人望がない人の8つの特徴。部下から信頼される最高の上司になる方法とは?
そもそも「人望がない」とは?意味を解説!
「人望」とは、周囲からの期待や信頼、尊敬を意味します。
そのため、人望がないとは、他人から信頼されていないことや頼りにされないことを示すネガティブな表現です。
また、困った時に頼れる人がいないと「自分には人望がない」と感じてしまうケースも。
特に上司や先輩など、部下・後輩を持つ人は人望がないことで悩んでいる場合が多いといえます。
人望がない人の8つの特徴|周囲に信頼されていない理由とは?
「責任のある仕事を任せてもらえない自分って、人望がないのかな…?」
「人望がない人ってどうやって見分けられるの?」
人望がないという言葉は聞いたことがあっても、どんな特徴がある人のことなのか具体的にはわからない人も多いのではないでしょうか。
そこで人望がない人の特徴を解説していきます。人望がないとはどんな人のことを指すのか、理解するために役立ててください。
特徴1. 「俺のおかげだろ?」と恩着せがましい
誰かが困った時などにサポートしてあげると通常なら感謝されるものですが、その時に「俺のおかげだ」と匂わせるような言動を取る人は、相手から「ウザい」と感じられて逆に人望がなくなってしまいます。
例えば、職場の部下に仕事の相談をされてうまく進んだときに「俺に相談しておいて正解だったね」などと、アドバイスに対して暗に感謝を求めてくるなど。
結果として部下からはもう相談したくないと思われて、周囲から頼られる機会が減っていきます。
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特徴2. 部下の成果を横取りする
部下が努力して得た仕事の成果を上司の手柄にされてしまうと、部下の上司に対する信用や期待は一気に失われます。
会議で部下が考えてきた案が採用されたのに、それを上司がさらに上の上司に報告する時に、まるで自分が1人で考えたことのように話しているのを聞くと、部下は「なぜ平気でそんな嘘をつけるのか」と感じてしまうでしょう。
それ以降、人望のない上司に対して困っていてもどうでもいい、助けたくないという思いが働いて、上司が助けてほしくても周囲から無視されて誰にも助けてもらえなくなってしまいます。
特徴3. くだらないことでよく怒られている
要領が悪く、ちょっとしたことでしょっちゅう注意されている上司がいると、部下にとっては頼りない存在だと感じられます。
例えば、ちょっとした仕事で同じようなミスばかりしていつも怒られている、デスク周りの整理整頓ができず注意されても変わらないなど。
仕事ができないと舐められている上司は、部下に指示をしても無視されたり口ごたえされたりして、周囲が勝手に仕事を進めてしまうようになります。
特徴4. 他人の成果や成功を誉めない
人の上に立ちたいタイプの人は職場の部下の成功を快く思わず、むしろ邪魔だと考える傾向にあります。
部下がいくら頑張っても上司が成果を全然認めないと、信頼関係が失われて人望がない上司だと思われるようになるのです。
部下が頑張ってきた姿をそばで見てきたはずなのに、成果を出してもねぎらいの一言さえかけてくれないという上司が一例として挙げられます。そんな上司だと、自分が成果を出した場合も部下や周囲から「すごい」などと褒めてもらえることはないでしょう。
特徴5. 約束や納期を平気で無視する
約束事に関してルーズなのも、人望がない人の特徴です。約束や納期を破ってばかりいるため、そのうち職場でも周囲から「あの人は信用できない」と判断されてしまいます。
約束の時間にいつも遅れてきたり、仕事の期日を全然守らないなどの行動を日常的に繰り返すのです。
相手からも「この人との約束は破っても平気だ」と思われて、ドタキャンや納期遅延などが起こりやすくなるでしょう。
