デリカシーの意味とは|デリカシーがない男女の心理&特徴を大公開!

あやな 2022.04.01
職場の上司や彼氏や彼女など、デリカシーがない人って意外と身近にいますよね。そこで今回は、デリカシーの意味から、デリカシーがない人の心理や特徴、対処法や改善させる方法まで詳しく解説します。

失礼でデリカシーがない男女の全貌を解説します。

デリカシーがない男女の心理&特徴

男性、女性に限らずデリカシーのない人っていますよね。

身近な環境にデリカシーのない人がいると、無駄な苦労をさせられたり、ストレスが溜まったりして、イライラする瞬間が多いのでは?

今回は、デリカシーのない人の特徴を「性格」「行動」「言葉」に分けて詳しく解説します。自分の周りにいる、デリカシーのない人に困っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。


大前提として「デリカシー」の意味とは

「デリカシー」とは神経が細かいことや繊細なことを意味しています。「デリカシーがある」と言えば、配慮や思いやりを持っていて、あたりが柔らかく、周囲の人に優しく温かく接する人をイメージするでしょう。

相手の気持ちや立場を配慮して心を寄せ、細やかな心配りをする心の機微に敏感な人を「デリカシーがある人」と称します。


デリカシーの語源は?

デリカシーの語源は、英語の「delicacy」です。「delicacy」には「ごちそう、珍味、美味」といった意味の他に、「繊細さ」「優美さ」、「他人の感情を害しないように努める思いやり、心遣い」、「体が弱いこと」などがあります。

繊細さや優美さの他に、壊れやすさの意味があることから、現代で使われる「デリカシーがない」や「デリカシーがある」という言葉が生まれたと言われています。


どうして失礼なことを言うの?デリカシーがない人の心理とは

無神経で、配慮にかけた発言を繰り返すデリカシーのない人。彼らはいったいどのような心理からデリカシーのない行動や発言をするのでしょうか。

デリカシーがないと言われる人にどのような心理が働いているのか、詳しく解説します。


デリカシーがない人の心理1. 自分なら何を言っても大丈夫だと思いこんでいる

デリカシーのない人には妙な自信があり、周囲から見た自分への認識に致命的な思い違いがあるようです。自分なら何を言っても大丈夫だと勘違いしていて、言葉を磨く努力もせず、配慮のない発言をして人の神経を逆なでします。

デリケートな話題についても無遠慮な物言いでひんしゅくを買うことも。それなのに一向に自分を顧みず、いつまでも反省しないのがデリカシーのない人の心理です。


デリカシーがない人の心理2. 相手も自分と同じ価値観の持ち主だと思っている

多様性というものを全く理解していないのがデリカシーのない人たちです。世の中には自分と同じような人しか存在しないと思い込んでいて、自分の考えだけが絶対正しいと信じて疑いません。

人によって価値観や個性も違っているし、立場によって損得も変わるということに思いが及ばず、とんちんかんな発言ばかりする傾向があります。


デリカシーがない人の心理3. 相手を見下すことで優越感に浸っている

デリカシーのない人は相手を見下して相対的に自分を持ち上げて悦に入り、優越感に浸っています。無神経で、遠慮がなく、自分が気持ちいいかどうかだけに関心がある、場の空気が読めない人なのです。相手がどう思っているかには興味がないと言えるでしょう。

見下された相手がどう感じるかなど考えたこともなく「自分の方が上だ」「自分のほうが偉い」と感じて喜んでいます。


デリカシーがない人の心理4. 相手が本気で嫌がっているとは分からず、冗談のつもりで言っている

デリカシーのない人は空気が読めず、無神経で、人の気持ちを慮るということがありません。想像力に乏しく、相手の身になって考えるということができないため、嫌がる相手に無神経な発言をぶつけて来ます。

表情や態度から読み取るということもできませんし、相手が心から嫌がっていることにいつまでも気が付かず、自分では気の利いた冗談を言ったくらいの気になっています。 


【男女共通】デリカシーがない人の特徴

デリカシーのなさというものは、男女共通であり、「男性に多い」「女性に多い」といった偏りはありません。

ここからは、デリカシーのない人に共通する「性格」「行動」「言動」に関する特徴を3つずつ抽出してご紹介します。


デリカシーがない人の「性格」に関する特徴とは

デリカシーのない人は、性格的にどのような特徴を持っているのでしょうか。この項ではデリカシーのない人によく見られる性格について詳しく説明します。


性格の特徴1. 自己中心的な性格で、思ったことを口に出してしまう

デリカシーのない人は、人から聞いた内容を熟考したり、その意味や原因について深く考えるということがありません。心の中で思ったことはよく考えずに口に出し、後々大問題になることも。

