SNS疲れを感じる7つの原因。蓄積したストレスを解消する方法とは?
そもそも「SNS疲れ」とは?
「SNS疲れ」とは、LINEやTwitter、インスタなどのSNSを頻繁に使うことによって生じる心理的な疲労感や気疲れのことを指します。
そして、一般的な「疲れ」は、過度の肉体的・精神的活動や病気によって生じる身体的な減退状態のことなので、
「原因がわからないけど、なんとなくだるい…」といったSNS疲れとは少し質が違うといえますよ。
【自己診断】SNS疲れの10の特徴|あなたはいくつ当てはまる?
SNS疲れとはどんなものかは分かってもらえたと思いますが、具体的にはどんな症状があるのでしょう。
以下にSNS疲れの特徴を挙げます。3つ以上当てはまったらSNS疲れを感じている状態ですよ。ぜひチェックしてみてくださいね。
- どこに行ってもインスタ映えを意識してしまう
- いいねが少ない投稿は消した方がマシと考えてしまう
- フォロワーが減ると辛い気持ちになる
- スマホに触る度にSNSを開く
- SNSをやめたいのにやめられない
- 既読無視や未読無視をされると悲しくなる
- SNSでの友情が現実とリンクしていると思う
- 友人のストーリーを見て嫉妬することがある
- SNS上での自分とリアルの自分に差がある
- 友人の投稿にいいねを押さないと仲間外れにされそうと思う
SNS疲れを感じる7つの原因|ストレスを感じてしまうのはなぜ?
「SNSを見るのは楽しいけど、なぜか疲れるんだよね…」
「他人の投稿が良いと、たまにイライラするのはなぜだろう…」
SNSは見ているだけでも楽しいですが、使い過ぎてしまうと心理的な悪影響が出ることも。
ここでは、SNS疲れの原因となる7つのことをご紹介しますので、当てはまるところがないか確認してみてください。
- 他人と比較して劣等感を抱くから
- 他人からの評価を気にしすぎてしまうから
- 気を遣い過ぎてしまうから
- 無意識に一日中見てしまうから
- 仲間外れにされたくないから
- 関わる人の数が増え過ぎてしまうから
- SNS上で“いい人”を目指してしまうから
原因1. 他人と比較して劣等感を抱くから
インスタなどの投稿を見ていると、いろんな種類の写真が流れてきます。中には、あなたの生活とはかけ離れた投稿があることも…。
例えば、
- 美味しそうな食べ物の写真
- 高級なホテルや綺麗な景色の写真
など。
そんな投稿ばかり見ていると、自分の現実とは大きく違っていて、嫉妬したり、劣等感を抱いたりして疲れることもあるでしょう。
原因2. 他人からの評価を気にしすぎてしまうから
自分がいいと思って上げた投稿にどんな反応があるのかは、誰もが気になるところですね。
しかし、「自分を見て欲しい」という承認欲求が強いと、
- 自分の投稿のいいねの数がとても気になる
- いいねがついてないと、その原因を永遠に考えてしまう
など、他人からの評価を気にしすぎてしまうことが疲れの原因に…。
原因3. 気を遣い過ぎてしまうから
自分の投稿した写真やコメントが、他人からどのように見られているかが気になるのは、誰もが抱く心理。
でも、その気になる気持ちが行き過ぎてしまうと、
- 自分の投稿に対するフォロワーの反応が気になる
- 写真やコメントから、何か詮索されてしまうかもと思う
などと考えてしまい、精神的に疲れることも。
原因4. 無意識に一日中見てしまうから
ふと時間ができた時、何気なくスマホを手に取ってしまう人は多いでしょう。
例えば、
- SNSを見ていると、気づけば長い時間たっていた
- 一度開くと、他の投稿も気になって見てしまう
など、気づいたら一日中見てしまっていることも。
しかし、SNSを長く見ていると多くの情報が入ってくるので、脳に大きな負担をかけていることになります。
それが原因で「なんか疲れた…」という状態になってしまうのでしょう。
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原因5. 仲間外れにされたくないから
SNSにはいろんな人が投稿しているので、少し目を離すと話題についていけてないことも。
「乗り遅れないようにしよう」という心理から、
- グループチャットには常に反応を返す
- SNSのリプ欄を常にチェックする
などの行動を常日頃からしていると、反応できなかった時に相手を待たせている気がするので、心の負担になってしまいます。
原因6. 関わる人の数が増え過ぎてしまうから
SNSで投稿し続けていると、自然とフォロワーの数が増えていくもの。フォロワーが多いと、いろんな投稿が目に入りますよね。
その中には、
- 自分が好まないような投稿
- 反応しづらいリプ
などが出てくる可能性があります。しかし、ブロックするにも罪悪感を感じてしまい、悩みに悩んでストレスとなってしまうのです。
原因7. SNS上で“いい人”を目指してしまうから
SNS上での関係がリアルにも反映されると思ってしまい、「投稿に反応しないと悪い気がする...」という気持ちに駆られます。
そんな人は、
- フォロワー全ての投稿にいいねを付けないと気が済まない
- リアルな友達の投稿にはリプを付けるようにしている
など、頻繁にSNSをチェックしなければいけないと自分を苦しめているので、ストレスを感じてしまいます。
事前にSNS疲れを予防する6つのコツ|SNSとの上手な付き合い方って?
