出不精(でぶしょう)とはどういう意味?出不精な人の心理・特徴・改善方法を解説
自分が出不精で困ってる人必見!
一般的に、「出不精」は良くないこととされています。そのため「出不精」と呼ばれ、もっと外に出るよう忠告された経験のある人もいるでしょう。
しかし、出不精とは具体的にどんな意味なのか、出不精にどんなメリットデメリットがあるのか分からないという方も多いでしょう。
この記事では「そもそも出不精とは」といった素朴な疑問や出不精でいることのメリットデメリット、出不精な人の心理まで解説。さらに、出不精の原因や直すための方法を紹介していきますので、家が好きという方はぜひチェックしてくださいね。
「出不精(でぶしょう)」とはどういう意味?
そもそも出不精とは、外出をめんどくさいと感じること、外出したがらないこと。「出不精な人」といった形で、外に出るのを嫌がる人を指すことが多いです。
もともと「不精」というのは、身体を動かして何かをするのを面倒くさがることを指すので、出不精とは「外出する」と「不精」を組み合わせた言葉だと言えます。
「出不精」と「ひきこもり」の違い
出不精な人の話をする時、引き合いに出されるのが「ひきこもり」の人。外出したがらない、という点では同じに見えますが、ひきこもりは出不精よりはるかに極端。
出不精な人は「外出るのめんどくさいな」と感じる程度ですが、引きこもりの人は外出に強い拒否感を示し、必要最低限の外出すら嫌がります。何年も家から出ていない、というひきこもりの人もいますので、出不精の人とは外出を嫌がる程度が大きく違うと言えるでしょう。
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近年、出不精な人が急増中!主な背景って?
外での遊びに興味を持てず、ずっと家で過ごす出不精の人。最近はインターネットの普及が原因で、出不精の人がますます増えているとも言われています。
インターネットさえあれば、外に出なくてもショッピングができますし、LINEなどで友達とテレビ電話をすることも可能です。
外に出る必要性がなく、家でも十分楽しいことが出来るため、出不精の人が増えてきたと言えるでしょう。
家から出るのがめんどくさい?出不精な人の心理とは
本来遊びに出たり、散歩に行ったりするのは楽しいことのはず。それなのになぜ出不精な人は、外出するのをめんどくさいと感じてしまうのでしょうか。
ここからは出不精な人の心理について解説していくので、出不精を改善したい人はぜひ参考にしてくださいね。
心理1. お金を使いたくない
外出してショッピングをするのも外食するのも、友達と遊ぶのも全てお金がかかります。特にまだ貯金の少ない若い人は、遊びでお金を使う事には抵抗感があるため、外出を避けがち。
「外に出てお金を使うくらいなら、家で遊んでいる方が良い」、という心理になってしまい、外出自体をめんどくさいと感じるようになっているのです。
心理2. 外出する目的がない
運動や遊びなどの目的がないまま、外出する人は非常に少ないはず。最近はショッピングも遊びも家で出来てしまうことが多いので外出する目的が無くなり、そのまま出不精になっている人も少なくありません。
特に真夏や真冬など、気候の良くない時は目的のある外出さえ避けようとする人も多く、外出自体をめんどくさがるようになってしまいます。
心理3. 家が大好き
「小さい時からずっと出不精!」という人は、そもそも外出に楽しみを見出していません。外に出るよりも家が好きで、家で遊んでいた方が楽しいというインドアな人は、自然と出不精になってしまいます。
家にずっといればわざわざ着替える必要もありませんし、好きな時にベッドでごろごろできます。自分の好きなように過ごせる家が好きだと、外に行く意味を感じられなくなることも少なくありません。
外出を面倒になる原因はこれ!出不精な人の10の特徴
どうしても出不精になってしまうという人には、いくつか共通の特徴があります。
ここからは出不精な人の特徴を10個、解説していきますので出不精の自覚がある方、出不精を改善したい方はぜひチェックしてくださいね。
特徴1. どんなことでも面倒くさがり
外出に限らず、何をするにもめんどくさいと感じてしまう人は案外多いはず。面倒くさがり屋な人は自分が何か行動すること自体めんどくさいと感じてしまうので、自然と外出も面倒になります。
外に出るには、女性も男性も身だしなみを整える必要もありますし、服を着替え外出先まで歩かなければいけません。面倒くさがり屋な人にとって、外出はハードな行為ですので、出不精になりやすいと言えます。
特徴2. 立地の悪い場所に住んでいる
