「女性恐怖症」になる原因とは?恐怖症診断/今すぐできる克服方法を紹介
女性恐怖症で悩んでいる男性って意外と多いですよね。
かろうじて女性と同じ場所にいるのは平気でも、恋愛や結婚など女性と親密な関係になるのが怖いと感じていませんか。
女性と恋愛関係になったり、深い間柄になるのを怖がるのは『女性恐怖症』が原因かも知れません。
そこで今回は、女性恐怖症とは何かの意味や原因、男性の特徴や判断のための診断、克服する方法をご紹介します。好きな人が女性恐怖症だった場合の対策法も合わせて紹介していますので、女性もぜひ役立ててくださいね。
女性恐怖症とは?意味を解説!
女性恐怖症とは、一人の女性と親密になったり、恋愛や結婚などの深い関係になったりすることに対して怖いと感じてしまう症状を指します。
また、普段職場で女性がいたり、街や電車の中で女性と一緒になったりするのは怖いと感じず、問題なく過ごせるのも特徴。一人の女性と特別な関係を築くことが怖いと感じてしまうのです。
しかし、女性恐怖症の度合いが重症の場合は、女性と目が合わせられなかったり、集団の中にいる女性に対しても「怖い」と感じてしまう男性も居るようです。
男性が女性恐怖症になる原因とは
女性恐怖症を克服したいと思ったら、まずはなぜ女性恐怖症になってしまったかの原因を知るのが近道になります。
まずは、男性が女性恐怖症になる主な5つの原因を見てみましょう。
女性恐怖症かもしれないと思っている男性は、思い当たる原因がないかぜひチェックしてください。
原因1. 女性からいじめられた
男性は女性よりも体格も腕力も高く、その気になれば男性が優位に立てます。ところが、何かのきっかけで女性から男性である自分が虐げられる経験があると、女性とは自分をいじめる存在、と認識してしまい、女性そのものが怖いと感じてしまうでしょう。
姉などに幼いころにいじめられり、社会人になって女性の上司からパワハラを受けたりすると、女性恐怖症になる男性も多いです。
原因2. 厳しい母親に育てられた
男性が生まれて初めて接する異性といえば母親です。母親から厳しく育てられた場合は、一番自分に近い関係の異性といる時には、ずっと心が安らげない状態となります。
女性と長い間一緒にいたり、深い間柄になると、厳しく育てられた母親のように心が安らがないと感じてしまうため、女性恐怖症の原因となることも多いでしょう。
原因3. プライドを傷つけられた経験がある
女性よりも男性はは自分のプライドを傷つけられる出来事があると、大きなトラウマになりがち。過去女性から何らかの不当な扱いを受けるなどして、自分が男性としてのプライドが傷つけられると、大きな心の傷として残り、女性恐怖症の原因にもなるでしょう。
例えば、学生時代に大勢の前で女性からバカにされる、恋愛相手に浮気を繰り返されて男性としてのプライドがズタズタにされるなどです。
原因4. 女性と関わる機会が少なかった
女性と関わる機会が少なかった場合は、そもそもどうやって女性と接すればいいかが分かりません。
上手に女性と親密な関係に発展できるのか、相手に対して不快な思いをさせないかと不安になってしまうので、女性へ接すること自体が怖いと感じてしまうでしょう。
男子校育ちや男兄弟で育ったなどで、女性に慣れていないのも女性恐怖症の原因となります。
原因5. 付き合っていた彼女に浮気をされた
かつて付き合っていた彼女に浮気をされると、恋愛自体にトラウマを抱えてしまい、女性恐怖症や女性不信になってしまう男性も多いです。
愛していた女性に裏切られた経験が、次の恋愛に進むのが怖いと感じてしまうので、女性と恋愛関係に発展しそうなほど深い間柄になるのを避けるようになります。
浮気されたことで恋愛自体を避けたくなり、女性不信となった男性も珍しくありません。
女性恐怖症になりやすい男性の特徴
女性恐怖症となる原因は、家族や成育歴、過去の経験だけでなく、その男性自身が持っている性格や気質が関係していることも多いです。
次に、男性恐怖症になりやすい男性が持っている、3つの特徴を見てみましょう。
特徴1. 心配性で、過度に不安になりやすい
「周囲の人に不快感を与えていないか、自分が変な風に思われていないか」と過剰に心配する男性は、女性がこちらを見ているだけで「自分が笑われているかもしれない」と心配してしまうことが多いでしょう。
女性から笑われていないか、変に思われていないかが心配になってしまうため、女性から見られるのが怖くなり、女性そのものが怖いと感じる女性恐怖症に発展してしまう男性も珍しくありません。
特徴2. 劣等感を感じやすい
元々劣等感を得やすい人は、目の前の人に対してできるだけ悪い印象を与えたくないという気持ちを持っています。
よって、女性を目の前にしたり、話したりする時にはできるだけ良い印象でいたい心理から、緊張してしまったり、動きがぎこちなくなったりしてしまうでしょう。