特徴6. 相手を選んで態度を変える
人望がない人は楽をして上の立場に行きたいと考えがちで、自分より上の立場の人には媚び、下の人には威張る傾向が見られます。
自分にとってメリットのある人がどうかで態度を変えるような人は、周囲からの信頼も集められません。
いつも部下には偉そうに指示を出しているのに、職場の上層部など好かれたい人にはゴマをすってヘコヘコしているなど、態度の落差がひどいほど人望はなくなってしまいます。
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特徴7. 「多分」や「〜だと思う」が口癖
人望がない人は責任を全て負わされるのを避けるために、何を聞いてもあいまいな返事しか返さないことがあります。
はっきりとした言い方をしないため、周囲に「この人の言ってること信じていいのかな?」と頼りない印象を与え、信頼度が下がってしまうのです。
特に会話の中で「多分ね」「~だと思うよ」などの表現を多用しているケースが多いでしょう。これは「間違いたくない」「恥をかきたくない」という気持ちの表れです。
特徴8. 他人の粗探しばかりしている
「自分が周囲の人より上に立っていると思わせたい」と考えているのも、人望がない人の大きな特徴です。
口を開けば人の悪口ばかりという人も多く、それを聞いている周囲の人たちは決して良い印象を持ちません。
職場の人のちょっとしたミスをフォローもせずに「あんなのあり得ないよね」とわざわざ批判するなど、くだらない点を取り上げてマウントを取ろうとするのです。
また、人の容姿を悪く言って周囲にドン引きされることもあるでしょう。
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反対に、人望がある人の3つの特徴とは?尊敬されて頼りにされる上司の共通点
「なんであの人って人望があるんだろう…。」
「人望がある人の特徴が知りたい!」
人望がある人のイメージはなんとなくあっても、どんな特徴がある人のことを指すのか実際のところはよくわからないものですね。
そこでここからは、人望がある人の特徴をご紹介します。周囲からの人望を得たいをお考えの人はぜひ参考にしてください。
特徴1. 小さな悩みでも親身に聞いてくれる
人望がある人は、コミュニケーション能力が高く聞き上手である場合が多いです。
どんな悩みでも相手の話にしっかりと耳を傾けるため、「何かあったらまたこの人に相談しよう」と自然と頼りにされるようになります。
相談を受けている時は、無理に相手の考えを変えようとしたり良いアドバイスをしようと構えたりしないので、相手が求めていることに応じて共感し解決策を一緒に考えてくれるでしょう。
特徴2. 部下の成功も一緒になって喜ぶ
人望がある人は他人をうらやましく感じても、それを嫉妬というネガティブな感情にこじらせてしまうことがないです。
周囲の幸せをねたむことなくもちゃんと喜べるため、素直さとさわやかさが伝わって周りから人望が得られやすいでしょう。
職場での部下の成功についても「すごいね、頑張ったね」と成果をしっかり認めた上で、自分のことのように喜んでくれるので、部下も嬉しくなってさらに結果を出そうというモチベーションに繋がります。
特徴3. 怒る時は根拠をもとに的確に叱ってくれる
「誰でも間違いを犯すことはある」ととらえられる人は、部下がミスをしてしまっても感情的になって頭ごなしに叱ることがありません。
根拠をしっかりと説明しながら対応するため、部下も上司を信頼して素直に反省できるのです。
例えば資料に不備があった場合などでも、論理的かつ的確に指摘しながら冷静に原因や対応策を一緒に考えてくれるため、ミスしてしまった本人は辛い状況でも頭を切り替えて前向きに改善に取り組めます。
部下から信頼される7つの方法|周囲からの人望を取り戻すコツとは?
