家庭環境が悪い人の9つの特徴。育った環境が子供に与える影響とは?
『家庭環境が悪い』とは、どういうこと?
悪い家庭環境とは、子供の健やかな成長に悪影響を与える家庭のことで、間違った教育方針やしつけ、両親が不仲などの問題が目立ちます。
問題は多岐にわたっていますが、
- 子供を家で一人きりにさせていることが多い
- 子供のすることに対して親が必要以上に干渉する
- しつけの域を超えた暴力を子供に振るってばかりいる
- 親が不仲で家族みんなでの思い出が少ない
などのケースは悪い家庭環境で特にありがちなパターンといえるでしょう。
悪い家庭環境で育った人の9つの特徴|性格や行動の共通点とは?
「この人ってなんで性格悪いんだろう?」
「あの人は理解できない行動が多い!」
どなたの周囲にも変わり者や他人と馴染めない人が何人かいるのではないでしょうか。
そのような人たちは育った家庭環境が悪かったのかも。
ここでは、悪い家庭で育った人に目立つ性格や行動についてご紹介します。
ここで紹介するような人を見たら、「きっと家庭環境が良くなかったんだな」と思ってみてください。
性格や特徴1. 自分勝手で他人に面倒事を押し付ける
両親の仕事が忙しくて子供に構ってあげられないと甘やかす事が多くなり、子供はわがままに育ってしまいます。
社会に出てからも疲れることや辛いことはしたくないので、少しでも面倒くさいと感じたら他人任せで済ましてしまうのです。
業務が増えて会社から残業をお願いされても知らんふり。
「自分のプライベートが大切ですから」「他の人でもできることだからいいですよね」と言って帰ってしまうでしょう。
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性格や特徴2. 周りを考えず自分の好きなことをやる
親から怒られることがほとんどなかったせいで、誰にでもわがままが通用すると思っています。
自分さえ満足できればいいので、行動する時も周りへ迷惑がかかるかどうかは考えません。
人気店へ行って行列ができていても、すました顔をして割り込みしてしまいます。もし周りから注意されても「自分一人くらい別にいいだろ」とふてくされてしまうでしょう。
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性格や特徴3. 不平不満が多い
小さな子供は親のすることを真似してしまいます。両親が些細なことでも不平不満を口にする人だったので、自分も気に入らないことがあれば不平不満を言うのが当然と思っているのです。
会社でも「こんな環境じゃいい結果を出せない」「もっといい会社に就職すれば良かった」などと平気で口にし、周りから煙たがられていることに気づきません。
性格や特徴4. 悪口や噂話が好き
親が自分に無関心だったため、人の気を引こうとする性格になっています。小さな頃から他人の悪口や噂話をすると注目を浴びたので、大人になってもやめられません。
会社の中でも
「取引先の◯◯さんってヤバいらしいよ」
「あの人は仕事できないから将来がないね」
など、あることないことを喋っては「俺って情報通だろ」のアピールばかり。
影では「また始まったよ」と周囲からバカにされているのですが、それには気づかないのです。
性格や特徴5. 責任転嫁が得意
両親が放任主義だと子供のしつけが甘くなりがち。悪さをしても他人のせいにしてしまえば怒られないで済むので、責任をすぐなすりつける性格に育ってしまいます。
会社でミスをしてしまっても反省する様子はなく、「同僚がちゃんと手伝わなかったからだ」「指示してもらえなかったから仕方ない」と言い訳ばかりするでしょう。
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性格や特徴6. 他人を信じられない
子供の頃に旅行やご褒美など親と約束した事を破られることが多かったので、他人になんて期待してもムダだし、当てにならないと考えています。
例えば、恋愛は一応していますが、彼氏(彼女)が言う「愛してる」の言葉を形だけと思って本気にしていません。
結婚してからも「きっと浮気してるんじゃないの?」と心の片隅で疑ったまま生活していくのです。
