お見合い結婚はメリットだらけ!後悔なく幸せな結婚を掴む方法とは

高峰ナナ 2021.05.17
現代は、恋愛結婚をしてゴールインする男女ばかりですが、一昔前まではお見合い結婚が主流でした。そもそもお見合い結婚とは、どんな方法で行われるのでしょうか。今回は、お見合い結婚の意味とメリット、お見合い結婚で失敗や後悔をしないための方法について詳しくレクチャーしていきます。

お見合い結婚をしようと考えている方へ。

お見合い結婚のメリット

お見合い結婚は、恋愛結婚と比較してみると、なんとなくマイナスイメージが強い方が多いかもしれませんね。

でも、実際のお見合い結婚は、マイナスなことばかりなのでしょうか?

そこで今回は、恋愛結婚とは違う「お見合い結婚」について詳しくご紹介。

さらに、円満な結婚生活を送るための秘訣などもご紹介していきますので、お見合い結婚を考えている方は参考にしてくださいね。


大前提に「お見合い結婚」と「恋愛結婚」の違いとは

結婚した男女

「お見合い結婚」と「恋愛結婚」には、どういった違いがあるのでしょうか?

お見合い結婚を考えているのでしたら、両者の違いについて知ることで、お見合い結婚についての理解を深めることができます。

それぞれについて、具体的に解説していきます。


「お見合い結婚」とは具体的にどういったものか?

お見合い結婚とは、出会いの前からお互いが結婚を意識している、という点が恋愛結婚とは大きく違います。

また、恋愛結婚の場合は、お互いの親に挨拶をする間柄になるまでは時間がかかることがありますが、お見合い結婚の場合は親同士がお見合いのセッティングに関わっていることがあるため、「出会った瞬間から親公認」ということが多いのも特徴といえます。

また、出会いの場に足を運ぶ前から、お互いが相手の条件などをある程度理解しているので、結婚相手としてOKかNGかがはっきりしている、そして、OKだった場合は結婚までが早いというのも、お見合い結婚の特徴でもあります。


「恋愛結婚」とは具体的にどんなものか?

恋愛結婚とは、出会ってから恋愛期間を経て、お互いの気持ちが確認できてから初めて結婚に向かうものです。

出会いから恋愛期間を経験し、その後に結婚生活に突入するため、相手のことを深く理解してから結婚することができます。

また、相手の収入や家族構成などの「条件」よりも、相手を好きかどうかといった、「感情」が先に立っているのも恋愛の特徴かもしれません。

恋愛結婚というと、やはり「好きな人を自分で選んで結婚した」というイメージが強いですよね。


お見合いで結婚する夫婦の割合ってどのくらい?

お見合いをする男女

結婚したカップルの内、お見合い結婚をしたカップルの割合は5〜6%ということなので、ほとんどは恋愛して結婚したカップルということになります。

しかし、日本では夫婦の3組に1組は離婚をすると言われていますが、その離婚率を恋愛結婚とお見合い結婚で比較してみると、圧倒的に恋愛結婚をした夫婦の方が高くなるのです。

恋愛結婚の夫婦の離婚率はおよそ3組に1組といった割合なのに対して、お見合い結婚した夫婦の離婚率は10組中1組と少ないのです。


お見合い結婚のメリット、デメリットは?

お見合い結婚の男女

恋愛結婚と比べ離婚率が低いお見合い結婚。結婚を真剣に考えているなら、後悔しない選択肢のひとつかもしれません。

ここではもう少しお見合い結婚とはどんなものなのかについて知るために、メリット・デメリットで比較してみましょう。


お見合い結婚のメリット

まずは、お見合い結婚のメリットをご紹介します。

メリットを知り、お見合い結婚について理解することは、幸せへの近道になるかもしれません。

結婚で失敗しないためにもメリットを知って、お見合い結婚が自分に合っているかどうかを判断してみてください。

結婚に対して自分がどういったことを求めているのかを整理しながら考えてみると、よりわかりやすくなりますよ。

後ほどご紹介するデメリットと一緒に比較してみましょう。


結婚に対して前向きな異性と効率よく出会える

結婚に対して前向きな女性

お見合い結婚の最大のメリットといえるのが、お互いが「結婚したい」という気持ちを持って出会っている点です。

結婚したいと思っているからこそ、お見合いという手段を選んでいるのです。

出会った時から結婚を意識したお付き合いがスタートすることになるため、「この人と結婚したいかどうか」が、2人の関係を深めるか終わりにするかの決め手になります。

恋愛関係のような男女の駆け引きなど関係なく結婚へ向けて進んで行けますし、結婚までの期間が短いです。


親も同伴の場合、顔合わせの段取りを踏む必要がなくなる

お見合いでは間に仲介役の方が入ることが多いですが、さらにお互いの親も間に入ることがあります。

親同伴でお見合いをすれば、親の顔合わせなども、その場で済んでしまうことになります。

結婚というのは、親同士の関係も非常に重要。

その点お見合いの場合は、お見合いを行う前から親同士が話を進めていることも多く、結婚を了承済みのことが多いため、そういった理由で結婚が難しくなるといった事態にはなりにくいのです。