女性と接する時にいつも緊張してしまい、うまく対応できないため、劣等感を得やすい人は女性と接すること自体が怖くなってしまうのです。
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特徴3. 他人に対して警戒心が強い
人に対する警戒心が強い人は、女性を含めて他人そのものに接するのを元々避けようとします。
人間を信頼していないため、深い関係に発展する機会そのものを得ようとせず、女性とも親密になるのを避けるでしょう。
警戒心の強い男性も、他人を信頼できないことで親密な付き合いを避けるので、女性不信や女性恐怖症になりやすいです。
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女性恐怖症になると起こる8つの症状
女性が怖い、と感じても女性恐怖症とはどんな症状として現れるのかが分からない男性も多いです。
次に、女性恐怖症になると起きる具体的な8つの症状を見てみましょう。
女性恐怖症かもしれないと感じている人は、あてはまる症状がないかチェックしてみてください。
症状1. 女性と目を合わせられない
「自分がいじめや不当な扱いのターゲットにされてしまうのでは」という気持ちから女性を怖いと思っている人は、自分がターゲットにされたくないという気持ちから目を合わせられなくなります。
女性の視線を感じた時にはそちらを向かないようにする、対面で話をしている時にも目を合わせられないなら、女性恐怖症となっている可能性が高いでしょう。
症状2. 自分のプライベートの話ができない
プライベートな話をするのは、より親密な間柄の人間に対してです。女性に対して怖いと感じていると、プライベートの話をすると自分の本質を見抜かれたり、自分の弱みを握られたりする感覚になってしまうため、女性恐怖症の人は女性に対してプライベートの話ができなくなってしまうでしょう。
男友達にはプライベートな話をどんどんできるのに、女性にはかたくなに自分のことは話さないと、女性恐怖症と診断できます。
症状3. 話しかけられても、黙ってしまう
女性に対する恐怖心を持ってる男性に女性が話しかけると、大きな精神的なストレスがかかり緊張状態となります。緊張状態になるため、話ができずに黙り込んでしまう人も多いでしょう。
こちらも男性に対しては緊張せずにスムーズに話ができるのに、女性が相手だと言葉に詰まってしまう女性恐怖症の男性がたくさんいます。
症状4. 女性のことを信じられなくなる
女性からのいじめやハラスメント、恋愛面での浮気が原因で女性恐怖症になった経験があると、自分の身を守るために女性そのものを信じられなくなってしまいます。
二度と辛い思いをしたくない、自分を傷つけたくない気持ちから、女性そのものを信じて行動するのをやめてしまうのです。
過去の経験から女性恐怖症はもちろん、女性不信に発展してしまっている男性も珍しくありません。
症状5. 女性に対して偏見を持ってしまう
過去に女性に関して辛い経験をした男性は、その時の経験を踏まえて「女性とはこういうものだ」という偏見を持つことも多いです。
偏見で全ての女性を測ってしまうため、女性そのものに対して苦手意識や恐怖心を感じてしまうでしょう。
初対面の女性に対しても「女性は陰で悪口を言う」「女性はいじめなど陰湿なことをする」など偏見を持ってしまっているのも、女性恐怖症の症状と診断できます。
症状6. 女性を避けるようになる
女性が怖いと思っているため、自分が女性に注目されるのを防ぎたい気持ちから二人きりになるのを避けるようになるのも、女性恐怖症の症状の一つです。
女性も含めて大勢で一緒に過ごしている時は、自分だけが女性のターゲットになるわけではないので、問題なく過ごせる人も多いでしょう。
ところが、二人きりになると自分が女性のターゲットになってしまうため、二人きりになりそうな機会を避けるようになるのです。
無意識に女性と二人きりになるのを避けたり、女性が大勢いる場所を避けている男性は女性恐怖症の可能性が高いでしょう。
症状7. 話すと手に汗をかいてしまう
女性を目の前にしたり、対話したりする時には、緊張感や恐怖心が先立ってしまうため、手に汗を握る女性恐怖症の男性も多いです。
自分がターゲットにされるかもしれない、不信感や不快感を与えてしまっているかもしれない、といった様々な気持ちから緊張してしまい、精神的なストレスから手や脇などに汗をかいてしまうのでしょう。
症状8. 女性と恋愛や結婚ができない
女性そのものが怖いと思っていて、おのずと女性を避けようとするのが女性恐怖症です。
親密な関係を持とうとしたり、二人きりになるのを避けるため、たとえ好きな人ができても具体的なアプローチもできないでしょう。
女性が怖い気持ちから、好きな人ができても恋愛や結婚に発展しないのも症状の一つとして現れます。
【自己診断】8つの項目から女性恐怖症を診断しよう!
