マンネリの意味とは?マンネリ化したカップルの状況/解消法/予防策を解説
「最近マンネリかな?」と感じているカップルへ。
お互いに大好きで、付き合った恋人。付き合い立ての頃は、一緒にいるだけで嬉しく感じるものです。しかし、数年経つと一緒にいてもそれが当たり前で、だんだんと会話が減り、特に楽しくなくなってきます。いわゆる「マンネリ」という状態です。
彼氏と彼女の関係がマンネリ化してしまうと、「この人とずっと一緒に居ていいのかな」「もう昔みたいな関係に戻れないのかな」と不安になってしまうことでしょう。そのような悩みを抱えている方のために、今回はマンネリの原因や解決法、さらには予防策までご紹介します。
大前提として「マンネリ」の意味とは?
普段からなんとなく口にしている「マンネリ」という言葉ですが、そもそもどんな意味があるのでしょうか?
「付き合い始めて数年経った頃に、お互いなんだかそっけない感じになって…」と、なんとなく自分では理解できるけれど、はっきりと意味を説明をしようと思うと案外難しいですよね。
そこで、「マンネリ」の語源や由来を紹介します。
マンネリの語源や由来は?
マンネリという言葉は、辞書には「同じ行動・技法・形式などが惰性的に繰り返され、新鮮みや独創性がなくなること」と書かれています。
もともとは、芸術などの型に固執する様を表した「マンネリズム」という言葉から来ているそうです。
さらに、「マンネリズム」はその固執している型や様式を示す「マナー」から派生しているといわれています。
マンネリとは具体的にどんな状態?マンネリ化した時の状況とは
マンネリになっている状態とは、具体的にどんなシチュエーションなのでしょうか?
人によって違うとは思いますが、多く当てはまったら、あなたもマンネリ化しているかもしれません。
- 連絡をとらなくなったり、会わなくなったりする
- お出かけデートでもラフな服装やノーメイクなど、お互いに身なりが適当になる
- 恋人に対する興味や関心が薄くなる
- せっかく会っても、お互いに別の作業をしている
- 良くも悪くも恋人に対して気を遣わなくなった
- 些細な理由で喧嘩する機会が増えた
- キスやハグ、夜の営みなどスキンシップがめっきり減った
状況1. 連絡をとらなくなったり、会わなくなったりする
マンネリになったカップルは、コミュニケーションが希薄になっていきます。付き合い始めたときは、相手からの連絡が来るのが待ち遠しかったのに、マンネリ化すると返事がなかなか来なくても気になりません。
また、デートの回数も減り、週末はお互いに友達と遊びに行ったり、一人でのんびり過ごしたりと二人で会う日が少なくなってしまいます。
状況2. お出かけデートでもラフな服装やノーメイクなど、お互いに身なりが適当になる
付き合い始めた頃のデートでは服選びに時間をかけ、メイクもばっちりキメたりと気合十分で臨んでいた方も多いことでしょう。しかし、付き合いが長くなるなど二人で出かけることに特別感がなくなってしまい、ついつい気が緩んでしまいます。
相手に好印象を与えられるかどうかを考えることが減ると、カップルがマンネリ化した証拠だと言えます。
状況3. 恋人に対する興味や関心が薄くなる
長い間一緒に居るカップルは、お互いのことを知り尽くしてしまいます。それでも日々生活をしている中で、新しい趣味を持つなど変化があるはずなのですが、そうしたことを知りたいという考えすら浮かんでこないこともあります。
さらにひどい時は、もはや自分の恋人のことを思い出すことすら、少なくなっているかもしれません。
2人の関係が安定しているからこそでしょうが、それで満足しているとマンネリに陥ってしまいます。
状況4. せっかく会っても、お互いに別の作業をしている
例えば、自宅デートの時に彼女はスマホで友達とLINEをし、彼氏はテレビゲームをしているなど、せっかく一緒に居るのに別々のことをしているパターンがあります。
また、レストランでご飯を食べているのに、黙ってスマホをいじっているカップルを見たこともあるかもしれません。
このようなカップルは、お互いのことが空気のような存在になり、一緒にいること自体がルーティンワークになっています。これもマンネリ化の一つです。
状況5. 良くも悪くも恋人に対して気を遣わなくなった
