へ。今記事では、他人に期待しないメリットから、他人に期待しないようになる方法まで詳しくご紹介します。つい周囲に過度な期待をしてしまい、いつも辛い思いをするとお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください!

前提として、「人に期待しない=その人が嫌い」ではない

人に期待しない方法とは

「他人に期待しない」と聞くと「信頼してないの?」「嫌いになるということ?」と思ってしまうかもしれませんが、そうではありません。

例えば「朝起こしてくれないかな」というのは、「私のためなら何も言わなくても朝早く起きて時間を使ってくれるよね」というのと同じ。「他人に期待しすぎる」ということは自分のエゴです。

つまり、「期待しない」ということは「自己中心的な希望を他人に押し付けない」ということなのです。


人に期待しないメリット|周囲を当てにしないことで起こることとは?

恋愛や仕事において、他人にいつも期待してしまうと、「今回もだめだった」と悲しい思いをすることが多いもの。

では、いい意味で「他人に期待しない」ことにはどんなメリットがあるのでしょうか。今回は、周囲を過度に当てにしない良さについてご紹介します。

他人に期待することに疲れてしまった人は、ぜひチェックしてみてくださいね。


人に期待しないメリット1. ストレスや怒りがなくなる

他人に期待すると「どうしてやってくれないの」と思ってイライラしたり、疲れてしまいますよね。

元々「他人に何かをやってもらおう」と思っていなければそのような疑問も起きず、たとえやってくれなくても「この人はそういう人なんだ」「そういう方法もありだよね」とフラットに捉えられるようになります。

他人の行動に対して不愉快になったり怒りを感じたりすることがないので、対人関係のストレスが減りますよ。


人に期待しないメリット2. 傷つかないで済む

相手に「こうしてほしい」と思う気持ちが強すぎると、怒りを感じるだけでなく、「期待してしまった自分に非があったんだ」と自分を責めて傷ついてしまうことも。

しかし、相手に期待をしていない=相手に対する希望もない、ということなので、「希望を裏切られてしまった」と感じることもありません。

人の行動にがっかりしてしまうことがないので、自分を不必要に責めることもなくなります。


人に期待しないメリット3. 周囲の評価が高まりやすい

他人に期待しない人は、「他人に手伝ってもらおう」とは思わないので、自分のことは自分でやります。

恋人に甘えて「朝起きられないからモーニングコールして」などということもありませんし、自分の仕事は自分だけで終わらせます。

身の回りのことを他人に頼らず自分でやるようになるので、「しっかりした人だ」と思われ、周囲から信頼されやすくなりますよ。


人に期待しない方法とは|周囲をあてにしないようになるコツを紹介

人に期待しすぎてしまって辛い、と思っていても「どうすればそうなれるのかわからない」という人も多いですよね。

そこで、周囲を当てにしない人になる方法をご紹介します。

以下のトレーニングで、自立した魅力ある大人と思われるような人間になりましょう。


人に期待しないようになる方法1. 人と自分の違いを受け入れる

「自分ならこうするのに」と、他人を自分基準で考えてしまうと、他人が期待どおりでなかった時に「なぜ」と怒りを感じてしまいます。

そう考えないようにするためには、「自分と他人は違う人間だ」と理解し、割り切ることが必要です。恋愛や仕事で他人が自分の想像とは全く違う行動をした時は、まずは「なぜそうしたのだろう」と考える練習をしましょう。理由がわかれば、怒りを感じることも少なくなります。

「そういう考え方をしていたんだ」と他人や新しい考え方を受け入れられるようになれば、より柔軟な人間に成長できますよ。

【参考記事】はこちら▽


人に期待しないようになる方法2. 自分のことはきちんと自分で行う

他人に「してほしい」と期待するということは、周囲に依存していることでもあります。「自分のこともできない子供っぽい人」と思われてしまうことも。

「彼氏に旅行のプランを立ててほしいな」と考えるのではなく自分でプランを計画したり、「仕事を手伝ってほしいな」と思っても他人に頼らないなど、だれかをあてにしないようにする練習をしましょう。

自分のことは自分で行うようにすれば、しっかりと自立した大人の魅力があると周囲からの評価も高まるでしょう。


人に期待しないようになる方法3. 依頼する時は要望を伝える

他人に期待していると、つい「〇〇してよ」と言ってしまいがち。言われた側は「やって当然じゃないのに」とむっとしてしまうことも。

夫にゴミ捨てをしてもらいたいときなど、「ゴミ捨てしておいてよ」というのではなく、「ゴミを捨てておいてくれたら嬉しいな」と表現するよう練習してみましょう。柔らかく要望を伝えるトレーニングをすることで、他人への押し付けがましさが少なくなります。

やってもらったときも、「当然でしょ」ではなく、「ありがとう!」と感謝の気持をしっかり伝えると、相手も気持ちよく協力してくれるようになるでしょう。


人に期待しないようになる方法4. 周囲に対して見返りを求めない

「私はこんなにしてあげたのに」と考えるのも、ストレスが溜まったりイライラしたりする原因になります。

他人から見た時に「恩着せがましい」と思われ面倒な人扱いされてしまうことにもなりかねないので、誰かを手伝ったりする時は「自分の無理のない範囲」に留めることも重要です。無理のない範囲であれば見返りが欲しくなることもありません。

自分のしたことに対しての見返りを求めなくなれば、お互いに負担がかからず良い関係で協力しあえるようになるでしょう。


人に期待しないようになる方法5. 無理だった時はすぐに切り替える

「それでもつい他人に期待してしまい、がっかりしてしまった」という時は、その気持ちを引きずらないようにして辛い思いを減らしましょう。

甘いものを食べてみたり、お茶を飲んだりして気持ちをリセットするのがおすすめ。その時に人は人、と意識的に割り切って考えるトレーニングをすることで、自分の望み通りにならなくてもすぐに気持ちを切り替えられる癖をつけられますよ。

気持ちをリセットできれば傷つくことも少なくなりますし、ストレスも溜まらなくなるはず。


他人に期待しない、素晴らしい生き方を手に入れよう!

好きな人や上司につい期待してしまい、それが叶えられずがっかりしてしまうというのは男性女性関係なく、誰にでもよくあること。

「いつも人に期待してしまい、辛い思いをする」ならば、他人は他人と割り切って考えることで、その辛さをなくせます。

いい意味で「諦める」ようにして、他人をあてにしない人になりましょう。

よく一緒に読まれる記事

関連する記事