「SNS疲れにならないようにするには、どうしたらいいんだろう?」
「SNSとうまく付き合う方法が知りたい…」
なんとなくだるいといった症状のあるSNS疲れにはなっていなくても、最近SNSを見すぎているという人は、予防する方法が知りたいですよね。
ここからは、SNS疲れしないコツを6つご紹介します。
コツ1. 単純にSNSの時間を減らす
すごく単純な話ですが、SNSを気にする時間が減れば、SNSによるイライラが解消されるでしょう。
SNS疲れが気になるなら、物理的にSNSに触れる時間を減らすように意識してみて。
ただ、急に全く見ないようにするのは逆にストレスになる可能性もあるので、
- 1日のうち、決まった時間帯だけ見るようにする
- アプリの時間制限をかける
など、適度に時間制限するのがおすすめ。
そして、空いた時間を睡眠や運動、読書などに使うと、さらにストレス解消になって有意義な1日が過ごせますよ。
コツ2. 自分に害のない人とだけ絡むようにする
Twitterやインスタなどは匿名性が高いため、人を傷つけるような言葉をあえて使う人もいます。そのため、自分に害のない人と付き合うのも良い方法です。
余計なSNS疲れを避けるためには、
- 自分の考えと合う人だけフォローする
- フォロワーの中で合わないなという人は、通知や表示をオフにする
など、付き合う相手をこちらから選べるというメリットを十分に使って、自分と合う人だけを選んで絡むようにすることがおすすめです。
絡む相手を選ぶだけでも心理的なイライラはかなり解消されるでしょう。
コツ3. 趣味垢を作る
リアルな知り合いや友人に投稿を見られないことで、気を遣うことがなくなり、SNS疲れにならないことも。
例えば、
- 投稿するジャンルごとにアカウントを切り替える
- 知り合いに見つからないような名前でアカウントを作る
など、リアルとは関係のない趣味垢を作ることで、周りの目が気にならなくなりますよ。
知り合いの目がとても気になるという人は、自分の好きなことを投稿できるアカウントを作って、SNS疲れを解消しましょう。
コツ4. 通知をオフにして意識を向きにくくする
SNSを開いてしまうのは、通知が来るからかも。
そんな時は、アプリを開く回数を物理的に減らすために通知をオフにしておきましょう。
SNSに意識が向きにくくなったり、自分が必要な時だけSNSを利用できるので、SNSに振り回されることがなくなるでしょう。
自分のペースでSNSを利用できるように設定を変えてみてくださいね。
コツ5. SNS上の投稿は非日常だということを理解しておく
インスタなどのSNSでは、映える投稿が目に付くもの。
しかし、必ずしもその投稿が日常だというわけではないので、自分の生活と比べて劣等感を持つ必要はありません。
他人の綺麗な投稿に嫉妬するのではなく、
- SNSの投稿は、良い部分しか写していないと思っておく
- ハッピーな投稿が目に付くだけだと思う
など、SNSに流れてくる投稿は非日常だと理解しておくのがおすすめ。そうすればイライラも溜まりにくく、SNSで疲れることもありませんよ。
コツ6. 周りを気にせずにもっと気楽にやってみる
SNSはいろんな良い投稿があるので、自分も同じようなクオリティを目指してしまって疲れることも。
流れてくるいろいろな投稿と自分の投稿を比べるのではなく、
- 自分の好きな写真を好きなように投稿する
- いいねやリプの数を気にしない
など、周りを気にせずに気楽に情報発信することを意識すればストレスも溜まらないでしょう。
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SNS疲れを感じた時におすすめ!すぐに試したい4つのストレス発散方法
「SNSでイライラした時は、どうやって解消すればいいんだろう?」
「SNSで溜まったストレスを発散する、具体的な方法が知りたい!」
自分がSNS疲れに陥っているなと思っても、どうやって発散すればいいのか分からないことも。
ここでは、SNS疲れをした時のストレス発散方法を4つ具体的にご紹介します。
対処法1. 他の趣味に没頭する
TwitterやインスタなどのSNSは、暇な時間があるからつい見てしまうもの。開いている時間を他のことに費やせば、SNSを見る機会は減るでしょう。
- 空き時間は読書などをして、スマホのアプリを触らないようにする
- ダンスや書道など、新しいことにいろいろチャレンジしてみる
など、自分のやりたいことに没頭すれば、SNSに触れる時間が減り、SNS疲れやイライラも解消されますよ。
この機会にぜひ、やりたかったことに着手してみてくださいね。
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対処法2. リアルの友人とリアルで会う習慣を作る
