“僻み”の意味とは?ひねくれた人の特徴/僻み根性を直す方法を解説

HaRuKa 2022.06.16
素直に人を認められない僻みっぽい人っていますよね。そこで今回は、僻みっぽい人の心理や特徴から、原因や改善する方法まで詳しくご紹介します。さらに、僻みっぽい人への上手な対処法もレクチャー!ぜひ参考にして、周囲から好かれる素直な人を目指しましょう!

ひねくれた僻み根性を直す方法をレクチャー

僻みっぽい人の特徴&根性を克服する方法

素直に人を認められない僻みっぽい人って、男性女性問わずにいますよね。誰かを僻む姿は、あまり気持ちの良いものではありません。

この記事では、「僻みとは?」という素朴な疑問や僻みっぽい人の心理や特徴、原因や改善する方法まで詳しくご紹介します。

人を僻む気持ちをどうしても持ってしまうという人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。


大前提として「僻み」とは?詳しく意味を解説!

「僻み」という言葉を聞いたことはあっても、詳しく説明できる人は少ないですよね。僻みとは、辞書によると「物事を素直に受け取らないで、曲げて考えること」。

簡潔に言えば、ひねくれ者ということです。偏った考え方をしていて、ゆがんだ性格の持ち主でもあります。自分が不利なように捉えるので、被害妄想が激しいとも言えます。

僻みとはあまり良くないことだということが分かりますね。


「僻み」と「妬み」の違いについて

よく「僻み」と間違えられるのが、「妬み」という言葉です。

妬みの意味は、 他人が自分より優れている状態をうらやましく思って憎むこと。

僻みとはひねくれた考え方のことを表すのに対し、妬みは人に対して嫉妬することを言います。


「僻み」と「嫉み」の違いについて

同じく間違えられやすいのが、「嫉み」という言葉。

嫉みとは、他人の幸せや長所をうらやみねたむことです。

妬みと意味はほぼ一緒で、自分にないものを持っている人に対して嫉妬することを言います。僻みとは似ていますが、違った意味であることが分かりますね。


どんな気持ちなの?僻みっぽい人の3つの心理

僻みっぽい人を見ていると、なぜ僻んでしまうのか不思議な気持ちになりますよね。

ここでは、僻みっぽい人の3つの心理を詳しく解説します。心理が分かれば、僻みっぽい人の気持ちに、寄り添ってあげられますよ。


僻む人の心理1. 見栄っ張りで人を素直に褒められない

僻みっぽい人はよく見られたい願望が強いので、少しでもよく思われようと見栄を張ります。

見栄っ張りなだけならまだしも、他人を素直に褒められないのは、僻みっぽい人の短所。自分よりすごい人に対しては、褒めずに嫉妬してしまいます。

「悔しい」という気持ちが強すぎた結果、嫉妬というネガティブな感情を持つのです。

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僻む人の心理2. 人よりも優位に立ちたい

人の上に立つことで、自信を得ているのが僻みっぽい人です。そもそもの自分には自信がないので、人より優位に立つことで安心を得ています。

「すごい」と言われたり、褒められるのが大好きなのもよくある特徴。他人から認められれば、全て自信につながるからです。

自分を高めることで自信を得ているわけではないので、周囲からも煙たがられてしまいます。


僻む人の心理3. 自分よりも優れている人を見ると純粋に悔しい

「すごい!」と思われたい気持ちが人一倍強い僻みっぽい人。自分より優れている人を見ると、羨ましさの反面、悔しい気持ちになってしまいます。

自分の理想の姿を体現している人に対しては、憧れるよりも嫉妬するのです。悔しい気持ちを糧に頑張れればいいのですが、嫉妬や僻みへ注力してしまいます。

負けたくないと思えば思うほど、悔しい気持ちもどんどん強くなってしまうのです。


どんな人が多い?僻みっぽいに共通している特徴7選

僻みっぽい人の心理が分かったところで、気になるのはその特徴。続いては、僻みっぽい人に共通している特徴を7つ紹介します。

自分だけではなく、周囲の人に当てはまることはないか、ぜひチェックしてみてくださいね。


僻む人の特徴1. 負けず嫌いな性格ですぐに張り合う

僻みっぽい人は、人生におけるあらゆることを勝負と捉えています

些細なことでも負けを許せません。仕事でも遊びでも恋愛でも、勝つことが全てです。負けたら悔しい思いでいっぱいになるので、どんな手を使ってでも勝とうと努力します。

男性女性問わずによくある特徴ですが、周囲から見ると少しめんどくさい存在と思われるのも特徴です。

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僻む人の特徴2. プライドが高く、自分の非を認められない