いくら外出が好きな人でも、外出先まで遠く離れた場所に住んでいればなかなか遊びに出ることもできません。駅まで歩いて30分以上かかるという人、バスや電車がなかなか来ない場所に住んでいる人であれば、アクティブな人でも外出の大変さから出不精になりやすいです。
立地の悪さは自分でどうにもできないこともありますので、面倒くささから外出を避けそのまま出不精になる人も少なくありません。
特徴3. 人付き合いが苦手
友達と遊んだり、恋人とデートしたりなど、人と会うことを目的に外出する人はたくさんいます。しかし人付き合いが苦手な人は外出の目的ができにくく、ついつい家に引きこもりがちになってしまいます。
また人付き合いが苦手だと人がいるところに出かけるのが怖くなってしまい、自然と外に出るのを避けるようになってしまうことも少なくありません。
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特徴4. 好奇心が薄い
積極的に外に出て新しいスポットにいったり新しい遊びに挑戦したりするのは、好奇心の強い人。逆に好奇心の薄い人は近所でイベントがあっても興味をそそられず、外出する意味を感じません。
好奇心が薄い人は外に出て刺激を受けること自体避けてしまいますので、馴染みの場所である家でばかり時間を過ごしてしまいます。
特徴5. 友達が少ない
友達がたくさんいれば、「今日は○○に行こう」と遊びに誘われることも多いでしょう。しかし友達が少なかったり、友達と離れた場所に住んでいたりすると、誘われて遊ぶ機会も減ってしまいます。
そして、友人と話さないまま過ごす日々が続けば、「人と話すのがなんとなく嫌」という気持ちになり、出不精になることも少なくありません。
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特徴6. 容姿にコンプレックスがある
当然のことですが、外に出かければ不特定多数の人に顔を見られることになります。自分の容姿について何とも思っていない人は気になりませんが、自分の容姿に自信のない人だと「自分みたいな不細工が外に出て申し訳ない」「顔の悪口を言われているようで怖い」と感じることも少なくありません。
容姿にコンプレックスがあると人前に出ること自体嫌になってしまうため、外出を避けることが増えてしまいます。
特徴7. 出かける準備が苦手
外出をする前には身だしなみを整え、服を選んで戸締りをしなければいけません。多くの人が自然にできている準備ですが、人によっては人目を意識して外出準備をすることに大きな苦痛を感じることもあります。
出かける準備が嫌になってしまうと外出自体が嫌になってしまうので、そのまま出不精になってしまうことも少なくありません。
特徴8. 運動不足である
ただ友達とカフェに行くだけであっても、カフェまで歩いたり姿勢を正して話を聞いたり喋ったりすることになります。カフェ以外でも、遊びには想像以上の体力が必要ですので、運動不足の人は「外出自体が辛い」と感じてしまうことも少なくありません。
もともと運動不足の人は疲れを感じてしまいやすいため、長時間外で過ごせず家で長い時間を過ごすことになってしまいます。
特徴9. 心身が疲れている
仕事やプライベートの悩みで、いつも以上に心身が疲れてしまうことは誰にでもあります。外出には体力と気力が不可欠ですので、疲れている時はどんな人でもついつい出不精になってしまいがち。
「外に出たい気持ちはあるけど、どうしても出れない」と矛盾した気持ちを抱えることもあるでしょう。
疲れが長引くとそのまま外出する気力が回復せず、出不精になってしまうことも少なくありません。
特徴10. 家の生活環境が満たされている
家で快適な生活を送っていると、わざわざ自分の出不精な性格を直す意味を感じなくなってしまいます。インターネットが発達した現代、家に十分な遊びと食べ物がそろっていれば、外出しなくても十分生活していけるでしょう。
家が快適であればあるほど、目的のない外出が嫌になり、家に引きこもりがちになってしまいます。
出不精って悪いこと?気になるメリット・デメリット
世間的に出不精は悪いこととされていますが、本当に出不精は改善しなければいけない欠点なのでしょうか。
ここからは出不精な人のメリット、デメリットについて解説していくので、彼氏、彼女が出不精だという人もぜひ参考にしてください。
出不精な人のメリットとは
一見、身体にもメンタルにも悪そうに思える出不精ですが、実はいくつかメリットもあります。
ここからは出不精な人のメリットについて解説していくので、「出不精を直そうかな」と考えている人はぜひ確認してみてくださいね。