発言により周囲に与える影響が大きいか小さいかは、ほとんど気にしたことがありません。

自己中心的で、思ったことをオブラートに包んだりせずストレートに言ってしまい、ひんしゅくを買うことがよくあります。

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性格の特徴2. プライドが高く、すぐに人を見下す癖がある

デリカシーのない人は自分は特別な人間だと思っていて、プライドが高く、他人を下に見る傾向があります。また、苦労した経験がなく、楽々生きてきたため、人の痛みに鈍感です。見下された人がどんな気持ちになるか、その人がなぜそのような境遇なのか想像したこともありません。

ただ自分と比べて劣っている面だけに着目し、見下すクセがあります。

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性格の特徴3. 無神経な性格で、人を思いやる気持ちが欠けている

デリカシーのない人は言葉が軽く「こんなことを言ったら相手がどう思うか」と深く考えることがありません。思いやりに乏しく、空気や状況を読む能力も欠けていて、鈍感でがさつと言えるでしょう。

細かい配慮もできず、辛い状況にある人や苦労している人の内面を想像することはありません。無神経で品位に欠け、相手を思いやる気持ちの少ない人です。

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デリカシーがない人の「行動」に関する特徴とは

デリカシーがない人には、行動にも特徴があります。デリカシーがない人は、一体どんな行動をして一緒にいる人を困らせてしまうのでしょうか。


行動の特徴1. 周囲の和を乱すような自分勝手な行動をとる

デリカシーのない人は協調性がなく人の気持ちを考えないため、団体行動ができません。時間に遅れることもよくあり、何のために時間を守ったりグループのルールに従ったりしなくてはいけないのか理解しておらずに自分勝手な行動をとります。

デリカシーのない人は和を重んじず、整った空気をかき乱すトラブルメーカーと言えるでしょう。

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行動の特徴2. 自分の話ばかりするなど、人の話に耳を傾けない

デリカシーのない人は、他の人の話を黙って聞くことが出来ません。持論を通すことにしか興味がなく、他人の言葉に心を寄せることができないのです。

即物的なことにしか関心が行かず、じっくり会話を楽しむ心の余裕が不足気味。一方的に自分のことばかりを話し、相手の内面を深く掘り下げて知ろうとしない傾向があります。


行動の特徴3. 人前でげっぷやおならをする

デリカシーがない人は、時に目に余る品のない行動を取ります。食後に遠慮なくげっぷをしますし、周りに誰がいようと、おならもあくびも我慢しません。

多くの人が避けて控える生理現象を、まるごと見せてしまうことに抵抗がないのです。

細かいことやマナーを気にせず自由に生きているので、時に人に嫌がられる無作法な振る舞いが目につくことがあります。


デリカシーがない人の「言動」に関する特徴とは

デリカシーがない人は言葉の扱いや選び方においても特徴を持っています。空気を読まず人が触れてほしくないデリケートな部分にズケズケと踏み込んで行き、ダメージを与えることも。

ここからは、デリカシーがない人に特有の言動についてご紹介します。


言動の特徴1. 「太った?」など、容姿をからかうような発言をする

相手の身体的特徴にまつわることは、本人も気にしていることが多く、冗談のつもりの発言であっても、相手を傷つけることがあります。ましてや馬鹿にしたり、揶揄するような言い方をされると大変不愉快な気持ちになるものです。

男性・女性問わず、容姿をいじられるのは気持ちのいいことではないのに、デリカシーのない人は相手の心情を考えず「太ったんじゃない?」などと無神経に相手をおちょくるような発言をしがちです。


言動の特徴2. 「恋人いないの?」など、プライベートにガンガン踏み込んでくる

デリカシーが無い人は、人と適性な心の距離を保つことができません。そのため男性が女性に「結婚はまだ?」と聞いたり、女性から女性に「子どもはいつ生まれるの?」女性から男性に「恋人いないの?」と聞いてみたり、相手がオープンにしたくないこと、プライベートな部分にぐいぐい迫ってきます。

こういった発言は現在ではハラスメントになることもあるのに、相手に対して聞いていいことと悪いことがあることを理解しない傾向にあります。


言動の特徴3. 女性に対して「年齢や体重」の話題を平気で振る

一般的に女性は年齢や体重など、デリケートな情報については人に知られたくはないものです。なのにデリカシーのない人はこの微妙な情報を平気で話題に上げてきます。

男性にとっても、頭髪のことや、性に関することなど、聞かれても答えたくない悩みがありますが、デリカシーのない人は、相手が知られたくないと思っていることをしつこく聞き出そうとすることが多いのです。


失礼な人にうんざり!デリカシーがない人への上手な対処法は?