男性に多くみられますが、僻みっぽい人は自分の非を認めたら負けだと思っています。非を認めるのは、自分の至らない部分を認めていることと一緒。男性はプライドが高い傾向にあるのでで、素直になれないのです。

「自尊心」という意味を持つプライドは、なくてはならないもの。しかし高すぎれば、短所になってしまいます。

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僻む人の特徴3. すぐに人の悪口や陰口を言う

こちらは女性に多い特徴。相手の価値を下げることで、「自分はより優れている」ということを確認して安心を得るのです。

誰よりも優位でいたい僻みっぽい女性は、自分より優れている人に嫉妬します。そんなネガティブな感情を、悪口や陰口に変えて発信。結果的に自分の立場が悪くなっていることには、全く気づきません。

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僻む人の特徴4. 気にしやすい性格で嫉妬深い

人の目や他人からの評価を気にしやすいのは、僻みっぽい人にありがちの特徴です。周囲からどう思われているのかが気になって仕方ありません。

周囲からの評価が高い人に対しては、羨ましい気持ちになります。その気持ちが強くなり、嫉妬というネガティブな感情と変化してしまうのです。

僻みっぽい女性がいるだけで、人間関係がこじれてしまうこともよくあります。女性に多い特徴と言えるでしょう。

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僻む人の特徴5. 自己中心的に物事を考える傾向にある

男性女性問わずに、僻みっぽい人は自分が大切です。どんなことでも自分が優位になるように進めたいので、他人が物事の中心になるのが許せません。

よくあるシチュエーションは、会話中。数人で話している時に他の人が話題の中心になると、不機嫌になってしまいます。

注目されるためなら手段を選ばないので、話題を横取りする悪質な人もいますよ。

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僻む人の特徴6. マイナス思考で相手を疑うような見方をしやすい

不安感が強い僻みっぽい人は、自分以外の人を信じません。まずは相手を疑ってかかります。

過去に裏切られた経験がある人は、こういう思考になりやすいです。相手を疑えば、もし裏切られたときも「やっぱりな」と納得できます

基本的に人を疑いながら生きているので、マイナス思考な印象を持たれているのが僻みっぽい人です。

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僻む人の特徴7. 何事もすぐに優劣をつけたがる

男性に多いのが、何事に対しても極端な考え方をする人。どんなことでも白黒はっきりしたいので、グレーで終わらせるのはモヤモヤしてしまいます。

仕事でもプライベートでも関係なく優劣をつけるので、冷たいイメージを持たれるのも僻みっぽい男性の特徴。

柔軟が考え方ができないため、扱いづらい人に思われてしまいます。


きっかけはなぜ?僻みっぽくなってしまう4つの原因

そもそもなぜ僻みっぽくなってしまうのかが気になりますよね。僻みっぽくなってしまうのには必ずきっかけがあります

ここからは、つい僻みっぽくなってしまう4つの原因を見ていきましょう。原因が分かれば、今よりも少し寄り添ってあげられますよ。


僻んでしまう原因1. 頑張っても認めてもらえない経験が多かったから

過去に報われないことが多いと、僻みっぽくなりがちです。

「これでもか!」というほど頑張ったのに、認めてもらえなかったら辛い気持ちになります。どれだけ頑張っても、思うようにならないことをもあると気づくでしょう。

そこで目の前に認められている人が現れたら、羨ましさや悔しさが募りますよね。「自分は報われないのになんで上手くいくの?」と、嫉妬深くなってしまうのです。


僻んでしまう原因2. 自分の実力を過信しすぎているから

自信があるのに認められないと、「周囲が評価できていないだけ」と考えますよね。周囲が理解してくれなければ、心もゆがんでしまいます。

ですが、実際には自己評価が高いだけで、実力とは大きな差があるのがほとんどです。それに気づかないので、どんどん周囲への猜疑心だけが募っていきます。


僻んでしまう原因3. ストレスを抱えているため

ストレスは溜まれば溜まるほど、嫌な自分が顔を出します。僻むことでストレス発散する人もいるでしょう。

キャパシティーがない人は、ストレスが溜まりやすいです。ちょっとしたことでいっぱいになってしまうので、周囲に当たり散らします。

いつも心に余裕がないので、ストレスもたまる一方。僻む以外のストレス発散法を知るまでは、いつまでも嫌われ者のままなのです。


僻んでしまう原因4. 固定概念が強く、なんでも偏った捉え方をしてしまうから

物事に対する捉え方が偏ると、何でもケチをつけたくなります。固定概念が強くちょっとしたことでも気になってしまうので、結果的に僻みっぽい性格になってしまうのです。

たくさんの人がいる社会で生活する上で、柔軟な考え方は非常に大切なこと。人の数だけ様々な考え方があるので、受け入れられないと自分自身も苦しめます。


自分の僻み根性を克服して直す4つの方法

僻み根性によって損することは、数多くあります。自分の僻み根性に、嫌気がさしている人も多いですよね。そこで、自分の僻み根性を克服する4つの方法を紹介します。直れば今よりもずっと、気楽に生きられますよ。


