「自分本位」の意味とは?自己中心的な人の特徴&改善方法を解説

高峰ナナ 2022.06.21
自分本位とはどういう意味か知っていますか。正しく理解していないと、自然と自分本位な人になっているかも。そこで今回は、自分本位の意味から自分本位な人の特徴、メリット・デメリット、性格を改善する方法をレクチャー!さらに、周りにいる自分本位な人の対処法もお教えします。

どんな性格なの?自分本位な人の16個の特徴

自分本位な人

自身が自分本位になってしまっているかは、なかなか気付けないものです。

そのため、自分本位な人の特徴を性格と行動に分けて紹介していきますので、自分が当てはまらないか確認してみましょう。

もしも当てはまってしまうのなら、周囲から自分本位な人だと思われている可能性が高いですよ。


自分本位な人の「性格」の特徴

自分本位な人も生まれた時から自分本位な訳ではありません。育っていく内に形成された性格によって自分本位な人となってしまうのです。

自分本位な人はどんな性格をしているのか、これから一つずつ紹介していきます。


性格1. 自分だけ満足すればそれで良い

自分本位な人は、何をするにも自分が最優先です。そのため、自分が満足できるのなら、たとえ他人が我慢しようが損をしようがおかまいなし。

電車でお年寄りや妊婦の女性が立っていても、自分が座って楽できる方が大事ですので席を譲るなんてこともありません。

人からどう思われようが、自分さえよければ全て良しといった性格をしているのも、自分本位な人にはよく見られます。


性格2. 他人に興味を持たない

他人に興味を持たない男性

「興味があるのは自分だけ」といった性格も自分本位な人ならではの特徴です。他人には全く興味がないため、たとえ人が困っていても「どうでもいい」と思ってしまい、手を貸すなんてことはありません。

思いやりの精神が全くありませんので、周囲の人から嫌われるのも少なくありませんが、そんなことすら気にしていないでしょう。自分本位な人はある意味、屈強なメンタルを持っているともいえます。


性格3. 自分にはとことん甘い

自分本位な人は、他の何よりも自分が可愛くて仕方ありません。やらなければならない物事を先延ばしにしたり、失敗すれば周囲や環境のせいにしたりと、とにかく自分に甘い性格が伺えます。

言い換えれば、欲望に忠実な性格だといえるでしょう。我慢という言葉とは無縁であり、したいようにするのが自分本位な人の考えです。


性格4. とても短気で怒りやすい

短気な男性

多くの方は、相手にイライラしても相手の気持ちや周囲の空気を考えて、怒りの感情を抑えようとするものです。しかし、自分本位な人は自分の感情しか頭にありませんので、イライラすればその瞬間に怒りの感情を人にぶつけます。

相手がどう思うかよりも、自分の負の感情を解消したい気持ちの方が強いため、短気で怒りっぽい性格となってしまうのでしょう。

【参考記事】はこちら▽


性格5. ナルシストで自分のことが大好き

自分本位な人はとにかく自己愛が強いです。自分が大好きで仕方がないため、周囲の人なんてどうでも良く、自分がしたい行動だけを取ろうとします。

自分が主役で、周囲の人は自分を惹き立てる脇役としか思っていないのでしょう。時には人に優しくもしますが、決して相手のためを思った行動ではなく「優しい自分が素敵」と、結局は自分のためであることがほとんどです。

【参考記事】はこちら▽


性格6. 悪いことをしても、非を認めない

何においても自分が基準なのが、自分本位な人です。そのため、自分の考えや行動は全て正しいと思い込んでおり、悪いことをしても一向に非を認めはしないでしょう。

そもそも悪いことをしたという自覚すらなく、状況が悪化してしまったのは人のせいだと当たり前のように考えています。主観でしか物事を捉えらえず、客観的な視点を持ち合わせていないのも自分本位な人の特徴です。


自分本位な人の「行動」の特徴

自分本位な二人

多くの人は、他人の行動を見て「自分本位な人だな」と感じますよね。しかし、どういった行動が自分本位に当たるのかを理解できている人は少ないでしょう。

そこで、自分本位な人の行動を紹介していきますので、こういった行動は取らないよう注意しましょう。


行動1. 非協力的で、自分の利益を優先する

自分本位な人は、自分が得をすることだけしか頭にありません。人のために何かをしてあげるなんて気持ちはさらさらなく、とにかく非協力的な特徴が見られます。

仕事の面でもその特徴は確認でき、たとえ同僚が残業していようが手伝おうをすることはありません。人の助けになるよりも、「楽したい」「早く帰りたい」と自分の利益を優先します。

