相手の気持ちを考える10個の方法。人のことを知りたい時に読む本も解説!
相手のことを考えられる人になりたいですよね。
仕事にプライベート、どんな場面でも良い人間関係を築くためには相手の立場になって考えることが大切。そこで今回は相手の気持ちを考える10個の方法や、人の気持ちを知りたい時に読む本を紹介していきます。
人間関係がうまくいっていない人やこれから新しい環境で人間関係を築いていこうとしている人など、相手の立場になって考える方法を知りたい人はぜひチェックしてくださいね。
相手の気持ちを考えるとはどういう意味?
誰かと円滑なコミュニケーションを取るためには相手の気持ちを考えることが大切。でも、相手の気持ちを考えることについて、考えたことがある人は少ないでしょう。
自分を相手の立場に置き換えることや、相手にとってメリットとなることを想像することなど、ここでは相手の気持ちを考えるとはどういう意味なのか解説していきます。
意味1. 自分を相手の立場に置き換えること
相手の気持ちを知るために重要なことは、相手の立場に立って考えてみることです。これにより、視野が広がり今までは気がつかなかった相手の気持ちに気づくことができます。
自分は良かれと思って相手にしてきたことが、相手の立場になると自己中な考えに見えるなど、自分からの立場では想像もつかなかった新しい考え方が発見できるのです。
意味2. 相手にとってメリットとなることを想像すること
相手の気持ちを考える時に、「何を考えているんだろう」だけでなく「どうすれば喜んでくれるかな」と、相手にメリットになることを想像してみることが大切。
例えば忙しそうにしている人がいれば「今は話しかけない方が良いかな」と遠慮するのは、相手のメリットになることを想像できているからこそです。
相手がこうして欲しいと思っていること、つまり相手のメリットになることを想像できるのは、相手の気持ちを考えていることになります。
人の気持ちを考える10個のトレーニング方法|人の気持ちを理解するには?
相手の気持ちを考えることは、コミュニケーションを円滑にするために大切なことです。でも実際には相手の気持ちを考えられているのか、難しく考えてしまう人もいるでしょう。
ここでは相手の気持ちを考える力を鍛えるための方法を10個ピックアップして解説していきます。
- もし自分が相手だったら?と考える
- 相手の気持ちをしっかり受け止めてから言葉を選ぶ
- どういったことで感情の変化が起きるのかを相手の私生活からチェックする
- 多くの人と関わって観察力を鍛える
- 思いやりを持った行動をする
- 自分がされて嫌なことは絶対にしない
- 空気を読む
- 経験を積んで、似たような考えを持つことも大事
- 相手の仕草や態度から気持ちを読み取る
- 相手を傷付けてしまった場合は、どのような原因なのかを考える
方法1. もし自分が相手だったら?と考える
相手の気持ちを考えるためには、少し想像力を働かせて相手と自分の立場を置き換えて考えてみましょう。
例えば「自分はこれでいいと思うけれど、相手の状況だったら嫌だと感じてしまうかも」など、これまでの自分の経験を元に「もし自分だったら?」と考えるのがポイント。
相手の立場に立つことで、自然と相手の気持ちを考えられるようになります。
方法2. 相手の気持ちをしっかり受け止めてから言葉を選ぶ
自分と相手の考え方が違うのは当然のことです。自分では思いつかない考えを相手は持っていることもあるでしょう。
まずは相手の言い分をしっかりと聞いて気持ちを受け止めることが大切です。「自分と違う意見は聞きたくない」という考え方では相手の気持ちを考えることはできません。
自分と違う意見でも頭ごなしに否定するのではなく、まずはしっかりと相手の気持ちを受け止めましょう。
方法3. どういったことで感情の変化が起きるのかを相手の私生活からチェックする
相手の気持ちを想像することが難しいと感じる場合には、まず相手を知ることから始めてみるのがおすすめ。
どういった場面で感情の変化が起きるのかを私生活からチェックして、相手の喜怒哀楽のポイントを掴みましょう。
それを元に、相手がどうすれば喜んだり悲しんだりするのかを自分で考えてみることで、相手の気持ちが分かるようになってきます。
方法4. 多くの人と関わって観察力を鍛える
相手の気持ちを考えるためには自分の観察力を鍛えるのも大切です。そのためには多くの人と関わって人と接する経験値を上げていきましょう。
多くの人と関わることで自然と広い視野を持てるようになります。
自分の小さな世界だけでは気がつけなかったことも、多くの人と関わることで、過去の経験を元に人の気持ちを考えることができるようになりますよ。
方法5. 思いやりを持った行動をする
相手の気持ちを考えるためには、思いやりのある心をもって相手と接することが大切です。良かれと思って取った行動も、相手にとっては逆効果ということも考えられるでしょう。
日常生活から行動をする前に一旦立ち止まって考えることを習慣づけることで、相手の気持ちに配慮した思いやりのある行動がとれるようになります。
方法6. 自分がされて嫌なことは絶対にしない