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性格や特徴7. 自己顕示欲が強い
子供の頃に勉強やスポーツを頑張っても両親が褒めてくれなかったので、自分のした事をしつこくアピールしてくるような承認欲求の強い性格になってしまいます。
会社でも部署のみんなで頑張って成果を出したのに、「私がいたから上手くいったんだ」「私の言う通りにすれば間違いないでしょ」と自分の手柄のよう。
「さすがだね」と嘘でも持ち上げてやればごきげんですが、「全員が努力したからだよ」と本当のことを言うと不機嫌になってしまうでしょう。
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性格や特徴8. 暴力的になりやすい
親から虐待されてきたストレスのせいでキレやすい性格になってしまい、普通の人なら何とも思わないようなことに対してもすぐ激昂し、暴力をふるってしまいます。
彼女(彼氏)とショッピングモールでデートしている最中でも人混みにイライラ。他の客と軽くぶつかっただけでも「痛ぇーんだよ!」「邪魔してるんじゃねーよ!」と喧嘩を売ってしまうでしょう。
恋人から「喧嘩するのやめてよ」と言われても、それがまた気に入らなく、さらにエスカレートしてしまうのです。
性格や特徴9. 家出をしがち
両親が不仲だったり過干渉だったりして居心地が悪いと、家の中に自分の居場所がないと考えはじめます。家にいても心安らぐことがないので、外に飛び出して戻ろうとしません。
小学生の頃から帰宅時間の遅くなることが目立ちはじめ、中学生以降は友達の家で外泊ばかり。グレてしまうと繁華街で夜遊びして補導されることもあります。
バイトできる年齢になると完全に家を飛び出してしまい、一人暮らしを初めて実家に近づくことはないでしょう。
家庭環境が悪い場所で育った人との上手な付き合い方とは?
「仲良くなった友達はどうも家庭環境が悪いらしい」
「将来結婚したいけど夫婦生活が上手くいくか心配」
家庭環境が悪いからといって誰でも性格に問題があるわけではありませんが、付き合っていくうえでちょっと不安になることはありますよね。
ここでは、悪い家庭環境で育った人と上手く付き合っていくための接し方について解説していきます。
何に気をつければ無用なトラブルを避けられるか、しっかり把握しておきましょう。
付き合い方1. 『家族』に関する話題は極力避ける
問題の多い家庭なので良い思い出が少なく、むしろ思い出したくないことばかりです。
もし会話をしていて子供の頃の話題になっても、
- 「両親はどんな人だった?」という質問をしない
- 家族旅行などの思い出話をしない
など、家庭に関する話は避けるようにしましょう。
結婚を考えている恋人同士だと家族のことは避けることのできない話題になってしまいますが、そうでない限りは家族絡みの話はしないでおいたほうが無難です。
付き合い方2. 程良い距離感を保つ
他人とどう接すればいいか分からなくなっているので、深く関わりたくないと思っている人もいます。
一人でいることが多いので「一緒に遊ぼうよ」「何かしたいことはない?」とあなたが声をかけても、「うるさいな」と迷惑そうな返事ばかり。
心配しなくても本人が一緒に何かしたいと思えば自分から近づいてくるので、それまでは無視してると思われない程度の距離感を維持しましょう。
本人にとっては付かず離れずの関係が落ち着くので、恋人や夫婦であってもベッタリ寄り添わず、見守るような感じで接すれば良い関係を保てるはずですよ。
付き合い方3. 共感して励ます
複雑な家庭だったことを隠していますが、心の片隅では誰かに打ち明けて理解者になってほしいと考えています。
これまで気難しくて困る印象だった人が、ふとしたことで「この人になら話せそう」と思い、「自分の両親は夫婦仲が悪くて…」と告白してくることも。
そのような時は「どうしてなの?」と余計な事は聞かず、「そうだったんだ」「大変だったんだね」と共感してあげましょう。
信頼できる人だと思ってもらえれば、今後は大切なことを相談してくれるほどの良い関係になれますよ。
【親御さん向け】家庭環境が悪いことで子供に与える影響とは?
