“体育会系”の意味とは?上下関係が厳しい人の特徴や企業の特徴14選
そもそも「体育会系」の意味とは?
『体育会系』とは、上下関係に厳しく根性論を大事にしている気質を意味する言葉。
高校や大学の運動部など、体を動かす部活で重視されていることから『体育会系』と名づけられました。
そして、その体育会系という言葉は部活だけにとどまらず、
年長者や先輩を大事にしたり、「頑張ってやり遂げるぞ」と根性で乗り切ろうとする人や企業に対しても、『体育会系』とよばれています。
後輩から先輩に意見が言いやすい文化系とは違い、体育会系の人は目上の人に意見を言うことは滅多にありません。
体育会系と言われる人の7つの特徴|性格や行動の共通点とは?
「あの人って体育会系かも…。」
「体育会系の人ってどう見分けるの?」
体育会系という言葉は知っているけれど、どんな特徴があるのかわからない人も多いでしょう。
そこでここでは、職場の上司や同僚、友達などを見分けられるように、体育会系の人の特徴を詳しく解説します。
どんな人が体育会系に当てはまるのか、見ていきましょう!
- 最後まで諦めずにやり遂げる力がある
- 負けず嫌いでプライドが高い
- いつも周囲に友達が集まってる人気者
- 落ち込む時はとことん落ち込む
- 涙もろく情に熱い
- 男性の場合、女の子が大好きでモテる人が多い
- いつも話の中心で、大げさに話を盛る癖がある
特徴1. 最後まで諦めずにやり遂げる力がある
体育会系の人の共通点は、「強い精神力があれば何事も成し遂げられる」という信念をもっていて、最後まで諦めないこと。
例えば営業のノルマが厳しくても、睡眠時間や食事時間を削ってでも達成しようとします。
「頑張ればできる!」と自分を励ましてチャレンジし続ける根性があるから、途中で「もうやめた」と放棄せずにやり遂げられるのです。
特徴2. 負けず嫌いでプライドが高い
最後までやり遂げる根性がある人は、長年運動部などで努力してきた人が多いため、「絶対に負けられない!」というような勝ち気な性格になりがちです。
ポジション争いなどで競争精神が養われているので、会社でも「同期の中で1番出世するぞ!」とトップを目指して日々努力します。
プライドも高いので「自分は必ず勝つ」と信じて頑張れるタイプといえますよ。
特徴3. いつも周囲に友達が集まってる人気者
体育会系の人の多くは何事にも大らかで明るい人柄が多く、「この人と一緒にいると楽しい」と思われて、クラスや職場でも周りに人が集まる傾向があります。
誰かの悪口ではなく自分の失敗談など、みんなが楽しく笑える話題で場を盛り上げて、嫌味のない明るさで人を魅了するのです。
その場の中心的存在になりやすく、いつも周りに友達などが集まっています。
特徴4. 落ち込む時はとことん落ち込む
体育会系の人は何事も全力で打ち込むため、失敗するととことん落ち込んでしまう傾向があります。
例えば、毎日早朝から出勤して時間をかけて作った提案書が「何が言いたいのかよくわからないな」などと会議でダメ出しされると、
「俺ってダメなのかな」と自分を全否定された気分になることも。
頑張るときだけでなく、落ち込む時も全力で考え込んでしまうのは体育会系の人の分かりやすい特徴と言えますよ。
特徴5. 涙もろく情に熱い
勝負にこだわる人は一生懸命に取り組む大変さを知っているので、仲間が頑張っていると「ガンバレ!」と応援したり、できる限りサポートします。
そして、必死に応援することで気持ちが入り、涙もろくなることも。
例えばマラソン大会などで仲間を応援していて、力が入りすぎて途中で泣いてしまうことがあります。
泣きながらも「あと少し!ガンバレー」などと大声で熱く応援しようとするのです。
特徴6. 男性の場合、女の子が大好きでモテる人が多い
体育会系の男性は、「女の子にモテたい」という心理から運動を始めていることがあります。
そのため、大人になっても「モテたい」気持ちは残っていて、女性へのアプローチを積極的にする傾向に。
例えば合コンで、「俺、学生時代にサッカー部のキャプテンだったんだよね。今度一緒に試合観戦しない?」などと女性を誘います。
そして「えー!キャプテンなんてすごい!一緒に行きたいなぁ」と女性陣からチヤホヤされると満足するのです。
特徴7. 話の中心にいることが多く、大げさに話を盛る癖がある
スポーツで自分の気持ちを出してプレーすることが多かった人は、「注目されたい」という心理から、人との会話中も存在感を出そうとします。
そのため、注目されるために大袈裟に話をすることも。
過去に野球でホームランを打ったことがあるなどの経験談を話す時も、普通のホームランなのに「場外ホームランで伝説になった」などとつい話を盛ってしまうでしょう。
みんなが「すごいね!」と反応してくれるのを狙っているのです。
体育会系の特色が強い企業の7つの特徴|入社前に知っておきたい実情とは?