メリット1. 自然とお金が貯まる
外出すると何かとお金を使ってしまいます。遊ぶには交通費も必要ですし、外で友達と会えば外食の機会も増えるでしょう。一方出不精な人はそもそも外出の機会が少ないため、交際費などの出費が少なくお金が溜まりやすいです。
家での遊びにもお金がかかりますが、外出で使うお金と比べれば少ないので、自然と貯金が出来るかもしれません。
メリット2. 仕事や勉強、趣味などスキルアップに集中できる
家でゆっくりしている時間が多いと、自分のやりたいことを自由にできます。そのため仕事や勉強など、自分のスキルアップに集中しやすくなり、仕事でも成果を上げやすくなるでしょう。
また趣味に没頭し、プライベートの面でスキルアップすることもできます。誰にも邪魔されない時間があるからこそ、自分のやるべきことに集中できるのです。
メリット3. 人とのトラブルが少ない
対人関係の悩みは、人の悩みの大半を占めると言われます。しかし外出の機会が少なく、交友関係も狭ければ友人や知人とのトラブルが減り、悩みを抱えることも少なくなるでしょう。
友人が少ないことを問題視する人もいますが、そのぶん人とのトラブルが減るため、人付き合いが苦手な人にとって出不精な性格は大きなメリットだと言えます。
メリット4. 一人の時間を楽しめるので、気が楽
外出せず家で過ごしていると、自然と一人でいる時間が多くなります。外出して友達と話すのも楽しいですが、やはり一人でいると誰にも気を使わなくて良いので心からリラックスできます。
出不精な人は一人でリラックスできる時間をたくさん確保できるので、その分ストレスが減り、仕事などにも前向きに取り組めるようになるでしょう。
出不精な人のデメリットとは
世間一般で言われるイメージ通り、出不精な人には出不精なりのデメリットがあります。
ここからは出不精な人のデメリットについて解説していきますので、外出が苦手な自分に悩む人はぜひチェックしてみてくださいね。
デメリット1. 交友関係を増やせない
家でずっと自分の好きなことをやっていると、外に出て人と交流する機会が無くなってしまいます。そのため仕事以外に交友関係を増やせず、視野を広げることができません。
限られた親しい友人とだけ話すのも有意義ですが、いろいろな人と話すことで得られる経験や気づきが手に入らなくなってしまうのは、大きなデメリットです。
デメリット2. 友達が遊びに誘わなくなる
出不精な人は、仕事関係の飲み会や友達との遊びも断ってしまいがち。友人や知人が嫌いと言うわけではないのですが、外出するめんどくささが勝ってしまい誘いに乗れないのです。
そして誘いを断り続けてしまうと、「あいつはどうせ来ないから」と誘われる機会自体が減ってしまいます。友人との遊びの機会が減れば、ますます人と話す時間が減り、家から出なくなることも考えられるでしょう。
デメリット3. 運動不足に陥るため、太りやすい
いくら家で簡単なストレッチや筋トレが出来ると言っても、外に出て行う運動とは大きく違います。家で過ごすことが多いと、どうしても運動の機会が減ってしまい、運動不足になりやすいです。
仕事や買い物で最低限の外出はするという人も多いかと思いますが、家でダラダラお菓子を食べる生活を続けていると、太りやすくなってしまいます。
デメリット4. 異性からモテない
異性からモテる趣味と言えば、スポーツやショッピング、映画鑑賞など外出が必要な趣味。異性から趣味を聞かれたとき「ずっと家でごろごろしています」などと答えてしまうと、そこから会話が発展せず異性と仲良くなりづらいです。
もちろん出不精でもモテる人はいますが、家にずっといる人よりアクティブに外出する人の方が異性から好感を持ってもらいやすいでしょう。
克服したい方へ。出不精を直すための改善方法6つ
出不精にはメリットもありますが、交友関係や健康面を考えれば直す方が良い癖とも言えるかもしれません。
ここからは出不精を改善するための方法について解説していくので、外出嫌いな自分に不安を感じている人はぜひ参考にしてくださいね。
改善方法1. ランニングなど外で運動する習慣を作る
外出に気が乗らないのは、外に出る意味や目的を見いだせないからかもしれません。たとえ友人と遊ぶ計画がなくても、ランニングなど外で運動するようにすれば、自然と外出する習慣がつきます。
「キチンと運動を続けられるか不安」という方は、ある程度お金を払ってジムに入会するのもおすすめ。「お金を払ったから頑張ろう」と思えるので、目的を持って外出できるようになります。
改善方法2. 買い溜めをしない
