引き笑いは印象悪い?心理や特徴から直し方まで解説!
そもそも引き笑いの意味とは?
笑う時に、息を吐きながらではなく吸いながら笑うことを「引き笑い」と言います。
「ヒー」という独特な声が出たり、顔は笑っているのに声が出なかったりします。
明石家さんまさんが笑っているところをイメージしてもらうと分かりやすいでしょう。
引き笑いは特徴があるので、周りの人にどう思われているか気になってしまう人も多い笑い方といえます。
笑い方によって性格が変わる?こちらの記事で詳しく解説してます▽
どうして引き笑いになるの?
引き笑いになる原因は、笑う時の呼吸にあります。
「あはは」「ふふふ」など、自然な笑い方をする人は息を吐きながら笑っています。
しかし引き笑いの人は上手く息ができていません。
何らかの理由で、息を吸いながら笑ってしまうので引き笑いになるのです。
引き笑いは気持ち悪い?周囲に与える印象とは?
引き笑いをする人の中には「気持ち悪いって思われていないかな?」と気になってしまう人もいます。
確かに、引き笑いをマイナスととらえる人もいますが「面白い!」と肯定的に感じる人も多いですよ。
引き笑いで場が盛り上がったり、雰囲気が明るくなったりすることもあるので、個性の1つと捉えると良いのではないでしょうか。
印象1. すごく楽しそうで羨ましい
気持ち悪いどころか、引き笑いを見て「いいなぁ」と思われている場合もあります。
息がまともにできないくらい笑うなんて、よほど面白いと感じてないとできませんよね。
見ている人は「きっと感性が豊かな人なんだな」という印象を受けるのです。
独特な「ヒー」という声を上げて楽しそうに笑っているのを見て、羨ましいと感じる人も多いでしょう。
印象2. 笑いすぎで少し心配
引き笑いを見て「この人、大丈夫かな」と心配になる人もいます。
引き笑いは顔が笑っているのに音が出ない場合があるので、息が止まっているように見えることも。
また、独特な「ヒー」という音が苦しそうに聞こえてしまう人もいます。
「ちゃんと息してる?」と、酸欠になって倒れないかと感じてしまうのです。
印象3. 豪快すぎてちょっと下品
引き笑いに対して、気持ち悪いとまでは思わないけれどマイナスな印象を持っている人もいます。
裏声のような「ヒー」という笑い方が目立つので、周囲からの視線が気になって少し恥ずかしいのでしょう。
また、時と場所にとっては、「恥ずかしい」よりも悪い印象になることもあります。
例えば素敵なレストランに行った時に引き笑いをするのは、豪快すぎて下品な印象を与えてしまう可能性も。
デートの途中で女性に大きな声で引き笑いをされたら「なんだか品のない女性だな…」と思ってしまう男性もいるでしょう。
印象4. 独特でクセになりそう
気持ち悪いなんて思わない、むしろ引き笑いは面白いと思ってくれる人もたくさんいます。
引き笑いは普通の笑い方とは違うので「この人の笑い方、面白い!」「なんだか、つられて私も笑いたくなっちゃう」という印象なのでしょう。
中にはツボにはまって、もっと聞きたくなってしまう人も。
「病みつきになる笑い声だなぁ」と感じているかもしれません。
引き笑いになってしまう心理|上手く呼吸ができなくなる原因とは?
引き笑いはマイナスな印象だけではなくプラスの印象もあると分かりました。
それにしても、どんな心理から引き笑いになってしまうのか気になりますよね。
ここからは、引き笑いになってしまう心理を解説していきます。
どうして息を吸いながら笑ってしまうのか。
引き笑いする人の心理を紐解いていきましょう。
心理1. 緊張している
心配事や不安があると、緊張して呼吸が浅くなりがちです。
笑う時に十分な息ができなかったり、呼吸のタイミングが合わなくなってしまったりすることも。
緊張のあまり上手く呼吸できなくなって、引き笑いになるのです。
心理2. 話をたくさん聞いてほしい
せっかちな性格の人や頭の回転が速い人は、話したいことが次から次へと頭に浮かびます。
話すことがたくさんあるので、基本的に切れ目なく喋りたいのでしょう。
会話で息を使い切ってしまうため、息継ぎしながら笑うことになり引き笑いになってしまいます。
心理3. 笑うのを我慢したい
仕事や授業の最中など、笑ってはいけない状況で笑いがこみあげてくることってありますよね。
「深呼吸して、我慢しよう」と息を吸い込んだタイミングで笑いの発作が起き、とっさに「ヒー」という声が漏れてしまうこともあるでしょう。
周りに気を遣って、落ち着こうとして引き笑いになってしまうこともあるのです。
心理4. 笑い方を忘れた
何か理由があって始まった引き笑いが癖になってしまうこともあります。
本人は気にして普通に笑いたいと思っていても、上手く笑えなくなっているわけです。
息を吐いて笑う方法を体が忘れてしまい、とっさに引き笑いになってしまうのでしょう。
引き笑いになりやすい人の特徴|性格や行動の共通点とは?