優しく、よく気が回る人がいる一方で、がさつで鈍感で空気が読めないデリカシーのない人も少なくありません。不幸にもデリカシーのない彼氏や上司と付き合うことになった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。

デリカシーのない人の特徴を理解し、上手に対処していくことが必要です。ここからはデリカシーのない人への対処法を3つご紹介します。


対処法1. 適当に相槌を打って聞き流す

おすすめの対処法としては、真面目に取り合わないことがあります。例えばデリカシーのない彼氏が何か言ってきても正面から受け止めず、聞いているふりだけして聞き流すことを身につけると良いでしょう。

きちんと聞いていないことを悟られないように相槌だけは上手に打つようにし、内容には耳を傾けず、違うことに意識を向けるようにすれば、相手もしゃべりたい欲求を満たしつつ、自分の気分も平静に保てます。


対処法2. 明らかな社交辞令でも褒めてくれた場合は、感謝を述べる

デリカシーのない相手からでも、褒められた時は素直に受け止めましょう。聞いていて歯の浮くような明らかな社交辞令だと感じたとしても、変に反発せず、純粋に受け入れて、お礼の言葉を返すと良いです。

社交辞令だっとしても、褒めてくれるというのは、相手が自分を尊重してくれている証です。そのことに感謝の気持ちを持ち、謝辞を返すようにしましょう。


対処法3. あまりにもしつこい場合、不快になっていることをハッキリ伝える

デリカシーのない人は空気や雰囲気、仕草から、人の気持ちを汲み取るということができないため、黙っていてはこちらが本当に嫌がっていることがいつまでたっても伝わりません。

どうしても許せないこと、耐えられないほどひどいことを言うようであれば、「不快だ」「嫌だ」「やめて欲しい」とハッキリ伝えることが大切でしょう。


対処法4. 職場の場合、必要最低限の会話のみにするなど、物理的に距離を置く

職場の上司やご近所さんなど、仕事や社会的にどうしても付き合う必要がある人がデリカシーのないタイプだった場合は、「極力関わらず距離を置く」ことが大切。

なるべく近づかず発言が耳に入らないようにし、聞いてしまった場合は聞き流すようにすれば、デリカシーのない言葉に心を乱されることはありません。


彼氏や彼女、友達へデリカシーを身につけさせる改善方法とは

これからも深く付き合って行きたいパートナーや友人など、大切な人がデリカシーに欠ける人だった場合はどうしたらいいでしょうか。

ここからは、彼氏や彼女、友達のデリカシーのない態度を改めてもらうための対処法についてご紹介します。


改善法1. 相手の立場になって物事を考える癖を習慣化させる

彼氏や彼女の行動を変えるためには習慣を変えなくてはなりません。デリカシーが足りないのは、相手の立場に寄り添い、相手の気持ちを考える習慣がないからです。

「それ、自分が言われたらどう思う?」「本当にそう思うの?」など、問題発言が飛び出すたびに、相手の内面を深く想像するよう誘導してみてください。

何度も辛抱強く繰り返し、自分の発言の振り返りが習慣化するところまで導きましょう。


改善法2. 本を読ませるなど、洞察力を磨いて場の空気を読めるようにさせる

本を読む習慣がなく感受性が弱いことが、デリカシーがない原因の1つともいえます。読書したり、映画を見たりして、様々な人の人生や考え方に触れることは、豊かな感受性を身につけるために効果があります。

空気が読めない悪いクセも、多くの本を読む習慣を身につけることで徐々に改善されていくでしょう。即効性はありませんが、続けてもらうと彼氏や彼女の人間性が少しずつ磨かれていきます。  

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改善法3. 相手が傷つくような言動は控えるよう、しっかり注意して改善する

いまの発言がなぜだめなのか、どこがだめなのか、論理的に指摘することで、改善の必要性を自覚してもらえるかもしれません。

「そんなことを言われると本当に傷つくし、辛いから、やめて欲しい」と明確に、真摯に伝えるようにしましょう。相手を思いやり丁寧に注意することで改善が期待できます。


デリカシーがない人とは、上手に距離を保っていきましょう。

人間関係はいつでも人間にとって最大の悩みです。

無神経で思いやりに欠けており、道徳心に乏しく、自分が周囲の人を不快な思いにさせていることに気づかないデリカシーのない人は、多くの人を苦しめています。

もしあなたが、デリカシーがない彼氏や、上司や周りの人に振り回されて疲弊する日々を過ごしているのであれば、今回ご紹介した対処法を試してみてくださいね。


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