嫌なことはされたくないのは、誰しもがわかっていることですよね。基本的なことですが、相手の気持ちを考える場合には、自分されて嫌なことはしないことが大切です。
相手の立場になって気持ちを考えるのが苦手だという人でも、自分自身が嫌かどうか考える癖をつけておけば、相手の気持ちを考えて嫌なことをせずに済むようになりますよ。
方法7. 空気を読む
思いやりのある行動は、相手や場所、雰囲気によって変化します。相手の気持ちを考える力を鍛えるためには、まず場の雰囲気を感じ取って理解する=空気を読む力をつけましょう。
空気を読むのは、誰も言葉では発していないけれど、なんとなく伝わってくる反応を読み取ること。相手の気持ちと共通する部分も多いため、空気を読む力があれば自然と相手の気持ちを考える力も鍛えられてきます。
方法8. 経験を積んで、似たような考えを持つことも大事
相手の気持ちを考えようとしても、自分の経験以上のことを想像するのは難しいこと。裏を返せば自分が経験したことであれば、相手の立場に置き換えて想像しやすいと言えます。
過去に同じような状況があれば、その時の対応や結果などを元に、相手の気持ちを考えた行動ができるでしょう。
対人関係における辛いこと楽しいこと、様々な経験を積むことで後々の対人関係に役立ってきますよ。
方法9. 相手の仕草や態度から気持ちを読み取る
行動には、ついその人自身の思いや考えが出てくるもの。言葉では相手に気持ちを伝えていなくても、無意識に出てしまう仕草や態度から、相手の気持ちを読み取ることができます。
例えば、緊張している時にはまばたきの回数が極端に増えたり、話がつまらない時は頬杖をついたりするなど、相手の行動を観察してみる習慣をつけておけば、相手の気持ちを読み取る力が鍛えられでしょう。
方法10. 相手を傷付けてしまった場合は、どのような原因なのかを考える
対人関係を良好に保つためにも、お互いが傷付けあわないように気をつけている人も多いでしょうが、時には自分の意に反して相手を傷つけてしまうことがあります。
それが恋人同士だったとしたら、最悪の場合、別れに発展してしまうこともあるでしょう。
その際はどのような原因で相手を傷つけてしまったのか、しっかり考え記憶しておけば同じ間違いを繰り返さずに済みますよ。
相手の気持ちを分かりたいと思った時に読みたい本
ここからは相手の立場になって気持ちを考えたいと思った時に、役立つ本を3冊紹介していきます。
自分の経験だけではカバーしきれないような、新しい考え方に触れることができるため、本を読んで考え方を取り入れてみてくださいね。
おすすめの本1. 『執事が教える 相手の気持ちを察する技術』新井 直之 (著)
セレブや富裕層の執事として活躍した著者の経験を元に、執事の武器である「相手の気持ちを察する技術」について解説している作品です。
ビジネスシーンはもちろん、日々の生活においても役立つ知識が豊富に詰まっている一冊となっているので、相手の気持ちを察する技術を身につけたい人はぜひ一読してみると良いでしょう。
Amazonで詳細を見るおすすめの本2. 『仕事も人間関係も上手くいく「気遣い」のキホン』三上ナナエ (著)
大手航空会社の2年目CAナナエの成長ストーリーを通して、一生使える「気配りの極意」がたくさん詰まっている作品です。
「すみません」を無意識に使わないことや、あえて「しない」という配慮を持つことなど、実践的な内容をイメージしながら気遣いのコツを学べます。
「これなら自分にもできるかも!」というような身近な内容ばかりなので、コミュニケーションの基本を改めて学びたいなという人におすすめです。
Amazonで詳細を見るおすすめの本3. 『人の気持ちがわかる人、わからない人~アドラー流 8つの感情整理術~」和気 香子 (著)
人の気持ちがわかる人になるためのヒントが8章に渡って解説されています。
人の気持ちを理解するためには、「他人と自分、物事をどういう視点でとらえるか」「いかに想像力を働かせるか」が大切。
著者自身の経験をもとに読んだ人が「人の気持ちがわかる人」になって欲しいという気持ちが込められた作品となっています。
Amazonで詳細を見るあくまでも推測。完全に分からなくてOK!
人の心は十人十色なので、頑張ってみたところでどうしても分かり合えなかったり、良かれと思った行動が裏目に出ることもあります。
100%理解することは難しいですが、何よりも大切なことは人の気持ちを考えようと相手を思いやる行動です。
完全に分かろうとしなくでも大丈夫なので、あくまでも推測してみようという気持ちでトライしてみましょう。
相手の気持ちになって考える習慣をつけて、良好な人間関係を築きましょう。
今回は相手の気持ちを考えるために10の方法を紹介してきました。
良い人間関係を築くためには相手の立場に立った考え方ができるようになることが大切です。そのためにはまず「相手の気持ちを考える」努力をしましょう。
完全に相手の気持ちを理解することは難しいですが、相手の立場になることで自然に相手の気持ちに寄り添った思いやりのある行動ができるようになりますよ。
【参考記事】はこちら▽
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