「自分が引き笑いになる性格なのか知りたい」
「どんな人が引き笑いしがちなの?」
引き笑いで困っている人は少なからずいます。
では、どのような性格や行動の人が引き笑いになりがちなのでしょうか。
特徴が分かれば引き笑いの対処もしやすくなるはずです。
一体どのような特徴があると引き笑いになりやすいのか、詳しく見ていきましょう。
特徴1. 心配性な性格
人と話すときにあれこれ心配しちゃうタイプの人っていますよね。
そんな人は会話中もいろいろ不安に思ったり緊張したりしがちで、率直に笑えません。
友人の自虐ネタを聞いていて、
「笑っていいの?そんなことないよ~って言うべき?」
と気を遣って困ることもあるでしょう。
また、気になる女性(男性)とデートに行って、
「ゲラゲラ笑ったら、下品だと思われるかも」
などと心配になったりします。
心配性の人は中途半端に笑いを我慢して、不自然な笑い方になってしまうのです。
特徴2. せっかちで我慢が苦手
友達と話していて「もう少し落ち着きなよ」なんて言われたこと、ないでしょうか。
はたで見ていてせっかちすぎて、話すのと笑うのが同時になっているように見えるのかもしれませんね。
「途切れることのないマシンガントークが自分のウリ」
「面白かったら、すぐに笑いたい。息を吸ってから笑うなんて、まどろっこしくて無理」
などと思ったことがある人は、会話中に息を吐き切ってしまいがち。
息を吸う一瞬も笑いが我慢できないのが原因で引き笑いになるんです。
特徴3. 明るい性格でよく笑う
会社や学校で知り合った人に「〇さんって、よく笑うよね」などと言われたことはないでしょうか。
- 小学校の通知表にはいつも、朗らかな性格、明るい性格などと書かれていた
- 人と話すのが楽しくてよく笑う
このような明るい人は、笑い疲れるまで笑うこともよくあります。
人より多く笑うので、たまたま呼吸のタイミングと笑いが重なって引き笑いになることもあるでしょう。
特徴4. ゲラですぐに笑ってしまう
友人と話していて、ちょっとしたことがツボにはまって笑っちゃうことってありますよね。
「何それ!やめてよ~(笑)」
などと笑い始めたら止まらなくらり、友人に
「ちょっと笑いすぎじゃない?」
と、呆れられたことはないでしょうか。
そんな笑いが止まらないタイプの人は、息を吐き切ってもまだ笑いが止まらないなんていうことがありがち。
息を吸う時にもまだ笑っているから引き笑いになります。
特徴5. 人気者でムードメーカー的存在
あまり上品すぎる人だと、気軽に話しかけにくいものですよね。
その点、引き笑いの人はお高くとまった印象になりませんから気軽に声をかけてもらいやすくなります。
「なにその笑い方~!お笑い芸人みたい」
「姿が見えなくても、笑い声だけで誰だか分かる」
などと笑い方をネタにいじられやすいので、新しい環境でもすぐに馴染めるでしょう。
気が付いたら、笑っただけで他の人もつられて笑っちゃうなんていうことも。
引き笑いの人は、クラスや会社のムードメーカー的な立場になることも多いですよ。
引き笑いの直し方|改善する方法とは?