自分好みの容姿だけでなく、希望に沿ったスペックの異性と出会える

お見合いの場合は、お見合い写真など相手の容姿を事前に見てから会うことになりますので、容姿で好みかどうかを選べるというメリットもあります。

タイプではない容姿の場合は、会う前にお断りすることが可能なのです。

また、お見合いの前には身上書や釣書といわれるプロフィールを用意する必要があり、お互いそれを確認することができます。

その内容によって、実際に会いたいという決め手がなかった場合、お断りすることももちろん可能です。


お見合い結婚のデメリット

お見合いをする男女

次にお見合い結婚のデメリットをみてみましょう。メリットが多いようにみえるお見合い結婚ですが、もちろんデメリットもあります。

デメリットとメリットを比べることで、結婚に失敗しないためにはどういった行動をすべきかがわかってくるのではないでしょうか。

その上で、自分にはお見合い結婚が向いているのか、それとも恋愛結婚の方が向いているのかをじっくりと見極めてみてください。


自分がお断りしようと思っても、親が気に入ってしまうケースも珍しくない

お見合い結婚は、出会いの段階から親が介入しているケースが多いことはご紹介しました。

それはプラスになることも多いのですが、自分はお断りをしたい相手なのに親が気に入ってしまうと、マイナスに作用することも考えられます。

とても条件の良い相手の場合、こういったケースは少なくないのですが、親はどうしても条件だけで相手をみてしまっているため、お断りしたい気持ちをなかなか理解してくれないことがあります。


お互いに関する前情報がなく、1から信頼関係を築く必要がある

信頼関係のない男女

恋愛結婚の場合は、お付き合いをしている間に相手を知ることができ、その間に信頼関係を築くことも可能です。

しかし、お見合い結婚の場合はお付き合いの期間が短く、出会ってからすぐに結婚へと進んでしまうため、信頼関係を築いていく期間がないことがあります。

極端な例ではありますが、初夜を迎えるまで体の関係はなし、というお見合いカップルも珍しくないのです。

相手との信頼関係をしっかり築いてから結婚へ進む恋愛と比較すると、相手を知ることは簡単なことではありませんので、デメリットともいえます。


仲介者や相手の親御さんの事を考えると、簡単にお断りをいれるのが難しい

お見合いは、多くが仲人さんなどの仲介者、またはお互いの親が間に入っています。そのため、結婚を断りにくいことも考えられるのです。

例えば、親と非常に信頼関係の厚い人からのお見合い話だった場合、親も断りにくいですし、その親の心情を知っている子どもの立場でも断りにくくなってしまいます。

もちろんお見合いしたからといって、必ず結婚をしなければいけないということではありませんので、お断りをすることは失礼にあたるわけではありませんが、なかなか言いにくい点はデメリットとなってしまいます。


幸せなお見合い結婚になるよう、事前に確認しておきたい3つのポイント

幸せな結婚をする男女

お見合い結婚のメリットとデメリットから、お見合い結婚についての理解が深まったのではないでしょうか。

ここからは、さらにお見合い結婚で後悔しないために、お見合いをしたその後、結婚の前にしっかりと確認しておきたいことをご紹介します。


1. 性格や価値観のズレを解消するためにも、入籍前にきちんと本音や素の部分を引き出す

離婚理由でダントツに多いのが「性格の不一致」です。お互いの性格や価値観に関しては、お見合い結婚であっても結婚前にしっかりと話し合い、お互い理解し合うことは可能です。

「こういった考え方が違うな」と感じることがあった場合、それを解消することは可能なのか、お互いの妥協点を見つけておきましょう。

お互いの考えや意見をかわし、妥協点を見つけておくことで、結婚後の「性格の不一致」も回避できるのではないでしょうか。


2. 子供は何人ほしいか?欲しい場合はいくつまで?などライフ設計について意見共有する

子供の人数やいつ頃子供が欲しいのか、または、将来は親と同居?ずっと別居で大丈夫?など、将来的なライフ設計について、お互いの考えを共有しておくことはとても大きな意味があります。

結婚前の時点でズレていた場合、それがいつか大きなズレになってしまい、夫婦関係を悪化させてしまう原因になりかねません。

結婚前にしっかりと話し合い、お互いの意見をお互いが尊重できるように理解し合っておきたいポイントですよ。


子育ての方針でも揉める夫婦も多いため、その辺りも話し合えると完璧!