「家庭環境が悪いと子供はどうなっちゃうの?」
「子供の変化に早く気づいて家庭環境を改めたい!」
子供を育てている人なら、誰だって自分の子は良い性格に育ってほしいと思うでしょう。
家庭環境が及ぼす影響を知っておけば、早い段階で気づいて環境改善することもできるはず。
ここでは、悪い家庭環境によって子供がどうなるか詳しく解説していきます。
- 幼い頃から人の顔色ばかり伺う子供に育つ
- 親の気を引くために目立ちたがり屋になる
- 自己犠牲精神が強くなる
- 怒りの感情をコントロールできなくなる
- 食べ物の好き嫌いが増える
- ストレス発散が苦手な子供に育つ
- 思いやりの心が芽生えない
影響1. 幼い頃から人の顔色ばかり伺って接する子供に育つ
些細なことで怒られてばかりいると、良い子を演じなければいけないという心理が大きくなり、本心を出せなくなってしまいます。
例えば、服をちょっと汚しただけでも怒られていたような子供は、キャンプへ連れて行っても他の子のように思い切り楽しもうとしません。
本当は皆と遊びたいのですが、「汚れちゃったらダメだから」「僕は見てるだけで楽しいよ」と言って我慢してるのです。
影響2. 親の気を引くために目立ちたがり屋になる
両親にかまってもらえた経験が少ないため、自分に関心を持ってもらおうとして悪目立ちする行動が多くなります。
映画館へ行って上映中なのに大きな声を出したり、人混みの中なのに暴れまわったり、他の子供のように大人しくしていることができません。
周りに迷惑なことであっても、「怒ってもらえた」「自分のことを見てもらえた」と実感できることが嬉しいのです。
影響3. 自己犠牲精神が強くなる
自分は価値のない人間だと思い込むようになり、自分が損をしてでも他人のために尽くすことで存在意義を得ようとします。
恋人とデートするたび高価なプレゼントをあげたり贅沢なディナーをごちそうしたり、彼氏(彼女)が「無理しすぎてない?」と心配してもやめようとしません。
「これだけすれば自分を大切な存在と思ってくれる」と疑わないので、お金が足りなくなったら借金までして奉仕するのです。
影響4. 怒りの感情をコントロールできなくなる
「自分ばかり辛い思いをして不公平だ」という心理が強くなり、他人にも同じ気持ちを味わわせてやろうと振る舞うようになります。
些細なことに対しても怒りがちで、同じスポーツチームの仲間が小さなミスをしても「お前はグズだ」「やめちまえ」と罵り、時にはしつこく嫌がらせを続けることも。
いずれも自分の体験がトラウマになっており、親にされたことと同じようなことを他人にして発散しているのです。
影響5. 食べ物の好き嫌いが増える
親の食育が甘く、嫌いな食べ物を残しても注意されずに育ったため、偏食や食わず嫌いが多くなってしまいます。
給食の時間も嫌いな献立だと「いらない」「お腹いっぱい」と言って手を付けず、どんなにお腹が空いていても食べません。
先生が「栄養になるからちょっとだけ頑張ってみようか」と励ましても、「嫌なものは嫌なの!」と泣き出してしまうでしょう。
影響6. ストレス発散が苦手な子供に育つ
ちょっとしたわがままを言ってもひどく怒られてばかりだと、自分の気持ちを表に出さないようになってしまいます。
子供心にかなり無理をしているのでストレスが積み重なっていき、いつか爆発してしまうような大人に成長しがち。
溜まったストレスの発散法が自傷行為になってしまったり、反対に誰かを傷つけなければ発散できなかったり、歪な行動が目立つようになるでしょう。
影響7. 思いやりの心が芽生えない
放任主義で他者との接し方をきちんとしつけない親だと、子供は自己中心的で協調性のない性格になってしまい、他人と良好な関係を保てなくなってしまいます。
学校で文化祭の準備を皆が頑張っているのに、「面倒だからやりたくない」と他人事。
友達から「同じクラスなんだから手伝ってよ」と言われても、「自分が手伝わなくたって何とかなるでしょ」と平気で口にし、その場の空気を読もうとしません。
自分のしたいことが最優先で、相手がどう思うかなんて想像できなくなってしまうのです。
悪い家庭環境で育った人とは、話す内容に気をつけて接してみて。
「この人の性格って歪んでいるかも」と感じたら、その人の家庭環境は悪かったのかもしれません。
浅い付き合いの友達ならその時だけ我慢すればいいでのですが、恋人同士や夫婦だと一緒にいる時間が多いから振り回されてばかりで疲れてしまいますよね。
早く直ってくれれば良いのですが、悪い家庭環境で形成された性格は、接し方次第で良くなる軽度のものもあれば、一生直らないかもしれない重度のものまであります。
もし身近な人の性格が悪い家庭環境の特徴に当てはまるなら、今回の記事を参考にして上手な付き合い方を模索してみてください。
【参考記事】はこちら▽
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