家が快適すぎてなかなか外に出る気が起きない、という人は案外多いもの。家が大好きな人は、家の居心地を少し悪くして「外にでなきゃ生活できない!」という環境を作ることが大切です。
例えば、買いだめを辞めて毎日食材を買いに行かなければならない状況を作るなど、外出の必要性が増えればめんどくさいと感じても外に出られるようになります。
改善方法3. 外でできる趣味を見つける
自分の好きなことであれば外出できるという人は少なくありません。外出する意味が見いだせず、家に篭りがちな人はなるべく外で出来る趣味を見つけ、家の外に好きなことを作りましょう。
健康のためにおすすめなのはスポーツなどですが、写真撮影やカフェ巡りなどの趣味も外出するきっかけ作りになります。自分の好きなことを見つけて、楽しく外出しましょう。
改善方法4. 行ってみたい場所を探してみる
出不精な人は好奇心が少なく、色んな場所に興味を持てないことも多いです。「自分は淡白な性格だ」という自覚のある人は出不精を直すため、頑張って自分が言ってみたい場所を見つけるのが効果的。
日本中、世界中どこでもいいので、「どうしても行きたいな」と思う場所を見つけられれば、前向きに外出できるようになります。
改善方法5. 服装や髪型など見た目をおしゃれにする
外出するたびに自分の容姿が気になってしまい、遊びを楽しめない人は少なくありません。どうしても自分に自信が持てないという人は、出来る限りのおしゃれをして外に出てみるのがおすすめ。
外出するためだけの服を新調し、自分の生きたいところに行けばコンプレックスも多少は少なくなるかもしれません。どうしても人目が気になる場合は近所の公園など、人目に付かないところに行ってみるのも良いでしょう。
改善方法6. 信頼できる友達と遊ぶ
遊びに誘ってくれる友人の数が少ないと、どうしても外出の機会が減ってしまいます。そのため今いる友人はなるべく大切にして、遊びの誘いにはなるべく乗るようにしましょう。
また、外出を楽しいものにするため、信頼できる友達と遊ぶことも重要です。自分が好きだと感じている友達と遊ぶ機会を増やし、積極的に外で友人と会話するようにしましょう。
【番外編】出不精な彼氏/彼女との付き合い方
ここまで出不精な人の特徴や外出嫌いを直す方法について解説してきましたが、彼氏や彼女が出不精だという場合、恋人としてどう対処すれば良いのでしょうか。
ここからは出不精な恋人とのより良い付き合い方について、紹介していくのでぜひ参考にしてくださいね。
付き合い方1. 基本は家デート中心にする
家が好きで出不精になっている恋人の場合、あなたが恋人に合わせ家デートを楽しむのも良いでしょう。二人で料理を作ったりゲームをしたり、映画を見たりと家で出来ることは案外たくさんあります。
家が好きな恋人であれば、どんなことをしたいか積極的に提案してくれることもありますので、2人でお家デートを満喫しましょう。
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付き合い方2. お金のかからないデートプランを提案してあげる
お金を使うのがなんとなく嫌で、出不精になってしまう人もいます。恋人が節約家で外出するのを嫌がるという場合、お金のかからないデートプランを提案することで出不精を解決できるかもしれません。
公園でデートをしたり散歩をしたり、図書館に行ったりなどお金を使わないデートはたくさんあるので、2人でアイデアを出し合って行き先を決めるのも良いでしょう。
付き合い方3. 人混みを避けて、二人っきりになれるデートをする
人付き合いが苦手な人や、そもそも人と会うことが苦手だという人の場合、人混みが嫌いで出不精になっている可能性もあります。
恋人が人混み嫌いな場合、2人っきりでデートを出来る場所を探し、あなたの方からデートプランを提案するのがおすすめ。
個室の居酒屋や静かに素後得る喫茶店などであれば、2人きりでゆっくり話が出来るので、お互い満足いくデートになるでしょう。
出不精と上手に付き合って、楽しい毎日を送ってみて。
出不精は良くないこととされていますが、外出をめんどくさいと感じてしまうのも個性の一つ。「出不精を直したい!」と考えているなら直し、「このままでも楽しいからいいや」と感じているなら無理に直す必要はないでしょう。
しかし、「出不精のままでいいのかな」と不安を感じている場合は何か対処をする必要があります。この記事を参考に、自分がもっと楽しい生活を送れる方法について考えてみてくださいね。
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