男性の中には、何となく女性と接するのに苦手意識を抱いていて「もしかすると自分は女性恐怖症かもしれない」と思っている人もいるでしょう。
そこで簡単にできる女性恐怖症診断テストをご紹介します。
自分に当てはまる項目がないかをチェックして、女性恐怖症かどうかを診断してみてくださいね。
診断テスト1. 女性の前で緊張してしまう
女性と接したり、話したりする時は色々な感情が出てしまうためスムーズにいかず、緊張してしまう時には女性恐怖症の可能性が高いです。
女性に対して恐怖心や劣等感を持っているため、女性と接する時には緊張や恐怖を覚えてしまうのでしょう。
男性とはスムーズに話ができるのに、女性を目の前にすると緊張して固まってしまう人が該当します。
診断テスト2. 女性と話そうとしても、声が震えてしまう
元々人と話すのが苦手だったり、引っ込み思案だったりするわけではないにも拘わらず、女性とうまく話せず声が震えてしまうのは、女性が怖いという気持ちが奥底にあるからです。
男性とは話ができる、または女性でも大勢の中なら話せるのに、いざ二人きりになると緊張や恐怖から声が震えてしまうのも女性恐怖症であるといえます。
診断テスト3. 女性に話しかけられると、顔が赤くなりやすい
女性から話しかけられてしまうと、女性に接することへの緊張感や恥ずかしいといった感情が自然と出てしまう人もいます。女性に話しかけられると顔が赤くなってしまうのも女性恐怖症といえるでしょう。
職場で男性に急に話しかけられても大丈夫なのに、街角で知らない女性から話しかけられただけでも赤面してしまう、という症状は女性恐怖症になっている可能性が高いでしょう。
診断テスト4. できれば女性と二人っきりになりたくない
異性である女性と二人きりになると、女性恐怖症でなくても緊張しやすい男性はたくさんいます。
ところが、二人きりになると緊張だけでなく、体が震えたり、手や脇に冷や汗をかいたりと、極度の緊張や恐怖心からの症状が出ている場合は、女性に対して怖い感情を持っている証拠です。
診断テスト5. 女性からのボディタッチが苦手
女性恐怖症となった原因は人それぞれによって異なりますが、女性からのいじめや暴力などのトラウマを持っている人は、女性からのボディタッチに対しても苦手意識しか持っていません。
女性側が親しみを込めて行ってくるボディタッチに対しても、照れや恥ずかしさではなく、恐怖心から苦手だと感じているのは、間違いなく女性恐怖症でしょう。
診断テスト6. 常に見られていると感じる
女性恐怖症になると、常に自分が女性からのターゲットにされていないかが心配になります。そのため、何でもない生活の中でも、女性の気に触れるような振る舞いや態度をしていないかが心配になり、人の目を余計に気にするようになってしまうでしょう。
「女性から自分がもしかしたら見られているかもしれない」と被害者意識のような気持ちを持つようになったら、女性恐怖症かもしれません。
診断テスト7. 女性から来た連絡を無視してしまう
女性恐怖症の人は、女性と接すること自体が怖くて緊張してしまうため、女性から連絡が来ても出られずに無視してしまうでしょう。
また、どこからの連絡か分からない時に出た場合、電話の向こう側が女性だったらそのまま怖くなって切ってしまう、返信を無視してしまうこともあります。
女性と接するのが怖いため、たとえ連絡が来ていても無視する、折り返ししないといった症状も出るでしょう。
診断テスト8. 女性店員を見かけると、お店に入るのをためらう
女性恐怖症が重度になると、誰でなくとも関係なく、女性そのものと会話や接触ができなくなってしまいます。
よって、一度きりの接触であるお店の店員さんなどが女性である場合でも、お店に入れなくなってしまうことがあるのです。
女性と接するのが怖くてお店に入れなかったり、外出すら難しくなったりすることもあるでしょう。
今からできる女性恐怖症を克服する5つの方法
女性恐怖症だと、仕事や社会生活にも支障が出てしまいますし、恋愛や結婚もできません。なので、できれば女性恐怖症を克服したいと思っている人も多いでしょう。
そこで次に、今日からできる女性恐怖症の改善や克服方法を5つご紹介します。
克服方法1. トラウマが改善できるよう自信をつける