LINEなどで会話をするのは便利ですが、文章のみでのやりとりなので誤解を生んでしまい、それがストレスになることもあります。
- リアルな友達とはSNSで会話が弾んできたら、なるべく会って話する
- SNSだけの繋がりだけでなく、定期的に遊ぶ機会を作る
など、リアルな友達とはリアルで会うようにしましょう。
実際に会って話をすることで相手の感情が読み取りやすくなり、会話も弾み関係も深めることに繋がりますよ。
対処法3. SNSやアカウントを使い分ける
SNS全てに知り合いがいると、リアルでもSNSでも気を遣いすぎてストレスとなることがあります。
- LINEは親しい関係の人だけ、Twitterやインスタはリアルな友達とはつながらない
- アカウントを複数持って、使い分ける
など、目的によってSNSを使い分けることで、SNS疲れを軽減することができるでしょう。
SNSで気を遣いすぎてしまうという人は、少し面倒かも知れませんが試してみる価値はありますよ。
対処法4. 「映え」や「バズり」に執着するのをやめる
せっかくSNSにあげるんだから「映え」や「バズり」を意識したいと考える人も多いでしょう。
しかし、そのために頑張って写真を撮ったり、興味がないのに話題のお店に行くことで疲れることも。
- 自分が本当に綺麗だと思った景色をあげる
- 行きたかったお店を紹介する
など、ありのままの自然体で表現するほうが楽しそうな様子が周りにも伝わるでしょう。
「映えを狙うの疲れるなぁ」と感じている方は、自分の好きな写真だけをあげてみて。
SNSをやめることで得られる5つのメリットとは?
ここまでで、SNS疲れの原因や対処法が分かってもらえたと思いますが、実はSNSをやめると、SNS疲れが解消する以外にもいろいろなメリットがあります。
一体どういったメリットがあるのか気になりますよね。ここからは、SNSをやめたときのメリットを5つご紹介します。
メリット1. 隙間の時間を有意義に使える
SNSを見ていると、やめたいのにやめられず、いつの間にか何時間も経っていたという経験のある方も多いでしょう。
SNSを使っていた隙間時間を、
- 趣味や自己研鑽の時間
- 家族や友人とのコミュニケーションをとる時間
などに使えば、交友関係を深めたり、自己成長につなげたりすることができますよ。
SNSを見るのも楽しいですが、自分のためにより有意義な時間を確保しましょう。
メリット2. 自己肯定感が高まる
自分が他人からどのように見られているかばかりを気にしていると、イライラや自己嫌悪につながることも。
他人の反応を気にしないようにすると他人と比べる機会が少なくなるので、
- 自分のプラス面とマイナス面を素直に受け入れることができる
- 自分がどう考えるかにスポットが当たる
など、自分をしっかり見つめることができて自己肯定感が高まりますよ。自分に自信がないなと思う方は、SNSを使う頻度を減らしてみてください。
メリット3. 自力で情報収集をするようになる
TwitterなどのSNSに流れてくる情報は、有意義なものも怪しいものもいろいろ含まれています。
SNSを見る時間を減らすことで、変な情報を全て受け入れるのではなく、
- 自分に必要な情報だけを選ぶ
- 必要な情報から、自分で考えることができるようになる
など、自力で情報収集して適切な判断を下せるようになるでしょう。SNSの情報に流されがちな人におすすめですよ。
メリット4. 本気でやりたいことが見つかる
SNSで他人にことばかり気にしていると、自分が何をしたいのか分からなくなることも。
SNSに触れる時間を減らすことで、
- 自分と向き合う時間が増える
- 余計な情報が入ってこなくなるので、やりたいことに集中できる
など、自分のことを考える時間が増え、本気でやりたいことが見つかるかもしれませんよ。
今、何をやりたいか迷っている方は、SNSを減らして自分を見つめ直してみましょう。
メリット5. QOLが上がる
スマホを見ることが多くなると、生活のいろんなところに悪影響が出てきます。
そんな中、SNSを見る時間を減らすことで、
- 睡眠の時間や質が向上する
- 集中力や認知能力が向上し、仕事や勉強の効率が上がる
など、QOLが爆上がりするでしょう。最近、仕事の調子が悪いなと感じている方は、一度試してみる価値がありますよ。
SNS疲れを感じている人は、早めに対処法を試してみて。
SNSをよく使う人は、心理的に「楽しいけど疲れる」といった症状が出ている人もいるでしょう。
今回は、そんなSNS疲れの症状や原因だけでなく、対処法やSNSを抑えるコツ、SNSをやめたときのメリットまで詳しくご紹介しました。
SNS疲れの症状に当てはまる人は、本記事を参考に、SNS疲れを解消し、SNSと上手く付き合うようにしましょう。
【参考記事】はこちら▽
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