「就活で決まった会社が体育会系かも…。」
「体育会系の会社ってどう見分けるの?」
入社予定の会社が体育会系かどうか、知りたい人も多いでしょう。
どんな社風の会社が体育会系なのか。ここでは、誰でも見極められるように、体育会系企業の特徴を詳しく解説します。
就活や転職活動で決まった会社が当てはまるかどうか、チェックしてみてくださいね。
特徴1. 上下関係が明確で、先輩に対して礼を尽くす
体育会系企業は、「年長者を大事にする」という風土があるので、年齢を重視する節があります。
例えば、後輩が取引先に対してミスをしてしまった時など、先輩が一緒に謝罪しに行くなど、先輩は先輩としての責務を果たします。
それに対して後輩は、「先輩のおかげで、先方との信頼関係が崩れずにすみました。ありがとうございます」と感謝の気持ちを必ず伝えます。
能力やポジション、役職よりも年齢などの上下関係が厳しく、先輩に対して礼を尽くすのが体育会系企業の特徴です。
特徴2. スポーツをしていたと思われる「ガタイがいい人」が多い
「社員全員一丸となって…」のスローガンを掲げるなど体育会系の社風がある企業は、体育会の経験がある人が就職しやすい傾向があります。
高校や大学の部活動や体育系サークルで「みんなで頑張って、大会に勝とう!」といった熱い雰囲気を経験しているので、同じようなノリに惹かれやすいのです。
そして、その会社の男性たちは決まってガタイがいいという分かりやすい特徴も…。
「ここはジムなのかな?」と勘違いするくらい、背も高くて肩幅も広い筋肉質な人が多い会社はほぼ確で体育会系の会社と言えますよ。
特徴3. ストイックな性格の人が多い
体育会系の人が集まる企業は、部活やスポーツに打ち込んでいた時代からの習慣で、「目標を絶対に達成するぞ!」と強い思いをもっている人が多い傾向があります。
そのため寝る間も惜しんで、仕事にストイックに打ち込もうとする傾向が…。
例えば、「来週中に100件の受注をとるぞ!」と決めたら、毎日自分にノルマを課して、その日のノルマが達成できるまで帰宅しようとしないなど、無茶なこともよくします。
特徴4. 挨拶に厳しい
体育会系の企業は、社員の団結力や気合などを高める目的で、挨拶を重視する傾向があります。
朝の朝礼などを利用して、職場のメンバーで挨拶し合ったり、「いらっしゃいませ」などと大きな声で挨拶する練習をしたりします。
覇気がなかったり声が小さかったりする社員は、上司から「もっと気合を入れて!」などと注意されて、何度も練習することも。
特徴5. 平日でも飲み会が多い
体育会系の人が多く集まる会社は、グループや職場の団結力を高めるために、よく飲み会をします。
例えば、新入社員の歓迎会や忘年会、新年会など、何か節目があるとみんなで集まろうとするのです。
飲み会でざっくばらんに話をすることで、お互いの距離が近くなり団結力が高まると思っています。
場合によっては、週の頭の平日でも関係なく飲みに行ったり、自主参加ではなく強制参加の飲み会が多いことも…。
特徴6. 何事もチャレンジさせる
体育会系企業はストイックに仕事に励む社員が多く、後輩や部下にも「全力で取り組んでほしい」という心理から、様々なことにチャレンジさせます。
例えば、入社してすぐの新入社員に会議やミーティングで発言させたり、難しめの資格取得に挑戦させるなど…。
物事に全力でチャレンジして、達成感とやり遂げる楽しさを知ってほしいと思っているのです。
特徴7. 結果が全て
体育会系企業は、高校や大学の部活やサークル活動を「努力でなんとかなる」という精神論で乗り越えてきた人が多く、結果を重視する傾向があります。
そのため目標が達成できない理由を言い訳すると、「やる気がない」と怒られてしまうことも。
例えば、
「昨日は先方の都合でアポが取れませんでした」と言うと、
「先方まで行って、時間が空くまで待ってみたのか?努力が足りないんじゃないか?」などと言われてしまいます。
体育会系企業に向いている人の5つの特徴|どんな人が活躍できるの?