「周りから頼られることがほとんどない私でも、人望がある人になることはできる?」
「短期間で周囲の信頼を集める方法ってある?」
人望を得るのは難しいようにも感じますが、ポイントを押さえればあなたも周りの人から頼りにされるようになります。
ここでは、部下から信頼を集める具体的な方法を解説していきましょう。
方法1. 部下の意見に耳を傾ける
せっかく部下が上司を頼って相談を持ち掛けても「絶対こうだよ!」と自分の考えばかり押し付けられると、もう相談したくないと思ってしまいます。
他の上司を見つけて信頼関係を構築される前に、誠心誠意向き合ってあげましょう。
部下に相談されたときは、相手の話を注意深く聞いて本心を理解してあげる「傾聴力」がポイント。
相手の意見ややり方を取り入れたアドバイスをしてあげると、部下は「この人は自分を尊重してくれている」と感じて信頼感につながっていきます。
「こうした方が良い、こうして!」などの一方的なアドバイスは逆効果なので避けてくださいね。
方法2. どんなに小さな約束も守る
自分にとっては小さな約束であっても、部下にとってはそうではない場合もあります。
そのため、些細な約束ごとであっても忘れずに必ず守ることが、部下からの信頼へとつながっていくのです。
小さいことでも何か約束をしたら、忘れないように毎回メモに残しておき確実に履行してください。
また、できるだけ早いタイミングで約束を果たすことも、相手の信頼を得るための大切な方法です。
方法3. 部下の成長を素直に認める
部下が成果を出して成長していく様子を見ると、ついつい追い抜かれたらどうしようと考えることはあるもの。
それ自体は間違いではありませんが、部下に越えられないよう懸命に努力する姿を周囲に見せるのが、信頼されるためのコツ。
部下を蹴落とそうとする上司など、信頼に値するはずがありません。
努力して結果を出した部下に「頑張ったな、成長したな」と素直に口に出して伝えることで、部下の承認欲求が満たされて仲が深まります。
ただし、思ってもいないことを言うと相手にも適当さが伝わってしまうため、本当にそう思った時にほめてください。
方法4. 常に見られているという意識を忘れない
部下を持つ上司のあなたは、常に周囲から見られている存在です。仕事をしているとさらに上の上司から叱られることもありますが、重要なのは注意を受けている内容。
手抜きによって起こったくだらないミスで叱られる上司の姿を見ると、周囲はしょうもない上司だと思ってしまいます。
最低限のことをするのはもちろん、言われた以上の作業をしたり相手の意図をくみ取りながら丁寧に仕事するよう心がけましょう。
丁寧な仕事を一つ一つ重ねることで人望が厚くなっていくので、コツコツ継続することが大切ですよ。
方法5. アドバイスに見返りを求めない
せっかくたくさんの情報やコツを知っていても、相手に簡単に知られては困るからと聞かれたことに答えられなかったり、勿体ぶったりする姿は非常にダサいです。
どんな相手でもアドバイスを渋らず、見返りを求めない姿を見せる方が大きな価値があります。
そのため、部下に求められた時には手助けをアドバイスを積極的に行いましょう。
自分の利益になるかどうかは考えず、日ごろから周囲を助けておくことで自分が助けてほしいと思った時も周囲のサポートを受けやすくなりますよ。
方法6. 部下の手柄であることをアピールする
誰しも、上司に成果を認めてもらえると嬉しく感じるものですが、上司が部下のの手柄を認めた上でさらに周囲にもアピールしてくれると、部下は他人の成功を心から喜んでくれる上司だと思って信頼してくれるようになります。
上の上司に仕事の報告をする時は、部下の名前を挙げて「部下からのこんな提案を採用して成果につながった」などと伝えるといいですよ。
決して上司の自分の手柄のように話すことなく、部下の貢献をしっかりアピールしてあげましょう。
方法7. リーダである自分がチームの責任をとる
チームで仕事をしていると、部下のミスやトラブルはつきもの。そんな時に上司が自分にも責任があることを認めて適切な対応を取ると、部下の信頼感がグッと高まります。
部下に仕事を任せ、ミスをしてしまった時は上司の自分が前に出て謝罪するなど、部下を守る姿勢を見せましょう。
叱ることがあっても後に引きずらないことが大切。同じ失敗をしないようサポートしていけば、部下は思い切って仕事ができる他、この上司についていこうと思うようになりますよ。
人望がないと感じたら、早めに対策を打って改善していこう!
人望がないとは、周りの人たちから信頼されていないことを意味します。頼りにされたり、逆に自分が助けてほしい時にサポートを受けることも少ないでしょう。
人望がない人には共通した特徴がみられるため、自分が当てはまるかどうかチェックしてみてください。
上司としての威厳が欲しい、人望を得たいと思ったら、周囲から信頼されるための方法を実践しましょう。仕事はもちろんプライベートでも活用できますよ。
【参考記事】はこちら▽
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