彼氏と彼女とはいえ、あくまでも他人です。そのため、最低限の気遣いや礼儀は必要なもの。しかし、あまりに一緒に過ごしすぎて、相手が何かをしてくれた時の「ありがとう」や悪いことをしてしまった時の「ごめん」がなくなり、「言わなくても分かる」といった雰囲気が出てしまうことがあります。
このような気持ちが大きくなってくると、恋人を個人として尊重することが難しくなります。相手に気を遣わないのは、2人がマンネリ化した証です。
状況6. 些細な理由で喧嘩する機会が増えた
付き合い立ての頃はちょっと腹が立っても冷静になって立ち止まるという思いやりがあったと思いますが、その思いやりすらなくなると、喧嘩にすぐ発展してしまいます。マンネリ化したカップルは、このようなことが起こりやすいのです。
ちょっとしたことでも喧嘩になるのは、相手の立場になって考えることが減ったからだと言えます。
状況7. キスやハグ、夜の営みなどスキンシップがめっきり減った
好きだという気持ちを確認しあうために、言葉で「好き」と伝えるのはもちろん大切ですが、キスやハグ、夜の営みなど、行動をもってお互いの愛を示すことも重要です。しかし、そうした行為も時が過ぎると新鮮味がなくなり、自然と数が減ってしまいます。
また、長く付き合っていると、スキンシップで愛情を示すこと自体が面倒くさくなる場合もあります。これも、マンネリ化したカップルの状況です。
該当したら要注意!マンネリ化しやすいカップルの特徴
マンネリ化は、カップルに起こりがちな問題です。しかし、どのカップルもマンネリになるわけではありません。実は、マンネリになりやすいカップルの特徴というものがあるのです。あてはまる項目があったとしたら、改善が必要かもしれませんよ。
特徴1. 毎日会うなど、一緒に過ごす時間が長い
どんどん関係に新鮮さが失われてしまうのが、マンネリの特徴です。特に、同棲していたり、会う頻度が高いカップルはマンネリになりやすくなります。
なぜなら、顔を合わす機会が多いので、相手のことを知り尽くし、会話もよくするからです。
長年連れ添った夫婦にもありがちですが、あまりに顔を合わせすぎていると「飽きたな」「いつも隣にいると、うっとうしいんだよね」といった感情が生まれてしまいます。
特徴2. デートプランやコースがパターン化している
一緒にワクワクする気持ちを味わう機会がないカップルも、マンネリになりやすい特徴があります。例えば、デートで行く場所や流れがいつも同じようならば、危険信号です。
また、遠距離恋愛中のカップルも気をつけなければいけません。大抵がお互いの家の近所か中間地点で会うことになるため、デートプランがパターン化しやすくなります。
特徴3. 進展するのが異常に早い
恋愛は、「キスをするのはいつだろう?」「初めて相手の家に遊びに誘われるのが楽しみだな」などと、ドキドキしながらステップを踏んでいくもの。
しかし、こうした展開があまりにも早すぎたり、付き合ってすぐに体の関係になってしまったカップルは、マンネリ化しやすいものです。
もう二人の間で一通りのことは全てしてしまったという気持ちが、カップルの生活をなんだか味気ないものにすることがあります。
特徴4. SNSで幸せアピールをするなど、恋をするとのめり込みやすい
SNSの投稿で、彼氏や彼女とデートに行った時の写真をあげていたり、「○○、いつもありがとう!」と幸せアピールをしている人も多いものです。仲が良いのは素敵なことなのですが、そうしたカップルは最初に恋の炎を燃やしすぎるあまり、早々に燃え尽きてしまいます。
また、幸せアピールをする話題が減ると、急にやることもなくなってしまい、無気力なカップルライフに陥りがちになるため、マンネリ化するのも早いのが特徴です。
特徴5. 連絡頻度や会う頻度が根本的に少ない
会う頻度が多いと新鮮さがなくなり、マンネリ化の原因となります。しかし、会わなさ過ぎてもよくありません。コミュニケーション不足になっていると、お互いの愛情を伝え合う機会がありませんし、相手を「好きだな」と改めて再確認する方法もなくなってしまうのです。
あまりに会わない日が続くと、もはやパートナーのことを必要としなくなってしまうかもしれません。
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カップルや夫婦がマンネリ化してしまう原因
マンネリ化してしまうカップルには特徴があります。では、そうした状況の中で、具体的に二人の関係がマンネリになる原因となるものは何でしょうか?
