質問に質問で返す人の“6つの心理”。イライラしない最強の対処法とは?
質問に質問で返す人の6つの心理|なぜ疑問形で返事してくるの?
「こちらからの質問なのに、質問で返してくるからうざい…。」
「質問に答えられないから、質問してくるのかな?」
質問をしても、素直に答えてもらえずに質問で返答されると困りますよね。
でもなぜ質問を質問で返してしまう人がいるのでしょうか。
ここからは、質問に質問で返す行動の原因となる深層心理について解説します。
質問を質問で返す人の心の中をみていきましょう。
心理1. 相手に考える機会を与えたい
質問者でも少し考えればわかるような答えなら、「わざわざ聞かずに自分で考えればいいのに…」と思ってしまっているのかも。
そのため、答えではなく質問で返すことで、答えを自分で考えるように導いている場合があります。
この心理は、上司(先輩)と部下(先輩)という関係でよくあるパターン。
職場で業務内容を質問された時などに、質問で返して相手が自ら答えが見つけられる機会を与えているのです。
心理2. 質問がよく理解できなかった
質問されても、「何を言っているのかわからない」と、そもそも聞かれたことがよくわからない人もいます。
「聞いてない」、「言われたことを考える理解力が足りない」など、会話する能力が足りていないことが原因かも。
そのため、「まずは質問の内容を理解できるまで聞いてから答えたい」と考えて、質問に質問で返すのです。
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心理3. 正直、答えるつもりがない
触れられたくない話題や答えたくない質問などをされると、会話自体を「うざい」と思う人もいます。
答えるつもりがないので、誤魔化すことや話を逸らすことを考えていて、そのために質問に質問で返す人の心理です。
稀にかなりの秘密主義者でどんな内容でも自分の話はしたくないから、相手に話を振っている人もいます。
心理4. 実は自分も答えがわからない
頼りにされて聞かれても、自分も知らなくて答えられない。でもプライドがあって「わからない」とは言えないという情けない心理の場合もあります。
例えば、仕事の業務内容についての質問をされた際に、「知らないとマズイよな…。よし、相手に考えさせてみよう!」と思って質問返しをするのです。
答えられないことがバレるのを防ぐために、ヒントを出すふりをして質問を質問で返そうとしているのです。
心理5. 質問してきた意図を知りたい
質問の内容によっては、「なぜそんなことを聞いてきたんだろう?」と疑問に思う人もいます。
質問者の意図がわからないので、答えを知っていても答えてくれません。
試すように質問に質問で返すことで相手の意図を探っているので、納得できる理由ならちゃんと答えようと思っています。
心理6. より的確でわかりやすく回答したい
質問に対する答えだけでは、「本質が伝わらない」と考えている人もいます。
例えば、話し合いなどの結論を聞くだけでは、「なぜそうなったのか」のプロセスが伝わりません。
そこまでの道筋をわかりやすく説明するために、質問を質問で返して、自分で主体的に考えられるようにしているのです。アクティブラーニング的な考え方の1つと言えるでしょう。
質問に質問で返す人にもう二度とイライラしない“4つの対処法”とは?