「引き笑いが原因で、気になる男性にアピールできない」
「恥ずかしいから引き笑いをやめたい。直し方を教えて!」
引き笑いにプラスの印象を持つ人もいますが、本人が悩んでいるなら直したいですよね。
笑い方が気になって人前で素直に笑えなくなってしまっては会話も楽しめないでしょう。
それでは、引き笑いの直し方にはどのような方法があるのでしょうか。
具体的な対処法を紹介していきます。
直し方1. 喋ることと笑うことを分ける
焦って矢継ぎ早に話がちで引き笑いになってしまうタイプの人は、まず落ち着いて話せるようになるのがコツです。
- 会話の途中に笑いたくても途切れるまで我慢する
- 笑っている途中に喋りださない
この2つのポイントを押えれば、少しは落ち着けるはず。
喋るのと笑うのが混ざりにくくなり、呼吸のタイミングが合わせやすくなります。
息を吸っている時に笑うのを改善でき、引き笑い癖も直るでしょう。
直し方2. 笑う時に「ハッハッハ」と声を出す意識をする
引き笑いを直して普通に笑うには、息を吐きながら笑うコツを体に覚えさせなきゃいけません。
- 「ハッハッハー」と意識的に声を出して笑ってみる
- 家で1人の時に声を出して笑う練習をしてみる
など声を出すのがポイントで、自然に息を吐きながら笑えるようになります。
意識的に繰り返すうちに、体が息を吐いて笑う方法を覚えてくるでしょう。
体が覚えてきたら、徐々に息を吸いながら笑わなくなり自然に笑えるようになるはずです。
直し方3. 会話が止まるたびに深呼吸をする
楽しすぎて極度に興奮したり、緊張しすぎたりすると、どうしても呼吸が浅くなり引き笑いになりやすくなってしまいます。
- 下腹を意識して腹式呼吸してみる
- 会話の切れ目など、一段落つくごとに深呼吸する
など、深く息をするのを心がけてみましょう。
友人との会話などカジュアルな雰囲気なら、息を吸いながら軽く背中をそらせるくらい伸びをしてもいいですね。
適度な間が入ることで、会話に夢中になりすぎて息が浅くなるのを防げるでしょう。
深呼吸は緊張して呼吸が浅くなるタイプの人にも適した対処法で、リラックスして会話できるはずです。
深く息をすれば会話中にも息が切れず、引き笑いになりにくいでしょう。
直し方4. ゆっくりと喋るように心がける
引き笑いを直すには、自然に息を吐きながら笑えるようになる必要があります。
- 落ち着いて余裕を持って話す
ということを意識して「ゆっくりすぎるかな?」というくらいのスピードで話してみましょう。
最初は、めんどくさいと感じたり、違和感があったりするかもしれません。
けれども、慣れてきたら「最近は会話の途中で疲れにくい」「話していて、息が上がってしまうってことがないな」と気付くでしょう。
そこまでできたら、会話中に息ができているということなので引き笑い癖も改善しているはずです。
引き笑いが印象的な芸能人|笑い方が独特な方を紹介します!
トーク番組などで活躍している芸能人にも引き笑いする人がいます。
引き笑いの芸能人は、楽しい雰囲気で番組を盛り上げてくれる人が多いですよね。
堂々と引き笑いしている芸能人を見れば、引き笑いで悩んでいる人も「気にしなくていいかな」と思えるでしょう。
ここからは引き笑いが印象的な芸能人を紹介します。
出演しているTV番組を見て、悩みを吹き飛ばしてしまいましょう。
芸能人1. 明石家さんまさん
引き笑いといえば明石家さんまさんを思い浮かべる人は多いはず。
トーク中に豪快な引き笑いをする姿は、お馴染みの光景です。
自身の引き笑いについて、担当するラジオ番組で『持って生まれたもんやから』と語っていました。
わざと引き笑いをしているのではないそうですよ。
芸能人2. 関根勤さん
大きく口を開け、手を叩きながらの引き笑いがとても楽しそうな関根勤さん。
ものまねタレントの丸山礼さんは出演したトーク番組で、関根さんの『ハッー!が聴こえたら、よし!って』とコメント。
関根さんの引き笑いを出せるかどうかでウケたか判断するそう。
「引き笑い=本当に笑っている」ことがわかるエピソードです。
引き笑いをしてしまうことを気にしすぎないで。
息を吸いながら笑ってしまう引き笑いについて、深掘りして解説しました。
引き笑いは「楽しそう」「明るい人だな」といったポジティブな印象を与える反面、マイナスの印象になってしまう場合もあるようですね。
独特な声を伴うこともあり、癖になっている場合は悩んでしまう人も多いでしょう。
この記事で紹介した引き笑いの直し方を参考に、気になっている人は改善できると良いですね。
大切な人にシェアしよう。Enjoy Men’s Life!