これを知ることで、打破する方法も自ずと見えてくるため、確認していきましょう。
- お互いに思いやる気持ちが薄れてきたから
- 恋人と頻繁に会えないのに慣れてきたから
- やりたい事をある程度やり尽くしたから
- 同棲を始めるなど、一緒に過ごす時間が増えたから
- いつも同じデートばかりで新鮮さが感じられないから
原因1. お互いに思いやる気持ちが薄れてきたから
付き合っていく以上は、お互いのことを大切にすることが重要です。それを意識しているとその姿勢が相手にも伝わり、二人の仲は深まるものです。
しかし、その感情がなくなると、お互いを気に掛ける必要もなく、関係はどんどん希薄になっていきます。相手を思いやる気持ちというのは、カップルにとって基本的な感情なのです。
原因2. 恋人と頻繁に会えないのに慣れてきたから
恋人に会えないと、「寂しい」「早く会いたい」という気持ちになり、その分会った時には嬉しくて、燃え上がってしまいます。そのため、寂しいという感情は見方によっては良いものなのです。
しかし、あまりにも会えない日が続くと、その感情は薄れてきます。相手が居ないことに慣れてしまうと、会わないことが普通になってしまいます。また、一緒に過ごしたいという思いも軽減し、マンネリ化するのです。
原因3. やりたい事をある程度やり尽くしたから
付き合う前には、キスや手繋ぎデートを夢見て、「早くそんな日が来ないかな」と待ち焦がれる場合も多いでしょう。また、「こんなところに二人で旅行したい」という願望などもあったかもしれません。
ところが、それを達成してしまうと、その先の未来をイメージできなくなることがあります。そして、しだいに相手への興味や二人の将来像もなくなっていってしまうのです。
原因4. 同棲を始めるなど、一緒に過ごす時間が増えたから
マンネリにならないためには、会う時の楽しさやドキドキ感が失われないことが大切です。ただ同棲を始めるなどで、一緒に過ごす時間がありすぎると、そばに居るのが当たり前になり、一緒にいて嬉しいという感情が薄れてしまうのです。
同棲などをする前は、毎日一緒に過ごせることが楽しみで仕方がないでしょうが、いざ暮らしてみると、その感情を持ち続けることは難しいと言えます。
原因5. いつも同じデートばかりで新鮮さが感じられないから
「新鮮さ」というのは、マンネリを語る上で外せない重要なキーワードです。いつも同じようなデートをしていたら、「はいはい、またあそこね」と分かりきった展開が続き、もはや何も新しいことを期待しなくなります。
それを続けていると、デートに楽しいという感情がなくなってしまうのです。デートには、行ったことのないスポットに挑戦してみるなど「新鮮さ」というスパイスを加える必要があります。
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マンネリ化したら別れるべき?マンネリした状況を打破する解決法
もうすっかりマンネリ化してしまったという人は、恋人との関係は諦めた方が良いのでしょうか?実は、そんなことはありません。ちゃんとマンネリを打破する解消策があるのです。
諦めずに、今からお伝えしていくことに挑戦してみましょう。
- 初デートの場所など、初心を2人で振り返ってみる
- 思い切って旅行に出かけてみる
- 冷却期間を設けるなど、一度距離を置いてみる
- 誕生日や記念日に彼氏や彼女へサプライズをしてみる
- 二人で楽しめる趣味や習い事を始めてみる
解決法1. 初デートの場所など、初心を2人で振り返ってみる
マンネリを感じたら、何の縁もなかった頃の気持ちを思い出しましょう。そのためには、初デートの場所や告白された場所に行ってみることをおすすめします。
「初心を思い出すツアー」と題して、いろいろな思い出のスポットを1日かけて巡ってみるのも良いかもしれません。
「あの頃はあんなに大好きだったな」「ここで一生幸せにするって誓ったな」などと具体的な感情を思い出せば、これからの生活でもその気持ちを持って、相手に接することが出来るようになるでしょう。
解決法2. 思い切って旅行に出かけてみる
旅行は新しい出会いの連続なので、マンネリカップルにはぴったりでしょう。見るもの全てが新鮮ですし、旅先で何が起こるか分からないというスリルもあります。
また、旅行は単純に楽しいですし、盛り上がった気分の中で一緒に過ごすことによって、二人でいる時の幸せを再確認できそうです。旅行を通して、相手の新しい一面も見えてくることでしょう。
解決法3. 冷却期間を設けるなど、一度距離を置いてみる
マンネリを解決するには、相手への感謝の気持ちを思い出すことが大切です。そのためには、相手と一度距離を置くというのも立派な選択肢。
これは嫌いだから離れるのではなく、一緒に居るのが当たり前の恋人とあえて離れてみることで、お互いのことを冷静に考えるためのものです。