僻み根性の直し方1. 周囲と自分を比較する癖をやめる

そもそも比較対象がいなければ、僻む気持ちも顔を出しません。とは言っても一人きりで生きるのは不可能なので、比較する癖をやめるのがおすすめです。

僻んでしまう瞬間って、周囲に対して劣等感を抱いたときですよね。比べるのをやめれば、自分が劣っているなんて思いません。

癖は直すのに苦労しますが、直そうとしなければ直りません。さっそく意識して、比較癖をなくしましょう。

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僻み根性の直し方2. 凄いと思った時は素直に褒めるようにする

人のすばらしいところを褒められない人は、周囲から僻みっぽい人だと思われます。

すごいと思った時は、口に出して褒めてみましょう。悔しい気持ちがあったとしても、一旦ぐっと抑えて褒めます。

誰だって、自分を褒められたら嬉しいものです。プラスな感情はどんどん表に出していけば、僻みっぽい人からも脱出できますよ。


僻み根性の直し方3. 周囲の人に感謝するのを癖づけする

感謝の気持ちを忘れた瞬間、人は僻みっぽくなります。

今までは当たり前だと思っていたことにも、感謝してみてください。「ありがとう」の5文字を伝えるだけで、人間関係はずっとスムーズになります。

コミュニケーションで大切なのは、謝罪と感謝。なくても成立するものではありますが、お互いが気持ちよく生きるためにも癖にしましょう。


僻み根性の直し方4. 嫉妬する時は、前向きな気持ちへと変換する

羨ましさが嫉妬に変わった時、マイナスに考えるのは僻みっぽい人の悪いところ。せっかく悔しい気持ちを感じたなら、「負けずに頑張ろう」と考えてみてください。

僻みとはマイナスの感情ですが、プラスに変えれば良い方向へ向かいます。悔しい気持ちを原動力にするといくらでも頑張れるのが人間です。僻みっぽい人は負けず嫌いな性格も持ち合わせているので、どんどん自分を高めていけるでしょう。


反対に、僻みっぽい性格の人への上手な対処法は

僻みっぽい人って、ちょっと扱いづらい印象がありますよね。人間関係で悩んでいる人もいるかもしれません。最後に、僻みっぽい人への上手な対処法を紹介します。


対処法1. 適当に相づちを打って聞き流す

僻みっぽい人の話を聞いていると、すごく疲れます。ちょっとでも気に障ることをいうとネガティブになるので、めんどくさい存在でもあるでしょう。

そんな時は、とっておきのスルースキルで対処してください。僻みっぽい人は聞いてほしいだけなので、適当な相づちでも特に気にしません。

下手に答えるとヒートアップするので、出来るだけ刺激しないのがコツですよ。


対処法2. 必要最低限な会話だけにして、なるべく関わらないようにする

いっそのこと、ばっさりと関わりを避けるのも一つの手です。

必要最低限の会話しかしないなら、深い関係にもなりません。僻みっぽい人は仲良くなればなるほどさらけ出すので、僻み度もアップしていきます。

仕事でもプライベートでも、なるべくドライな関係を意識しましょう。僻みっぽい人に悩まされることもなくなりますよ。


対処法3. 上手におだててコントロールする

相手を小さな子どもだと思って相手をすると、うまく対処できます。

僻みっぽい人は認められたい願望が強いので、おだてれば気を良くします。良いところを見つけて、積極的に褒めてみてください。本人に自信がつけば僻む機会も減っていくので、平和な毎日が訪れますよ。

自分が少し大人になって、上手にコントロールしましょう。


僻みっぽい性格は早めに自覚して直していきましょう。

僻みっぽい人は、基本的に周囲から距離を置かれる存在です。僻みとは良く思われない性格なので、人間関係もこじれてしまいます。

ですが、自分の僻み根性に気付いたなら、まだ大丈夫。直そうと努力すれば、克服できますよ。

ひねくれた性格は、周囲から嫌われる原因です。誰からも好かれる人を目指すなら、素直な人を目指してみてくださいね。


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