「質問に質問で返されてもイライラするんだけど…。どう接したらいいの?」
「質問を質問で返された時に上手に切り返す方法はないの?」
質問に対する答えがないまま相手も質問で返してくると、イライラするし、対応に悩みますよね。
しかし、職場などでムッとした対応をしてしまうと、今後の人付き合いにも影響してしまうかも…。
落ち着いて対応できるように、対処法などをしっかり把握しておきましょう。
対処法1. 「A」or「B」のように選択肢を与える
「Aについてどう思う?」など意見を聞かれても、自分の考えをどう表現したらいいのかわからなくて、「Aって謎ですよね?」のように質問で返答してしまう人もいます。
「どう質問すれば答えやすいかな?」と悩んでいる人は、以下のように工夫してみましょう。
- 「Aのこと好き?」などのように、「はい」「いいえ」で答えられる質問
- 「AとBどちらが良い?」など答えを選ぶだけの質問
相手も選択肢を選ぶだけでいいので、質問で返答せずはっきり答えてくれますよ。
対処法2. そもそも質問をしないで指示や結論を出す
仕事などの質問に質問で返す人は、質問の内容が理解できていないことも。
そのような時は質問するよりも、自由度を下げて指示を出して解説してもらうようにしましょう。
例えば、「◯◯の書類はいつ頃できそう?」などと聞くのではなく、「◯◯は△日までに完成させるように」と具体的な指示を出します。
もし指定の日までにできないようであれば、「情報収集に時間がかかるので、その日ではなく3日後になります」と明確に答えてくれるようになりますよ。
対処法3. 自分の意図を伝えてから質問する
相手が「なぜそのような質問をしてくるのか?」と、意図がわからずに不信感を抱いて質問してくる場合もあります。
不信感を払拭するには、自分が質問する意図を最初に相手に伝えてから質問しましょう。
例えば、「最近仕事が忙しくて、他の仕事する余裕ないよね?」と聞くと、「なぜ?」と不安になってしまいます。
それを「プロジェクトであなたをメンバーに入れようと思っているんだけど、最近仕事が忙しいかな?」と言葉を言い換えるだけで、相手も安心して質問に答えてくれますよ。
対処法4. 相手の質問返しの理由を考えてみる
質問に質問で返される場面が1度きりじゃないなら、次回以降に生かすために、相手が「なぜ質問返しをしてきたのか」をじっくり考えてみましょう。
- 自分の質問の言い方が難しすぎないか、相手の反応を見てみる
- 質問していることが明確かを考えてみる
- 話の流れに関係なくいきなり相手に質問していないか、質問のタイミングをチェックする
など、自分の質問の特徴を知って改善することで、質問で返されることが少なくなるに違いありません。
もし自分に当てはまったら…?質問に質問で返す癖の改善方法3つ
「自分にも質問に質問で返す癖があるかも?」
「もし質問に質問で返す癖があったら、どう直せばいいの?」
万が一、質問に質問で返す癖が自分にもあったら、どう直せばいいのか悩みますよね。
改善しないままでいると、友達や同僚、上司など周囲の人たちに「うざい」と思われて、迷惑をかけてしまいます。
では、どうすれば癖が直せるのか?
質問に質問で返す癖の改善方法を把握しておきましょう。
改善方法1. 間違えてもいいのでハッキリ答えるように心がける
答えを間違えるのが怖くて質問で返してしまう人は、正解さにこだわらないようにしなければいけません。
- とにかく会話を成立させるために、質問に答えることに集中する
- 「間違っているか」よりも、相手が「ちゃんと聞き取れるか」に注意する
この2つを意識して質問に答えてみましょう。
間違いは誰にでも起こることです。正確さを気にして質問に質問で返してしまったり、何も答えなかったりすると会話は進みません。
会話を進めることを心がけることで、質問に質問で返すこともなくなりますよ。
改善方法2. 何でも聞く前に、まず自分で考える癖をつける
「質問すれば答えてもらえるからいいや」と、自分で考えるのをやめてしまってはいけません。
- 自分で考えても答えが出せない質問なのか
- わざわざ相手にその場で質問する必要があるのか
この2つを考えてから、相手に質問するようにしましょう。
「聞けばなんでも答えが返ってくる」という状況に甘えてしまわずに、自分で考えて責任をもって答えることも重要です。
聞く前に考える癖をつけることで、質問に質問で返してしまう状況も改善されますよ。
改善方法3. 我慢できない時は回答してから質問する癖をつける
相手が聞いてきた後でどうしても確認したいことなどがあって、質問に質問で返してしまう人は、相手に聞くタイミングをずらさなければなりません。
- 途中で疑問が浮かんでも、相手の質問にはきちんと自分の考えを述べる
- 自分が回答してその話が終わったら、自分の質問をするようにする
という、上記の手順を徹底するようにしましょう。
相手の質問に回答してから質問する癖を意識することで、いつの間にか質問に質問で返さなくなりますよ。
質問に質問で返す人には、会話の仕方を工夫してみて!
職場で同僚や上司に質問しても、答えを言ってもらえず質問で返ってくると困りますよね。
でも「なぜ質問で返してくるんだろう」「どう対処したらいいのだろう」と悩んでいる人もいると思います。
そこでこの記事では、質問に質問で返す人の心理や対処法などについて詳しく解説しました。
ぜひ参考にして、うまくコミュニケーションをとってくださいね。
【参考記事】はこちら▽
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