ただ、相手に伝える時は「距離を置きたい」の一言では誤解を招きかねないので、必ず目的もきちんと伝えましょう。
解決法4. 誕生日や記念日に彼氏や彼女へサプライズをしてみる
サプライズは、相手の心を揺さぶる効果的な解消法です。例えば彼女が行ってみたいと言っていたホテルの高級ディナーに連れて行ったり、彼が欲しいと言っていた時計をプレゼントしてみたりと、その方法はいくらでも考えることができます。
「喜ばそうとしてくれた」「自分の欲しいものを覚えていてくれた」という感動が、パートナーへの愛を思い出す強烈なきっかけになってくれることでしょう。
解決法5. 二人で楽しめる趣味や習い事を始めてみる
二人で何かに挑戦することは、今までにない刺激や感情を共有でき、マンネリ化したカップルには効果的です。例えば、お互いにやったことのないスポーツにチャレンジする、楽器を習ってみるなど、どちらにとっても新鮮さをたくさん感じられるものを選びましょう。
近くで開かれている教室一覧を見て、あれこれ言いながら吟味するのもまた、二人の関係を戻すための大切な時間になります。
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いつまでもラブラブでいたい!マンネリを予防する対策とは
マンネリを解消する方法はいくつかありますが、1番良いのはそもそもカップルがマンネリにならないことだと言えます。
まだマンネリになっていないのならば防止策をとり、マンネリ化を徹底的に遠ざけてしまいましょう。
- 好きの気持ちや愛情表現を日頃から伝えるようにする
- 「やってもらって当たり前」ではなく、感謝はしっかり口に出して伝える
- デートの際は、服装やメイク、髪型など身だしなみに気を配る
- お互いに尊重できる信頼関係を構築する
- 記念日や誕生日は2人でお祝いする習慣をつくる
予防策1. 好きの気持ちや愛情表現を日頃から伝えるようにする
相手を大切に思っている気持ちを、惜しむことなく伝えるようにしてください。そのためには言葉で「好き」だと伝えるのも良いですし、相手が仕事から帰ってきたときに、玄関まで迎えに行ってキスするなど行為で愛情を表すなどが効果的です。
そうした日頃からの積み重ねが、気付けば大きな柱となってくれます。そして、二人の関係をいつまでも円満なものにしてくれることでしょう。
予防策2. 「やってもらって当たり前」ではなく、感謝はしっかり口に出して伝える
「ありがとう」は、人が関係を築く上で本当に重要な言葉だと言えます。どんなに小さなことでも、「ありがとう」とはっきりと感謝を伝えることで、相手は嬉しくなるものです。
そうすることで、「もっと恋人のために何かやってあげよう」という気になり、相手に親切に接したくなります。お互いがこの言葉を口にしていれば、マンネリを防止することができるのです。
予防策3. デートの際は、服装やメイク、髪型など身だしなみに気を配る
いつも行く場所でも、何度目のデートでも、身だしなみにはしっかり気をつけましょう。一緒に歩いている恋人が素敵だと、誇らしい気持ちになるものです。
さらに常に努力を惜しまない姿勢を忘れないことで、パートナーから「やっぱり大好きだな」と惚れ直されます。デートの時は大好きな人のことを意識しながら、準備するようにしましょう。
予防策4. お互いに尊重できる信頼関係を構築する
信頼関係は、付き合う上で重要なものです。それが崩れてしまうと、別れに一直線になってしまうことがあります。「嘘はつかない」「常に相手に誠意を持って接する」といった、人として当然のことを常に心がけておく必要があります。
確かに、それらを積み重ねるのは意外と大変なことです。しかし、その分積み上げたものはなかなか崩れず、しっかりと二人の関係を支えてくれます。
予防策5. 記念日や誕生日は2人でお祝いする習慣をつくる
イベントごとは、カップルにとっても刺激的な出来事ですよね。いつも一緒に過ごしていても、記念日や誕生日となると、やはり特別感が出てくるものです。そんな日を一緒に過ごせば、二人の絆を深めることが出来ます。
例えば、誕生日には「あなたが生まれてきてくれて嬉しい」。記念日には、「いつも一緒に居てくれてありがとう」などと、少し恥ずかしいような言葉でも伝えるようにしましょう。
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マンネリを未然に防いで、幸せな恋人生活を楽しんで!
長い間、一緒の時間を過ごすことで、マンネリ化に陥るカップルは多いものです。しかし、落ち込む必要はありません。その状態を解消や防止するために、二人で行動を起こすことが大切です。
お互いに好きになって付き合い始めたのですから、またいつでも相手を好きな気持ちを思い出せることでしょう。ぜひ前向きに、恋人との関係に向き合って行ってくださいね。
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