女性からのいじめや不当な扱いなど、過去の辛い経験がトラウマとなり女性恐怖症となっている場合は、トラウマの元に打ち勝てるように自分に自信を持つのが有効です。
いきなり自信をつけるのは難しいので、小さな目標を立てて達成する成功体験を積み重ねるなど、少しずつ自信をつけるための取り組みを始めてみましょう。
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克服方法2. 自分の強みを見つけて伸ばす
劣等感の強さや心配性といった気質から女性恐怖症になっている場合があります。自分が一つでも強みであるものを見つければ、劣等感や心配といった気持ちを持たず堂々としたふるまいができるようになるでしょう。
仕事や容姿、趣味など何でも良いので誰にも負けないと思えるポイントを見つけて、周囲で一番になれるほど伸ばせば、劣等感も女性への恐怖心もなくせます。
克服方法3. 女性と話すイメトレをする
家族の中に母親しか女性がいなかった、ずっと男子校で育ってきたなど、女性そのものに接する機会が少なかったため女性恐怖症になっている場合もあります。
まずは実際に女性とどう話せば良いか、どう接すれば良いかの方法を身に着けると、徐々に女性へ接することへの恐怖心もなくなるでしょう。
女性と話すイメトレを友人に協力してもらってするなどでして、女性への話し方を勉強して改善していく方法が効果的です。
克服方法4. 落ち着いた女性と少しずつ話す
女性に対して不快感や変に思われるのが怖い、という気持ちが女性恐怖症になっている場合は、落ち着いた女性と話すと気負わずに話せるようになります。
落ち着いている女性はこちらに話題を合わせてくれますし、不快感や変に思われたりしても絶対に態度に出さないでしょう。
安心して話ができる落ち着いた女性と少しずつ話して、女性と接する場数を増やして恐怖心を克服していく方法です。
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克服方法5. 不安は誰でも抱くものという考え方を持つ
女性恐怖症の男性は、女性全てが怖いと感じてしまっています。けれども、自分が怖いと思っている女性も、自分と同じ人間であると考えると、自分と同じように不安や恐怖心を抱くことが分かります。
「目の前の女性も自分と同じ人間で、同じように緊張したり怖いと思ったりする」と考えると気が楽になり、少しずつ女性に対する恐怖心も改善できるようになるでしょう。
もしも好きな人が女性恐怖症だったらどうすれば良い?
女性の中には、職場や生活の中で会った男性が好きになったのに、相手が女性恐怖症のため近づけずに悩んでいる人もいるでしょう。
次に、女性のための好きな人が女性恐怖症だった場合の付き合い方を2つご紹介します。
付き合い方1. 少しずつ距離を縮める
女性恐怖症の男性へ一気に距離を詰めようとすると、まず相手は警戒心や恐怖心から逆に離れてしまうので少しずつ近づくようにしましょう。
好きな人との距離をすぐに近づけたい気持ちを押さえて、グイグイいかずに本当に少しずつ距離を近づけるようにすると、いつか警戒心を解いて徐々に話ができるようになる日が来ます。
付き合い方2. とにかく優しく接する
女性恐怖症となった男性の中には、過去女性からのいじめや浮気などがトラウマになっている人も多いです。女性そのものが怖いため、まずは自分は怖い存在ではないと知らせるために、とにかく優しく接するようにしましょう。
とはいえ、はれ物に触るようなレベルで接するのではなく、あくまで他の人と変わらないような態度で、優しい気持ちや思いやりを忘れずに接しましょう。
女性恐怖症の原因を知って、改善していきましょう。
女性恐怖症となる男性は、過去の経験や育った環境といった原因から、本人の持つ劣等感や自信のなさと言った気質まで、色々な要素があります。
女性恐怖症を克服したいと思ったら、自分に自信を持てる取り組みを行うこと、少しずつ女性と接する練習をするのが効果的。
もしも女性恐怖症の人が好きになったら、気長に少しずつ優しく接すれば、いつかあなたに心を開いてくれる日が来ますよ。
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