子育てについてイメージする男女

子供に関しての話し合いをするのでしたら、子供をどうやって育てて行きたいのか、といった子育ての方針まで話を進められたら、さらに素晴らしいですね。

いざ子供が生まれてしまうと、夫婦で子育てに追われてしまい、子育ての方針を話し合う余裕もなくなってしまいます。

しかし、子供が成長するにつれ、考え方のズレが後々大きなヒビに変わってしまうこともあります。

2人にとって大切な宝物である子供に関しても、しっかりと話し合っておきましょう。


3. 相手はもちろんのこと、相手の親御さんとも反りが合うか確認しておく

お見合い結婚の場合は、お互いの親が了承の上で関係が始まってはいますが、相手の親御さんとの関係をしっかりと築いておくことは大切。

結婚生活というのは、2人だけのものではなく、やはりお互いの実家や家族が深く関わってくるものなのです。

相手の親と仲違いして関係悪化が始まってしまう夫婦も少なくありませんので、お互いの親や兄弟、親戚関係まで自分との相性を確認しておくと安心です。


反対に自分の親とも親しくできそうかチェックしておく

相手の親と自分との相性にばかり気持ちが向いてしまいますが、自分の親と相手との相性も重要です。

たとえ同居などをする予定がなくても、結婚をすればお付き合いは続くことになります。

自分の親と相手との相性が最悪だった場合、間に入って苦労することになるかもしれません。

その疲れから結婚を後悔したり、結婚生活に失敗してしまったりすることも考えられますので、お互いに親との関係をチェックしておきましょう。

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お見合い結婚でゴールインした後も夫婦円満を保つ秘訣とは?

夫婦円満な二人

恋愛結婚よりも離婚率が低いお見合い結婚ですが、やはり幸せな結婚生活を続けるためには、いくつかの秘訣があります。

お見合い結婚でゴールインしたその後でも、相手を思いやったり、努力をしたりしなければ、離婚という最悪な事態も考えられますよ。

結婚に失敗しないためにも、ぜひ結婚前に理解しておきましょう。


夫婦円満のコツ1. 好意や感謝は思うだけでなく、きちんと口に出して相手へ伝える

相手を「好き」という気持ちや「嬉しい」といった感謝の気持ちは、しっかりと相手に伝えるよう努力しましょう。

気持ちを伝えるということは、照れ臭くて案外難しいことでもあります。

「結婚したのだから伝える必要はない」と考えてしまうかもしれませんが、やはり幸せな結婚生活を続けて行くためには、「お互いが好きで幸せ」ということを伝え合うのがお互いの気持ちを確認することにもなりますので、とっても大きな意味があるのです。

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夫婦円満のコツ2. 自分の意見を押し通そうとせず、お互いに相手を尊重し合うようにする

結婚生活が続いてくると、ついつい相手のことを考えずに自分の意見を押し通そうとしてしまいます。

そこからケンカに発展してしまうことも多いため、相手がどう考えているのかをしっかりと聞く耳を持ち、尊重することを忘れないようにしましょう。

自分を押し通し、相手を自分に合わせて行動させることばかり求めてしまうと、相手は疲れてしまい、気づかない間に気持ちが離れてしまい、いつか後悔するかもしれません。

「結婚生活は一人ではなく二人で築いていくもの」ということを忘れないように歩んでいってください。


夫婦円満のコツ3. どんなに忙しくても、二人で会話したりデートする時間は定期的に確保する

デートをする夫婦

結婚生活に失敗した夫婦の多くは、二人の時間が少なかった夫婦でもあります。すれ違いが続き、会話のない関係になってしまい、次第に関係が冷めてしまうのです。

二人で過ごし会話を楽しむことは、無理して時間を作ってでも確保するべき。

他愛のない会話であっても、二人で一緒に同じ時間を過ごすことが夫婦にとっては何よりも大切なのです。できれば定期的にそうした時間を過ごせるようにするのが理想ですね。

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夫婦円満のコツ4. 相手に干渉したり、束縛したりせず、程良い距離感を保つ

いつまでも夫婦仲良く暮らして行くためには、近すぎる関係よりも、程良い距離感を保った関係の方が長続きします。

「ここには行っちゃダメ」や「この人とは会っちゃダメ」などと、必要以上に干渉したり束縛されすぎたりしたら、誰でも窮屈になり、その関係に疲れてきてしまいますよね。

夫婦なのだからこそ相手を信頼して、お互いのプライバシーをきちんと持ち続けるようにしましょう。


夫婦円満のコツ5. 結婚生活が長くなってきても、常に相手を思いやる気持ちは持ち続ける

結婚生活を最悪の結果にしないためにお互い持ち続けるべきなのが、相手を思いやる気持ちです。

相手が思いやりのない態度ばかりとっていたら、愛情を感じることができず、だんだんと気持ちが冷めてきてしまいますよね。

子供ができたり、結婚生活が長くなってきたりして、相手が空気のような存在に変わってきたとしても、相手を思いやっていくことが、幸せな結婚生活を送るための最大の秘訣だといえます。

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お見合い結婚で後悔しない結婚を実現しよう!

お見合い結婚の男女

お見合い結婚とはどういったものなのか、そのメリットやデメリット、結婚生活についての秘訣などをご紹介してきました。

恋愛結婚も、もちろん魅力はありますが、結婚と恋愛は別だと考えると、お見合いには大きな魅力があることがお分りいただけたのではないでしょうか。

結婚を真剣に考えている人でしたら、お見合いは結婚への近道でもあります。ぜひこの記事を参考にして、いつか幸せな結婚をしてくださいね。


【参考記事】はこちら▽

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