心を閉ざす人の心理&特徴とは?意味・内向的な原因・上手な接し方を解説
心を閉ざして内向的になる主な原因や理由とは
心を閉ざしている人も、もとから心を閉ざしたかったわけではありません。心を閉ざしていることにも、原因があるのです。
ただし、心を閉ざした原因は心を閉ざしている人からすればなかなか踏み入ってほしくない領域になっているので、無理に聞き出そうとはしないようにしましょう。
原因1. 恋愛や仕事で過去にトラウマになるような経験をした
心を閉ざす人の多くは、何か失敗をしてしまうと恋愛や仕事などで経験した辛い出来事を思い出してしまうため、失敗するような状況に自分を追い込まないようにします。
そして、心を閉ざす人にとってその失敗する可能性のある状況は「人と関わっている瞬間」です。
心を閉ざす人はトラウマを引きずって人と関わっている瞬間を避けるので、自分を表現できず心を閉ざしてしまうのです。
原因2. 打たれ弱く、怒られるとその人に対して恐怖心を抱くため
「人に怒られる状況」はほとんどの場合、「自分のマイナス部分が人に嫌われた状況」です。怒られるのが怖くて心を閉ざす人は、周りに嫌われないためにもマイナス部分を隠そうとします。
自分のどこをマイナスに感じるかは人によって違うので、マイナス部分を隠すというのは非常に難しくあります。実行するとなると自分の本音はほぼ話せないので、これも「心を閉ざしている」と言える状況になってしまいますね。
原因3. 自分のパーソナルスペースへ入られるのが嫌だから
人には物理的に入られたくない距離「パーソナルスペース」があります。これは女性より男性のほうが広いと言われていますが、正確な広さは個人個人で違ってきます。
このパーソナルスペースに「他人に近づいてこられると不快だ」という心理が働く人なら、心を閉ざすことで物理的に距離をとっているということもあり得ますね。
こういった人は他のパターンと違い人と接するのに恐怖心や不安感があるわけではなく、単純に人に近づかれたくないという心理傾向が強い人なのです。
原因4. 両親に十分な愛を注いでもらって来なかったため
コミュニケーションの基礎は幼少期の親との関わりにあります。
子供のころ親と一緒にいられる機会が少なく、甘えたりできなかった場合には人に受け入れてもらった経験が無いということになります。
親に受け入れてもらったことが無いと、どうすれば受け入れてもらえるのかが分からずに、保育園や幼稚園、学校に行ってもうまく自分を発揮できず、心を閉ざしてしまいます。
原因5. 仕事とプライベートを分けており、職場ではあえて閉ざしている
「仕事とプライベートを混同させてしまうとトラブルになった時に面倒」という人は少なからずいるはずです。
しかし、「実際に職場などでトラブルに巻き込まれた」などの出来事でこの考えが大きくなってしまうと、トラブルが「面倒」ではなく「怖い」と感じるようになります。
こうなるとトラブルにならないように職場での言動や立ち振る舞いには特に気を遣うようになり、次第に心を閉ざすようになってしまうのです。
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