自分本位な人にとっては、助け合いの精神なんて頭にないのでしょう。


行動2. 面倒事は他人に押し付ける

人のために何かをしてあげようとはしない割に、他人に力を求めるのも自分本位な人の特徴です。自分が楽したい気持ちで一杯ですので、少しでも自分が嫌だと思えば、とにかく他人に押し付けて面倒な物事から逃げようとします。

そうすることによって、たとえ他人が苦労したとしても気にも留めません。自分さえよければそれでいいのが自分本位なので、他人の状況などを無視して平気で押し付けてくるでしょう。


行動3. 文句を言うことが多い

少しでも気に入らない点があれば、すぐに口に出してしまうのも自分本位な人ならでは。誰しも少なからず文句が言いたい時もありますが、文句を言われた側の気持ちを考慮してなかなか口にはできないものです。

しかし、自分本位な人は自分の気持ちを優先させてしまうため、相手の気持ちを考えず、すぐに文句を口に出してしまいます。

例えば、お店に理不尽なクレームをつけるのも多く、自分の気持ちを満足させるためなら他者を顧みないのが自分本位な人の特徴だといえるでしょう。


行動4. 余裕がなく、常に焦っている

焦っている女性

自分本位な人には、仕事や家事に追われていて多忙な人も多いです。忙しくなれば精神的な余裕もなくなるため、他者を気遣えずに自分のことで精一杯になってしまうのでしょう。

たとえ普段は人に優しく接しているような人でも、忙しさのあまり焦ってしまうようになれば、たちまち自分本位な人となってしまいます。

自分本位といっても元から自己中心的な性格の人から、忙しさのあまり自分本位になってしまっている人まで様々で、後者の場合はある意味仕方ないともいえるでしょう。

【参考記事】はこちら▽


行動5. 人との約束を破ってしまう

自分本位な人は自分の気持ちが第一であり、他人は二の次に考えています。そのため、人との約束を破ることにも抵抗がありません。

たとえ人と約束していても、自分が優先したい物事ができればそちらを優先して、ドタキャンやすっぽかしをしてしまうのも多く見られるでしょう。

自分が最優先ですので、人が待ちぼうけをしてしまっても、気にも留めないのが自分本位な人というものです。


行動6. 場の空気を読もうとしない

自分本位な人は、場の空気が読めないと思われがちですよね。しかし、それは誤りで空気が読めないのではなく、あえて読もうとしていないのが自分本位な人です。

「自分が○○したい」を優先してしまうので、人の話を遮ったり、皆が集まる飲み会に参加しなかったりという行動が見られます。

周囲の人からの評価よりも自分の意志を大切にしているため、人に合わせようとしないのが自分本位な人の特徴です。


行動7. 意見が対立しても、押し通そうとする

押し通す男性

自分本位な人は自分の意見こそが正しいと信じて疑いません。そのため、人と意見が対立すれば是が非でも自分の意見を押し通そうとします。

たとえ大勢の方が自分と反対の意見を支持しても、一向に考えを改めないので周囲から「自分本位だな」と嫌われることも多いです。

しかし、自分の意見を曲げない頑固さは大きな短所であると同時に、同調圧力に負けない長所ともいえるでしょう。


行動8. 自慢話が多い

自分本位な人には、自己愛が強いナルシストな人が多いです。その性格は話にも表れ、聞いてもいないのに自慢話をしてくる方も多く見られます。

男性であれば過去のヤンチャ自慢、女性であれば男性からのモテ自慢が代表的。聞き手の気持ちを考えずに、一方的に「自分は凄い」アピールをしてくるのは典型的な自分本位による行動といえるでしょう。


行動9. 自分ルールを作って他人に強要する

自分本位な人は自身が満足するのを一番に考えているので、その理想を叶えようと他人をも巻き込みます。そのため、自分ルールを作って他人にも強要することで、自分の意のままに人を動かそうとするでしょう。

しかし、本人はそういった行動が自分本位だと気付いておらず、自分が作ったルールは周囲のためになると考えています。良かれと思ってとっている行動ですので、ルールに反すれば想像以上にキツく当たってくるでしょう。


行動10. ラインのメッセージをいつまでも続けようとする

自分本位な人はラインのやり取りですら、自分の気持ちを優先します。相手が連絡を止めたがっていても「自分がやりとりしたいから」と、おかまいなしにメッセージを送信して無理やり付き合わせるなんてことも少なくありません。

また、少し連絡が遅くなるとすぐに返信を催促したり、会った時に文句を言われたりするのもザラです。自分が中心なため相手の都合を一切気にせず、こういった行動を取ってしまうのでしょう。


▷次のページ:自分本位な性格のメリット/デメリットとは

よく一緒に読まれる記事

関連する記事