「体育会系企業ってどんな人に向いているの?」
「もし自分が体育会系企業に入社たら活躍できるか知りたい!」
体育会系企業への就職が決まった学生さんなど、入社前に「大丈夫だろうか?」と心配になっている人も多いでしょう。
どんな人が体育会系企業に向いているのか?ここからは、体育会系企業で活躍できる人の特徴を解説します。
特徴1. 先輩とのコミュニケーションを苦に感じない
体育会系企業は年長者を大事にして上下関係を重視しているので、上手に先輩を立てて、先輩からの誘いも積極的に乗れるタイプが向いています。
例えば、
- 営業で好成績を出した時も、「先輩がアドバイスしてくれたからです!」と礼を尽くす人
- 先輩から「お祝いに飲みに行こう!」と誘われても「はい、ぜひ!」と即答できる人
など、先輩とのコミュニケーションが苦手ではない人が活躍できるのです。
特徴2. 礼儀が身についている
体育会系企業は文化系企業に比べて挨拶に厳しいので、礼儀がしっかりと身についている人が多いです。
そのため、学生時代の部活動などで、目上の人や年次の高い人に対しての礼儀がきちんとしていた人にはもってこいです。
入社後は、「ご指導のおかけで仕事ができるようになりました!」と上司などに感謝の気持ちを伝えるなど、目上の人を立てる言動ができる人の方が有利になります。
特徴3. 体力や粘り強さがあり、チームプレーも得意
体育会系企業は結果を出すことが全てなので、どんなに大変な状況でも乗り切れる体力があり、チームで協力して目標を達成できる人が向いています。
チームメンバーで納期に間に合わなそうな人がいる時も、他のメンバーが団結してその人をサポート。
チームプレーでみんなで力を合わせて目標を達成するために頑張れる人におすすめですよ。
特徴4. 自分の目標設定が高い
体育会系企業は「努力するのは当たり前」という社風なので、自然と仕事の目標値が高くなります。それでも解決策を見つけて結果が残せるような、努力できる人が残っていきます。
例えば、営業職なら、営業ノルマが毎年『前年比120%』と厳しめに決められることも。
そんな高めの設定でも、「よし頑張ってやるぞ!」とやる気を出せる人が体育会系企業に向いているのです。
特徴5. ストレス耐性が強い
体育会系企業の社員は、目標達成のために困難や課題解決に向き合わなければならないため、ストレスがかかっても負けない精神力が求められます。
例えば、1日100万円の売り上げを目標150万円と設定されて、実情と理想のギャップを埋めるために試行錯誤しなければならないことも。
理不尽な状況でも、投げ出すことなく売上アップのために頑張ろうとする精神力を持っている人が、体育会系企業向きといえるでしょう。
体育会系の人や企業の特徴を知って、その世界に飛び込んでみよう。
この記事では、体育会系の人や企業の特徴、どんな人が向いているのかについて詳しくご紹介しました。
体育会系はなんとなく怖いイメージだったり、近寄りがたいイメージがあるかもしれませんが、人情に厚いなど、良いところもたくさんあります。
ぜひこの記事を参考にして、今後の人付き合いや就活、ビジネスに役立ててくださいね。
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